ひよりの音楽自己満足

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ザ・ジェントル・ウインド  Tears of Nature

2014-02-16 17:49:20 | World Music
 先日<河合奈保子さん>のピアノ曲集のアルバム「nahoko 音」を簡単に紹介させていただきました。そのときに奈保子さんのアイドル歌手時代以降の音楽活動を調べていたときに知ったのが<ミッキー吉野さん>とのユニット<ザ・ジェントル・ウインド>。1989年と1990年に1枚づつ、計2枚のアルバムを発表されているようなので、さっそく探してみたところ、すでに廃盤のようで、某オクや中古で定価+αで手に入れました。
 まずは89年に発表された1stアルバム「Tears of Nature」。参加ミュージシャンは、キーボード<サヤマ・マサヒロさん>(4.5.11)、<クメ・ダイサクさん>(4.5.6.11)、<河合奈保子さん>(3.6)、<ッキー吉野さん>(1.2.7.8.9.10.12)、ギター<マツモト・ツネオさん>、ベース<渡辺健さん>、WOOD WINDS<スズキ・アキコさん>、パーカッション<YAS-KAZさん>、スネアドラム<ヨツダ・ヨシヒロさん>、アコーディオン<コバヤシ・ヤスヒロさん>、フルート<ニシザワ・ユキヒコさん>、オーボエ<イシバシ・マサカズさん>、フレンチホルン<ミナミ・ヒロシさん>です。ジャケットの写真や、内ジャケットの自然の風景の写真、ずっごい綺麗だなぁ~って思ってみていたら、これらすべて奈保子さんが撮影された写真とのことでビックリしました。肝心の全作曲も奈保子さんです。
 アルバム1曲目は「Water Mind」。Sax風サウンドがゆったりとのびやかにながれ、小鳥のさえずりのような音やパーカッションの効果音が聞こえてきて。そしてアップテンポのシーケンスリズムがはいって、ピアノのリズミカルなリフがパワフルにながれ、オケサウンドもはいってダイナミックに。
 2曲目は「Teardrops-Raindrops」。ゆったりとしたシタール風のリフが妖しくミステリアスにながれ、ピアノとユニゾンも。そしてオケサウンドもはいってゆったりとのびやかに。その後ピアノのしっとりとしたリフに、クリスタルサウンドのリフが追いかけるように交互にながれ、ピアノとシタール風の音色がユニゾンでミステリアスな感じで響いて。
 3曲目は「Feeling Flows」。シンセのリズミカルなリフがアップテンポのノリノリモードでながれて。そしてミドルテンポになって、フレットレスベースのしっとりとしたメロディがながれ、そこにピアノリフがはいって盛り上がっていって。
 4曲目は「Sun Dance」。シンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、ピアノのしっとりとした音色がながれ、力強いベースからオケサウンドがはいって、さらにマラカスのミドルテンポのリズムもはいって。そしてピアノの力強くも爽やかなリフと、フレットレスベースのうらメロ的なリフからオケサウンドとともに力強く盛り上がって。そのご、シンセリフからアコーディオンのエモーショナルなソロが。中盤ではピアノの綺麗でリズミカルなリフがミドルテンポで爽やかにながれ、シンセサウンドがのびやかに。そしてボサノヴァ風な感じでピアノのリズミカルなリフがながれ、アコーディオンがフィルをいれて。終盤では透明感のある金属音が響いて。
 5曲目は「Speak Like The Wind」。ギターのような音色と、透明感のあるベルのような金属音がしっとりと響き、強風吹きすさぶ音がながれ、夕暮れや夜に鳴くような鳥の声が聞こえてきて。暗く寒々とした感じです。そしてクラリネットのような音色が、さらにシンセのオケサウンドがしっとりとながれ、アコーディオンのミドルテンポでリズミカルなソロが。その後アコーディオンがミドルテンポで爽やかにリズミカルに奏でて。ラストはギターのような音色がゆったりとしっとりと響き、小鳥のさえずりや、風の吹くおとがながれて。
 6曲目は「Daylight Through The Window」。シロホンのリズミカルなリフからはじまって、マラカスのミドルテンポのリズムがはいって、シンセのベースサウンドがしっとりと響き、アコーディオンとピアノが交互にリズミカルなリフを弾き、ベースがうねって力強く響いて。中盤ではピアノとアコーディオンとフレットレスベースがユニゾンでリズミカルなリフを弾き、ピアノのリズミカルなソロ、フレットレスベースのエモーショナルのソロが。終盤ではピアノとアコーディオンがユニゾンでリズミカルなリフを奏で、ラストはゆったりとしっとりと。
 7曲目は「The Time Between Me And Waves 1st Movement」。波の音が聞こえてきて、ベースとピアノの音色がゆったりとながれ、シンセのストリングスサウンドがゆったりと響き、ピアノの哀愁ただようリフからシンセのオケサウンドが壮大にながれて盛り上がって。その後、ピアノのしっとりとしたリフからミュートしたトランペットの音色のソロが。終盤ではフレットレスベースとピアノがしっとりと奏で、ミュートトランペットとピアノがリフを交互に奏で、ラストにはフレットレスベースのしっとりとしたソロが。
 8曲目は「The Time Between Me And Waves 2nd Movement」。ミドルテンポのボレロ風の力強いリズムにのって、オーボエがゆったりとのびやかに奏で、フルートとホルンが交互にのびやかに奏でて、シンセのオケサウンドがはいって力強く盛り上がって。
 9曲目は「Little Fox’s Corner」。タイトル通りに子ぎつね廻りをうかがいながら警戒しながなちょろちょろと歩いたり止まったりしているような光景が目に浮かんでくるような感じがします。ダイナミックになったり、静かになったり、早くなったり、ゆったりしたりと。
 10曲目は「Deep Mountain Forest 1st Movement」。シンセサウンドが静かに響き、クリスタルサウンドがゆったりとしたリズムでながれ、小鳥のさえずりが聞こえてきて。そしてホルンの音色がゆったりとのびやかに響き、オーボエの音色がゆったりと幽玄な感じでながれて。神秘的で暗く冷たいようなイメージの曲ですね。その後、フルートの音色が加わってゆったりとのびやかにながれ、美しいハーモニーを響かせて盛り上がっていって。
 11曲目は「Deep Mountain Forest 2nd Movement」。クリスタルサウンドがゆったりと響き、ピアノのリズミカルなリフから様々な音が空間を飛び交うフリーインプロの世界に。その後、ピアノの力強い音色がゆったりとながれ、小鳥のさえずりが聞こえてきて。中盤ではオーボエとシンセサウンドがのびやかに幻想的に響いて。そしてリズミカルなリフが空間を飛び交ってから、ピアノリフがはいって、オーボエとユニゾンでゆったりとのびやかに。
 12曲目は「Deep Mountain Forest 3rd Movement」。透明感のある金属音が響き、シンセサウンドがしっとりとのびやかにながれて。暗く冷たい感じがしますね。その後、ピアノのパワフルでリズミカルなリフが躍動感たっぷりにながれ、ダイナミックなリフが壮大にゆったりと。
 聴き終わったあとにしばし考え込んでしまうような、なんとも不思議な感覚のアンビエント系アルバムですね。暗く冷たい印象の曲がいくつかあるものの、爽やかな感じの曲もあり、アップテンポの場面や躍動感のある場面もあって、聴き応えありますね。

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