【Tokyo-k】《街は川の畔に生まれる》という、私が発見した(と勝手に思い込んでいる)定理の通り、セビリアはグアダルキビル川の左岸に営まれた。そして流れを東へ50キロほど遡った右岸に、さらに古く栄えた街がコルドバである。アンダルシアの繁栄の中心がセビリアに遷るまで、コルドバの人口は100万人に上ったというから、10世紀前後の世界は《西のコルドバ・東の長安》といった様相ではなかったか。クリスマス当日、その街を歩いた。 . . . 本文を読む
【Tokyo-k】ローマでも感じたことだが、地中海気候の特徴なのだろうか、アンダルシアの日差しは刺すように強い。ただ単に「明るい」という以上に、光線がより鋭く地上に降り注いでいる感じなのだ。だから空の青さも日本より明らかに濃い。そのせいか日差しの中ではコントラストが強過ぎて、私の写真技術では明暗が調整できないほどくっきり表れてしまう。日本ならどんなに晴れていても、漂う水蒸気がいくらか影を和らげてくれるのだが。 . . . 本文を読む