豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

木造和風の家の根源を探る…北斗市~木古内~新青森~八戸

2011-08-02 19:47:00 | ファース本部
今日は数年ぶりに南部町のファース工務店、松本工務店さんを訪問しました。
松本工務店さんは、神社仏閣の建築を得意とし、宮大工さんを大勢かかえています。
寺院の本堂建立には、そのほとんどが欅(けやき)の木を使用しています。

ケヤキの木は、木目に特徴があり、柱には龍が舞い上がり、梁には雲が泳いでいるように見えるものです。
格式の高い仏閣建立のほとんどがこの欅の木を用いるのは、木目のこの雲龍の舞いをダイナミックに醸し出す事に意義があったように思われます。

木材はケヤキに限らず、神秘的な特徴も兼ねそろえているようです。
木材は、「腐りやすい」「燃えやすい」と思いがちですが、耐火性について火炎を浴びると、その部分だけが炭化して芯まで燃えない特性を持っています。鉄鋼材は、500度ほどの熱で歪んでしまい、強度が保たれず崩れ落ちてしまいます。

強度と重量について調べると梁として使用した場合、木材と鉄鋼それぞれが同じ荷重を支える時、構造用の木材(ヒノキ)を使用した方が、鋼材の6割の重さで済むといわれます。
耐久性については、鋼材が酸化してボロボロになるのに、木材は環境さえ整えば、半永久的な高寿命をもたらします。これは築1000年の正倉院や法隆寺などが証明しています。

日本の気候風土に見合った軸組み工法の家づくりは、家の寿命や強度、耐震、耐火性能、それに自然環境の保全性も含め、大きな意義があるのでしょう。
今日、訪問した松本工務店(写真は社長の松本保築さんと弟で総務部長の松本徳吉さん)は、とことん在来軸組の和風の家づくりに拘りを持って取り組んでいました。

宮大工さんを社員に抱え、神社仏閣の建築を行っていると一般建築は、縁遠いイメージを与えますが、棚板一枚、網戸張替えなどの小さなリフォームにも熱心に取り組んでいます。
もちろん、宮大工の匠の技はファースの家の施工にも生かされています。

今日は新青森駅から東北新幹線で僅か25分の八戸へ…
みちのく仲間達は皆さんが元気でした。
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