令和7年6月7日(土)
現在、大阪市内で開催されている2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、静岡県が3日間の予定でPRブースを出展し、そのオープニングセレモニーに出席してきました。




大阪・関西万博は、私が県議会副議長の時に大阪市内で開催された会議に出席した際、大会開催を進める大阪府を中心とした推進団体等から全国の都道府県にも支援を要請する機会があり、その開催内容や工事の進捗状況などを、万博開催会場が見える高層ビルの上から説明を受けたことがありました。その時にお預かりした、万博をPRするのぼり旗を本県議会の副議長室などにも展示しています。
その時の印象は、マスコットである「ミャクミャク」の容姿が妙に印象深く感じられました。私が中学2年生の時に開催された大阪万博を思い出しながら、それが高度成長期の日本を象徴することがコンセプトだったように記憶していましたが、今回の万博は半世紀を経てどのような内容なのか、大変興味がありました。
現実的には、工事の進捗があまりにも遅く感じられ、開催に間に合うのかという心配は、現場を見たことで強く印象に残りました。
今回の開催テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、求心力と発信力を強調し、この力を2020年東京オリンピック・パラリンピック後の大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤にするとしています。
あれから1年半経過して、今回見事に開催された万博は、海外からの来場者も含め、多くの観覧者で賑わっていました。この短い時間で完成にこぎ着けた関係者の努力は想像を超えます。
さて、今回訪問の本題に入ります。
6月6日から3日間、本県は県内市町と連携し、オール静岡で本県の魅力をPRする機会を設けました。本県の魅力(自然・食文化等の多様性)を知ってもらい、来場者等による県産品の購入、観光誘客等につなげることを目的としています。
開催内容は、VR技術を活用した茶畑の空中散歩体験や、人の脳波と表情から、AIがおすすめのお茶を提案するサービスなど、地域資源と先端技術を融合させたコンテンツで静岡を体感いただくとともに、県内市町の特産品を活用した万博オリジナルメニューの試食、呈茶や観光PR等を展開しています。
オープニングセレモニーでは、知事をはじめ、焼津市、藤枝市、菊川市、吉田町、川根本町の首長が登壇し、それぞれの地域の茶にまつわるPRを熱弁していました。
私の地元関係では、田子の浦港から見た富士山の写真とともに生しらすを紹介した展示コーナーもあり、偶然、この写真を撮った地元の写真家とお会いしてお話を交わすことができました。
セレモニー後には、各ブースを回り出展関係者と意見交換する機会もあり、本県の魅力を世界に発信する良い機会になったと感じています。
せっかく万博に来たので多くのパビリオンを見て見たい思いもありましたが、さすがの混雑にそれは叶わず、予約無しのパビリオンをいくつか視察し、今回万博の目玉である、木造の大屋根リングを一周し(約30分)、全体を見ることで満足して会場を後にしました。




※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます