ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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どんな自分?

2007-09-06 | 育児
 行事を行う前に必ず事前指導を行う。そのときに必ず子どもたちに問うのが、
「この行事を通して、どんな自分になりたいの(したいの)?。」
である。行事のねらいが忘れ去られ、行事をこなすことになる大きな原因は、ねらいを自分にとって価値あるものにしていないからだと思う。
<どんな自分>
1 ねらいを子どもたちに話す時、具体的な場面を想像させながら、そこに現れる姿をイメージさせる。
 いろいろな場面を出すことで、自分が目指す姿がイメージしやすくなる。
例 運動会
 みんなで声をそろえて応援する・・・・力一杯声を出す自分
 時間に遅れると練習時間が短くなる・・時間を守る自分
 演技を工夫すると楽しくなる・・・・・工夫する自分
 競技で友だちと声を掛け合う・・・・・助け合う自分
 指示に従ってすばやく動く・・・・・・人の話が聞ける自分
2 いろいろな自分が見えてくる。
その中から自分が目指す新しい自分を決める。
 これをめあてとして記録させ、把握しておく。
3 練習の始まり、練習中、練習の終わりでこの視点から子どもの姿を評価する。
・「すごいね。力一杯声を出す自分に近づいてきたね。」
・「時間が守るために声かけをしたね。ここにも助け合う自分があるんだね。」
・「○さんは、助け合う自分に挑戦しているんでしょ?今の姿はそれでいいの?」
・「助け合う自分になっている子が増えたね。すごいよ。」
4 本番での姿を見届け、運動会終了後に評価する。
 練習中の取り組みが生かせたこと
 繰り返し挑戦したこと
 ※努力してよりよい自分を目指したことの素晴らしさを扱う。
 ※個としての成長と学級集団としての成長の両面を明らかにする。 
5 そして、次の取り組みに生かす芽にする。
・時間を守る自分・・・・日頃の授業の始まり
・助け合う自分・・・・・授業中の助け合い
・人の話が聞ける自分・・授業中の聞く話す など
 行事を点にしないで、自分を見つめていく線にするためのきっかけにすることで子どもは自分の成長を見つめることができる。これは自分にとっても学級にとっても価値ある取り組みである。