私達のような地域に根付いた工務店経営者は、逃げ隠れの出来ない宿命を背負っています。
然るにその宿命を、どのように受注営業の行為に活かすかを工夫する必要があります。
逃げも隠れも出来ないからこそ工務店経営者は、施主の間近にいて、直ぐにでも駆け付けられる地域環境を、受注営業に生かすことが可能となります。
多くの工務店経営者は、営業から現場管理、竣工後のメンテナンスまでの過程を把握しているだけでなく、その総てに責任を持っております。これを営業に活かさない手はありません。
ハウスメーカーの多くは、膨大な広告費と営業マンを要しています。
家を建てるのではなく、デパートで商品を売るが如く家を販売しているのです。
デパートで販売している商品メーカーは、経営者自身を表面に出す事などありません。
買った商品に不具合が生じた場合は、裏面に記載してある部署に連絡すると事務的な対応しか出来ません。経営者の顔の見える応対は、物理的に出来ないのです。
家を竣工させ、引き渡し後に施主が住まいしてからは、様々な不具合が具現化するものです。人の暮らしで生じるアクシデントは、その多くが家づくりのプロの出番となります。
施主にとっては、家づくりの準備や施工期間より、竣工して住んでからの関りの方が期間的も付き合い方も重要になってきます。
その竣工後の長期間における付き合いは、ハウスメーカーの物理的な事務的対応より、直ぐ駆け付けられる地域工務店の強みなのです。
写真は、100%をお施主様紹介だけで受注、青森県八戸市のCUハウジングさんの「#ファースの家」です。
CUハウジングさんは、お施主様との信頼関係が大きな経営資源にしています。