ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

活動し続ける

2007-09-05 | 育児
 指導のこつをつかめば、年齢に関係なく素敵な授業が展開できる。そのこつがなかなかつかめないで苦労していることが多い。そして、試行錯誤しながらつかんでいるのが現実。私たちは、多くの場合次の手順で授業を進めている。
<手順>
1 したいことをはっきりさせる。(教材研究をする)
2 子どもへの働きかけを考える。(実態に合わせる)
3 実際にはたらきかける。(指導する)
4 反応をみて自分の取り組みを振り返る(反省し、次に生かす。)
 1や2に時間をかけることでより子どもたちに深い内容をよりわかりやすく提供できる。しかし、現実的にはなかなか時間を増やすことは難しい。自分一人で悩まないで身近な同僚や先輩の力を借りることが質を高める近道となる。(時間を増やす努力する姿勢は崩したくないが。)
 3は教師が共同で活動を行う以外はなかなか目の前の子どもに合った指導を見る以外は少ないため、どうしても試行錯誤となる。
 ただ、次の視点を考えて試行錯誤するだけでかなり指導が変わる。
ポイントは「どの子も」
○簡単に納得しない → 「他の子は?」
 ※期待した返事や姿が現れたからといって次に進まない。どの子もわかって欲しいと思っているから、1つの質問にでもどの子も立ち向かってほしいと思って全体を見渡す。
・いろいろな考えを出させたいと考えるのではなく、あなたの考えが知りたいと迫る。
・人の考えやしたことに必ず反応させる。(同じか違うか)
○全体に振る    → 「分からない子は?」
 ※分からないことを放っておいても前に進まない。今の自分を知ることから次がはじまる。
・教師が答えるのではなく、分かっている子に答えさせる。
・分かっているようで分からないところも潜んでいることに気づかせる。(説明を求める。)
・分からない子は分かっていく過程をはっきりさせる。(ここまで分かった。ここがまだ分からない。)
○空になる時間を作らない → 「次は何をするの?」
 ※し続けることが質を高めることにつながる。逃げないで分かろうとし続ける。分かるまで(できるまで)は逃がさない。
・考える→表現する(話す、書くなど)→反応を見て考える→表現する→反応を見て考える→・・・・
・できて安心している子を見逃さない。
 (できたら次は表現につなぐ。一人でしゃべって確認する、となりの子に話すなど表現に結びつける。)
・一回表現したらおしまいにしないで、何度もさせる。
 期待する反応が出たら次に進むのではなく、立ち止まり、「どの子もできるのか。」「どの子もわかるのか。」と自分に問いかけをし、子どもに返す。→この努力が授業の質を変えていくきっかけとなる。