武田聡のビューティフルストローク

山形市議会議員「武田さとし」が、日頃の議員・政治活動や水泳関係の活動日記をつづっています。

東北芸術工科大学問題

2011-12-22 | Weblog
過日示した議会見解、また市からの更なる質問について大学より回答書が届いたことから、この件について全員協議会を開き報告を受けた後、質疑を経た後、再度議会の意思として十分な説明が不足という議会見解を覆すには至らず、4月の統合には「条件が整っていない」との議長判断がありました。
市長からは「議会の意見を尊重する」との発言があり、その後知事とも相談の上、昨日4月の統合には県民市民の不安が解消されておらず、拙速との判断を大学側に伝えたということです。

私もこの課題について9月定例会にて質問に取り上げ、公設という立場の中で市から引き上げた理事を求め、市民の声やこれから進学を志す学生などの不安の声などを理事会の中で意見反映をしたらどうかという主旨でしたが、その時点では「考えてない」との答弁でした。

過日の全員協議会で報告を受けたのち、私が意見を申し上げたのは市民の不安解消へ向けた理解度は十分とは言えないという点です。
時期的にもタイムリミット(4月に向け)と言われる中で、大学も10月の説明会の開催はなく何回も新聞全面広告等で説明したがどうしても説明が一方通行になった感がぬぐえない。
HPでも意見を求めたが説明会を複数開催しろとの話もなかったとの事でだが、大学の丁寧な統合への姿勢が感じられなかったのは残念。これから同大学を目指す学生や保護者、県内高校等へ出向き説明するなどの丁寧な姿勢があるべきではなかったのか。そして、このような理解度の進捗について県、市が事前の協議の中で判断し、提言するなどがあってしかるべきではとの要旨で発言し、現時点で過日の議会見解を覆すには至っていないとの考えを明らかにしました。

これを受けて大学は白紙もあるとの報道もあるようですが、市議会として現時点での意思を表明した訳ですから、県、市だけでなく議会としての責務も背負うということも念頭に置き、今後の動向に注視していきたいと思います。