三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

中澤選手にインタビュー

2009年12月31日 | 2009年
ついに2009年も大晦日。
この一年、ブログを読んでいただき、
ありがとうございました。

明日の元旦から3日まで、
ブログはお休みとさせていただきます。

皆様にひとつだけお知らせを。

3日と10日の新聞(朝日、読売ほか地方紙)に
サッカーの中澤佑二選手のインタービュー記事が
掲載されます。

ゆうちょ銀行の「記事広告」で、
私が「聞き手」としてまとめたものです。

5段組のかなり大きなスペースに
背広姿の中澤選手の顔写真が大きく扱われていますので
すぐに見つけられると思います。

中澤選手が超多忙の中で、インタビューはわずか15分。
とはいえ、選手へのインタビューはここ何年もしていなかったので、
久しぶりに新鮮な気持ちで取り組んだ仕事でした。

残念ながら聞き手の“オバサン”の顔写真は
スペースの都合で(?)付いていません。
読まれた方は、感想などコメントでいただければ
嬉しく思います。

最後になりましたが、
新しい年が皆様にとって実り多き一年でありますよう
お祈りしています。

2010年、このブログでまたお目にかかりましょう!

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部代表
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ロシアのスポーツクラブ

2009年12月30日 | 2009年
共同通信によれば、
サッカー日本代表の本田圭佑選手が
オランダ1部リーグのVVVフェンロから
ロシアリーグのCSKA(ツェスカ)モスクワへの移籍が決まったと、
地元紙が伝えたとのことです。

1980年のモスクワオリンピックをはさんで
前後5回に渡って旧ソ連のスポーツを取材した私には
「ツェスカ・モスクワ」は懐かしい名前です。
ジーコが今年、監督をしていたチームでもありますね。

私が初めて訪れたのは・・・31年(も!)前の1978年のこと。
2年後にモスクワオリンピックを控えていました。

当時のソ連は、職能別の労働組合が
スポーツクラブを運営していました。

「CSKA」は陸軍中央スポーツクラブの頭文字ですが、
陸軍に勤める人たちが所属する労働組合の会費の30%が
クラブ運営費に充てられているという説明でした。

その代わりに組合員は格安の会費で
スポーツ活動ができる仕組みです。

その後、資本主義に移行したロシアですが、
スポーツクラブの運営がどうなっているのか、
とても知りたいところです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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米国のマイナースポーツ

2009年12月29日 | 2009年
「アメリカのスポーツは
地域限定のマイナーなものばかり」

ニューヨークに住む英国人ジャーナリストの
コリン・ジョイスが著書「アメリカ社会入門」で、述べています。

アメリカン・フットボール、アイスホッケー、
バスケットボール、野球のことを、こう評しているのです。
そういわれれば、そうかも・・・。

メジャーにならない理由を
「アメリカの支配力の限界」としています。

では、世界のメジャースポーツとは何でしょうか。
ジョイスは「サッカー、ラグビー、クリケット」の3つを挙げています。
いずれも英国を起源としたスポーツです。

サッカーがメジャーであることはいうまでもありませんが、
米国人は概してサッカーにほとんど関心がないといいます。

「あれは女の子のスポーツ」「ラテンアメリカ系移民のもの」
「中高生向け」などといわれるのだそうです。

私は1994年のワールドカップ米国大会の時、
ロサンゼルスのホテルに泊まっていました。

本屋さんの若い男性店員に
「サッカーっていうスポーツは面白いの」と
聞かれたことを思い出します。

とはいえ、ワールドカップでの米国代表は
なかなか手強いですね。

ジョイスが書いています。
「僕が不愉快なのは、
彼らがこれだけサッカーのことを見下しているにもかかわらず、
その競技水準が驚くほど高いということだ。
ワールドカップの成績はたいしたものだし、
今後の成長の余地を考えれば、恐ろしくさえある」

目下の世界ランクは14位。
来年のワールドカップでは、
イングランド(9位)、アルジェリア(28位)、
スロベニア(33位)と共にグループCに入っています。

米国が実力どおりにグループCの2位となり
決勝トーナメントで勝ち上がってくると、
日本(注)はベスト4で顔を合わせることになります?!

(注:世界ランク43位。目標は「ベスト4」)

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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読みたい本

2009年12月28日 | 2009年
読まなければならな本が山積みですが、
次々に気になる本が出版されています。

新聞広告や書評欄で見つけます。
スポーツに関連するものでは、こんな本です。

●老川慶喜編著「東京オリンピックの社会経済史」日本経済評社
 1964年の東京オリンピックは、
 敗戦後の日本が、先進国の仲間入りをする
 キッカケとなりました。
 
 この本は、「都市開発、万博、ロンドン五輪との比較や、
 消費、娯楽、流通など多彩な視点から検討」しています。
 定価4,410円と、お値段がちょっと張ります。

●森田浩之著「メディアスポーツ解体」NHKブックス
 副題に「<見えない権力>をあぶりだす」とあります。 
 ここでいう「見えない権力」とは一体、
 何を指すのか、気になります。

●岩崎夏海著
 「もし高校野球の女子マネジャーが
  ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」ダイヤモンド社

今朝の日経新聞で、
長いタイトルに目がとまりました。
アマゾンの「社会・政治」ランキング1位だそうです。

「新人マネジャーと野球部の仲間たちが
ドラッカーを読んで甲子園を目指す青春小説!」です。
 
表紙はセーラー服の“萌え系”少女が描かれていて、
ちょっと恥ずかしいのですが、
これ、今いちばん読んでみたい本です。

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 三ッ谷 洋子
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進化した柚子ジャム

2009年12月24日 | 2009年
いつも野菜やいただきモノを送ってくれる叔母が
この秋は大きめのダンボール箱で
柚子を大量に送ってきてくれました。

私はそれでジャムを作ります。
以前はマーマレードにしていました。
ジュースを絞り、皮を刻んでナベで煮ます。

その後、圧力ナベを使えば
あまり時間もかけずに柔らかくなることに気づきました。
柚子を半分に切って種を取り、
柔らかくなったらポテトマッシャーでつぶします。

潰された皮は見た目にあまりきれいではありませんが、
味は全く問題ありません。

今年は、安売りショップで買ったブレンダーを使ってみました。
皮も中の袋も白い部分も
全てが粉砕されてポタージュスープのようになりました。

圧力ナベを使うと、
一度に30個以上の柚子が入ります。
その結果、洗面器一杯分くらいのジャムができます。

ありったけのジャムの空ビンに詰めてみたのですが、
まだまだ残っています。

友人達に配ると、例年以上に好評です。
「美味しい」ではなく、
「スゴク美味しい!!」

材料は柚子、精製していない砂糖、水だけ。
パンに塗ったり、ヨーグルトにかけても美味しいですよ。

お湯をそそげば「ホットレモン」ならぬ「ホットユズ」
素晴らしい味と香りが楽しめます。

後には種が山のように残ります。
階下のオバサンが「種は焼酎につけておくと、
化粧水になるのよ」と教えてくれました。

私の場合は肌につける前に「味見」をして
なくなってしまいそう・・・。

皆さんもトライしてみてはいかがですか?
あらゆるジャムの中で、
「柚子ジャム」がイチバンです!

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 三ッ谷 洋子
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鳥の巣でスキー!

2009年12月22日 | 2009年
オリンピック開催都市の悩みといえば、
巨大施設を大会後にどう活用するか、です。

北京オリンピックのメインスタジアム「鳥の巣」が
スキー場として開業したと、
18日付中国新聞が伝えています。

5000席分のスタンドを撤去して
人工雪で長さと幅80メートル、
斜度6度のゲレンデが設置されました。

トラックには雪遊びができるコーナーもあり、
入場料は平日大人120元(約1560円)だそうです。

「鳥の巣」の維持費は年間1億元近くかかるため、
建設費の30億元の回収を含め、
収益の確保が課題になっているといいます。

外周部分をショッピングモールやホテルに
改装する計画も検討中とのこと。

オリンピックの「遺産」(レガシー)が「遺跡」にならないよう、
本来であれば、建設前に検討しておくことこそ重要です。

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 三ッ谷 洋子
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ラグビーの精神で

2009年12月18日 | 2009年
いつもブログをご愛読いただきありがとうございます。
情報洪水の中を泳いでいて(?)
たまたま見つけて読み始めたという方も
いらっしゃるかも知れませんね。

今回、コメントをくださったジズーさん、
ありがとうございます。

ドイツのワールドカップ惨敗後に引退宣言をした
ヒデ(で失礼します)についてのブログに対してのコメントです。
「問題はヒデではなく、他の選手の意識の低さ」というご指摘です。

ヒデに対するたいする否定的な見解を書くと
いつもは静かな(?)読者から、よく反論をいただきます。
その度に、いかに多くの人が、
彼の考え方、生き方を支持しているかを実感します。

そんな彼のファンには、
私の書き方が皮肉っぽく、意地悪な見方だと
感じられたかも知れません。

ご承知のようにチームスポーツでは
選手同士のコミュニケーションが重要です。
あの時のチームは、
それがうまくいっていないようでした。

もちろん彼ひとりの責任ではありませんが、
かといって、他の選手だけの問題でもないように思います。

ラグビーの世界ではこんな言葉がありますね。
「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」
ひとりは皆のために、皆はひとりのために・・・。

来年のワールドカップは、もう半年後に迫っています。
今の日本代表チームにはヒデのようなスター選手はいませんが、
全員が気持ちをひとつにしてベスト4を目指しています。

「そんなの無理だ」と、評論家のようなことをいう前に
頑張っている日本代表チームを、皆で応援しましょう。

世界デビューしてまだ歴史の浅い“日本のプロサッカー”。
勝ったり負けたりしながら、きっと成長していくはずです。

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 三ッ谷 洋子
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鍵を握るテレビ中継

2009年12月16日 | 2009年
今朝の産経新聞のコラム「すぽーつサロン」で
日本の男子マラソンの衰退ぶりが取り上げられていました。

6日の福岡国際マラソンで、
63回の大会史上初めて、
日本が8位以内に入れなかったとあります。
最近ではマラソンに挑戦する選手が少ないのだそうです。

「駅伝がマラソンをダメにした」(生島淳著)という本がありますが、
ついに本当にマラソンがダメになってしまったようです。

一方、箱根駅伝は日本のお正月の風物詩として、
すっかり定着したといってよいでしょう。

テレビ中継の力が大きく影響しています。
箱根の山道を走るランナーの姿を途切れずに映像化するには
多くの困難があったと聞いています。

ランナーが力を合わせてタスキをつなぐという行為は、
日本人の心を大いに揺さぶる物語として、
毎回、ドラマチックに伝えられます。

アナウンサーが連呼する大学名は
そのまま、ランナーが所属する大学の
“宣伝”のようになっています。

かつて箱根で活躍した大学のOBが
「ウチの大学はどうした?」と気に掛けるのも
分かる気がします。

とはいえ、もし駅伝に人気が集中して
マラソンがダメになったのだとしたら、
考える必要があるかも知れません。

冬場はマラソンのシーズン。
女子は箱根駅伝がないせいか(?)
国際女子マラソンは大賑わいです。

「大阪国際女子マラソン」「名古屋国際女子マラソン」。
それに「東京国際女子マラソン」にかわって
「横浜国際女子マラソン」が始まりました。

各地の国際女子マラソンが始まって、
女子の陸上競技は長距離に人気が集中して、
短距離やフィールド競技の競技人口が減ったという話を
以前、聞いたことがあります。

現代はテレビ中継が、競技の人気を大きく左右します。
それだけに競技団体は、
縮小してしまった種目に対して、十分な目配りが必要です。

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 三ッ谷 洋子
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胴上げは危険!?

2009年12月15日 | 2009年
先日、日韓女子プロゴルフ対抗戦で、
3年ぶりに優勝した韓国のキャプテン・李知姫が
胴上げされた後に鉄製表彰式台の角に腰を強打して、
救急車で病院に運ばれました。

精密検診の結果、単純打撲傷と分かり、
関係者はホッと胸をなで下ろししたとのことですが、
韓国の東亜日報(9日付)に、
胴上げにまつわる記事が掲載されています。

まずは胴上げのこんな事故から。

●女子プロバスケットボールで
昨シーズン優勝した新韓銀行の林達植監督は、
選手らが手を離したため、ぎっくり腰になった。

●07年には李ヨンジュ元新韓銀行監督が
同様に胴上げされて転落し、小指のじん帯を痛めた。

胴上げは、いうまでもなく
参加するメンバーが一緒に上へ投げて
一緒に受け止めなければなりません。

ところが、胴上げされている監督や選手の写真を見ると
恐怖の表情が交じっているそうです。

プロバレーボールの三星火災・申致容監督はこう語っています。

「時々、怖い時がある。宙に浮いている最中に、
『受け止めるなよ』『怪我したら、どうするんだ』という言葉が
聞こえてくる時がある。
このまま落下したらどうしようと、
ぞっとする時がある」

実際、事故を恐れて胴上げを避けた人もいます。
プロ野球・金応竜サムスン社長は腰の具合がよくなかったため、
06年優勝後に姿を消しました。

プロサッカーのKリーグでは、
全北を優勝に導いた崔康熙監督が胴上げの途中、
誰かが頭をとんとんと叩いたので、
「僕を死なせるつもりか」と叫んだそうです。

統計があるわけではないのですが、
日本では胴上げ事故はあまり聞いたことがありません。
国民性の違いなのかも知れませんね。

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 三ッ谷 洋子
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タンポポの綿毛のように

2009年12月14日 | 2009年
今年の就職戦線は、
かつての就職氷河期にも匹敵する厳しさだそうです。
大学4年生でまだ就職が決まっていない学生も
少なくないと聞いています。

書店には様々な「就職活動」の本が並んでいます。
先日、業界別の企業を紹介する本を見つけました。
「スポーツ業界」のページを開けてビックリ。

「Jリーグのクラブ」「フィットネスクラブ」
「スポーツ用品メーカー」の3種しかないのです。

今、多くの大学でスポーツや健康に関する学部や学科が
設置されています。
そこでスポーツ業界を希望する学生が見たら、
ショックを受けるのではないかと心配になりました。

「スポーツビジネス」「スポーツマーケティング」という科目は
どの大学でも人気があるようです。

そのような事業を専門でやっている企業はそれほど多くありませんが、
例えば、スポーツイベントのスポンサーになっていたり、
スポーツ選手を支援している企業は多分野に広がっています。

少子高齢社会において、スポーツや健康は
今後より一層、重要になるはずです。
一般の企業においても、
スポーツや健康関連の事業に取り組む可能性が
皆無とは言い切れません。

その意味で、私はスポーツや健康について学んだ学生たちには
様々な分野の企業に就職して欲しいと考えています。
そこで彼らの感性を生かした新たな提案をしてみたらどうでしょうか。

タンポポの綿毛のように遠くに飛んで行って、
予想もしなかった分野で
「新しいスポーツビジネス」の芽が出てきたとしたら
これほど素晴らしいことはありません。

就活中の皆さん、頑張ってください!

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 三ッ谷 洋子
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「美術」が泣くイルミネーション

2009年12月11日 | 2009年
クリスマスが近づき、
あちこちの街路樹や生垣が
イルミネーションで飾られるようになりました。

先日、上野公園で「古代ローマ帝国の遺産」と
「聖地ポタラ宮と天空の至宝 チベット」を見た後、
国立西洋美術館の隣のカフェで休憩しました。

日が沈み、そろそろ帰ろうかと外に出てみると
イルミネーションの洪水。

正面の東京文化会館の生垣は黄色味を帯びたイルミネーション。
手前の西洋美術館の高めの生垣は緑色です。

最近は白色や青色が多いのですが、ここは緑色。
それが何とも品がない色なのです。

西洋美術館の前には、
洒落たオーナメントが下がるクリスマスツリーがありましたが、
派手な緑の光の前にすっかり埋没しています。

この統一感のない光のデコレーションは
各エリアを管轄する役所の担当者が
それぞれの趣味で色や配置を決めたのではないかと思います。

センスの無さは驚くばかり。
「美術館」といっても、
美的センスが発揮されているのは館内だけのようです。

いずれにしても、1日も早く撤去することを提案します。
控えめな飾り付けのクリスマスツリーが
とても素敵に見えるはずです。

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 三ッ谷 洋子
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テレビが育てるサッカー

2009年12月09日 | 2009年
来年のサッカー・ワールドカップ全試合を
生中継するスカイパーフェクTVが、
「日本のサッカー中継」に関するアンケート調査をしました。

Jリーグ関係者や高校・大学の指導者、
サッカー関連メディアやジャーナリストなど
100人を対象に行なったものです。

サッカーのレベル向上には、
テレビのサッカー中継が大きく影響しているという
興味深い結果が出ました。

●「日本のサッカーレベルを上げるために、
サッカー中継が果たす役割は大きい」83%

●「質の高いサッカー中継を通して
サポーターのサッカーを観る目を養うことが
日本サッカーのレベル向上に貢献しうる」69%

国内サッカー中継に不足しているものは―。

●「プレーの意図を伝える実況中継」59%
●「オフ・ザ・ボールの動きを見せる」56%

こんな回答でした。

中継を見ていて私がとても気になるのは、
ベンチの監督の表情を頻繁に映すことです。

スポーツプロデューサーの杉山茂さんによれば、
野球中継のやり方をそのまま踏襲しているからだそうです。
サッカーには必要ないと思います。

また、中継をするテレビ局は
エキシビションマッチを公式戦と同じ「決戦」のように扱い
必要以上に盛り上げたり、
勝敗ばかりにこだわる伝え方をしています。

もちろん日本が勝ったほうが気分がよいわけですが、
サッカーの面白さは、
勝敗とは別のところにあることを
画面を通してしっかり伝えて欲しいものです。

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 三ッ谷 洋子
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本日のニュースから

2009年12月07日 | 2009年
仕事に追われて、
ブログのテーマを探す気力もありません。

かといって、またブログをお休みするのは読者に申し訳ないので、
久しぶりに今朝の新聞から、
チェックした記事をご紹介します。

●スキー場 再利用(日経)
 里山に再生/バイクのコースに
 滋賀や長野利用低迷で 住民ら手作り

閑古鳥が鳴くスキー場が
新たな道を見つけたようです。

●Jリーグ3連覇 鹿島の「クラブ力」中(同)
 「地域に夢」選手も共有

3連覇を果たしたアントラーズの連載です。
同クラブは地域密着のお手本となっています。

日曜日に行なわれたに男子プロゴルフの日本シリーズJT杯で
石川遼が世界最年少の18歳で賞金王を獲得しました。
どの新聞も大きく取り上げています。

●男子ゴルフ 石川遼「最年少」賞金王(産経)
 愛される18歳 世界へ
 「周囲に支えられた結果」

一面トップの扱い。
謙虚な姿勢、礼儀正しい受け答えが
多くのファンを引きつけているといいます。

●最年少賞金王争い決着(朝日)
 好敵手 好対照

好対照の石川遼と池田勇太の写真に
「18歳 細身カラフル」「23歳 昭和の香り」の見出しをつけて
対照的に並べています。

●遼CM王(日刊スポーツ)
 ゴルフ界だけじゃない!! 日本経済まで支えちゃう!!
 2年で14社「驚異的」

 5000万→1億円出演料イチロー級に
 V効果でコースも練習場もウハウハ

スポーツ新聞らしいくだけた見出しが並びますが、
経済産業省の市場規模の数字を並べ
なかなか読み応えのある記事です。 

それでは、今日はこのあたりで。


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スポーツ界の理論武装

2009年12月03日 | 2009年
国民的注目を集めた行政刷新会議の「事業仕分け」は
スポーツ界にもメスを入れるものでした。

これに対して、オリンピックメダリストが
記者会見を開いて異議を申し立てました。

2日付の産経新聞の記事には、こんな記述がありました。  
 
 レスリング女子で五輪2連覇の吉田沙保里(綜合警備保障)は
 「選手は日本を代表するという誇りを持って戦っている。
 安心して戦えるようにしてもらいたい」と懇願した。
 スポーツに取り組む姿勢が欧米より立ち遅れている。
 現場の悲痛な声は政府に届くのか。

選手たちの“悲痛な声”で思い出したのが、
1980年のモスクワオリンピック。
ソ連のアフガニスタン侵攻に反対した米国は、
カーター大統領の一声でオリンピックボイコットを決めました。

東西冷戦の真っ只中。
日本政府は米国に同調してJOCに圧力をかけ、
選手団の派遣を中止しました。

これに対して、日本代表選手たちから
“悲痛な声”があがりました。
レスリングの高田裕司選手が涙で訴える様子が
何度もテレビのニュースで流され、話題になりました。

この時の松平さん(現日本バレーボール協会名誉会長)の
コメントを今でも鮮明に覚えています。

「日本のスポーツ界は理論武装が必要だ」

自分たちの置かれた厳しい環境や
自らの心情を吐露するだけでは
なぜスポーツなのか、
なぜオリンピックなのかを
伝えるには十分ではありません。

仕分け作業では、他にも多くの分野の予算が
削減の対象となりました。

いずれの分野でもオリンピック選手に負けず劣らず
世界を目指して真剣に仕事に取り組み、
努力をしている人たちがいるはずです。

なぜ、スポーツなのか。
なぜ、オリンピックなのか。

これを人々にどのように伝えるのか。
私自身の課題でもあります。

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信頼をつなぎとめる

2009年12月02日 | 2009年
人生は様々な失敗がつきものです。
自ら蒔いた種のこともあれば、
不可抗力の場合もあります。

そんな時、どんな対応をするかで
その人の評価が決まります。
無しのツブテはもっとも避けるべき事です。

できないならできないで
「力足らずでできませんでした」とか
「00の事情で約束を守ることが出来ません」などと説明すれば、
大抵の場合、納得してもらえるのではないでしょうか。

正直に事情を説明することで
信頼をつなぎとめることができると思います。

とはいうものの、私の経験では10人中8~9人は、
都合が悪くなると連絡をして来なくなります。
そのような対応で失うものの大きさが
理解できていないのです。

長引く不況で厳しい経営状況に陥っているXさんは、
毎月初めに必ずお詫びのメールをくれます。
「裏切って申し訳ない」と潔く自らの責任を認めています。

Xさんはちょっと見通しが甘かったように思いますが、
また仕事をしてもよいと思っています。
無しのツブテの人には
もう仕事を頼むことはないでしょう。

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 三ッ谷 洋子
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