まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ふたたびのヘップバーン

2017年09月29日 | 日記

例によって酔っぱらって
ベッドの上でうたた寝をしていたのだが
気がつくとBSテレビで「ローマの休日」をやっていた。



オードリー・ヘップバーンである。
ついでに言えばグレゴリー・ペックである。
ふたたび、三度どころか
今までにこの映画を何度観たか数え切れないほどだ。
ストーリーはもちろん映画のワンシーン、ワンカットまで覚えているのに
ついついまた観てしまうような映画である。
その魅力を一言で言えば・・・
オードリー・ヘップバーンの美しさに尽きるのである。



彼女はヨーロッパ某国の王女様である。
日頃の息苦しい生活に嫌気がさしてヒステリーを起こし
イタリア・ローマを表敬訪問中に失踪。
街で偶然出会ったアメリカ人新聞記者と仲良くなり
久しぶりの自由を謳歌しながらローマ観光を愉しむという
ただそれだけの話なのだが・・・
ヘップバーンの輝くばかりの美しさに圧倒されてしまう。
街の美容院で髪を切るシーンも
スペイン広場で名物のジェラードを頬張るシーンも
スクーターに二人乗りしてローマ市内を走り回る有名なシーンも
ただただ美しく可愛らしく見惚れてしまう。
彼女は無名の新人女優だったが
この映画によってアカデミー賞の最優秀主演優賞を獲得。
たちまち世界的スターになっていく。



この映画の制作は1953年である。
私が生まれた年だからもう60年以上も前の映画である。
それなのに古臭さはまったくないし
観るたびに新鮮な驚きや感動があって飽きることがない。
もちろん作品もよく出来た名作だが
一人の女優の魅力だけで成立している映画というのも
最近めっきり減ったような気がする。
「麗しのサブリナ」「ティフニーで朝食を」「シャレード」「マイ・フェア・レディ」
みんな美しくて華麗でよかった。
そうそう「暗くなるまで待って」も怖かったなあ。
そうそう来年一月には日本橋三越で
オードリー・ヘップバーンの写真展も開かれると聞いた。
ふたたびブームが来るのか。
ぜひ「永遠の妖精」に逢いたいものだ。