三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

18シーズン目のJリーグ

2010年02月26日 | 2010年
Jリーグの開幕も間近。
前哨戦ともいえるゼロックススーバーカップが
明日、国立競技場で開催されます。

昨シーズンのJリーグチャンピオン・鹿島アントラーズと
今年の天皇杯覇者・ガンバ大阪の対戦。
お天気がちょっと心配です。

今年はJ2にギラヴァンツ北九州が加わり
J1が18クラブ、J2が19クラブという陣容になりました。

1991年に(社団法人組織として)10クラブでスタートし、
20年弱でクラブ数は3倍近くに拡大しました。

これほどの速さでクラブ数が増えるとは
当初、誰が想像したでしょう。

マイナースポーツだったサッカーがプロ化して
果たして成功するのだろうかと、
理事だった私も不安を抱えての第一歩でした。

その後、紆余曲折があったものの、
なんとか拡大の方向で進んでいます。

「社長 それは幹部の仕事です」(部奈壮一著)という本に
「創業当時の迫力を伝えよう」という項目にがあり、
こんなことが書いてあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「創業の精神を忘れるな」とよく言われる。
  だが、特に創業社長が創業時の話を始めると、
  まわりからは
 「困ったなあ。また社長の昔話が始まったぞ。
  全然面白くない」となる。

  創業当初の苦労談や、ピンチを乗り越える知恵などは、
  社長とすれば自慢話ではない。
  企業精神の継承ですらある。

  しかし、今や立派に成長した会社に安住している従業員には
  自慢話に聞こえる。
  聞く耳を持たないのも当然だろう。

  したがって、創業時の苦労話や成功談、
  あるいはそのときの迫力を伝えるのは
  創業時代から社長と行動を共にしてきた
  幹部の仕事である。

  幹部がどれだけ当時の迫力を今の従業員に伝え、
  忘れさせないようにするいかということだ。
  (中略)

  売れて当たり前という現状に流されていないだろうか。
  初めてのお客様に初めて商品が売れたときの感激、感動は
  経験した人でないとわからないだろう。

  それでも、そういったことを伝えていくのは
  大切なことだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サッカーは今や日本のメジャースポーツになり、
Jクラブが地域に支えられる仕組みも定着しました。

ここでいま一度、各組織の中核の人たちは
“創業の精神”を思い出し、
当時を知らないスタッフにそれを伝えていってほしいと
“創業理事”は願っています。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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「検索症候群」

2010年02月25日 | 2010年
先週から原稿を書いているのですが、
異常に時間がかかっています。
大した分量ではないのに、
何故なのかと考えてみました。

その理由はインターネット検索です。
分からないことが出てくると、
とりあえずキーワードを入れて検索します。

画面にズラリと並ぶ情報は
玉石混交であることは百も承知しています。
慎重に新聞社や公的機関のものを選びますが、
それが見当らない場合は、
個人のブログを読んだりしています。

専門性が高く、興味深いことが
書かれていることがあります。
(私はそんなブログを目指しているのですが。)

その人のプロフィールが分からない場合は
貴重な情報と思っても、
使うことができません。

ところが様々なサイトを読みとばしているうちに
信頼性のおけるものとそうでないものが
頭の中でミックスされてしまい、
正しい情報を見失いそうになります。

あわててアマゾンで本物の本を注文して
「原典に当たる」作業を始めましたが、
情報洪水に巻き込まれ溺れそうです。

追記:当然、ウィキペディアも読んでいます。
興味深い情報が次々に出てきて
紙媒体での確認作業が増え、
いつまでたっても原稿がまとまりません。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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米西スポーツビジネス比較

2010年02月24日 | 2010年
面白そうな本を2冊、見つけました。

●メジャーリーグ なぜ「儲かる」(集英社刊)
 著者は岡田功さんという毎日新聞の記者。

  この10年余で収入は4倍超。
  そして、経済危機下でも
  さらにビジネスを拡大するメジャーリーグ。
  ジャパンマネーも巻き込んだ実態を、
  初公開の内部資料を含め詳細に解説。

こんな説明が付いています。

メジャーリーグの経営情報は公開されていますが、
実際のところ「数字はどのようにでも書ける」と 
メジャーリーグの経営に詳しい知人に
聞いたことがあります。

果たして、本書はどのように解説しているのか、
とても興味があります。

●ゴールは偶然の産物ではない
 ―FCバルセロナ流世界最強マネジメント(アチーブメント出版刊)

 著者は2003~2008年にFCバルセロナの
 最高責任者だったフェラン・ソリアーノ氏。

  毎シーズン計上され続ける損失、
  増加の一途をたどり1億8600万ユーロまで及んだ巨額負債
  破綻寸前だったFCバルセロナをわずか4年で再生し、
  世界No.1クラブへと導いた 
  究極の戦略がいま明かされる。

こちらも面白そうですね。
負債金額「1億8600万ユーロ」を換算してみたところ
1ユーロが約122円なので、227億円にもなります。

Jリーグの年間予算の2倍近い金額。
いやはや凄い借金ですね。

米国とスペインのビジネス。
野球ビジネスとサッカービジネス。
読み比べてみようかと思います。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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名監督のセカンドキャリア

2010年02月23日 | 2010年
毎朝、新聞にはコンサートや演劇の広告が
たくさん掲載されています。
機会があれば是非、聞きたいと思っているのが
フジ子ヘミングのピアノです。

ロシア系スウェーデン人の建築家の父と
日本人ピアニストの母の間に生まれたフジ子は
ヨーロッパで活躍するほどのピアニストとなったのですが、
その後、国籍を失ったり、
風邪がもとで耳が全く聞こえなくなったりと
数奇な運命を辿りました。

10年ほど前にNHKのドキュメント番組で
その半生が紹介されて大きな反響を呼び、
一気に注目されるようになりました。

たまたま私もこの番組を見ていたのですが、
気難しそうなオバアサンが弾くピアノの
素晴らしさに感動した覚えがあります。

時々、新聞に出る公演予定を見ると
連日、違う場所に移動して演奏する日程となっていて、
そのハードぶりは心配になるほどです。

一時はブームのようになったのですが、
今でもチケットは発売と同時に売り切れる人気だといいます。

ところで、今朝の日刊スポーツには
「あれッ」と目を引く広告が出ていました。

「野村克也トークショー」
『弱者の戦略~東京ドームの隣でノムさんの生ボヤキ』と
サブタイトルがついています。
東京ドーム隣のJCBホールで行なわれます。

有名監督や選手の単発のトークショーは珍しくないのですが、
これはドームツアーならぬ「市民ホールツアー」です。
3月3日に羽生市をスタートして
日立市、君津市、伊勢崎市、越谷市と回ります。

楽天を人気チームに仕立て上げた野村監督は、
球団から解雇されて“浪人中”。
名監督のセカンドキャリアも、
なかなか厳しいようですね。

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 三ッ谷 洋子
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熱が入るテレビ観戦

2010年02月22日 | 2010年
平日も実施しているオリンピックの試合。
仕事の時間と重なると、
ちょっとガッカリします。

予定をずらして、
テレビのある場所に居ようと工夫をする人も
いるのではないでしょうか。

日本人は、世界中で最もテレビで
オリンピックを観戦する国民です。

IOC(国際オリンピック委員会)が発表した
オリンピックの中間データでは
「中国、日本、韓国で、ソルトレーク大会、
トリノ大会での視聴者数を更新した」とあります。

メダル数は現在、韓国が5位で9個、
中国が8位で5個、日本は20位で3個です。
東アジア地域の人たちが熱くなって
応援している構図が見えますね。

その他、今回の大会に関する
こんな中間データが出ています。
(参考データ:JISSスポーツ情報研究部)

・冬季オリンピック最多の82NOC(国・地域)が参加
・初参加は、イギリス領ケイマン諸島、コロンビア、
 ガーナ、モンテネグロ、パキスタン、ペルー

・これまでに25カ国以上のアスリートがメダルを獲得
・冬季大会として女性アスリート参加率は
 40%以上で史上最高

・テレビ放送は延べ2万1千時間で史上最長
・世界中で35億人がテレビで視聴
・カナダにおける開会式の視聴者数は1330万人で史上最多

・ヨーロッパでは、ゴールデンタイムに
 50%以上の視聴率を獲得したテレビ局も

・IOCのフェイスブックには、
 140万人のオリンピックファンがアクセス

「最多」「最長」などの文字から、
多くの国の人たちがテレビを見ながら
全力を尽くして戦う選手たちの姿に
感動している様子がうかがえます。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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企業の評価

2010年02月19日 | 2010年
昨日のブログの続編です。
たまたま友人からの電話で、
「日本電産」の話題になりました。

「世界一になる」という目標に向けてひた走る
永守社長にインタビューしたことがあるそうです。
会社の印象は「とにかく仕事に厳しい会社」だといいます。

「大手が持て余していた赤字の会社を買収して
次々に黒字化した実績は大したもの。
リーマンショックを乗り越えて、
利益もあげている」と評価します。

長期低迷を続けている今の日本にあって
並大抵の努力で達成できることではないでしょう。

「かといって息子は就職させたくない会社」と、
意外な感想です。
「9時から5時まで仕事をして、
後は自分の時間として生活したい人には向かない」のだとか。

さてさて実際に社員として働く企業としては
どうなのでしょうか。

それは知るには一面的な情報でなく、
別の角度から情報を集めて、
自分で確かめることですね。

所属選手のバンクーバーでの活躍で
同社の株価は上がっているようです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
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メダリストを支える「誠実な」企業

2010年02月18日 | 2010年
バンクーバーオリンピックで初のメダリストとなった
スピードスケートの長島圭一郎選手(銀)と
加藤条治選手(銅)が所属する会社は
「日本電産サンキョー」といいます。

これまで清水宏保選手など、数々の名選手を輩出した
名門の三協精機が母体となっています。
2003年に同社は日本電産の子会社となり
現在の社名に変わりました。

「日本電産」は初めて聞く社名です。
どんな会社なのか調べてみました。
こんな時、インターネットは実に便利ですね。

1973年に、現社長の永守重信氏と仲間3人が
学生時代から研究してきた精密小型モーターのメーカーとして
4人でスタートした会社です。

その後、多角化とM&Aで事業を拡大して
1997年度には連結売上高1千億円を突破し、
東証一部に上場を果たしました。

「経営理念」のページには
『「世界一」を追求する -これが当社のアイデンティティ』とあり、
次のような「社是」が書かれています。

 我社は科学・技術・技能の一体化と
 誠実な心をもって
 全世界に通じる製品を生産し
 社会に貢献すると同時に
 会社および全従業員の
 繁栄を推進することをむねとする。

「誠実な心」という文言を入れるところに、
伝統的な日本企業の姿勢を感じます。

「社会的取組み」のページにも
興味深い項目が並んでいました。

・株主総会はマスコミに公開

女性の活用にも本気で取組み
・2015年までに女性管理職を20%にする
・2020年までに女性役員を20%にする
 
・社員と地域住民で作っている後援会(3千人以上が会員)が
 日本電産サンキョースケート部」を支援

Jリーグ京都サンガのオフィシャルスポンサーでもあります。

永守社長は経営者として、
いくつかの賞も受賞されています。

こんな企業に支えられるスポーツは、幸せです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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感動した試験問題

2010年02月17日 | 2010年
連日、試験問題のことで失礼します。
深く印象に残った問題がありました。

経済学部、社会学部、スポーツ健康学部の
「政経」の試験問題でした。
こんな趣旨の文章です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
冷戦時代のソ連と米国の宇宙開発競争には、
軍事的な側面がある。

1957年、ソ連が世界初の人工衛星スプートニク1号の
打ち上げに使ったロケットは、大陸間弾道ミサイルだった。

ソ連は1961年には、
ユーリー・ガガーリンをボストーク1号に乗せ
有人宇宙飛行の先陣を切った。

米国は巻き返しを図り、
1969年に人類で初めての有人月面着陸を成功させた。

この時、アポロ11号のアームストロング船長は
ガガーリンの遺品であるメダルを持っていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

米ソの宇宙開発競争は、
私がちょうど中学から大学の頃のことで、
現実の出来事としてテレビや新聞を通じて
よく知っていました。

しかし、対立する大国の宇宙飛行士の間で、
メダルをやり取りするような個人的交流があったことを
ここで初めて知り、何かホッとするものを感じました。

この質問文は、
月着陸船に取り付けられたプレートに記された
文章の紹介で終わっています。

そこには次のような意味のことが書かれています。
(私の記憶によれば)
「我々は惑星の地球から全人類の平和を希求して来た」と。

東西冷戦の真っ只中の時代に月に残されたこの言葉。

まさか試験問題を読んで感動するとは
思いもよらないことでした。

問題を作成された先生に心の中で敬意を表しながら、
思わず受験生に感想を聞いてみたくなりました。

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 三ッ谷 洋子
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懐かしい試験問題

2010年02月16日 | 2010年
入試監督をしながら、
私も試験問題に目を通してみました。
国語や英語、政経などで取り上げている文章は
大いに興味を引かれるものがありました。

たとえば国語では、経済学者の宇沢弘文氏が都市計画について
述べている文章が引用されていました。

ル・コルビュジェが主張する
広い直線道路とゾーニングによる都市計画に対し、
ジェーン・ジェイコブスは狭い曲がった道で、
より人間的な都市を目指している、
というような内容でした。

現在、私は「スポーツとまちづくり」を
研究テーマの1つとしています。

スポーツ施設計画は、
都市計画という視点から見るべきだと考え始めた頃、
たまたま新聞記事で目にしたのが、
まさにこの引用文章と同様の趣旨の
宇沢氏の署名記事でした。

国語の試験問題というと、
小説の引用だとばかり思っていた私には
ちょっと意外でしたが、
懐かさを感じるものでした。

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 三ッ谷 洋子
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若者の「腰パン」

2010年02月15日 | 2010年
スノーボードの国母和宏選手がシャツをズボンから出し、
ズボンを腰までズリ下ろす(「腰パン」というそうです)服装をしたことが
物議をかもしています。

問題なのは、彼が服装にTPOがあることを
知らなかったことです。
そういえば最近TPOなどという言葉は、
ほとんど聞きませんね。

朝、駅に向かう道で会う男子高校生の10人に9人は
今回の国母選手と同じように制服を着崩しています。
その度に思い出すのが、
戦前の旧制高校で流行った弊衣破帽スタイルです。

大人社会への反抗心の表れという意味で
同じなのではないかと考えています。

いずれも不潔な印象で好きになれませんが、
若者のそんな気持ちはよく理解できます。

だた、TPOをよく考えること。
大人は、これを早い時期に若者に教えるべきだと思います。

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 三ッ谷 洋子
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私の受験体験

2010年02月12日 | 2010年
大学の入試監督を体験しました。
今日で2回目。
思い出すのが自らの受験体験です。

最初は中学受験。
小学校の私の成績はパッとしませんでした。
それが何故か私立中学を受けることになりました。

多分、母が決めたのでしょう。
落ちて公立中学に進学しました。
小学校の時に勉強が出来た同級生は
男子は麻布、女子は青学など名門私立中学に進学しました。

私の上にいた「勉強ができる子たち」がいなくなったため、
中学に入ると自動的に私が押し上げられる結果となり、
急に成績がよくなりました。

小学校の通信簿ではいつも「無口」と書かれていたので
心を入れ替え(?)、自分なりに積極的に手を挙げたりしました。
勉強をすると成績がよくなることを実感し、
予習もするようになりました。

高校受験で私立を受験しましたが、
またもや落ちて都立の高校に進みました。

一浪が当たり前のような雰囲気の高校で、
3年生の文化祭(「記念祭」といいます)では
クラスで「アンネの日記」を上演しました。
(以前のブログにも書きましたが。)

ですから本格的な受験勉強を始めたのは秋ごろです。
残り時間が少ない状況で私が選んだ参考書は、
いちばん薄っぺらな1冊でした。

やり残して焦るより、
薄くても1冊をやり通せば、
少しは自信につながると思ったからです。

その結果、第一志望の早稲田は落ちて、
第二志望の慶應の二次補欠に引っかかりました。

大学に入って1つ発見がありました。
小学生時代の「勉強ができた子たち」が
同じキャンパスにいたのです。

「な~んだ、こんなところに居たの」と、
拍子抜けしたのを覚えています。

お粗末な私の受験体験談でした。

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日米のスポーツ評価

2010年02月10日 | 2010年
アメリカンフットボールの王者を決める
NFLスーパーボウルは米国最大のイベントです。

7日に行なわれたセインツ対コルツ戦の全米テレビ平均視聴者数が
1億650万人(ニールセン調査)となり
全米歴代新記録を記録したと、
今朝の日刊スポーツが伝えています。

米国の人口は、現在3億1千万人ですから
34%の人がテレビでこの熱戦に注目したことなります。
日本の国民的テレビ番組である紅白歌合戦の
昨年の視聴率(ビデオリサーチ調査)は
1部が37%、2部が41%でした。

多民族国家の米国において、
テレビ視聴率を稼ぐ難しさは
日本の比ではないといわれています。

その意味で「34%」という数字は、
まさに「驚異的」といえるでしょう。

国民の注目率の高さは
番組広告費にも表れています。
今年のスーパーボウルは
30秒で300万ドル(約2億7千万円)。

これほど高額な広告費を払っても
広告主である企業は元が取れるという現実に
日米のスポーツに対する評価の違いを実感します。

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年齢を計算する

2010年02月09日 | 2010年
年齢の話題のついでに、経験談を1つ。
だいぶ以前のことですが、
マニラで女性スポーツの国際会議が開催された時のことです。

私は講師として招待され
「日本の女性スポーツの歴史と現状」について
30分ほど講演をしました。

明治からの女性スポーツの歴史をスライドでたどり、
「1981年に私はWSFジャパンを作り・・・」といった途端、
聴衆が「あれっ」という感じでざわつき始めました。

100人くらいの聴衆のうち9割方が女性。
各国からの研究者や地元の大学生です。
講演を終えて席に着くと、
周りにいた若い女性たちが、
一斉に質問をしてきました。

「若さを保つ秘訣は何ですか」
「フェイスリフトはどうしていますか」
こんな質問をされたのは初めてです。

夜のレセプションでも、同様の質問ばかり。
私は若さを保つための努力は何もしていないので、
答えようがありません。

講演の途中でざわついたのは、
それまで聴衆が想像していた私の年齢から計算すると
「1981年」は子どもの年齢になってしまうからです。

「ならば一体、何歳なのだろう」と
私の年齢を推測することばかりに気をとられ
その後の私の話は、上の空で聞いているようでした。

一般的に若く見えるのはいいことだと言われますが、
私にとって、非常にショッキングな体験でした。

私が自分の年齢をあえて隠そうとしないのは
そんな勘違いで年齢の計算をしなくても済むようにという
せめてもの配慮(?)なのです。

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年齢も情報

2010年02月08日 | 2010年
新しい本を手にとると、
最初に読むのが著者の略歴と奥付です。

私は著者の年齢も1つの重要な情報だと考えています。
特に社会のトレンドに関するものについては、
著者がどんな時代を体験してきたかで、
分析の正確さが違うように思います。

以前、マーケティングの専門家が、
団塊の世代を分析している記事を読んで、
「これは違う」と思ったことがありました。

私は団塊の世代に属しているので、
その世代に影響を与えたものかどうかは
実感として理解しています。

その記事では、私たちの後の世代に流行したものを
団塊の世代のものと分析していました。

そんな経験から、私は著者や筆者の年齢を
かなり意識するようになりました。

最近、ある本に目を通し気づいたのですが、
5人ほどの著者(研究者)の生年の記述がないのです。
「准教授」「講師」という肩書きが並んでいたので
30~40代ではないかと推測するばかりです。

他人の年齢が気になっていたところ、
講演の依頼主からチラシ用の略歴を送るようにと
連絡がありました。

参考に過去のチラシを見てみると、
講師の略歴に生年が書いてありません。

女性は年齢を公表しない人が多いのですが、
その人は著名な男性でした。

年齢や生年の記述が気になって、
参考にと新聞のシンポジウム報告の記事を確かめてみると、
パネリストの略歴に記述がないものが
少なくありません。

いつからこのような傾向になったのか分かりませんが、
私としては不満です。

ところが最近、自分の略歴に生年を書く段になると、
急に手が止まってしまいます。

些細なことでも、
言行一致には強い意志が必要です。

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ジュニアの指導

2010年02月05日 | 2010年
ゴルフ関連団体が16あると書きましたが、
もう1つあります。
NPO法人日本ジュニアゴルファー育成協議会(JGC)。

以前も取り上げたことがあります。
名称どおりジュニアゴルファーの育成を目的として
ゴルフ関連10団体によって設立されました。

この団体からシンポジウムの案内が届きました。
こんな概要です。

■テーマ「ジュニアスポーツ振興とライフスキル」
■日時 2月20日(土)13:00~15:00
■場所 東京ビッグサイト会議棟 6階606号室

こんな趣旨が記されています。

 ジュニアスポーツ振興とは
 単に競技人口の底辺拡大の一方策ではなく
 子どもたちの健全育成に寄与する社会教育として位置付け、
 スポーツの楽しさに加えて、
 立派な社会人としての成長に不可欠な 
 様々な≪生き方の技術≫を身に付けるよう
 指導することが大切です。

子ども達へのスポーツ指導は
スポーツの技術を教えるだけでなく、
人間教育も大切だということですね。

講師は吉田良治さん。
米国で「リーダーシップ教育」「ライフスキル教育」を学び
京都産業大学でキャリア支援、
NPO法人神戸アスリートタウンクラブで
ライフスキルプログラム普及活動に取組まれているそうです。

お申し込みはこちらへ。
JGCニュース
参加費が書かれていない無料のようです。

そうそう、朝青龍の指導に失敗した高砂親方なども
たまにはこんなお話を聞いて
弟子の指導とは何かを
一から勉強されるといいのではないかと思います。

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