鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

道路愛護優良団体等表彰

2024年08月11日 | 議会活動
令和6年8月11日(日)

 静岡県富士土木事務所管内の令和6年度道路愛護優良団体等表彰状伝達式が行われ、出席しました。






(表彰伝達式の様子)

 8月1日から8月31日までは、全国一斉に「道路ふれあい月間」運動が展開されています。この運動は、安全で快適な道路環境を保持するため、交通安全施設等の点検・整備、道路の正しい利用法のPR、道路を常に美しく安全に利用する運動などの諸活動を通じて道路愛護思想の気運を高めることを目的としています。

 利用者である市民も、「道路ふれあい月間」に限らず、1年を通じて道路の美化活動などに参加しており、県の道路利用者会議の長が県議会議長であることから、地元選出県議が来賓として出席し挨拶等により祝辞を述べることになっています。

 今回、表彰されたのは、富士市の「静岡便教会」と富士宮市の「富士宮花の会桜が丘支部」の2団体です。
 前者は、平成22年から「日本一の山 富士山にふさわしい日本一きれいな街を目指して」をスローガンに、毎月第4日曜日に、10歳代から80歳代の20人の会員と30人以上の有志が集まり、富士駅及び新富士駅周辺のゴミ拾いや除草を行っている団体でした。
 後者は、平成17年から、毎月1回、13人の会員と8人の有志が参加して、県道白糸富士宮線沿いの「花の種から育てる」をコンセプトに、苗・球根の育成や県道沿いの花壇整備などを行っています。

 私も、環境月間における地域清掃や暮れの「富士山女子駅伝」開催に合わせたコース沿道の清掃作業に参加することがありますが、表彰団体のように長年にわたり、奉仕作業を続けていることには頭が下がります。
 ややもすると、道路は行政が管理責任者であることからその全てを行政が担うべきと考える方も少なくありませんが、常にきれいな状態を維持することは現実的ではありません。身近な道路においては住民生活の一部になっていることから、利用者でもある住民の参加は、常にきれいでいられるためには欠かせない奉仕作業です。

 しかし、幹線道路沿いになると、特に中央分離帯や交通信号機付近のゴミの多さには閉口します。このあたりのゴミはまちがなく通行車両から捨てられたものであり、住民参加などの清掃作業の際には憤りを感じることがあります。
 全国一斉に開催される「道路ふれあい月間」運動は、このような実態を知らしめ、道路愛護にもっと関心を高めていくことが主な目的の一つですが、まだ十分とはいえません。表彰された団体の行動に感謝しつつ、彼らの活動に報いるためにも、ゴミのポイ捨てなどをなくしていきたいと思います。
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