◇ 2009.6.10 横浜野毛DOLPHY
先月、とっても素晴らしい演奏で素敵な曲を聴かせてくれ、さらにはその場で作曲して即演奏という離れ業も披露してくださった、女性ピアニスト＜鬼武みゆきさん＞率いる＜鬼武みゆきトリオ＞。で、そのときに知ったのですが、みゆきさんのHPでは“こんな曲を鬼武みゆきトリオのアレンジで聴いてみたい”というリクエストを受け付けているそうで。そのときはとあるファンの方のリクエストで＜Over The Rainbow＞を演奏してくださったんですよね。それなら自分もリクエストさせていただこうかなぁ～なんて。ファン歴半年の新参者が生意気にもリクエストをするなんておこがましいとは思いながらも・・・
で、何がいいかと考えて、まずキーポイントは“夏”で、マニアックではなくポピュラーなもの。そしてエレキベース＆パーカッションのラテン系リズムの合うノリノリの楽しい曲がいいなって。さらにはあえてピアノでない曲をチョイスしてみて、ふと浮かんだ曲が高中正義さんの代表曲「Blue Lagoon」だったんです。エレキギターをピアノに置き換えてもイケるんじゃないかなって思ったし、ヤヒロさんとGreggさんの強力で最高のグルーブを聴かせてくれるリズム隊にのって、素敵なトロピカルサウンドを聴かせてくれるのではないかと。無謀にもメールを送ってリクエストさせていただきましたが、すでに他のファンの方がたくさんリクエストされているでしょうし、ましてやエレキギターの曲ですから、まず演奏してくれることはないだろうなって。でもリクエストどうこうに係わらずその素晴らしい楽曲＆演奏を聴きたくて6/10のライブを楽しみにしていました。
さて当日。仕事が少し長引いたのですが、開演には余裕で間に合いました。席に着いて飲食をオーダーすると、みゆきさん自らお客さん1人1人に挨拶して今日演奏する曲のリクエスト用紙を配っておられました。もちろん自分のところにも。ちょっとドキドキ♪「私の曲は初めて聴かれるんですか？」って尋ねられたもので、即「いえ、アルバム全部持ってます」って応えて。「ありがとうございます」ってみゆきさん。でリクエスト用紙の説明を。ファン歴半年の自分は全曲覚えているわけではないのですが、うろ覚えで聴きたい曲にチェックを。今日はリクエストの多い曲を演奏してくださるそうで。もちろん例のリクエスト曲も即興作曲＆演奏もやってくださると。
20時頃客席が暗くなってステージが明るくなってメンバーの皆さまが登場！拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「Rain」。ピアノのしっとりとした綺麗なリフレインからゆったりとはじまります。静かで落ち着いた感じでとっても綺麗な曲。中盤まずはおしゃれな感じのピアノソロ、そしてムーディなベースソロと続いて、それぞれに掛け合いのように盛り上がっていて力強いサウンドに。ラストはふたたびしっとりとFin.
「こんばんは！」ってみゆきさん。でもお返事するお客さんがいなくて、「もう一回ね。こんばんは！」って。今度は皆さん「こんばんは！」ってお返事を。「学校みたいだね」ってヤヒロさん。爆笑です。ここでみゆきさん「皆さん、ようこそいらっしゃいました。鬼武みゆきトリオです」って。そしてメンバー紹介を。それぞれに大きな拍手が送られます。
このトリオでのライブは次の柏でのライブのあと、メンバーそれぞれ個々の活動が忙しくて暮れの12月までお休みだそうで。で、今回はお客さんからアンケートを書いてもらってリクエストの多い曲を演奏してくださると。するとヤヒロさんが「ハイ！」って手をあげて「今日初めて（このバンドの）演奏を聴く人はどうするの？」って。「それは良い質問ですね」ってみゆきさん。そして「ここにあるCDに曲のイメージが書いてありますので・・・」って。すると「それは(CDを)買えってことですね」ってヤヒロさん。爆笑です。でも聴いたことのない方は曲のタイトルのイメージでリクエストしてみてくださいって。
2曲目はとある方からのリクエストということで曲名は「マシュケナダオ」っておっしゃったかな？ピアノのパワフルなリフからはじまるアップテンポのかっこいい曲。中盤のピアノソロはパワフルなロックンロール調で、バックではベースがめっちゃかっこよくドライブしていてノリノリ。そのままテクニカルなベースソロへ。「ベース、Gregg Lee！」ってみゆきさん。大拍手です。続いてはパワフルでエネルギッシュなパーカッションソロ。 曲が終わると大拍手！「ヤヒロ・トモヒロ！」「Gregg Lee！」ってみゆきさん。
3曲目は「Mirage」。ピアノのゆったりとしたリフレインからはじまります。かげろうのようなゆらゆらとした感じの幽玄なイメージですね。ムーディなピアノソロ、そしてテクニカルでエモーショナルなベースソロと続いて、今度は力強いタッチのピアノソロ。ラストはしっとりとFin。
曲が終わると拍手に応えて深くお辞儀をして「ありがとうございます」ってみゆきさん。この曲は“絶頂の愛”、やっとめぐり合えた愛の訪れ、しかし失ってしまう、見つけた途端になくなってしまうはかない愛をイメージして作曲されたそうです。本来は歌入りの曲とのことなので機会があればそちらも聴いてみたいものです。
4曲目は「In The Wind」。力強いピアノリフからはじまるミドルテンポのちょっぴりスリリングな感もある曲。Bメロはアップテンポで楽しい感じで。中盤にはエモーショナルなピアノソロやベースソロが。終盤ではピアノリフにベースがテクニカルなフィルを入れて。Greggさんはベースのボディを揺らしたりして強風で揺れる雰囲気をだしたり。
続いて5曲目は「Lemon」。まずはパーカッションの躍動感あふれるパワフルなソロからはじまります。そしてアップテンポのラテン系の明るく楽しいリフがはじまって。パワフルでファンキーなピアノソロやテクニカルなベースソロも。「ベース、Gregg Lee！」ってみゆきさん。そして再びパワフルなパーカッションソロがたっぷりと。「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」って。ラストは再び楽しいリフに戻ってもりあがってFin。曲が終わると大拍手！みゆきさん、再びメンバー紹介。
ここで恒例となった即興作曲＆演奏の“お題”をみゆきさんが募って。すると今回は2名のお客さんが手を上げて。ついでにヤヒロさんも「ハイ！」って手をあげて。「ダメ・ダメ・ダメ！」ってみゆきさん。爆笑です。そしてまず最初の方はなんと“ゴスペル”をリクエスト。客席からどよめきも。みゆきさんもビックリされてちょっと困惑気味。もう1人の方は“志賀高原”って。こちらはその遥かな美しい山並みをイメージされているそうで。「今回は難易度が高いですね～」ってみゆきさん。大変そうですけど、仕上がりがとっても楽しみです。休憩時間中に作曲されるようですが「すごい長い休憩時間になっちゃたりして」「曲が出来次第2部を始めます」って。
第1部最後となる6曲目は「Woman」。Greggさんは4弦フレットレスベースに持ち替えて。ピアノの透明感のある美しいリフレインからはじまる綺麗な曲。中盤にはエモーショナルなベースソロが。そこからドラマティックに盛り上がっていって力強い曲調に。明日への活力がわいてくるような感じですね。
曲が終わると大拍手！「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」ってみゆきさん。そしてヤヒロさんが「鬼武みゆき！」って。「ではこれから曲を作りたいと思います」「楽しみにしててください」ってみゆきさん。これで第1部終了です。時計を見ると20時55分です。
休憩中みゆきさんは親しいお客様とお話されあと、ピアノに向かって“お題”の作曲に没頭されてます。
21時40分頃、客席が暗くなってステージが明るくなってメンバーが再びステージに登場！「大変長らくお待たせしました。第2部をはじめます」ってみゆきさん。
「これからの季節に・・・」ってはじまった第2部最初の曲は「Summer Holiday」。ゆったりとしたピアノのさわやかなリフレインからはじまって、ミドルテンポのリズミカルな感じに。ちょっぴりコミカルで可愛らしくて、まるで子供たちが楽しくお散歩しているかのような微笑ましい光景が目に浮かぶようです。
「ちょっと業務連絡」ってみゆきさん。お店の方にピアノのモニターを切るように伝えて。そして「ついにこの時間がやってきました」って、お楽しみの即興演奏コーナーです。＜ゴズペル＆志賀高原＞をどう表現されるのかすっごい楽しみです。遥か遠くまで連なる美しい山並みの風景をゴスペル調で聴かせてくださるそうで。「タイトルはお2人で考えてください」ってみゆきさん。
ピアノのゆったりとした奥深いメロディから3拍子で展開していきます。どことなく哀愁ただようような、郷愁をさそうような、懐かしい感じもしましたね。それでいて力強く、まるで魂の奥底を揺さぶられるかのような、深い味わいのとっても素敵な曲です。
曲が終わると大拍手！「どうですか？志賀高原が浮かんできましたか？」ってリクエストされた方に。そして「だいじょうぶでしたでしょうか？」ってゴズペルをリクエストされた方に。「いいんじゃないですか」ってその方が。
そして次はリクエスト曲を演奏してくださるそうですが・・・「リクエストを頂いた曲」「懐かしい曲、“フュージョン”系が好きな方は知っている曲」ってみゆきさん。「“クロスオーバー”の時代の曲だね」ってヤヒロさん。なんと次の曲は自分がリクエストさせていただいた高中正義さんの代表曲「Blue Lagoon」！まさか本当に演奏してくださるとは思っていなかったもので超ビックリ！思わず身震いしちゃいました。アップテンポのラテン系リズムのトロピカルなとっても爽やかで楽しい曲。ピアノで演奏されることによって、より洗練されたちょっぴりオシャレな感じになってほんと素敵でした。超感激！もっとも他のファンの方がどう感じたかはわかりませんが・・・自分的には超満足です。
曲が終わると大拍手！ちなみに・・・ヤヒロさんもGreggさんもイベント等で同じステージに立ったことはあっても、高中さんとセッションされたことはないそうで。「お2人なら一緒にやったことあると思ったんだけど」ってみゆきさん。そして・・・「この曲をリクエストされた方は今日いらしてますか？」って。もちろん「ハイ！」って手をあげちゃいました。「どうでしたか？」って尋ねられたので即「最高です！」って。ちなみに、これまでリクエストされた方がライブに来れないパターンが多かったそうですが、自分がジンクス破っちゃいましたね。すみません。
次の10曲目は「Flight in the Light」。恋の曲だそうです。アップテンポのダンサブルでとっても楽しい曲です。オシャレでエレガントな雰囲気もありますね。中盤ではテクニカルなベースソロも。楽しくてウキウキ♪してきちゃいそうな感じですね。ラストは静かにFin.
続いて11曲目は「Billy’s Dream」。パワフルなピアノリフからはじまるアップテンポの軽やかで楽しい曲。グルーヴィな感もありますね。途中ベースの高速タッピングのフィルもあり、中盤ではベースソロも。終盤はパワフルにドラマティックに盛り上がって、ラストは静かにFin。
「早いものでもう次の曲で最後の曲になりました」「長い休憩になってしまったもので・・・」ってみゆきさん。ここでメンバーそれぞれの今後インフォメーションを。ヤヒロさんはウーゴさんとのDUOや本牧JAZZ祭の出演など。GreggさんはベースDUO等。その他CDの宣伝も。
本編最後12曲目は「Dream Train」。アップテンポの明るく楽しいリズミカルな曲です。最初お客さんがリズムに合わせて手拍子も。気分がウキウキしてきちゃうようなとっても軽快で爽やかな感じです。中盤ではテクニカルなベースソロも。ラストはめっちゃ盛り上がってそして楽しいエンディングが。
曲が終わると大拍手！メンバーの皆さんは立ち上がって、そしてみゆきさんが「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」「ピアノ、鬼武みゆきでした」「どうもありがとうございました」って。もちろん大きな拍手が。それがそのままアンコールを求める手拍子に。
するとほどなくみゆきさんが「アンコールありがとうございます」って。アンコールは2曲演奏してくださるそうで、まずは「センセーション」です。パワフルなリフからはじまるアップテンポのおしゃれでダンサブルな曲。まるで夜の街を、ビルの合間をぬう首都高速を飛ばしているような感じですね。中盤ではベースのテクニカルなソロや、パーカッションのパワフルなソロも。終盤一旦静かな感じになってみゆきさんはピアノを弾きながらそのメロディを歌って。とっても爽やかで綺麗な声で素敵でしたね。その後再び盛り上がってパワフルでリズミカルなリフが。
続いてオーラス14曲目は「I Always Think About You」。ピアノのゆったりとした綺麗なリフレインからはじまって、ミドルテンポの跳ねるようなリズムで。のどかな雰囲気でまるで草原をゆっくりとお散歩しているかのような感じがします。中盤ではリズミカルで躍動感のあるピアノソロが。とっても心地よい曲です。
曲が終わると大拍手！メンバーの皆さんは立ち上がって、そしてみゆきさんが「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」大拍手です。「ピアノ、鬼武みゆきでした」「どうもありがとうございました」ってみゆきさん深々とお辞儀して。時計を見ると10時40分ちょい前。計2時間弱のとっても素敵なライブでした。
今回も美しいピアノサウンド＆強力なグルーブのノリのいいリズム隊による素晴らしい演奏をたっぷりと聴かせてくれました。即興作曲＆演奏も難しいお題にもかかわらずソレらしい感じを表現されていて素晴らしかった！そしてなによりも・・・まさか自分のような新参ファンのリクエストに応えてくださって、しかもギター曲をピアノで演奏してくださるなんてめっちゃ感激！高中さんのギターとはまた違った味わいの、ピアノによるとっても素敵なBlue Lagoon、最高でした。とっても幸せなひと時を過ごさせていただきました。
先月、とっても素晴らしい演奏で素敵な曲を聴かせてくれ、さらにはその場で作曲して即演奏という離れ業も披露してくださった、女性ピアニスト＜鬼武みゆきさん＞率いる＜鬼武みゆきトリオ＞。で、そのときに知ったのですが、みゆきさんのHPでは“こんな曲を鬼武みゆきトリオのアレンジで聴いてみたい”というリクエストを受け付けているそうで。そのときはとあるファンの方のリクエストで＜Over The Rainbow＞を演奏してくださったんですよね。それなら自分もリクエストさせていただこうかなぁ～なんて。ファン歴半年の新参者が生意気にもリクエストをするなんておこがましいとは思いながらも・・・
で、何がいいかと考えて、まずキーポイントは“夏”で、マニアックではなくポピュラーなもの。そしてエレキベース＆パーカッションのラテン系リズムの合うノリノリの楽しい曲がいいなって。さらにはあえてピアノでない曲をチョイスしてみて、ふと浮かんだ曲が高中正義さんの代表曲「Blue Lagoon」だったんです。エレキギターをピアノに置き換えてもイケるんじゃないかなって思ったし、ヤヒロさんとGreggさんの強力で最高のグルーブを聴かせてくれるリズム隊にのって、素敵なトロピカルサウンドを聴かせてくれるのではないかと。無謀にもメールを送ってリクエストさせていただきましたが、すでに他のファンの方がたくさんリクエストされているでしょうし、ましてやエレキギターの曲ですから、まず演奏してくれることはないだろうなって。でもリクエストどうこうに係わらずその素晴らしい楽曲＆演奏を聴きたくて6/10のライブを楽しみにしていました。
さて当日。仕事が少し長引いたのですが、開演には余裕で間に合いました。席に着いて飲食をオーダーすると、みゆきさん自らお客さん1人1人に挨拶して今日演奏する曲のリクエスト用紙を配っておられました。もちろん自分のところにも。ちょっとドキドキ♪「私の曲は初めて聴かれるんですか？」って尋ねられたもので、即「いえ、アルバム全部持ってます」って応えて。「ありがとうございます」ってみゆきさん。でリクエスト用紙の説明を。ファン歴半年の自分は全曲覚えているわけではないのですが、うろ覚えで聴きたい曲にチェックを。今日はリクエストの多い曲を演奏してくださるそうで。もちろん例のリクエスト曲も即興作曲＆演奏もやってくださると。
20時頃客席が暗くなってステージが明るくなってメンバーの皆さまが登場！拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「Rain」。ピアノのしっとりとした綺麗なリフレインからゆったりとはじまります。静かで落ち着いた感じでとっても綺麗な曲。中盤まずはおしゃれな感じのピアノソロ、そしてムーディなベースソロと続いて、それぞれに掛け合いのように盛り上がっていて力強いサウンドに。ラストはふたたびしっとりとFin.
「こんばんは！」ってみゆきさん。でもお返事するお客さんがいなくて、「もう一回ね。こんばんは！」って。今度は皆さん「こんばんは！」ってお返事を。「学校みたいだね」ってヤヒロさん。爆笑です。ここでみゆきさん「皆さん、ようこそいらっしゃいました。鬼武みゆきトリオです」って。そしてメンバー紹介を。それぞれに大きな拍手が送られます。
このトリオでのライブは次の柏でのライブのあと、メンバーそれぞれ個々の活動が忙しくて暮れの12月までお休みだそうで。で、今回はお客さんからアンケートを書いてもらってリクエストの多い曲を演奏してくださると。するとヤヒロさんが「ハイ！」って手をあげて「今日初めて（このバンドの）演奏を聴く人はどうするの？」って。「それは良い質問ですね」ってみゆきさん。そして「ここにあるCDに曲のイメージが書いてありますので・・・」って。すると「それは(CDを)買えってことですね」ってヤヒロさん。爆笑です。でも聴いたことのない方は曲のタイトルのイメージでリクエストしてみてくださいって。
2曲目はとある方からのリクエストということで曲名は「マシュケナダオ」っておっしゃったかな？ピアノのパワフルなリフからはじまるアップテンポのかっこいい曲。中盤のピアノソロはパワフルなロックンロール調で、バックではベースがめっちゃかっこよくドライブしていてノリノリ。そのままテクニカルなベースソロへ。「ベース、Gregg Lee！」ってみゆきさん。大拍手です。続いてはパワフルでエネルギッシュなパーカッションソロ。 曲が終わると大拍手！「ヤヒロ・トモヒロ！」「Gregg Lee！」ってみゆきさん。
3曲目は「Mirage」。ピアノのゆったりとしたリフレインからはじまります。かげろうのようなゆらゆらとした感じの幽玄なイメージですね。ムーディなピアノソロ、そしてテクニカルでエモーショナルなベースソロと続いて、今度は力強いタッチのピアノソロ。ラストはしっとりとFin。
曲が終わると拍手に応えて深くお辞儀をして「ありがとうございます」ってみゆきさん。この曲は“絶頂の愛”、やっとめぐり合えた愛の訪れ、しかし失ってしまう、見つけた途端になくなってしまうはかない愛をイメージして作曲されたそうです。本来は歌入りの曲とのことなので機会があればそちらも聴いてみたいものです。
4曲目は「In The Wind」。力強いピアノリフからはじまるミドルテンポのちょっぴりスリリングな感もある曲。Bメロはアップテンポで楽しい感じで。中盤にはエモーショナルなピアノソロやベースソロが。終盤ではピアノリフにベースがテクニカルなフィルを入れて。Greggさんはベースのボディを揺らしたりして強風で揺れる雰囲気をだしたり。
続いて5曲目は「Lemon」。まずはパーカッションの躍動感あふれるパワフルなソロからはじまります。そしてアップテンポのラテン系の明るく楽しいリフがはじまって。パワフルでファンキーなピアノソロやテクニカルなベースソロも。「ベース、Gregg Lee！」ってみゆきさん。そして再びパワフルなパーカッションソロがたっぷりと。「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」って。ラストは再び楽しいリフに戻ってもりあがってFin。曲が終わると大拍手！みゆきさん、再びメンバー紹介。
ここで恒例となった即興作曲＆演奏の“お題”をみゆきさんが募って。すると今回は2名のお客さんが手を上げて。ついでにヤヒロさんも「ハイ！」って手をあげて。「ダメ・ダメ・ダメ！」ってみゆきさん。爆笑です。そしてまず最初の方はなんと“ゴスペル”をリクエスト。客席からどよめきも。みゆきさんもビックリされてちょっと困惑気味。もう1人の方は“志賀高原”って。こちらはその遥かな美しい山並みをイメージされているそうで。「今回は難易度が高いですね～」ってみゆきさん。大変そうですけど、仕上がりがとっても楽しみです。休憩時間中に作曲されるようですが「すごい長い休憩時間になっちゃたりして」「曲が出来次第2部を始めます」って。
第1部最後となる6曲目は「Woman」。Greggさんは4弦フレットレスベースに持ち替えて。ピアノの透明感のある美しいリフレインからはじまる綺麗な曲。中盤にはエモーショナルなベースソロが。そこからドラマティックに盛り上がっていって力強い曲調に。明日への活力がわいてくるような感じですね。
曲が終わると大拍手！「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」ってみゆきさん。そしてヤヒロさんが「鬼武みゆき！」って。「ではこれから曲を作りたいと思います」「楽しみにしててください」ってみゆきさん。これで第1部終了です。時計を見ると20時55分です。
休憩中みゆきさんは親しいお客様とお話されあと、ピアノに向かって“お題”の作曲に没頭されてます。
21時40分頃、客席が暗くなってステージが明るくなってメンバーが再びステージに登場！「大変長らくお待たせしました。第2部をはじめます」ってみゆきさん。
「これからの季節に・・・」ってはじまった第2部最初の曲は「Summer Holiday」。ゆったりとしたピアノのさわやかなリフレインからはじまって、ミドルテンポのリズミカルな感じに。ちょっぴりコミカルで可愛らしくて、まるで子供たちが楽しくお散歩しているかのような微笑ましい光景が目に浮かぶようです。
「ちょっと業務連絡」ってみゆきさん。お店の方にピアノのモニターを切るように伝えて。そして「ついにこの時間がやってきました」って、お楽しみの即興演奏コーナーです。＜ゴズペル＆志賀高原＞をどう表現されるのかすっごい楽しみです。遥か遠くまで連なる美しい山並みの風景をゴスペル調で聴かせてくださるそうで。「タイトルはお2人で考えてください」ってみゆきさん。
ピアノのゆったりとした奥深いメロディから3拍子で展開していきます。どことなく哀愁ただようような、郷愁をさそうような、懐かしい感じもしましたね。それでいて力強く、まるで魂の奥底を揺さぶられるかのような、深い味わいのとっても素敵な曲です。
曲が終わると大拍手！「どうですか？志賀高原が浮かんできましたか？」ってリクエストされた方に。そして「だいじょうぶでしたでしょうか？」ってゴズペルをリクエストされた方に。「いいんじゃないですか」ってその方が。
そして次はリクエスト曲を演奏してくださるそうですが・・・「リクエストを頂いた曲」「懐かしい曲、“フュージョン”系が好きな方は知っている曲」ってみゆきさん。「“クロスオーバー”の時代の曲だね」ってヤヒロさん。なんと次の曲は自分がリクエストさせていただいた高中正義さんの代表曲「Blue Lagoon」！まさか本当に演奏してくださるとは思っていなかったもので超ビックリ！思わず身震いしちゃいました。アップテンポのラテン系リズムのトロピカルなとっても爽やかで楽しい曲。ピアノで演奏されることによって、より洗練されたちょっぴりオシャレな感じになってほんと素敵でした。超感激！もっとも他のファンの方がどう感じたかはわかりませんが・・・自分的には超満足です。
曲が終わると大拍手！ちなみに・・・ヤヒロさんもGreggさんもイベント等で同じステージに立ったことはあっても、高中さんとセッションされたことはないそうで。「お2人なら一緒にやったことあると思ったんだけど」ってみゆきさん。そして・・・「この曲をリクエストされた方は今日いらしてますか？」って。もちろん「ハイ！」って手をあげちゃいました。「どうでしたか？」って尋ねられたので即「最高です！」って。ちなみに、これまでリクエストされた方がライブに来れないパターンが多かったそうですが、自分がジンクス破っちゃいましたね。すみません。
次の10曲目は「Flight in the Light」。恋の曲だそうです。アップテンポのダンサブルでとっても楽しい曲です。オシャレでエレガントな雰囲気もありますね。中盤ではテクニカルなベースソロも。楽しくてウキウキ♪してきちゃいそうな感じですね。ラストは静かにFin.
続いて11曲目は「Billy’s Dream」。パワフルなピアノリフからはじまるアップテンポの軽やかで楽しい曲。グルーヴィな感もありますね。途中ベースの高速タッピングのフィルもあり、中盤ではベースソロも。終盤はパワフルにドラマティックに盛り上がって、ラストは静かにFin。
「早いものでもう次の曲で最後の曲になりました」「長い休憩になってしまったもので・・・」ってみゆきさん。ここでメンバーそれぞれの今後インフォメーションを。ヤヒロさんはウーゴさんとのDUOや本牧JAZZ祭の出演など。GreggさんはベースDUO等。その他CDの宣伝も。
本編最後12曲目は「Dream Train」。アップテンポの明るく楽しいリズミカルな曲です。最初お客さんがリズムに合わせて手拍子も。気分がウキウキしてきちゃうようなとっても軽快で爽やかな感じです。中盤ではテクニカルなベースソロも。ラストはめっちゃ盛り上がってそして楽しいエンディングが。
曲が終わると大拍手！メンバーの皆さんは立ち上がって、そしてみゆきさんが「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」「ピアノ、鬼武みゆきでした」「どうもありがとうございました」って。もちろん大きな拍手が。それがそのままアンコールを求める手拍子に。
するとほどなくみゆきさんが「アンコールありがとうございます」って。アンコールは2曲演奏してくださるそうで、まずは「センセーション」です。パワフルなリフからはじまるアップテンポのおしゃれでダンサブルな曲。まるで夜の街を、ビルの合間をぬう首都高速を飛ばしているような感じですね。中盤ではベースのテクニカルなソロや、パーカッションのパワフルなソロも。終盤一旦静かな感じになってみゆきさんはピアノを弾きながらそのメロディを歌って。とっても爽やかで綺麗な声で素敵でしたね。その後再び盛り上がってパワフルでリズミカルなリフが。
続いてオーラス14曲目は「I Always Think About You」。ピアノのゆったりとした綺麗なリフレインからはじまって、ミドルテンポの跳ねるようなリズムで。のどかな雰囲気でまるで草原をゆっくりとお散歩しているかのような感じがします。中盤ではリズミカルで躍動感のあるピアノソロが。とっても心地よい曲です。
曲が終わると大拍手！メンバーの皆さんは立ち上がって、そしてみゆきさんが「ベース、Gregg Lee！」「パーカッション、ヤヒロ・トモヒロ！」大拍手です。「ピアノ、鬼武みゆきでした」「どうもありがとうございました」ってみゆきさん深々とお辞儀して。時計を見ると10時40分ちょい前。計2時間弱のとっても素敵なライブでした。
今回も美しいピアノサウンド＆強力なグルーブのノリのいいリズム隊による素晴らしい演奏をたっぷりと聴かせてくれました。即興作曲＆演奏も難しいお題にもかかわらずソレらしい感じを表現されていて素晴らしかった！そしてなによりも・・・まさか自分のような新参ファンのリクエストに応えてくださって、しかもギター曲をピアノで演奏してくださるなんてめっちゃ感激！高中さんのギターとはまた違った味わいの、ピアノによるとっても素敵なBlue Lagoon、最高でした。とっても幸せなひと時を過ごさせていただきました。
