ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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何を叱るか

2007-09-14 | 育児
 叱り方も大事であるが、叱る内容は子どもの生き方に影響を与えるため、それ以上に重要である。
1 行為
 「廊下を走ってはいけません。」
 「静かにしなさい。」
2 行為+願い
 「廊下を走ってはいけません。もう6年生でしょ。」
 「静かにしなさい。高学年にもなっていつまでは話しているの。」
3 行為+思い
 「廊下を走ってはいけないでしょ。怪我をしたら大変でしょ。」
 「静かにしなさい。大事な話です。」
 願いや思いを加えて叱ることがポイント。(この+αに教師の願いや思いが出る。)
 行為だけでは、次につながらない。行動の裏にある意識に迫ることが行動を変えていく力となる。
 一度言ったから分かるというものではない。繰り返し何度でも言い続けるところに値打ちがある。繰り返すと、「そうか、先生はこう考えているから叱るのだ。」という生き方が見えてくる。そして、「そうだな。そのことは価値あることだな。」と思えば、行動は変わっていく。
※行為よりも+αの部分で叱られることは、生き方を否定されることにつながる。また、思いや願いの部分が強くなりすぎると子どもは自信をなくしたり、自己否定をしたり、他に当たったり、逃避したりすることもある。
※「褒めること」についても同じように考えることができるが、叱る以上に難しい。