三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

彫刻家と監督

2010年03月10日 | 2010年
心からリラックスしている笑顔。
サッカーの岡田監督も、
こんなに楽しそうな表情をすることがあるのですね。

今朝の朝日新聞「岡田監督対談第6回」の紙面です。
いつも自分ひとりで日本サッカーの全責任を
背負っているような厳しい表情しか見られないので
何故か安心しました。

対談の相手のせいでしょう。
今回は彫刻家の流政之さん。
想像もできなかった意外な組合せです。

私が流さんのことを知ったのは、
何十年も前のことです。
米国で活躍する様子を紹介した新聞記事でした。
ミーハーですが、ハンサムな顔立ちが目に止まりました。

日本的なモチーフの作品から
「サムライ・アーティスト」と呼ばれているそうです。
その後、何度も雑誌や新聞で、
活躍ぶりや作品を目にしてきました。

高松に出張でいった時には、
偶然にも市立美術館で初めて作品に出会いました。
黒い石でできた巨大な三味線のバチ。
「ながれバチ」という作品でした。
圧倒的な存在感がありました。

最初に読んだ記事の中で、
今でも鮮明に覚えているのは
「石は温かい」という表現です。

毎日、石と格闘している彫刻家は
冷たい石についてこんな感想を持つのかと、
衝撃を受けました。

岡田監督が知り合ったのは、
札幌の監督時代といいます。
流さんについてこう語っています。
「行き詰まっているときに先生と話していると楽になる。
大きな人だから」

岡田監督の笑顔には
確かにそんな安心感と信頼感が表れていました。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
コメント
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