すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第27号 良寛と「ながつき」

2004-09-01 12:56:32 | Tokyo-k Report
 やまかげの岩間(いはま)をつたふ苔水(こけみず)のかすかに我はすみわたるかも  良寛の歌である。「山かげの岩の間を、苔を濡らして伝わり流れる微かな水音は、私の暮らしているあたりにも幽かな澄んだ響きとなって渡って来ているのだなあ」といったような意味か。  越後・国上山の五合庵に独居する良寛が詠んだ秀歌。国上山は蒲原平野と日本海を隔てる弥彦山の南に連なる標高300メートル余の小さな山。こんな風に . . . 本文を読む
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