武田聡のビューティフルストローク

山形市議会議員「武田さとし」が、日頃の議員・政治活動や水泳関係の活動日記をつづっています。

アジア大会&パンパシフィック選手権代表決定

2014-06-23 | 日記

競泳ジャパンオープンが木~日で開催されており、国際大会の代表選手が決定しました。

山形県関係者では男子100、200メートル平泳ぎで小関也朱篤(ミキハウス・羽黒高出)が好タイムで2冠と標準記録をクリアし個人でも代表を確定させました。特に2分8秒34は世界で通用する素晴らしい記録であり、ポスト北島としても大きく取り上げられています。

大型スイマーで体格的にも海外選手にひけをとらず、実績もユニバー金、東アジア金と安定して残しており、2年後のリオにもっとも近い選手です。

また、大学4年になった渡辺耶唯選手や鶴岡南高校の西脇選手も6位入賞を果たし、日大山形高校の古林毬奈選手も久々にベスト記録を更新してB決勝までコマを進めています。

他にも今季日大山形の後輩になった昨年の国体覇者 須藤美里選手もここに来て復調の兆しをみせており、すこし安心したところです。

母校早稲田も男子200mバタで坂井選手が好記録でベストを更新し代表入りを果たしたことは、失礼ながら同じ種目ということもあり、本当にうれしく思います。

水泳競技はコンマ1秒の世界であり、ここまでのレベルになると毎年、毎大会でベスト更新とはいきません。思考錯誤と厳しいトレーニングを乗り越えて栄光があります。私の場合は五輪に出場した200mバタでは大学2年で出したベスト記録は最終的に更新できませんでしたが、社会人2年目の五輪選考会でコンマ0.3秒まで迫る事ができました。

当時は指導者もおらず、時折の大学合宿参加や県チーム内でのトレーニングミーティングなどを通じて試行錯誤してトレーニングし、学生時代からは練習量の減少があっても、自分を分析しながら自主的な取り組みがあり、そこまで迫る事ができたと思っています。心技体とはまさしくそのとおりで、自分自身をブラッシュアップしながらの積極的な取組みはいまでも人生の礎になっていきます。

水泳の栄光は長い人生の中では一瞬でしかないかも知れませんが、その一瞬のために全力で挑み自分を磨き続けることが沢山の事を学び、そして周りの方に多くの感動を与えます。

私の場合は出来なかったのですが、代表となった選手には日本代表の誇りを持って、そしてその陰には多くの涙を呑んだ選手やサポートしていだだいた周りの方々の支えがあり出来たことであることに一層理解しながら、周りから「ぜひ代表で在り続けて欲しい」と言わせる人間性の高い選手を目指して欲しい思います。

そして世界の舞台でその実力を十分に発揮し2年後のリオ、そして東京五輪へ突き進んで欲しいと願いながら地方から応援し続けたいと思います。