平成28年4月25日(月)
吉原タウンマネージメント(TMO)の定時総会が開催され、参加してきました。
(主催者あいさつ。落語が好きな会長は、最後までそのノリでしゃべりまくった)
(配布された総会資料)
タウンマネージメントとは、中心市街地の活性化のために活動を行う組織で、富士市では平成15年度に富士市中心市街地活性化基本計画を策定し、富士駅周辺と吉原商店街の2つの地域を中心市街地として指定しました。
私は、地元に近い吉原商店街のTMOに参加し、商店街の活性化に取り組む市民の活動を支援しています。
定時総会と言うことで、平成27年度の事業報告と決算、平成28年度人事および事業計画と予算について審議が行われました。
来賓には、富士市商工会議所会頭と専務理事、富士市産業経済部長と課長が出席されていました。
事業報告では、平成29年2月に「B-1グランプリ(東海・北陸支部)」の開催が決定しており、このプレイベントとして本年2月に開催された「吉原まるごとフェスタ2016」では、二日間で4万3千人の来場者が集まり大盛況だったことや、主催イベントとして実施した「吉原本宿講座」では、毎年6月に開催される「吉原祇園祭」の歴史についてと、富士山世界遺産登録を契機に富士山信仰と文化に関わる講座の実施状況が報告されました。
また、「空き店舗対策プロジェクト」では、富士市や富士TMOが実施する「あなたも商店主支援事業」を活用し、商店街の空き店舗を利用した開業支援など、さらに、老朽化した建物を再整備するための「再開発プロジェクト」など、ハード、ソフトを取り混ぜた「商店街の再生と活性化」を目指しています。
最近では、B-1グランプリに出場し続ける吉原商店街の「つけナポリタン」や、岳南電車と工場夜景、地元フィルムコミッションの仲介による地域資源を活用した映画やドラマ、バラエティ番組など、全国に情報発信していることから、来訪者も増えてきているとのことでした。
視察受け入れでは、NHK「家族に乾杯」や朝日テレビ「マニアックな富士山ファン&ネタ探し」、第一テレビ「まるごとワイド」、日本テレビ「ヒルナンデス」、SBSテレビ「しずおか遊びたい券案内人と行く街歩きとスイーツ巡り」、日本テレビ「土曜スペシャル ナイトウ旅行社」など、一年間の代表的なテレビ番組を挙げただけでもこれだけあるのですから、まさに「旬」を迎えているという感じです。
この背景には、「富士山の世界文化遺産登録」が後押ししていることも大きな要素かもしれません。もちろん、商店街の「やる気」が一番であることは言うまでもありませんが。
今後もこのチャンスを継続的に活かしていくための苦労は覚悟しなければなりませんが、商店街の若い衆の積極的な取り組みを見ていると、まだまだ行けそうな気配です。
とはいえ、商店街の最大の応援団であるはずの周辺地域や地元に住む人達が、もっと商店街を訪れてくれるようにならなければ、真の活性化を達成したとはいえないのかもしれません。
最後に、事業報告や事業計画では、国や県の支援、助成なども盛り込まれていましたので、関係方面の情報収集に努め、支援をしていきたいと思います。
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