標高約900mの高野山は、アジサイが花盛りで、麓とは一月ほど季節が遅いようです。
寺院の生垣の一角にニワナナカマド:庭七竈(バラ科ホザキナナカマド属)が咲いていました。中国北部原産の落葉低木で比較的最近日本に導入され、花木として栽培されています。高さ約3m、葉の長さ30cmほどの奇数羽状複葉で、小葉は10対前後、被針形で鋸歯があります。
6月から秋まで、新枝に円錐花序を出し、米粒のような白い花を多数つけます。
ホザキナナカマドの近縁種で、よく似ていますが、雄蕊が花弁より短いか同じ長さで、袋果に毛がないなどで区別できます。
珍至梅(ちんしばい)の別名でも知られ、庭木や花材として用いられます。清楚な花ですが意外に悪臭があります。
たくさん有ります。秋には真っ赤な実をつけた美しい
樹木ですが ナナカマドの花が悪臭を放つ・・とは
知りませんでした。
北海道のわが町では転作田にナナカマドを植えて
成長させ 赤い実をつけて関東や関西へ出荷しようと
育てています。