すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第1448号 考える人と「縄文の女神」を考える

2016-05-07 16:24:36 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】そういえばこの男、名前は何というのだろう。国立西洋美術館の前庭にいて、いつ行っても窮屈そうに座っている。背後から陰を差し伸べる梢は新緑を芽吹かせ、花壇ではツツジが花盛りだ。1年で最も爽やかで美しいこの季節くらい、腰を伸ばし「やれやれ」と背伸びをしたらいいだろうに。分身が世界中の美術館にいて、思いがけず出会うことがあるけれど、どこでも彼は悩ましげに黙ってうつむいている。「考える詩人」なのだろう。 . . . 本文を読む
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