鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

介護する身になってわかること

2024年09月03日 | 議会活動
令和6年9月3日(火)

 母は94歳になり、デイサービスを利用しながら毎日を過ごしています。8月に入り、要介護4と認定されました。自宅にいるときは主に妻が介護しており、私はその妻の支援を時々する程度でした。
 しかし、母の介護をしていた妻がケガをして入院し、1か月近く不在となり、介護施設に事情を説明して当面の間、母を預かっていただくことになりました。
 一方で、妻の退院のメドがつき、間もなく戻ってきますが、ケガからの復帰にはリハリビも必要であり、長期に渡りそうなことから私や子どもが今後の母の介護や妻が果たしてきた家事の一部をこなしていくことになります。

 母の介護が必要となったのは6~7年前で、数年前まではトイレも自分で行くことができましたが、現在はそれができません。健在だった頃の記憶が強いのか、本人は自分で動くことに自信があるようですが、自室とトイレの移動がままならなくなりました。
 私は本人が身体を動かしていないとさらに健康状態が悪化することを懸念し、介護用品を扱う店舗に行って、自室からトイレに行く間の手すりを取り付け、これをガイドに移動ができることを期待しました。
 当初は、それができたのですが、いまでは全くできなくなり、自分の居場所がわからなくなっています。

 妻は、トイレには無理に行かず、室内に簡易トイレを置き自室の中で用を足す事を勧めましたが、本人はその説明もわからないようです。結局、本人は納得できなかったようですが、大人用のおむつを着け、その後始末は私も手伝っています。

 そんな折、妻のケガが重なり、家事は子どもが主体となって私もできることを手伝い、母のことは当面、介護施設に預かっていただいていることで助かりますが、やがては自宅に戻ります。
 妻の退院後は、現在の生活環境では身体に無理がかかることから、バリアフリーを導入することになりました。本人の意向を聞きながら、その対策を進めているところです。

 今後、母が帰宅後、以前のように妻が中心の介護は困難です。私自身が子どもと一緒にその役割を果たしながら、介護サービスの支援を受け、生活していくことが必要となりました。

 家族が介護状態になり、主に介護をしていた家族もそのことができなくなるようなケースは世の中に多くあるはずですが、私自身がそのような状況になり、これまで見えなかった部分が見えてきました。家族はもちろんのこと、介護支援も受けながら、この現実を受け止めていきたいと思います。
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