三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

インターネット活用講演会

2006年02月28日 | 2006年
毎日、ブログを書くというのも、なかなか骨の折れるものですね。
人気ブログを読んだりしますが、「今日は誰に会った」「何をした」というような
他愛のない内容が結構多いようです。

しかし、私は一応モノを書くことも本業ですから、いい加減な文章は書けない、
という自覚があります。
テーマを何にしようか、から始まって、原稿の推敲にもかなりの時間がかかり寝不足気味です。

このブログが仕事に少しでも役立てば、と頑張っているわけです。
それにしても、こんなものを毎日書いていて、どのように活用するかについては
まだ試行錯誤の段階にあります。

そんなところへ、タイムリーなテーマの講演会があることを知りました。
「インターネットで売上を伸ばす具体策と誰もができるブログの活用」というテーマです。
副題は「インターネット時代の波に乗れていますか」と、注意を喚起するタイトルになっています。

今日は午後からその講演会にいってきました。
東京商工会議所台東支部の開催です。当社は会員なので無料でした。(これは助かりました。)

講師は「インターネット等IT関連 経営の情報化コンサルタント」という肩書きの
鈴木大吉さんという方でした。
1995年に日本団体生命の副社長を退任された後に、
ビジネス情報ネットという会社を設立された、年配のコンサルタントです。

2時間の講義は、時に話が脱線したり、インターネット通販のサイトを見せながら、
画面に映し出されたジャムを手品のように取り出したりする楽しい場面もありました。

お話の結論からいえば、ホームページを活用するには、
社長は自分でホームページを作るべきだ、ということでした。

また、インターネットは大企業と中小企業の立場を上下の関係から横並びの関係にする、
まさに革命的な道具である、という説明も印象に残りました。

自社サイトのトップページの作り方、検索ランクで上位にいく方法、
ブログの編集の仕方など、今日から役立つ情報も満載でした。
あとは、私が自分でやるだけです・・・。

株式会社スポーツ21エンタープライズ〕  
 
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オリンピック それぞれの夢

2006年02月27日 | 2006年
オリンピックでは、選手だけでなく様々な人がそれぞれの夢を描いています。
IOC(国際オリンピック委員会)副会長の猪谷千春さんの夢は
アルペン競技の表彰式で、日本選手にメダルを授与することでした。

1988年のソウルオリンピックの時、IOC副会長だった清川正二さんは
平泳ぎ100m優勝の鈴木大地選手に金メダルを授与しました。
清川さんは1932年のロサンゼルスオリンピックで、同種目に優勝しています。

日本人で2人目の副会長となった猪谷さんも、
「選手にはがんばてもらって、是非、夢を叶えてほしいな~」
お正月明けのあるパーティーで、そう話されていました。

猪谷さんは、50年前のオリンピック(コルチナダンペッツォ)の回転で
銀メダルを獲得しています。
「清川さんのような体験をしてみたい」と、表彰式のプレゼンターに手を挙げました。

結果は、皆川賢太郎選手が日本選手最高の4位でした。
わずか0秒03の差でメダルに届かず、猪谷さんの夢もあと一歩のところで
実現できませんでした。

残念な結果ではありますが、私には別のことが印象に残りました。
皆川選手の所属先が「アルビレックス新潟」だったことです。

サッカーのアルビレックス新潟が持つスキーチームのメンバーなのです。
アルビレックスはこの他、バスケットボール、ランニング、チアリーダーなどの
クラブを持っています。

「世界一のクラブに」というアルビレックスは、
世界4位のスキー選手を抱え、一歩ずつ夢の実現に向けて歩んでいます。

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チケット販売の問題

2006年02月25日 | 2006年
「電光掲示板の下の巨大な覆いは何ですか?」
ゼロックス・スーパーカップが行なわれた東京の国立競技場。
VIPルームからスタンドに出ると、“巨大な覆い”が目に入り、
思わず案内してくれた女性に聞いてしまいました。

サッカーの試合では、スタンドに巨大フラッグが登場することがありますが、
それは大きく広げられた後、スルスルとたたまれて試合が始まると姿を消してしまいます。
今日の“巨大な覆い”は試合中、ガンバ応援団側のスタンドを覆ったままでした。

チケットが売れ残った場合を想定して、スタンドがスカスカに見えないようにという、
演出だったのかもしれません。

「三ッ谷さん、試合を見に行かれるのだったら、レッズの応援をお願いします」と昨日、
社員Yに頼まれました。
レッズサポーターの彼女は、友人たちとチケット売り出し当日に買おうとしたところ、
わずか35分で売り切れてしまったのだそうです。

今日の入場者は3万5千674人。
国立競技場の収用人数は5万5千弱です。警備上、必要な空席を差し引いたとしても、
あと1万席くらいは売り出せたのではないかと思います。
カバーに覆われた席があったと彼女が知ったら、怒り出すに違いありません。

何故、こんなことになってしまったのでしょうか。
隣に座ったアルビレックスの池田社長に話してみたところ
「ウチでもいくつかの販売ルートで売ったときに、こういうことがあったんです」というのです。

複数の販売ルートにチケットを流すと、1つの店でチケットが余っていても、
別の店で売切れてしまうと、「完売」ということになってしまうのだとか。
新潟では、結局、チケット販売はローソン一本にしたという説明でした。

空席が目立つスタンドは、演出上マイナスですが、
席は空いているのに見たい人が見られないというのが、大きな問題です。
来月のJリーグの理事会では、改善するよう提案したいと思います。

「新潟だったら、スタンドは一杯にして見せますよ」と自信に満ちた笑顔の池田社長。
「3年後を期待しています」と言葉を返し、今日はYの代わりにレッズを応援しました。

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34年前の悔しさが晴れた

2006年02月24日 | 2006年
何と堂々としたスケーティングなのでしょう。
ブルーの濃淡の衣装が、彼女の長い手足をより際立たせていました。

女子フィギュアスケート。荒川静香、24歳。
166センチの彼女はロシアのスルツカヤ、米国のコーエンを左右に従え、
表彰台の中央で君が代のメロディーにあわせて歌詞を口ずさんでいるようでした。

一般的に、日本女性は外国選手に混じると身長で見劣りするのですが、
荒川は2人のメダリストより長身でした。
海外メディアが日本を代表する美人選手として注目した容姿。
切れ長の目が、伝統的な日本女性らしい美しさを引き立てています。

世界中が注目する大舞台で、凡人には想像もつかないほどの重圧に押しつぶされそうなはずなのに、
落ち着きはらった優雅で果敢なスケーティングは、並外れた集中力を証明しました。

1972年の札幌オリンピックで、私は新聞記者として女子のフィギュアスケートを取材しました。
「転んだ時の笑顔が可愛い」と人気になったジャネット・リンが銅メダル。
1位はオーストリアのベアトリクス・シューバ。
日本の山下一美は10位でした。

シューバは身長も高く、日本人は技術も容姿も身長もかなわないのかと、
打ちのめされたように感じた大会から34年。
荒川選手がようやくその悔しさを晴らしてくれたように感じました。

日本女性としてトリノに向かって大きな拍手を送ります。
荒川静香さん、ありがとう!

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ミュージカルの楽屋で

2006年02月23日 | 2006年
数日前にミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」を見に行った時のことです。
開演30分前の楽屋で、私は知人の紹介でプロデューサーの宮崎紀夫さんにお会いしました。
東宝で40年以上、ミュージカルの仕事をされてきた方です。

私の名刺を見ながら「ミュージカル俳優もスポーツ選手と同じなんですよ」と切り出されました。
「公演前の2時間くらい前から体操をして、1時間前になると発生練習を始めるんです」

「そうなんですか。まさにスポーツ選手のウオーミングアップですね」
楽屋からは聞こえませんでしたが、主役の市村正親を初めとして出演者が
体を動かしたり、声を出したりしている様子を思い描きました。

お話をしているうちに、宮崎さんがサッカーファンであることが分かりました。
「4年前のワールドカップの時には、コネで日本対ロシアのチケットを手に入れて、
試合を見に行きました」
かなりのファンのようです。

よくよくうかがうと、中学、高校とサッカー部だったそうです。
お見受けしたところ、それは50年前くらいのことと思われます。
サッカーは全くのマイナースポーツだった時代です。

「脛当てが竹でできていたんですよ。ボールなんかも固くてね」
そんな時代から比べると、今は夢のような変化を遂げたと見えることでしょう。
「公演中にモニターテレビで舞台を見なければならないんですが
サッカーの試合があるときはサッカーを見てるんです」

えっ、大丈夫なんでしょうか。
「最近は周りの者もよく分かっていて、誰も何もいいませんよ」と
嬉しそうに説明してくれました。

仕事やプライベートな場面で、「実は私はサッカーをしていたんです」という人に
会うことが少なくありません。
私がJリーグの理事をいうことを知っての会話なのだと思いますが、
そんな時、誰もがちょっと誇らしげなのが、とても好ましく思えます。

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活躍が普及につながるカーリング

2006年02月22日 | 2006年
なかなかメダル第1号がでないトリノオリンピック。
そんな中で注目されているのがカーリングです。

氷の上をモップで掃く動作は、初めて見る人から
「あんなのがスポーツ?」と質問が出たりします。
ところが実際にやってみるとかなり難しい姿勢を強いられたり、
頭脳的な対応も大いに必要とされるスポーツです。

今日は社内で「カーリングのチームを作りましょうよ!」という話題で盛り上がりました。
テレビで日本女子代表の選手たちの活躍にすっかり魅了されている人は少なくないようで、
地域カーリング協会への問い合わせや申込が殺到しているそうです。

トップレベルの活躍が普及につながる--選手たちの活躍が改めて証明したスポーツ普及の
切り札です。

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サッカーと心の教育

2006年02月20日 | 2006年
今朝の産経新聞の朝刊に、サッカーにかかわる小さな記事が出ていました。
日本サッカー協会(JFA)が子どもの道徳教育に乗り出すことになったという内容です。

発案者の川淵さん(JFA会長)は「テレビゲームが子ども達の脳に悪影響を及ぼしている」
という認識のもと、「子供たちの人間性を培う部分で、
もっとサッカー協会がかかわった方がいい」との結論に達したそうです。

当面は小学生が対象で、「あいさつからスタート」「相手や審判員を尊重する」といった
基本的なことから始めるとのこと。
協会内にプロジェクトを管轄する「きっず・はうす」を設置して、
元日本代表選手による巡回教室も予定されています。

日本サッカー協会がそこまでやるのか・・・、と一瞬、不思議に思いました。
しかし、よくよく考えてみると今の子ども達は家庭でほとんどしつけられていません。
スポーツチームの指導者は、スポーツ以前に子ども達のしつけからやらなければならない、という話はよく耳にします。

スポーツは技術を習得し楽しむだけのものではなく、真剣に取り組むことで心の成長を促すものでもあります。
「キッズプログラム」で早期教育に取り組む日本サッカー協会だからこそ、
子どもたちの心の成長まで視野を広げたと考えれば、
より現実的で社会の要請にあった流れだと思います。

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江川がデルピエロに贈ったお茶セット

2006年02月19日 | 2006年
プロ野球評論家の江川卓は、目下、トリノでオリンピックの取材をしているようです。
先ほどテレビで、ユベントスのデルピエロとカフェでコーヒーを飲んでいました。
トリノといえば、サッカーで有名なユベントスのホームタウンです。
そこでこんな企画になったようです。

デルピエロは聖火ランナーを務め、自分で使ったトーチを披露していました。
一方、江川は日本から持っていった品をプレゼントするという趣向。
江川が包みを開けて差し出したのは、赤と青の夫婦湯呑みセット。

なんともセンスのない色とデザインでびっくりしました。
さらに急須がでてくると、これまた全くマッチしない茶系のもので、
大きさも湯のみにくらべ小さすぎました。

江川の見立てではなく、番組スタッフが買い揃えたものだと思いますが、
“天下の”デルピエロへの日本からのお土産にしてはお粗末な品でした。
日本びいきの外国人の中には、日本人が顔負けするほど
日本文化に造詣が深い人も珍しくありません。

デルピエロがどの程度、日本文化を理解しているのかはわかりませんが、
デザインの国・イタリアの人に日本が誇るお茶の文化を伝えるには
あまりに恥ずかしい品でした。

蛇足ですが、最近の番組のナレーションはヘンな抑揚をつけるのが流行していますね。
1日も早くこの流行が終わって、普通に語るナレーションを聞きたいものです。

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静岡スタジアム「エコパ」の名付け親

2006年02月18日 | 2006年
サッカーの日本代表がフィンランドと対戦して、2-0で勝ちました。
世界ランクは46位です。18位の日本が勝つのは当然とはいえ、
久保も得点してくれて、ホッとしました。

ところで試合会場だった静岡スタジアム「エコパ」。
実は私にはちょっとした思い入れがあるスタジアムです。
というのも、私は「エコパ」の名付け親なのです。

正確にいえば、2002年のワールドカップの前に公募した愛称の選考委員会の委員を
私が務めたのです。
いろいろな名称の中から「エコパ」としたのは、覚えやすく、言い易いというのが理由です。

このスタジアムは小笠山の中腹にあります。
東京から新幹線に乗ると、掛川を過ぎて左側、緑のお茶畑の向こうに、
軽やかな白い屋根が乗っているスタジアムが見えます。

ワールドカップではイングランド対ブラジル戦などが行なわれました。
現在、スタジアムの正面玄関を入ったところの壁に、当時の写真パネルが数枚飾られています。

残念ながらワールドカップの記憶を残しているのは、写真パネルだけです。
大会後の利用が十分でないことから、静岡県では「利活用検討委員会」を設置しました。
この委員会に、またもや委員として声をかけられ、時々、出かけています。

外部の有識者の意見を聞くことも無駄ではありませんが、
一番大切なのは、県民や利用者の声に真剣に耳を傾け、
ニーズを把握して「できることからすぐに実行していくこと」だと思っています。

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ジュリアナ、Jリーグ、ジュラシックパーク

2006年02月17日 | 2006年
ジュリアナ東京にいってきました。
といっても、あのディスコはありません。
今はミナミスポーツが経営するASRというスポーツショップになっています。

この店をテナントとして持つ東運レジャーの池田朝彦社長にお会いする仕事があり、
帰りに案内してくれたのが、「かつてジュリアナがあったころ」でした。
「ここにお立ち台があって、あのガラス張りところがVIPルームで・・・」などと
商品の間を縫って歩きながら、説明してくれました。

「そういえば、ジュリアナはいつごろでしたっけ?」と同行のHさん。
私が咄嗟に思い出したのが、通産省のお役人のことば。

「ジュリアナ、Jリーグ、ジュラシックパーク。今、元気のあるのはこの3つ。
そしてみんな“J”がつくんですね」と、ある会合の挨拶で話していました。
「3つのJ」のうち、今でも旬の話題を提供しつづけているのがJリーグ。

成功する保証もない中で開幕したJリーグの発展振りに、
過ぎた時間の長さを改めて感じます。

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新聞の読み方

2006年02月15日 | 2006年
最近、電車の中で新聞を読む人がめっきり少なくなりましたね。
かつて朝の満員電車では、ビジネスマンがみな日経新聞を読んでいましたが、
今は新聞を読んでいる人のほうが稀です。

皆、携帯電話やパソコンでニュースを読んでいるのでしょう。
私は出身が新聞育ちのせいか、新聞には非常なこだわりがあります。

現在はこんな新聞を購読しています。
朝日、産経、読売、日経、日経産業、日経MJ、フジサンケイビジネスアイ、日刊スポーツ
全ての新聞の見出しと目ぼしい記事を読むだけで、1時間半はかかります。

毎朝、まず日刊スポーツを手にとり、次に朝日新聞。
朝日の「口直し」に産経を読んで、仕事に入ります。

今や、インターネットにつないでキーワードを入れれば、ほとんどのニュースや情報が手に入る時代です。
新聞記事をいくつものテーマに分類して膨大な手間をかけてスクラップをしている私に、
「いつまで紙媒体にこだわっているの」とあきれている友人は少なくありません。

新聞を読む時間だけでなく、新聞代もバカになりません。
しかし、インターネットにはないものが、新聞にはあります。
それは新聞は編集というフィルターを通って、記事が掲載されているという点です。

記事がどの面に掲載されているのか、どのくらいのスペースなのか。
その新聞社が判断する記事の重みがそこに表れています。
スポーツの記事にしても、それがフロントページにあるのか、また社会面にあるのかで
意味が違うのです。

たとえば私が注目しているテーマが社会面に取り上げられるようになれば
それはスポーツの世界から一般社会に広がってきたと解釈することができます。
また、新聞では広く浅く様々な分野の情報が載っています。
それまで全く関心を持っていなかったことについて、知ることも出来ます。

自分の関心事の情報だけを得られるインターネット。
関心の無い分野についても知る機会を得られる新聞。

私は物を考える時、俯瞰的に、また歴史的に捉えることを心がけています。
そんな私の考えたかに役立つのは、やはり新聞なのです。

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オリンピックとまちづくり

2006年02月14日 | 2006年
トリノにとってのオリンピック招致の目的、それはまちづくりです。
「自動車産業のまち」から「観光のまち」へのきっかけにしたい、という意図です。
石原都知事が「東京にオリンピックを」と、2016年のオリンピック招致に意欲を見せているのも、
同様の目論見があるからでしょう。

長野オリンピックもそんな目的を持っていました。
しかし、オリンピック期間中は賑わっていた街も、
大会後はデパートなどが撤退して、オリンピック効果もあっという間に薄れました。

オリンピックをまちづくりにつなげるために必要なことは何でしょうか。
それは「まちづくりの長期展望」です。
イベントの招致はその一環として位置付けることが大切です。
イベントの開催だけでは一過性に終わってしまいます。

ローマは一日にしてならず。
「まちづくり」は、この言葉に集約されます。

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私の冬季オリンピック

2006年02月13日 | 2006年
冬季オリンピックといえば、いつも思い出すのは1972年の札幌オリンピックです。
私は入社3年目の運動部記者でした。お正月休みがあけて出社すると、
デスクから「明日から札幌に行ってくれ」という指示がありました。
オリンピック開幕の1カ月前のことです。

初めての北海道で、まず驚いたのは肩先に落ちてきた一片の雪が
「雪印」のマークと同じ形をしていたことです。
1日1回は雪の道で滑りました。

オリンピックの取材は初めてで何もかもが珍しく、
早朝の練習から夜遅くまでよく仕事をしましたし、
仕事の後は北海道の美味しいお料理をもりもり食べ、連日お酒もよく飲みました。
そのお陰で1週間に5キロも太ってしまいました。

オリンピックでの新聞社の取材態勢は、運動部のほか外信部や社会部など
他の部署からも記者が集まります。
私は最年少かつ唯一の女性でした。

当時、選手村は男女が分かれており、女子選手村に男性は入れません。
そこで私が担当となりました。
カメラマンも入れないため、写真撮影も自分でしなければなりません。

心細いながらも「この仕事は私しかできない」と自分に言い聞かせ、
気合を入れて選手のインタビューに出かけたことを記憶しています。
プレスセンターの食堂のメニューに飽きると、
日本初の出店だった「ケンタッキーフライドチキン」で
フライドチキンをほお張りました。

街にはトワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」が流れ、
札幌の人たちは「ようこそ」と、海外からの選手やお客様をにこやかに迎えていました。
青春時代の楽しい思い出はつきません。

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女性だけで運んだ五輪旗

2006年02月12日 | 2006年
トリノオリンピックが開幕しました。
開会式では、真っ赤なフェラーリが爆走したり、
オノヨーコが「イマジン」の詩を朗読したのには驚かされましたが、
私の印象に残ったのは、五輪旗を運んだ8人が全員、女性だったことです。

男性ゼロというこの光景に、近代オリンピックの父、
クーベルタン男爵が生きていたらどう思うかと、ふと考えたりしました。
そもそもクーベルタンは、オリンピックを男性のための大会と考えていたのです。

私はクーベルタンの肩を持つわけではないのですが、
何故、五輪旗の傍に1人の男性もいなかったのか、納得できません。

女優のソフィア・ローレン、ノーベル平和賞受賞のワンガリ・マータイなど、
スポーツに関係の無い女性が含まれていたことにも、違和感を持ちました。

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団塊世代とスポーツ産業

2006年02月11日 | 2006年
ようやく1週間の仕事が終わり、ヤレヤレというところです。
今週は本当に慌しく仕事に追われる毎日でした。

福島に出張し、列車の中では別の仕事の資料作り。翌日はシンポジウムのコーディネーター。
東京に戻り当社のゼミの開催。そして金曜日は講演でした。

直前まで資料作りに追われ、準備が不十分でタドタドシイ話し振りになってしまい、反省しきりです。
それでも内容については参加者から評価のコメントもあり、少しホッとしました。

この講演は、「2007年に定年を迎える団塊の世代を、スポーツ産業界で新たな人材として活用するには、
どのようなものが考えられるか」という調査研究の結果の発表という意味があります。

調査研究はアンケート調査、ヒアリング調査を行い、テニス、フィットネス、
ボウリング、ゴルフの業界委員や専門委員による委員会をあわせて開催しました。
調査の結果を元に議論を戦わせて得た結論は、団塊の世代を対象にした新たなサービスは、
結果的にはマーケットを広げる新たな事業展開につながる、というものでした。

当初の仮説には疑問があり、どんな結末になるのかとても心配でしたが、
予想以上の成果があがり、安心しました。
久しぶりにこの週末はゆっくりできそうです。

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