久しぶりに公園を歩きました。
風にのってどこからかサックスの音色が響いて来ます。
何ごとならんとあたりを見回してみると・・・
ジャズ祭が開催中でした。
専門用語で言えば「ズージャ」でしょうか。〈笑〉
生でジャズを聴くなんて久しぶりです。
京都の学生時代は三条や四条のジャズ喫茶によく出入りしました。
では、熱心な「ジャズ青年」だったかと言うと、実際はそんなことは全くなく
あの頃は女の子に「趣味はジャズでさあ」と呟くのがカッコよく
要するにモテたい一心でした。〈笑〉
六人編成のジャズバンドです。
おやじバンド世代の男性がデキシー風の曲を奏でています。
二人の女性ボーカルはなかなか上手でした。
もう二十年以上も前ですが
ジャズ発祥の地・ニューオリンズを旅したことがあります。
昔は馬小屋だった「ブリザベーションホール」という伝説のライブハウスがあって
そこで聴いたオールドジャズの演奏は衝撃的でした。
年老いた黒人のジャズマンたちが大きな体を揺すりながら
激しくギターやベースを奏で観客も一体になって歌い踊った夜でした。
まさしくあれが「スウィング」だったのでしょう。
その演奏の迫力とバーボンストリートの夢のような灯りは
今も忘れられません。
こちらは若者バンドでした。
ジャズというよりこれはほとんどロックですねえ。
マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク。
昔はジャズのレコードも結構持っていましたが
あれはどこへ行ってしまったのでしょう。
すべては茫々たる時の彼方・・・
胸ときめかせた若き日のJAZZもすっかり遠くなりました。
うーん、臭いです。〈笑〉
ジャズと銀杏はやっぱり合いませんねえ。
うーん、金木犀のいい香り!
ジャズの雰囲気にはピッタリかも知れません。
風さやかな秋の昼下がり
五感全開ですっかり酔ったような気分になりました。
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