まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

神頼みはもうやめた

2017年01月05日 | 日記

この世に神様なんている筈がない。
と思いつつも初詣に行くとどうしても神頼みをしてしまう。
商売繁盛、家内安全、学業成就・・
たった十円のお賽銭であれやこれやとお願いしてしまう。
人間とは身勝手でどうしようもない存在である。

神社の境内に括りつけられたおみくじを見ると
いつも決まってせつないような
いじましいような不思議な気分になってしまう。
神様なんていないと思っていても
人間は神様がいないと生きていけない動物なのかも知れない。
女性占い師からこんなことを言われたことがある。

  「いくら神頼みをしてもご利益が全然なくて」
  「バカねえ。そうやって健康で元気に生きていることが
   何にもまさるご利益じゃないの」
  「そういう風に考えろと言うことですか?」
  「神様って何かを頼むものではなく感謝するものなの。
   今年も元気で生きさせてもらってありがとうございます。
   その感謝の心そのものが神様なの」

何やら禅問答のようで納得は出来なかったが
私も齢六十を越えてようやくそんな心境になって来た。
神様とはつまり「感謝」なのである。

ご存じ菅原道真公である。
こういう姿かたちだったかどうかは定かではないが
昔から「学問の神様」で知られている。
この季節、菅原道真公を祀る全国各地の天神社は
受験生で大賑わいである。
わが家のピアノ小僧も受験生でセンター試験が間近である。
ついつい合格祈願になりがちだが
今さら道真さんにすがっても急に頭がよくなる訳はないし
実力以上の大学に合格する筈もない。
とりあえず体調不良や事故など不測の事態がなく
本来の実力が出せるようにお願いした。
もちろん健康に感謝しつつ・・・