三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

心に刻まれた大会

2010年06月30日 | 2010年
ワールドカップ・日本対パラグアイ戦は
延長戦でも決着がつかず、
PK戦で3-5となり、
日本のベスト8進出はなりませんでした。

目標のベスト4にも届きませんでしたが、
全力を出し切り戦った日本代表には
賞賛の声が止みません。

試合が終わってからの選手達の態度も、
見ている者の心に感動の余韻を残しました。

PKをはずした駒野選手に寄り添う松井選手。
頑張った日本代表の選手たちが戻るJリーグの試合に
足を運んでほしいという長谷部主将のコメント。
(自身はブンデスリーガの所属です。)

そして岡田監督のコメントは、
まさに“理想の上司”そのものでした。

「試合内容に悔いはない。
選手たちは、本当に素晴らしく、
日本人の誇りを持って、
最後まで戦ってくれた。

その選手たちを勝たせてやれなかったのは、
やはり私の責任。
執着心、執念が足りていなかった」
(読売新聞夕刊)

これまでの試合でもそうでしたが、
よく戦った選手たちを褒め、
負けた理由は全て自分の責任とする潔さ。

よく試合は勝たなければ意味がない、と言われますが、
負けた試合にもこれほどの感動が詰まっています。

日本代表とともに一喜一憂した今大会は
多くの日本人の心に深く刻まれることになるでしょう。

岡田監督、選手たち、そしてチームを蔭で支えた
多くのスタッフの皆さん、ご苦労様でした。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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“廃校”で未来のスポーツ

2010年06月29日 | 2010年
秋葉原のそばにあった千代田区立練成中学校が
アートの発信地に変身しました。

都心では少子化の影響で
多くの小学校や中学校が統合され
空き校舎ができています。

地域の人々のボランティアの拠点として
使われることはよくありますが、
ここは「新しいアートの拠点」として
学校の校舎とは思えないほど
見違える施設として生まれ変わっています。

名称は「3331 Arts Chiyoda」」
「3331」って不思議なネーミングですよね。
“江戸一本締め”の手拍子のリズムからとったそうです。

先週土曜日、オープニング記念展がスタートしたので
行ってみました。
通りに面した芝生の庭の奥に
3階建ての建物があります。

外観は校舎の趣を残していますが、
ウッドデッキの向うの正面玄関はガラス張りで
テーブルと椅子が置かれた
コミュニティースペースとお洒落なカフェ。

メニューにはランチやディナーもあり、
ビールやワインもあります。
夜の11時までオープン。
近所の住民にとっては
散歩の途中で寄るには手ごろなところです。

中はギャラリーやアーティストの活動の場。
真っ白に塗られた壁に並んだ個性的な作品が
目を楽しませてくれました。

前置きが長くなりました。
当日のお目当ては、
「eスポーツを合成する」と題した作品の見学です。

<企画>
伊藤ガビンさん:
編集者、女子美術大学短期大学部教授
ゲームデザイナーとして活躍されていた方でもあります。

犬飼博士さん:
eスポーツプロデューサー、エウレカコンピューター(株)
スポーツ健康産業団体連合会の「ゲーム化するスポーツ」の
調査研究を一緒にやっていただいたり、
私が法政大学で担当している「スポーツイベント論」で
「eスポーツ」の講義をお願いしたりしています。

エウレカコンピューターの埼玉県戸田市にある本社内には
「eスポーツグラウンド試作機」が設置されています。


ゲームでスポーツ、というと
任天堂の「Wii」を思い起こす方がいらしゃるかと思いますが、
これはそんな生易しい(?)ものではなく
まさに「電子」(eスポーツの「e」はエレクトロニクスの「e」)を使った
バーチャルとリアルが融合した21世紀のスポーツです。

私は半年ほど前に試作機で遊んでみたのですが、
今回、展示されている作品は
さらに進化させてものでした。

「スポーツの原点」「スポーツの楽しさ」を実感できます。

文字で説明すると長くなるので
ご興味のある方は是非、実物を体験してみてください。
「スポーツの未来」を体験することもできますよ。
7月25日まで開催しています。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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ワールドカップ余波

2010年06月28日 | 2010年
大会前の苦戦振りに白けていた人たちも
日本が快進撃を始めると、
一気に注目度が上がりましたね。

深夜の3時半から中継されたデンマーク戦の視聴率は
何と30%を超えたそうです。
私は、といえば結局、後半戦から見ました。

2-0というので、
日本が負けているのかと思ったら、
そうではないというので目が覚めました。

相手を圧倒する気合の入った試合運び。
コーヒーでも飲んで私も気合を入れて応援しようと
台所に立ったところで
岡崎の3点目のゴール。

何なのよ、と不運に嘆きながらも、
リプレーで得点を確認しました。

金曜日は午後には2つの授業があります。
学生の関心度を知りたくて聞いてみると
9割が手を挙げました。

授業が進むにつれて
寝てしまう学生がいつもより多く
「まあ、仕方ないかな」と黙認。

大学時代の私は
よく寝ていたことしか記憶にありません。
自分でできないことを
学生に強制するわけにもいかず、
この点は甘いセンセイです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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テレビで応援

2010年06月24日 | 2010年
「いよいよデンマーク戦ですね」
会う人ごとに、挨拶代わりの話題になります。

サッカー日本代表は、
大会前の厳しい評価が一転し、
決勝トーナメント出場の可能性が見えたことで、
期待の声が俄然、大きくなってきました。

1994年の米国大会。
初めてワールドカップを現地で見ました。

前年、スーパーボウル(アメリカンフットボールの“王者決定戦”)を
観戦したパサディナのロウズボウル(スタジアム)が決勝会場でした。

2002年のワールドカップ招致を目指していた日本から、
試合会場地として立候補していた自治体関係者が
大挙して押しかけていました。

1998年のフランス大会。
日本代表が合宿していたスイスのエクスレバンには、
大勢の日本人サポーターが押しかけ、
地域の活性化に一役買いました。

決勝会場のフランス競技場は
ガラスを使った美しい屋根が特長でした。

2002年の日韓大会。
ワールドカップ史上初の共同開催という“奇策”には
声も出ませんでした。

文化も言語も異なり
歴史的に様々な問題のある両国が
果たして共催ができるのか。

正直、疑問視していたのですが、
両国関係者の多大な努力で
成功させることができました。

日本では「フーリガン」を警戒しすぎたせいか
ワールドカップを十分楽しむには至りませんでした。

円高が幸いして、
黒字分の80億円で現在のJFAビルを購入しました。

2006年のドイツ大会。
フランクフルトのパブリックビューイングの画面が
河のど真ん中に設置されていたのには
ビックリしました。

両岸から見ることが出来る仕組みです。
大会公式会場は有料スタンドが設置されていました。
反対側の岸は様々な屋台が並び
こちらの方が楽しく賑わっていました。

ワールドカップはこんな風に楽しむのかと、
初めて実感できたように思います。

そして今回の南ア大会。
私にとっては、久しぶりに現地に行かない大会です。

あと数時間で日本にとっての“決戦”が始まります。
頑張って寝ないか、早起きするか。
考えているうちに試合開始時間が近づいてきます。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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ブブゼラの正しい使い方

2010年06月23日 | 2010年
今回のワールドカップでどうしても気になるのが
試合中ずっと鳴り響いている民族楽器のブブゼラ。

会場では100デシベル以上で
難聴になるほどの大音量だそうですね。

南アの文化といわれれば反対しにくいのですが、
監督や選手同士の声の掛け合いもできず
試合内容にもかなり影響を及ぼしているようです。

日本がカメルーンに勝ちオランダに善戦したことで
日本代表人気も上昇し、
関連商品の売上も予想以上です。

楽天では開幕直後からブブゼラの注文が増え、
品薄になって価格が高騰しているそうです。
(日経MJ:2010年6月23日)

購入者は一体、それをどこで鳴らすのか気になるところです。
紙面では、Jリーグは「現状では禁止対象になっていない」と
答えていました。

Jリーグ開幕時を知る私としては
この回答は何かの間違いではないかと思います。

というのも、開幕当時に流行った「チアホーン」が
その後、スタジアムから姿を消しているからです。

「チアホーン」というのは
昔のお豆腐屋さんの吹いていた
ラッパのような音色の出る「笛」(?)のことです。

ブブゼラの音を実際に聞いたわけではありませんが
チアホーンは難聴になるほどの音量ではなかったと記憶しています。

それでもスタジアム周辺の住民からウルサイと文句が出たため
Jリーグはこの「チアホーン」を禁止しました。

ということで、ブブゼラをお土産に買ってきた人、
楽天で購入した人は、他人の迷惑にならないように
“ウルサイ試合”の思い出として
壁に飾っておくのがよいのではないかと思います。

Jリーグ創設時を知る元理事より

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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頂上作戦

2010年06月22日 | 2010年
久しぶりに思い出したのが「頂上作戦」という言葉。
トップ選手に自社製品を使ってもらう戦略を
こう表現したのはD社の広報担当者でした。

開催中のサッカーワールドカップ。
アディダスがサッカー関連事業の売上高の
12月期見通しを発表しました。

今日の日経新聞夕刊によれば
ユニホームのレプリカなどの売上が好調で
過去最高の15億ユーロ(約1700億円)に
達する見通しだそうです。

同社が今大会でユニホームを提供したのは
南アや日本など12チーム。
ちなみに前回のドイツ大会では6チームで
今回は、この年の12月期売上高の25%増とのこと。

より多くのチームの選手に
自社製品を身に付けてもらうことが
売上高増に結びついたといえるでしょう。

ちなみに大会前に話題になった同社の公式試合球は
1千300万個が売れたそうです。
世界最大のイベントの威力を
見せつけられる数字ですね。

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 三ッ谷 洋子
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 法政大学スポーツ健康学部教授
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小さな楽しみ

2010年06月21日 | 2010年
「今年の春は、ベランダのフジの花が見事でしたね。
メールをしようかと思っていたのですが・・・。」
同じマンションのNさんが、
こんなことをいってくれました。

メールはきませんでしたが、
犬と散歩をしながらベランダのフジを見てくれたとは
ちょっと嬉しい話です。

昨年、初めて5~6房の花をつけたフジが
今年は一斉に100房もの紫色の花が
手作りの棚を飾ってくれました。

今は、花も散ってインゲン豆のようなものが
ぶら下がっています。
フジはマメ科なんですね。

葉ばかりになったフジの根元から、
今はつる性の植物が朝顔のような形の
黄色い大きな花を5~6輪つけています。
カボチャです。

その隣の鉢にはグレープフルーツの木が
50センチほどに伸びています。
2センチはあろうかという長い棘に気をつけないと、
ジョウロを持った腕に傷がつくことがあります。

料理で出たクズを堆肥代わりにしているので
ベランダの鉢植えには、
意外な植物の芽が出てきます。

いつか、カボチャやグレープフルーツが
収穫できるのを楽しみにしながら(?)
小さなベランダのガーデニングを楽しんでいます。

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 三ッ谷 洋子
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大学の会議

2010年06月18日 | 2010年
大学で仕事をするようになって驚いたことの一つは
先生方による様々な委員会があることです。
1人が4~5つくらいの委員会に所属します。

今週は次のような委員会がありました。

■就職委員会
法大スポーツ健康学部の最上級生は2年生ですが、
今から学生の就職に向けて情報収集をしています。

■法政クラブ運営委員会
この4月に特定非営利法人として
「法政クラブ」が多摩キャンパスにできました。

スタートしたばかりで事業内容や
イベントなどを一つずつ決めています。

■SSI運営委員会懇談会
法大には体育会推薦で入学した学生が受講できる
特別講座が開講されています。

多摩と市ヶ谷のキャンパスを結んでの“遠隔会議”でした。
いずれかのキャンパスで出席すればよいので
私は1時間半かかるいつもの多摩ではなく、
半分の時間で済む市ヶ谷に出席しました。

そうそう火曜日には「教授会」がありました。
「教授会」という何かエラソウに聞こえますが、
要するに「大学の職員会議」なんです。
こう言い換えると「な~んだ」という感じですよね。

明日は「特別推薦入学資格委員会」があります。
いつになく会議に追われる一週間です。

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 三ッ谷 洋子
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今日の話題から

2010年06月17日 | 2010年
ワールドカップ関連の話題を
日刊スポーツから2つほど。

●北朝鮮 偽サポーター!?
 ブラジル戦スタンドにいたのはセレブ中国人
 
 北朝鮮サッカー協会が資金難で自国応援団を組めないため、
 中国人の富裕層2000人を集め
 応援団を組織しました。
 他国観光客に応援を頼もうという発想。
 さすがにユニークですね。

●トイレ我慢して日本応援
 前後半終了直後に水道使用量急増
 
 大阪市水道局では
 日本対カメルーン戦のテレビ放映時間帯に
 水道使用量が試合直後から急激に減り始め
 ハーフタイムになると一気に増えました。

 同様のニュース、以前のワールドカップでも
 読んだような気がします。

 ワールドカップで宅配ピザの売上向上という話題も
 以前、読んだことがあります。
 そのうち記事がでるかも知れません。
 
 友達や家族が集まってピザを食べながら
 試合観戦という構図ですね。

土曜日のオランダ戦は午後8時半からです。
さて、どこでどのように応援しましょうか・・・。

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 三ッ谷 洋子
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昔「デ杯」、今「はやぶさ」

2010年06月16日 | 2010年
サッカー日本代表の“快挙”と並んで注目が集まったのが
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還です。

2年をかけてたどり着いた小惑星イトカワは
長径550メートルほどの非常に小さな星。
よくぞそれほど遠くの小さな星にたどり着いたものです。

帰途は4基のうち3基のエンジン停止に遭いながら
満身創痍の状態で最後の力を振り絞り(?)
豪州の草原にカプセルを送り届け、
自らは大破し宇宙の彼方に消えていきました。

この健気さ、潔さ。
苦難の道を読むだけで
涙が出そうになります。

14日の各紙の朝刊トップはこの記事でした。
中でも最も素晴らしい写真だと思ったのが読売新聞。
「はやぶさ」は大気圏突入で燃え尽き、
カプセルの光跡が天の川に向かって延びています。

ここをクリックしてご覧下さい。

この偉業を成し遂げた「はやぶさ」に搭載されたのが
NEC製のイオンエンジンだそうで、
今回のプロジェクトの成功で
企業イメージのアップに大いに貢献しました。

15日の日経産業新聞によれば
NECは海外向けの衛星部品売上高比率を
09年度の20%から50%まで増やす計画とか。

同社は1980年代初頭、海外市場進出に当たり
テニスの国別対抗戦「デ杯」の
冠スポンサーになりました。

コンピューター売り込みのキッカケを
テニスが取り持ったわけですが、
30年を経た今、その役割を担ったのが
「はやぶさ」だったということですね。

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 三ッ谷 洋子
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お休みの言い訳

2010年06月15日 | 2010年
しばらく間が空いてしまい失礼しました。

先日、深夜に仕事のメールを送った人から
「忙しすぎるようで心配です。お体を大切に」と
返信が届きました。

休日返上で仕事を片付けても、
なぜか次々に仕事が増えて、
我ながら「何でこんなに忙しいの?」と不思議に思うほど。

その結果、睡眠時間がかなり短くなっています。
もう若くはないので、少しはセーブしようかと思い、
ブログを休ませていただきました。

ワールドカップ、ニッポンが勝ちましたね!
最後まで集中力を切らさずにプレーする姿に
これまでにない頼もしさを感じました。

(それでも辛口のセルジオさんは
厳しい批評をするのでしょうね。
朝刊が楽しみではあります。)

これで第2戦(オランダ戦)がある土曜日まで
気分よく過ごせそうです。

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 三ッ谷 洋子
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ワールドカップの遺産

2010年06月10日 | 2010年
久しぶりに「中津江村」の文字を
新聞で目にしました。
元村長の坂本休さんがカメルーンの応援に
南アを訪問すると日刊スポーツが伝えています。

2002年の日韓ワールドカップの際に
同村で合宿することになっていたカメルーンの来日が何日も遅れ、
それでも村民が温かく迎えたという話は
日本中の感動を呼びました。

今回は皮肉なことに、日本の緒戦の相手がカメルーン。
「少し複雑な気持ちだが、
村を元気にしてくれたカメルーン代表に恩返しがしたい」と
南ア訪問を決めたそうです。

88自治体がキャンプ地として名乗りをあげ
外国チームが引っ張りだこになった日韓大会のことなど、
今は誰もほとんど思い出すことはありません。

そんななか、坂本さんが8年前の「恩返しを」と
応援に出かける律儀さが
中津江村の名を改めて印象付けることになりました。
「日本一有名な村」は健在です。

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スポーツは体にわるい

2010年06月09日 | 2010年
急に思い出して
「スポーツは体にわるい」(加藤邦彦著)を読んでいます。

1992年の発行ですから、ふた昔も前の本です。
当時、かなり話題になったように記憶しています。

まえがきはこう始まります。

 近ごろは、世をあげて
 「スポーツ健康法」花ざかりの感がある。
 成人病の予防に、過労死の防止にというだけでなく、
 「運動療法」なるものまで飛出し、
 厚生省もそれを積極的に推し進める気のようだ。

 また、文部省まで色気をしめしはじめ
 本年度の教育白書では
 「スポーツと健康」を特集に取り上げるという。
 
こう読んでくると、当時の風潮がさらに加速し
現代に続いていることがわかります。

この本のサブタイトルは「酸素毒とストレスの生物学」。
著者はスポーツが巷間でいわれていることとは裏腹に、
生物学的、医学的に見ると体にわるいと指摘しています。

 私たちの心身に大きな「ストレス」を生じさせるし、
 活性酸素(酸素毒)という猛毒の物質を
 体内に多量に発生させるからである。

こう説明しています。

内容は「ナルホド」と納得できるものですが、
ではスポーツを止めようか、という気にはなれません。

「それでもスポーツをやめられない人」のために、と
最後にアドバイスが付いているので、
救われた(?)気分で本を閉じることができます。

本論とは関係のない「余談」で
サッカーに関する興味深いエピソードがあったので
ここに紹介します。

1964年の東京オリンピック。
最後まで入場券が売れ残ったのが
サッカーとホッケーだったそうです。

サッカーの歴史に詳しい人なら、
日本がアルゼンチンに勝利したことをご存知でしょう。
著者の加藤さんはこの試合を見ていたようです。

 そぼ降る雨の駒沢競技場、
 日本がアルゼンチンに
 劇的逆転ヘディングシュートで勝ったとき、
 スタンドはどうみても数百人の観客も
 いなかったように記憶している。

今の人気を思えば、
まさに隔世の感を覚える光景です。

そうそう、ついでに私の体験談も加えると、
チケットが余っていたもう一つの競技・ホッケーを見ました。
初めて見るスポーツで
あまり楽しめなかったように思います。

話がそれてしまいました。

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日本のサッカー文化とは

2010年06月08日 | 2010年
昨日は私が事務局を担当している
FA-CLUB(日本のサッカー文化を育てる会)で
「特別定例会」を開催しました。

今回は岡野俊一郎さん(日本サッカー協会最高顧問)、
佐伯年詩雄先生(筑波大学名誉教授)、
奥寺康彦FA-CLUB代表の3人による
座談会「日本のサッカー文化を考える」です。

岡野さんのお話では
次のような言葉が印象に残りました。

 「日本に“体育文化”はあるが“スポーツ文化”はない」
 
 「アメリカも日本と同様、
  スポーツは学校体育が基本でスポーツクラブがないため
  “スポーツ文化”はない」
 
 「Jリーグはクラブシステムを取り入れることで
  日本にスポーツ文化を根付かせる取組みをしている」

「体育文化」とは初めて聞く単語です。
また文化はクラブから育つというお考えです。

長く日本のサッカー界・スポーツ界を代表して
様々な場面でスポークスマンの役割を果たされてきた
岡野さんならではの視点だと思いました。

対する佐伯先生からは、
次のような解説や提案がありました。

 「古代ギリシャではアポロは芸術の神であり
  身体的なものをつかさどる神でもあった。
  つまり音楽とスポーツは根が同じで
  ヨーロッパでは仲がよいが、日本ではその関係が薄い」

 「Jリーグはプライドを持つと同時に
  どのようなスポーツ文化を作るかという責任がある。
  ビジネスだけでなく、文化としてのモデルを作るべきだ」

 「ワールドカップを日本に招致するなら、
  大会を通して日本が世界にどう貢献できるかを
  メッセージとして明らかにすることが必要だ」

佐伯先生はいつも社会性、公共性を強調され
メッセージを明確にすることを提案されます。

奥寺さんはこんな言葉で締めくくりました。

 「我々はついこの前の2002年日韓ワールドカップを
  アッという間に忘れてしまった。
 
  日本がどのようなビジョンを示したら
  アジアのお手本となれるかを
  考えることが大切だと思う」

ホントに日本人は忘れっぽいですよね。
司会をしながらいろいろ刺激を受けた座談会でした。

会場は本郷にあるサッカーミュージアム内の
バーチャルスタジアム。
参加者は階段状のスタンドから座談会を見下ろす格好です。

その奥にテーブルを並べて
終了後はワインや軽食をとりながらの懇親会でした。

「なかなかオシャレな演出でしたね」と
佐伯先生からお褒めの言葉をいただきましたが、
それにしても準備が大変な会ではありました。

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授業の心得

2010年06月03日 | 2010年
私は普段、頭に血が上って怒ることはありません。
最後はいつだったか思い出せないほどです。
ところが今日はついに爆発してしまいました。

オシャベリを止めない学生。
27人のクラスなので小さな教室です。
なんど注意しても大きな声のシャベリはやまず
ついにキレました。

最初の授業でブルーの用紙に
授業を受ける際の「心得」をコピーして配布しています。

大学の恥さらしのようですが、
最近はどの大学の学生も同様だというので、
あえて公表します。

次のような内容です。

 ①「私語」はしない。(周りの迷惑となる。)
 ②「飲食」はしない。教室で「学ぶ」側の姿勢として当然のこと。
 ③「携帯電話」は操作しない。授業中にチェックする行為は見苦しい。
   電源を切ってしまっておく。
 ④「よそ見」はしない。話をしている人には顔を向けてよく聞く。

 ※これらは社会常識として「当たり前」のこと。
  特に他人から注意されなくても、
  どの授業でも共通するものであることを認識しておく。

「今どきの学生は、
こんなことまでいわないと分からないのか」と
驚く大人も多いことでしょう。

しかし、こんなことまでいっても
守れない学生がいるのが今の大学の現状です。

慶應大学の湘南キャンパスで教えているMさん(男性)は
オシャベリをしている学生を見つけると走っていき
「首根っこを捕まえて廊下に放り出す」そうです。

私はそこまでは出来ないので、
イエローカード、レッドカードで
コントロールしようかと考えていたのですが、
今日は冷静さを保てず、
その前にキレてしまいました。

真面目に授業に臨んでいる学生に迷惑とならないよう、
来週の授業では改めて「心得」を守るように
いわねばなりません。

日本の情けない現状です。

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