ひよりの音楽自己満足

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Vakeneco田近香子さん 変幻自在Phantasmagoria

2013-08-28 06:20:41 | ジャズ
 美女ピアニストの“Vakeneco”こと<田近香子さん>。香子さんは逗子市出身で、6歳からピアノを始めて、その後渡米されて2004年にニューオリンズから帰国され、活動拠点を日本に移して活躍されています。
 以前、私の家の近くのライブスポットで香子さんのライブがあったんですね。私は香子さんのことを全く存じ上げていなかったのですが、せっかく近くでライブがあるなら行ってみようかなぁ~なんて予備知識ゼロでライブ会場へ行ったのですが・・・ドアを開けると超満員!なのであきらめて帰りました。その後どうにもスケジュールが合わなくて、いまだにライブに行けてないんです。なのでライブを観ずに先に2010年に発表されたアルバムを紹介させていただこうかと。
 Vakeneco「変幻自在Phantasmagoria」です。鍵盤の帯に赤黒の着物の妖艶な女性に黒ネコの、なんとも7妖しくミステリアスなジャケット、そそられます。アルバム参加メンバーは、ベース<岩見継吾さん>、ドラムス<中島道博さん>です。
 アルバム1曲目は「小坪」。ベースのアップテンポのリズミカルなリフからはじまって、パワフルなドラムもはいってダンサブルなラテンリズムにのってピアノのテクニカルなリフが。ぐいぐい引っ張られるような力強さを感じますね。中盤ではリズミカルなピアノソロ。それが徐々に盛り上がって、パワフルなブレイクからダイナミックなリフが。終盤には叩きまくりのドラムソロも。
 2曲目は「少女の夢」。ピアノの音色がしっとりと響き、ミドルテンポのゆったりとしたリズムがはいって、徐々に力強くドラマティックに盛り上がっていって。
 3曲目は「お十夜」。ピアノのダークで力強いリフからはじまって、シンバルが響き、コントラバスが弓でミステリアスな音色を奏でて。その後ピアノのパワフルなリフからアップテンポのダンサブルなリズムがはいってノリノリで軽快に。中盤ではハイテンポのSWINGリズムにのってピアノのテクニカルなソロ、続いてベースのテクニカルなソロが。終盤ではピアノのリズミカルなリフと叩きまくりドラムソロの掛け合いバトルが。
 4曲目は「森深く」。ベースとピアノがしっとりと奏で、ブラシでのミドルテンポの静かなリズムがはいってピアノがしっとりとゆったりと奏でて。中盤ではピアノのエモーショナルなソロが。
 5曲目は「逃避行」。しっとりとしたピアノリフからはじまって、ミドルテンポのダンサブルなリズムがはいって、躍動感のあるベースリフにのってピアノがリズミカルに奏で、徐々にパワフルに盛り上がって。中盤ではベースのエモーショナルなソロが。
 6曲目は「Just One Of Those Things」。ピアノがゆったりと力強く奏で、そしてパワフルでリズミカルなリフがはいって、ハイテンポのSWINGリズムにのってピアノがテクニカルなリフを。明るく楽しくスリリングな感じで展開して。終盤ではミドルテンポのダンサブルなSWINGリズムになってゆったりと盛大に優雅に。
 7曲目は「妖艶」。キーボードのクリスタルなサウンドがゆったりと響き、ほのぼのした感じのメロディを奏で、ミドルテンポのリズムとしっとりとしたベースラインにのって心地よくながれて。
 8曲目は「Isolated Island」。ピアノのリズミカルなリズムからはじまって、ダイナミックなリフからミドルテンポのダンサブルなラテンリズムがはいってノリノリでピアノがリズミカルなリフを。とっても楽しい曲ですね。中盤にはテクニカルなピアノソロが。
 9曲目は「碧SORA」。しっとりとしたピアノソロ曲。ほのぼのした感じのメロディがドラマティックに展開して。
 10曲目は「My Favorite Things」。スタンダード曲です。しっとりとしたピアノリフからはじまって、ベースのパワフルなリフがはいって、ピアノが跳ねるようにリズミカルに奏でて。
 まずはパワフルで攻撃的なピアノにビックリ。その後どんどん聴いていって、力強さだけでなく、繊細でしっとりと美しい面もあって、ラテン系の楽しい曲やしっとりとした曲など絶妙に配置されていて全10曲通して楽しめました。アルバムだけでも満足ですが、これはやはりライブを観に行きたいっす。どんな風に演奏されているのか興味津々。いつか機会をつくってライブ観にいきたいっす。

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