三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

「騒ぎ」から「真の人気」へ

2008年01月31日 | 2008年
それにしても、今回の“ハンドボール騒ぎ”はすごかったですね。
前日の女子に続いて、男子も強豪韓国と対決。
最前列の席を確保するために徹夜組まで出る盛り上がりで、
開場前には約2000人の行列。

取材陣は史上最多の113社435人が押し寄せたそうです。
日刊スポーツは、高校時代にハンドボールでインターハイに出場した
東国原知事の「独占観戦記」まで掲載し、見開き2ページと破格の扱いです。

そもそも、ハンドボールにこれだけ注目が集まったのは、
長く放置されてきた「中東の笛」と呼ばれる中東寄りの審判による判定が
世界の統括団体である国際ハンドボール連盟によって覆されるという
前代未聞の“事件”がキッカケでした。

さらに興味をかきたてられたのは、アジアハンドボール連盟がそれに断固、反対して
国際スポーツ裁判所に提訴する姿勢を見せていることです。
アジアハンドボール連盟のアーマド会長は、「日本がいうことを聞かないなら、
2016年の東京オリンピック招致に協力しない」と脅したりもしています。

コート外のトラブルで注目された例で思い出すのが、大分県の中津江村。
2002年。サッカー・ワールドカップで同村でのキャンプを予定していたカメルーンが、
予定を過ぎても来日せず、村民は来る日も来る日も待ち続けました。

「約束を守らない」と憤慨するどころか、
我慢強く待ちつづけてチームを温かく迎えた村のニュースは、
多くの日本人の心に感動を呼び起こしました。

その中津江村は、今は「サッカー合宿の地」として、多くのサッカー愛好者が訪れています。
キャンプ地として名乗りをあげた88自治体の中で、
ワールドカップの記憶を大切に持ちつづけてファンに喜ばれているのは、
私が知る限り、この中津江村だけ。
大会後から積極的に営業活動を続けてきた成果です。

その中心人物が、当時、村長だった坂本休さん。
2年前に福島県双葉郡のシンポジウムでお会いしてから、
毎年、実直な筆跡の年賀状をいただきます。

「ハンドボール騒ぎ」を一時の人気に終わらせないようにするには
「騒ぎ」を「真の人気」につなげるための継続的な活動が不可欠です。
そして、そこには坂本さんのような人が、どうしても欲しいところです。

================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKのニュース報道

2008年01月30日 | 2008年
今日もラジオの話です。
毎朝、6時半のラジオ体操から、NHK第1放送を聞きながら朝の支度をしています。
7時のニュースのころは食事をとり、新聞を読みながら聞いています。

NHK職員のインサイダー取引が全国紙の一面トップになった日、
朝7時のニュースではこれを取り上げませんでした。
マスコミは、他社が不祥事を起すと(嬉しそうに?)大きく取り上げるものですが、
NHK自身が全く取り上げなかったのは問題だと思いました。

数日前、プロゴルファーに転向した石川遼選手が、
用品メーカーとプロ契約をしたというニュースが伝えられました。
「小学生から使っていた用具のメーカー」というだけで、企業名はありません。

テレビも含めて、NHKはことさら企業名を伏せる伝統があります。
「“公共放送”は一企業の宣伝になるようなことはしない」という姿勢のようですが、
不祥事を起した時には当たり前のように企業名をいうのにもかかわらず、
それ以外のニュースではその名が伏せられるのは不自然です。

具体的な企業名があって初めてニュースとして意味があるわけで、
まるでクイズのように「小学生から使っていた用具のメーカー」というだけでは、
何の報道価値も無いといわざるを得ません。

ちなみに、石川選手が契約したのはヨネックス。
かつて、テニスのナブラチロワがヨネックスのラケットを使って、
同社のブランドは世界的に有名になりました。

================================

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インターネットラジオ

2008年01月29日 | 2008年
深夜に仕事をする時にはラジオを聞いています。
FMやNHKのラジオ深夜便もいいのですが、
日本語のオシャベリがあると、つい気が散ってしまいます。

そこで探してきたのが、インターネットで聞くラジオ放送です。
コマーシャルも入らず、いろいろなジャンルの音楽を聞くことができます。
当初は「オールディーズ」一辺倒でしたが、
飽きてきたので最近は「クラシック」や「ジャズ」「ブルース」などを
選んで聞いています。

もし、皆さんも試しに聞いてみたいということであれば、
下のアドレスにアクセスしてみてください。

http://www.windowsmedia.com/radiotuner/findstations.asp?locale=411&genre=CL

「ジャンル」の項目のところで「カントリー」「インディーズ」などの一覧から
お好きなジャンルを選び、「再生」をクリックします。
お気に入りのチャンネルがあるかも知れませんよ。

本日は「インターネットラジオの音楽チャンネル情報」をお送りしました。

================================

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び「夢を叶えること」について

2008年01月28日 | 2008年
いつもコメントをくださる「みなしごハッチさん」から
「夢を叶えた人は天下御免なんですか?」という、厳しいコメントをいただきました。

夢を叶えた芸能人やスポーツ選手に、
「何をしても許される」と勘違いしている人が目立つとのことです。
マスコミがもてはやすせいもあるでしょう。
マイナースポーツでは、そのような人は見たことがありません。

ところで、前回のブログでオリンピックメダリストのエピソードを書きました。
もし、このブログを読まれて気分を害されたとしたら、
それは私の本意ではありません。

目標をしっかり持って努力しつづけることで、
素晴らしい贈り物(オリンピックのメダル)を手にすることができたという体験談は、
第三者の単なるお話より、何倍ものインパクトで子ども達に伝わります。
ですから「夢を持つことの大切さ」について語ること自体はとても意味があります。

日本サッカー協会が全国の学校で開催している「夢先生」プロジェクトでは
元Jリーガーなどが挫折の体験を盛り込んで話をしています。

「夢」を実現するまでには、必ず壁に突き当たったったり、失敗したりします。
それをどのように乗り越えるかが重要です。

これは、生き方の問題ですね。
スポーツでは、よく運も実力のうち、といいますが、
夢の実現には運が大きく影響します。
様々な条件が揃ったときに、夢が叶えられます。

では、夢が叶わなかったときに何を思うのでしょうか。
練習が足りなかったのか、やり方が間違っていたのか、体力が不足していたのか、
技術が劣っていたのか。
スポーツは遺伝的要素も大きく作用します。

練習量や努力に必ずしも比例しないところに、不条理を感じることもあります。
人は生まれながらにして平等ではないことを思い知らされます。
スポーツに打ち込んだ私の学生時代は、こんなことを考え、悩みながら過ごしました。

それにしても、いろいろ考えさせられるのがスポーツです。
思い出すのは、ソ連(という国がありましたね)のスポーツを取材した時に
通訳をしてくれたロシア人のアンドレイが語っていたことばです。

世界の頂点にあったソ連の強さの仕組みを知るため、
連日、各共和国のスポーツ委員会や体育大学の責任者にインタビューが続きました。
その合間に、公園を散歩しながら雑談をしていた時に彼の口からでてきたことばです。

「ミツヤサン、スポーツは人生の教科書です」

================================

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢は必ず叶うのか

2008年01月25日 | 2008年
このところ、仕事の一環でオリンピックのメダリストが
「夢を持てば、きっとかなうから」と、
子ども達に夢を持つことの大切さを語っている光景を
何度か目にする機会がありました。

ひねくれ者の私は「オリンピックのメダリストは夢をかなえた“成功例”であって、
世の中には早々に負けて夢が叶わなかった“失敗例”が大半なのではないか」と
思ってしまいます。

夢の実現に向けて努力したけれど叶わなかったという子どもがいたら、
どう説明したらいいのでしょうか。

5年前、フランスのナショナルトレーニングセンターを視察した際に会った
ジュニアのサッカー指導者の言葉が印象に残っています。

「この子ども達のなかで、プロになれるのはほんの数人。
一番重要なのはプロになれなかった子ども達を
どのように社会に送り出してやるかなんです」

プロサッカー選手になりたいという夢を実現できなかった子ども達に
新たな夢を持って生きることを教えるのは、
まさにプロの教育者の仕事なのだと思います。

================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポーツビジネス完全解明

2008年01月24日 | 2008年
週刊東洋経済は今週号で「スポーツビジネス完全解明」という特集を組んでいます。
ざっと目を通した私の感想――。

●PART1 巨大化するメディアスポーツ
 膨張するオリンピック・W杯ビジネス
  →今更という話題。
 
 箱根視聴率20%以上のお化け番組・箱根駅伝が感動イベントになるまで
  →同上
 
 浅田真央を「引退危機」から救った国際エージェント
  →「国際エージェント」とはどこの会社かと思えばIMG。
   国際エージェント第1号の会社。まだまだ頑張っている。

●PART2 プロスポーツ覇権争いの行方
 プロの頂点に最も近いJリーグの盟主・浦和レッズ
  →「インタビュー」は前社長の犬飼基昭さんと、現社長の藤口光紀さん。
  犬飼さんは今はJリーグ専務理事、藤口さんは前Jリーグ理事。
  仲間内の人間という感じ。

 復活なるか凋落「プロ野球」-動き出した盟主・巨人の変貌
  →私はあまり巨人の動向に興味がありません。

 ボクシングはジムも選手も極貧―興行のたびにジムの赤字は膨張
  →選手が経済的に豊かでないのは容易に想像できますが、
   ジム経営が赤字とは知りませんでした。

 スポーツ界随一の安定経営、土俵際の大相撲は残れるか
  →相撲の世界は、改善すべき点がかなりあります。

●PRAT 3 スポーツビズの天国と地獄
 日本人メジャーリーガー量産-移籍ビジネスの裏側
 日韓W杯で乱立した巨大遺産
 よみがえった女子プロゴルフ-男子尻目に成功の好循環を達成
 プロアマ混在するバスケット-ビッグバンは来るか
  →内容が容易に想像できるものばかり。

 07年・スポーツ選手テレビCM本数ランキング
  →トップの宮里藍が7社。続いてイチロー、松井秀喜、横峯さくら・・・。
   サッカーのトップは3社の中村俊輔。興味深いランキング。

 スポーツ界で影響力高める早稲田、他大学も人材養成へ猛ピッチ
  →「スポーツ」学部・学科のある主な大学があんなに沢山あるとは。

 細かいエピソードやデータは別にして、私の知らないことは殆どありませんが、
 一般の人が「スポーツビジネスの今」を知るには、
 手っ取り早い虎の巻ですね。

================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陸上コーチ・高野進の“人生講座”

2008年01月23日 | 2008年
「レストラン事業といっても、ビジネスとして考えたことはありません」
本厚木で「創作イタリアンダイニング Lap Top」を経営する
陸上コーチの高野進さんが話し始めました。

今日は当社の「マーケティング研究会第189回例会」。
自らも陸上短距離で日本記録を書き換えた実績を持つトップ選手の経験を持ち、
現在は世界に挑戦する末續慎吾らを育てているコーチです。

「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」。
こうテーマをつけたのですが、レストラン事業をビジネスとして考えたことがない、というのです。
内心、焦りつつ講演に耳を傾けました。

「走ることも食べることと同様に本能。だから子どもは必ず走る」
「ヒトは好奇心と感動の動物」
「情報革命で人間は動物的になった」
などなど、人間の本質や文明についての話が続きます。

では、なぜレストラン経営なのか。
陸上選手は社会人になると所属企業が見つからず、選手生活を継続するのが困難なことから、
仕事の場を提供することにしたのだそうです。
そして「流通の仕組みを知って欲しい」という思いもあり、
4千万円の借金をして始めました。

陸上競技のトップ選手は、試合で100万円の賞金を得る経験をもっています。
「しかし、レストランでは10人で働いて1日に10万円から20万円にしかならないこともあります。
自分で実際に働くことで100万円というお金の価値を実感することができるんです」。
東海大学准教授でもある高野さんの、教育者としての強い意識が感じられます。

実際のレストラン運営ですが、ビジネスとしてはどうなのでしょう。
「重労働で効率が悪く、全然もうからない商売。ようやく利益が出てきた段階」だそうです。
しかし、厳しい反面、人間関係が広がり、
いろいろなヒントを得ることもできるというプラスの面もあるとのことです。

店内の設計は全て自分で手掛け、
メニューの開発や接客などは専門の栄養士やシェフに任せるものの、
値段設定にも細かく目を配っています。

忙しいスケジュールをこなしつつ、毎日、必ずレストランに顔を出し、
最後は従業員と一緒に掃除をして帰るという本気の取組みには、驚かされました。
率先垂範なのです。

レストラン経営の他、「アスレティックス・アカデミー」という組織を作り、
子どもから高齢者までを対象にした陸上指導を、全国各地で行なっています。
今年は日本陸上競技連盟の強化コーチとして、
北京オリンピックを目指す選手の面倒も見なければなりません。

「走ることしか考えてこなかった」高野さんが、
こうして「自分から求めたわけではない」にもかかわらず世界を広げている理由は
「新しい自分を求める」姿勢を失わないから。

「アンチエイジングではなく、サクセスフルエイジングでいきたい」
「自ら率先して行動し、学生達には先輩としての生き方を見せつけたい」

こう語る高野さんは、前日、末續選手にこういわれたそうです。
「先生に追いつける気がしない」。
選手として記録を上回っても、人間として一生追いつけないという意味で、
「それが選手としてだけでなく、人間の先輩としての存在価値である」という
強い自負も感じられました。

「マーケティング研究会」ではありますが、
人間やスポーツの原点を思い起こさせるもので、
年長の参加者の心にも深く響く感動的な『講義』でした。

================================
 【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイナス3つ星レストラン

2008年01月22日 | 2008年
朝から打ち合わせ、理事会、勉強会、懇親会と多くの人と接し、話をした1日でした。
子どものスポーツ指導者、Jリーグ、アスリートのライフスタイル、
Jリーガーのセカンドキャリアとテーマはいろいろ。

充実した1日、唯一、問題だったのがランチです。
九段下で、通りがかりのイタリアンカフェに入りました。
店の前にお祝い用の花が並んでいるところを見ると、
最近オープンしたばかりのようでした。

古ぼけた角材を梁に使うなど、落ち着いた雰囲気を感じさる店内。
お昼の混雑前で、まだ1割の入りというところでしょうか。
赤い地に黒のストライブが入った洒落たブラウス姿のウエイトレスに案内されたのは、
入口に近いテーブルでした。

メニューを見ていると、右後ろから急に冷たい空気が流れてきました。
自動ドアが開いてお客が入ってきたのです。
外気を防ぐ構造になっていません。

さて、ランチメニューはメインの料理とサラダ、スープ、飲み物が付いて890円。
随分、安いですね。
注文した「ほうれん草とベーコンのペンネ、ホワイトソース」が運ばれてきました。
まずは一口。ペンネは固めで、今どき珍しいほどの不味さで。
スープはインスタントのように水っぽく、刻んだ白菜がカップの下に沈んでいました。

「この値段なら仕方ないか」と黙々と食べる間にも
何度も自動ドアが開いて風が吹き込み、体が冷えてしまいました。

それなりのしつらえの店ですが、肝心の料理はマイナス3ツ星。
次回、ここを通るときは、まだ店があるかどうかを忘れずに確かめたいと思います。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================
 【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北京五輪合宿でまちおこし?

2008年01月21日 | 2008年
今朝の新聞に、海外のオリンピック出場チームが、
大会直前に日本で合宿をするという記事が載っていました。
産経と日経です。

同様の記事は、すでに13日付の読売新聞に大きく掲載されています。
現在、私が専門としているのが「スポーツによるまちおこし」です。

キッカケは、2002年のサッカーワールドカップ招致活動。
巨大スタジアムを造って試合招致ができなかった自治体は
せめて外国チームの合宿地としてワールドカップ人気にあやかろうということで
88の自治体が手を挙げました。

そこで驚かされたのが、どの自治体も
「外国チームが合宿してくれれば、地域の名前が売れて
人が沢山きてくれるようになるだろう」という、
何とも素朴な期待を持っていたことです。

イベント開催と同様、合宿も一過性のものです。
それだけで地域の活性化につながるほど、事は単純ではありません。

北京の大気汚染に恐れをなした(!?)海外チームが
日本の各地に滞在してくれれば、世界のトップアスリートとの
思わぬ交流も生まれることがあるでしょう。

とはいっても、くれぐれもそれを地域活性化などと大袈裟に考えないことです。
単なる一時的な盛り上がりに過ぎません。
真のまちおこしには、まず長期計画が必要だということを
忘れないようにしたいものです。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早稲田のスポーツ路線

2008年01月18日 | 2008年
昨日、書いていた話です。
火曜日の産経新聞朝刊「甘口辛口」というコラムで、
早稲田のスポーツが取り上げられていました。

12日の大学ラグビー決勝で早稲田は慶応に勝ちました。
13日の大学サッカーでは法大に勝ってタイトルを制し、
昨秋から野球、箱根駅伝の往路優勝と、
まさに早稲田スポーツの“独り勝ち”だという内容です。

背景にあるのが、03年度に新設されたスポーツ科学部の存在。
毎年、推薦入学で80人の優秀なアスリートを受け入れ、
強い早稲田を実現させたと説明しています。

そして、スポーツ路線で勝ちにこだわる早稲田の姿勢に疑問符をつける一方、
ライバルの慶応が、共立薬科大学との合併で薬学部を新設した路線を、
「時代のニーズに応えている」と評価しています。

これで思い出したのが、1990年代の両校の取組みです。
慶応は藤沢に湘南キャンパスを造り環境情報学部をスタートさせたのに対し、
早稲田はテニスコートをつぶして、リーガロイヤルホテルを建設しました。

早稲田が実際のホテル経営にどのようにかかわっているのかはよく分かりませんが、
早慶の大学経営の路線の違いは明らかです。

数年前、早稲田に勝てない慶応庭球部のOBに、
「AO入試をする高校生のサポートをしてくれないか」と頼まれたことがあります。
AO入試は一般の入試のように学科テストがなく、小論文と面接だけです。
物書きでもある私に小論文の指導をして欲しいということでした。

OGとして期待されるのは光栄ですが、
文章を書くということは、テクニック以前に物の考え方を鍛えることだと考えています。
そのためには、長期に渡る指導が必要です。
残念ながら時間的に余裕がないので断りました。

それにしても早稲田のスポーツ路線には、羨ましさを感じます。
「優秀な高校生を他の大学に取られてしまった」という庭球部関係者の話を聞くにつけ
「慶応も、もう少しスポーツ選手を優遇してくれたら」と思います。

そういえば初めに紹介したコラムの筆者、サンケイスポーツ編集委員の
今村忠さんは早稲田の出身です。
早慶の卒業生が、共に無いものねだりをしているということなのかも知れません。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お休みします

2008年01月17日 | 2008年
ついさっきまで書いていた原稿が、一瞬のミスで消えてしまいました・・・。
9割方、書き終えたところでした。
ちょっとインターネットで調べモノをしていたのです。

昨日も夜が遅かったため、もう気力がありません。
(書いていたのは「早稲田のスポーツ」の話。)
また、明日書きます。
疲れた~。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春懇親会

2008年01月16日 | 2008年
本日はお忙しい中、当社の新春懇親会にご出席くださった皆様、
ありがとうございました。

十分なおかまいもできなかったのですが、それぞれ共通の話題をみつけられ
熱心に歓談されている様子に、主催者としてはちょっと安心しました。

初めて出席される方々もいらしたのですが、
実は昔からの知り合いであったり、また共通の知人・友人がいたりと
世の中の狭さを実感する機会ともなったようです。

お料理も良かったのではないかと思います。
昨年はソーセージやハム系が多かったので、
オードブルとメインディッシュを多めにしてもらい、
メニューのバランスは良くなったはずです。

30分ほどのジャズライブも楽しんでいただけたことでしょう。
弾き語りをしていただいたいまむら直子さんは、
2年前にも来ていただきました。
ハスキーな声で味わいのある歌を歌われました。

交換された名刺は何枚になりましたか。
大人数のパーティーではない分、
ジックリお話をされている方もそこここにいらっしゃいましたね。

この1月は毎週水曜日ごとに当社の催しが続いています。
先週は昼の「実戦ゼミ」
本日は「新春懇親会」
そして来週の夜は「例会」です。

毎年、1月はこんな風にちょっと忙しくスタートします。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
===============================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体抽選会

2008年01月15日 | 2008年
午後1時から、原宿の岸記念体育会館で国体アイスホッケー競技の組合せ抽選会の立会い。
最近は女性もアイスホッケーをしていますが、
残念ながら国体種目は「成年」「少年」の男子しかありません。

出場チームは「成年」が26、「少年」が13。
シードされたチームを所定のポジションに確定してから
「ビンゴ」ゲームの用具を使って抽選をします。

丸いカゴに番号のついたボールを入れ、
取っ手をグルグル回すのが国体委員の私の役目です。
かつて、国体抽選会では開催県が有利になるような抽選が
当然のように行なわれていました。

開催県がすぐに負けてしまうと、盛り上がらないという理由からです。
分からないわけではありませんが、開催県がシナリオ通りに勝つことは、
フェアではないし、客観的に試合の面白さも半減します。

そこで国体を主催している日本体育協会は、
抽選会に国体委員を立ち会わせ、公正な抽選会を実施することにしました。
それ以来、毎年、いくつかの競技団体の抽選会に立ち会ってきました。

そして、本日。ビンゴのカゴをあまりに勢いよく回し、
ボールが穴から飛び出して床に転がったりしました。
何度やってもドジは直りません。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙台名産は今

2008年01月11日 | 2008年
仙台に出張にいったSさんが、お土産を持ってきてくれました。
「東北楽天ゴールデンイーグルス オリジナルクッキー」
「(株)楽天野球団承認」の丸いシールが貼ってあります。

包装紙の裏には、「クラッチーナ」「クラッチ」というキャラクタ―と
バットの絵がついていて、「切り取って遊ぼう!」と書いてあります。
それぞれの絵の回りに破線の切り取り線があるのですが、
これを切り取ってどのように遊んだらよいのかについては
何も記されていません。

それはそれとして、JR仙台駅のお土産売り場には
かつて「萩の月」や「ずんだもち」が並んでいましたが、
今は「楽天ブランド」がメジャーとなっているとのこと。
「ベガルタ仙台ブランド」のお土産は、見当らなかったそうです。

諸般の事情があるのでしょうけれど、
私としては「ベガルタクッキー」も是非、並べて欲しいと思います。
(「ベガルタクッキー」って、ありますよね?)

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。           
                
================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然のままが一番

2008年01月10日 | 2008年
午後から社団法人スポーツ健康産業団体連合会主催の
シンポジウムのパネリスト。
十分に準備をしたにもかかわらず、思ったほどスラスラいかず反省。

理由を考えたら、手元の資料の文字がよく見えないのが問題だったのです。
パワーポイントを使用し、それをプリントアウトして使ったのですが、
文字が小さすぎて読めません。

準備の際は、デスクワーク用の眼鏡でよく読めたのですが
外に出かける時は遠方が良く見えるものに替えています。
遠くがよく見えるかわりに、手元がよく見えない。
老眼が進んだせいか、こんなことになりました。
そういえば、以前も同様のことがありました。

年齢を実感したといえば、シンポジウム後の懇親会で
「お姉さまも、白いものが増えましたね」と、
私よりかなり年長のSさんに、挨拶がわりにいわれました。

「この前、会ったときは、それほどでなかったのに・・・」と、哀れむような口ぶりです。
私自身は、毎朝、鏡を見るたびに「白髪が増えてきたかな~」とは思うものの、
それほど気にしていません。

Sさんに「そろそろ髪を染めますか」といわれ、
髪を染めるのが好きでない私は「これでいいんです!」と
素っ気ない返事をしてしまいました。

「なるべく自然に」―が、私の美学なんです。
(「面倒なことが嫌い」と説明したほうが、分かりやすいかも知れません。)

================================
◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第189回例会◆◇◆
「陸上コーチ・高野進が取り組むアスリート支援のためのレストラン事業」
  ◇講師:高野進氏(日本陸上競技連盟理事、アスレティックス・ジャパン社長)
  ◇会場:ルポール麹町                  
  ◇日時:2008年1月23日(水)18:30~20:00 
  ※オブザーバーでのご参加も可能です。        
                
================================

【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする