ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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自ら考える

2007-09-08 | 育児
 子どもたちを育てようといろいろと子どもたちに教えることがある。しかし、これも一つ間違うと子どもが自ら考えないで、教師に頼ってしまう子どもになる恐れがある。
 ・「先生、次何するの?」
 ・「これは、どうしたらいいの?」
 ・「もう、終わったから遊んでもいい?」
 子どもが困っているとき、何とかしなければと子どもに丁寧に教える。
 「はい、次はこれをしましょう。」
 「これはこう考えてこうするといいよ。」
 「何をしているの?だめでしょ。これをしなさい。」
などと教師の思い通りに動くように子どもへ次から次へと指示をしてしまう。
 的確に指示をすれば、失敗をせずうまくいくことが多い。
 これは、教師に依存することが失敗をしないでうまくいく方法だと子どもたちが学習することにもなる。
 また、子どもが困りながらも自分なりに考えて行動したことで失敗しても許されるゆとりがあれば、失敗から学ぶこともできる。しかし教師がそれを許さなければ、子どもたちは失敗を恐れて教師の指示に従うことを選び、失敗から学ぶことはない。(それでも失敗すれば指示した教師の責任にする子もいる。)
 子どもが困っているときにすぐに答えを教えるか、選択肢を出して選ばせるかだけでも子どもの育ちは違ってくる。
 自ら考えようとするかどうかは教師の構え次第である。
(私たちは、「そんな悠長なことは言っておられない。」とつい言ってしまうことがいかに多いことか。)
 無ければ教える必要がある。
 有れば教える必要はないが、時間を与える必要がある。
(どの子にも同じように教えるのではなく、相手次第で教え方も教える内容も違ってくる。)
 教師の顔色を伺って、前に進めない子どもを見るといかに教師の指示に慣らされてきているかを痛感する。