文化の日

平成27年11月3日

 

　今日、１１月３日は文化の日です。

 

　先日１１月１日は富士市市制記念日で、富士市表彰について報告させていただきましたが、今日は静岡県庁にて県知事表彰が、また国では秋の叙勲の発表があり、多くの方々がその栄誉に浴されていました。県知事表彰については事前に県から通知がありましたが、叙勲は新聞発表を待つばかりです。

 

　新聞の発表に知人を見つけては、とりあえず電話でのお祝いを申し上げたのですが、皆さん本当に喜んでいらっしゃいました。しばらく会うことがなかった知人とは、良い話のきっかけとなり、近況報告などで盛り上がりました。

　新聞記事に載った受賞者の皆さんのコメントで共通していることは、受賞に至った経緯において「周りの人たちの支えに感謝」することです。個人の受賞ではありますが、それを支えている多くの人々が一緒に受賞するという考え方は、今の時代、個人主義が蔓延しているといわれている中で、「日本人の美徳」として誇りに感じるのは私だけでしょうか。

 

　さて、文化の日は休日ですが、お仕事をされている方も多かったと思います。

　私のまちは、いわゆる「ものづくりのまち」であり、製紙会社や自動車部品メーカーなども集積していて、今日も工場の煙突からは煙が立ち上り、入り口付近には納入のためのトラックが行き交い、工場の内部では作業員が働いている光景が見られました。

　新聞記事として載っていた、ハローワーク富士がまとめた富士市の９月の有効求人倍率は１．０８倍で、前月と同値です。前年同月比では減少傾向で、サービス業が大幅増となっていて、医療・福祉も底堅いということでした。しかし、製造業と運輸・郵便、卸売り・小売りは下回ったということです。この数字に一喜一憂するわけではありませんが、この街の主力である製造業とそれを支える物流が、今後の予想でも決していいということではありません。

　先の県議会９月定例会の一般質問では、地場産業の支援のための質問を中心に当局にぶつけています。そのやりとりは過去のブログで報告していますが、この街の元気さを取り戻すためには、議員としてまだまだ取り組むことが多くあると感じています。

 

　私たち議員も、休日を惜しんで働いている皆さんが、地域経済が上向いてきていると実感できるよう、なお一層頑張りたいと思います。