公園にチシャノキ:萵苣の木(ムサキ科チシャノキ属)の白い花が咲いています。
若葉が食用になり、その味が野菜のチシャに似ているのが名前の由来とされ、沖縄地方では各戸に植えて食用にしているといいます。
樹皮や葉が柿ノ木にているところから、カキノキダマシの別名でも知られていますが、本名の萵苣の木は、エゴノキの別名でもあり、歌舞伎の伽羅先代萩に出て来るチシャノキは、エゴノキなので、少々紛らわしくなっています。
暖地の山地に生える落葉高木で高さは10~15m、樹皮は鱗片状に剥がれます。互生する葉は長さ5~12cmの倒卵形で表面にまばらに毛があります。
6~7月、枝先に小さな白い花を密につけます。
石果は小球形で、黄橙色に熟し、これも食べられます。