すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第1078号 くれさか物語 =3=

2012-06-16 22:34:03 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】土を捏ね、形を作り焼く。作陶とは、人間が石を削って道具を創ることを覚えたころ、つまり新石器時代に分類される時代になって知った大発明であった。土が焼けると硬く固まることに着目した新石器時代知恵者が、粘土で型を作ってから焼くことを創案する。生活に大革命を起こしたことだろう。やがて集団の上手が選ばれ、よじった縄で粘土を締める術を編み出す。するとその文様に刺激され、様々な意匠が土器を飾って行く。 . . . 本文を読む
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第1077号 蕭白ショック!!

2012-06-16 19:00:41 | Mie Report
【Mie】三重県立美術館の開館30周年記念として開催された「曽我蕭白と京の画家たち」展を観に行った。以前はよく通ったけれど最近はご無沙汰して約10年ぶりの訪問である。それというのも私の興味が美術から映画や音楽に移ったせいだろう。 . . . 本文を読む
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第1076号 くれさか物語 =2=

2012-06-16 18:15:40 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】暮坂峠をやや西に下ると、南側の山の中に円錐型の独立丘が見えてくる。地図に記されるほどの嶺ではないのだろうが、土地の人々は天狗山と呼んでいる。その緩やかな裾野に、芸術村を建設しようと夢見た人がいた。様々なジャンルの作家たちの工房と研修生用のロッジが点在する制作エリアと、豊かな知性と感性の人々が集う別荘ゾーンで構成される、標高1000メートルのアート空間だ。眼前には、雄大な白根山の連なりが広がる。 . . . 本文を読む
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