ある住宅会社の宣伝コピーに「熱交換式換気扇完備」と大々的に謳い上げています。
ところがその家には、気密性能の表記など見当たりません。
隙間のある家は、家屋内の温度と湿度が、自然に入れ替わっており、本来換気扇など不必要なのです。
しかし有害物質の含んだ建材もあるため、換気法が制定されております。
新築住宅には最低でも第三種換気扇を取り付けます。
第三種換気扇は室温をそのまま排気してしまい、外気温をそのまま導入してしまいます。
第三種換気扇は、気密性能が高ければ空気が外部から入って来ないため換気扇は空回り状態となります。
このようなときこそ熱交換式換気扇は威力を発揮し致します。
入って来る新鮮空気と排気する室内空気をエレメントで交差させ、熱回収いたします。
私達のファースの家は、隙間相当面積は必ず0.4を切る気密性能のため、ダブルエレメントを装備して96%回収率の熱交換式換気扇を設置しております。
室温20℃、外気温0℃の時、入ってくる外気温が20℃になっていると熱回収率100%です。
ファースの家の熱交換式換気扇は19.2℃で入ってきます。
この時の有効換気量が重要です。
エレメント内で熱交換されずに、20℃の室温が途中で戻ってくる場合もあります。
私達は、CO2を流してショーサーキットの具合と熱交換率も96%以上の確認を行っています。
熱交換式換気扇には、「顕熱式」と「全熱式」の二種類があります。
「顕熱式」とは、寒暖計に表記される、いわゆる「見える熱」の事を言います。
一方、全熱とは、見える顕熱と湿気が持つ見えない熱(潜熱と言う)の双方を合わせた熱の事を「全熱」と言います。顕熱、潜熱双方を回収するのが全熱式交換換気扇です。
私達は普段、気温だけが熱だと思いがちですが、湿気の持つ大きな熱を無視できません。
特に乾燥するこの時季では、室内でせっかく出た潤いのある生活発生水を回収することも熱交換式換気扇の重要な役割となります。
(写真はファースの家専用の熱交換式換気扇の一部です)
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