まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

美術館じゃなくて水族館

2017年09月25日 | 日記

美術館ばかりが能じゃないと
久しぶりに「水族館」に行って来ました。
スカイツリーのおひざ元
東京ソラマチにある話題の「すみだ水族館」です。



東京スカイツリーが開業して何年になるでしょうか。
私は未だに昇ったことがありません。
このままスカイツリーを知らずに人生を終わるかも知れません。
まあ、それはどうでもいいですが
水族館ファンとしては話題の水族館は外せませんね。



いきなりクラゲがお出迎えです。
この日は土曜日とあって大変な人出だったのですが
最近のクラゲブームで大人気でした。
独特の浮遊感と言うのか・・・
クラゲは数億年前からその姿を変えていないそうで
見ているだけで癒されますねえ。
こんな風にふわふわと生きられたらといつも思います。



東京大水槽と言うそうです。
この巨大水槽は伊豆諸島や小笠原諸島の海を再現したもので
大小さまざまな魚たちが雄大に泳ぎ回っています。
竜宮城がどんなとこか知りませんが
亀の背中に乗って海中を旅しているような気分ですねえ。



おお、ペンギンがいますよ。
その仕草は本当に見ているだけで可愛らしく
オジサンの頬もゆるんでしまいます。
果たしてと言うか子供たちにはここが一番人気でした。



ビックリしました。
水族館に金魚が泳いでいるではありませんか。
ここは「江戸リウム」と言って日本最大の金魚展示ゾーンたそうです。
うーん、水族館で金魚とは・・・
ちょっと意表を突かれたようで感心しました。



ちょうど夏祭りの夜店を思わせる演出です。
実際、浴衣姿で展示を楽しむ女性も多かったですねえ。
夏祭り、夜店、浴衣とくれば
オジサンの「郷愁度」はほぼMAXでした。〈笑〉



いやあ、キレイです!
ワキンやリュウキン、ランチュウといった
色とりどりの金魚が泳ぐさまは本当に幻想的で魅了されました。
水族館は「非日常」を体感するところですが
世知辛い現実ばかりの世の中
たまに水族館を覗いてみるのもいいかも知れませんねえ。


JAZZが流れる午後

2017年09月24日 | 日記

久しぶりに公園を歩きました。
風にのってどこからかサックスの音色が響いて来ます。
何ごとならんとあたりを見回してみると・・・



ジャズ祭が開催中でした。
専門用語で言えば「ズージャ」でしょうか。〈笑〉
生でジャズを聴くなんて久しぶりです。
京都の学生時代は三条や四条のジャズ喫茶によく出入りしました。
では、熱心な「ジャズ青年」だったかと言うと、実際はそんなことは全くなく
あの頃は女の子に「趣味はジャズでさあ」と呟くのがカッコよく
要するにモテたい一心でした。〈笑〉

六人編成のジャズバンドです。
おやじバンド世代の男性がデキシー風の曲を奏でています。
二人の女性ボーカルはなかなか上手でした。
もう二十年以上も前ですが
ジャズ発祥の地・ニューオリンズを旅したことがあります。
昔は馬小屋だった「ブリザベーションホール」という伝説のライブハウスがあって
そこで聴いたオールドジャズの演奏は衝撃的でした。
年老いた黒人のジャズマンたちが大きな体を揺すりながら
激しくギターやベースを奏で観客も一体になって歌い踊った夜でした。
まさしくあれが「スウィング」だったのでしょう。
その演奏の迫力とバーボンストリートの夢のような灯りは
今も忘れられません。

こちらは若者バンドでした。
ジャズというよりこれはほとんどロックですねえ。
マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク。
昔はジャズのレコードも結構持っていましたが
あれはどこへ行ってしまったのでしょう。
すべては茫々たる時の彼方・・・
胸ときめかせた若き日のJAZZもすっかり遠くなりました。



うーん、臭いです。〈笑〉
ジャズと銀杏はやっぱり合いませんねえ。



うーん、金木犀のいい香り!
ジャズの雰囲気にはピッタリかも知れません。
風さやかな秋の昼下がり
五感全開ですっかり酔ったような気分になりました。


解散風が吹く

2017年09月23日 | 日記

今日は秋のお彼岸です。
外はまだ真っ暗ですが雨の降る音が聞こえています。
ちょっと肌寒いくらいの気温です。



雨に濡れた彼岸花もいいものです。
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが
ここ数日の残暑もこれで終わりかと思うと名残り惜しいような。
私の郷里ではお彼岸と言えば「おはぎ」です。
昔から母のつくるずっしりと重いおはぎが大好きで
この季節が楽しみでした。
先日、スーパーで買ったおはぎは似て非なるものでした。



秋風とともに「解散風」も吹き始めました。
北からミサイルが飛んで来るような国家的危急存亡の最中に
ずいぶんとナメたマネをしてくれるものです。
意表を突かれた野党は「大義名分がない!」と大騒ぎですが
もともと解散権など権力闘争の道具に過ぎず
選挙に勝つことこそが大義名分なのですから仕方がありません。
それにしても安倍さんという人は
つくづく自分勝手なご仁だなあと感心すらしてしまいますねえ。
ちょっと支持率が下がると神妙な顔で反省し
元に戻ると一気に解散権の行使と
自らの保身と政権の延命しか頭にないのでしょうね。
ついこの間の内閣改造で「仕事師内閣」などと胸を張ったのは
いったい何だったのか?
バカバカしくなって口を利く気力もありません。


公園のあちこちで紅葉が始まっています。
去年はゆっくり紅葉を楽しむ余裕もありませんでしたが
今年はどうでしょうか。

それにしても野党の情けなさはなのどうでしょう。
民進党の「稚拙さ」さは相変わらずで
前原さんも苦労人のクセに坊ちゃん体質が抜けていません。
決して若くはないあの若狭さんのチョビひげ面にも
とても国政が任せられるとは思えません。
みんな違ってみんないい!
ではなくてみんな違ってバラバラで希望がありません。
うーん、解散風が身に沁みます。〈笑〉



つげ忠男を知っていますか?

2017年09月22日 | 日記

川本三郎さんのエッセイをつらつら読んでいたら
気になる漫画家の名前が出て来た。
その名は「つげ忠男」という。
え、ひょっとしたらと思ったらやはりそうだった。



つげ忠男さんはつげ義春さんの弟さんだと言う。
うーん、知らなかった・・・
つげ義春だってよくは知らないのだが
彼に弟がいて同じ漫画家だとは全くの初耳だった。
仕事帰りに池袋のジュンク堂でさっそく購入して読んでみると
これがなかなかよくてクセになりそうである。




決して絵が上手いという訳ではない。
でも、兄の幻想的な画風と違ってしっかりとしたリアリズムで
登場人物に不思議な存在感が漂っている。
描く漫画の世界観もお兄さんととはかなり違っているが
どこかシュールなストーリーはよく似ている。
少年のころから兄とともに極貧生活の中で育ったと聞くだけに
おそらく共通の人間観があるのかも知れない。
先に売り出した兄の作画作業を手伝ったこともあるそうで
黒い線描を重ねる「ベタ塗り」の工程は
忠男さんの担当だったと言うから少なからず影響は受けたのだろう。



私生活では釣りが趣味だそうで
作品には利根川べりの川の風景がよく登場する。
川本三郎さんも言っているように
この雄大な川の風景に独特の抒情と哀感があって素晴らしい。
幼い頃から慣れ親しんだ風景だと言う。
夢の世界に遊ぶ兄とは違ってしっかりと現実に足を下ろしながら
人生の「原風景」を追い求めているのがいい。
さらに言えば登場人物たちが等しく「暗い」のがまたいい。(笑)



伝説の漫画雑誌「ガロ」で活躍した忠男さん。
知る人は知っている。
知らない人は全く知らない存在だろうが
各界にコアなファンは多く
新作を待ちわびているというが寡作の人だけにどうだろうか。
もっともっと作品を読んでみたい。
そう思わせる漫画家である。

 


リポビタンD

2017年09月21日 | 日記

ご存じリポビタンDである。
大正製薬が販売する栄養ドリンク剤である。
CMのキャッチコピーは「ファイト!一発!」である。



発売されたのが1962年と言うから
前回の東京オリンピックの時にはもう飲んでいたことになる。
いつだったかテレビのバラエティー番組て
累計の出荷本数が200億本を超えたと聞いて驚いた。
いや、300億本だったか・・・
今でも日本の栄養ドリンク市場で堂々シェア5割を誇る
まさに「国民的ドリンク剤」である。
残念ながら私はこの類の栄養ドリンクが嫌いなので
一度も飲んだことがない。

で、なぜリポビタンDなのかと言えば・・・
昨日、お掃除マンションの住民さんからいただいたのである。
年は20代後半、なかなか美しい女性だった。
見覚えのない顔だったので引っ越して来たばかりの人かも知れない。
粗大ゴミの出し方を聞かれたので
鼻の下をビローンと長くして〈笑〉懇切丁寧に教えてあげたのだが
その後、彼女が再び現れて・・・

  「いつも親切にありがとう」

と満面の笑顔でこのリポビタンDを手渡されたのである。
テレビや映画のドラマなら
こういう出会いから恋愛に発展するケースもあるけれど
今のところその心配はないようだ。〈笑〉
思わず受け取ってしまったが
こういう場合は「贈収賄」になったりしないのだろうか。
彼女の善意には感謝しつつも
もともと嫌いなので飲むべきかどうか迷っている。
従ってリポビタンDは管理人室の冷蔵庫で
今もキンキンに冷えたまま決断の時を待っている。
まあ、それだけの話なのだが・・・

ファイト!一発!