早春、まだ木の芽だしも見えない単色の山のあちこちに白い花をつけた木を見かけます。
千 昌夫の「北国の春」の連想でしょうか、多くの人はコブシの花が咲いているといいます。でも この辺ですこし北方の山に咲いているのはたいていコブシの仲間のタムシバ(モクレン科モクレン属)です。コブシと似ていますが、花の下に葉がつかず、葉は細長く裏面が白っぽくなります。
花芽は大きく白っぽい毛に包まれています。花は4~5月、葉の展開の前に直径10cmほどの芳香のある白い花をつけます。外側の花被片3個は小さくて萼状、内側の6個は花弁状、雄しべと雌しべは多数あり、らせん状に花床につくところなどはコブシと同じです。
葉を揉むと芳香があり、そのことからカムシバ、ニオイコブシなどの別名があります。
この花を見かけても、多くは山中のそれも花が高い位置にあって近づけなかったのですが、赤坂山では花や蕾を手に取るように見ることができたのは幸運でした。
桜の花も半月も早く咲き始めました。
桜の見頃はやはり5月1日頃かなぁ~
きょう(24日)気温も低く 曇り空 夕方には雨に
なりそうです。10日ぶりの恵みの雨となりそうです。