「bjリーグのビジネスモデルを研究する」のテーマで
今日のマーケティング研究会第183回例会はbjリーグを運営している
株式会社日本プロバスケットボールリーグ会長の木村育生に
お話をしていただきました。
幼少時、喘息の薬を飲んで肥満になり、
痩せるために中学校でバスケットボールを始めたそうですが、
「別にバスケットが好きだったわけではない」とのこと。
大半をベンチウォーマーで過ごしたのですが、
3年生のときに急に上手くなり、たまたま下級生を指導する機会があって、
ばすけっとのコーチとしての面白さに開眼しました。
高校、大学でも中学や女子大などのバスケット部を指導したそうです。
卒業後に留学した米国のミシガン大学は
マジック・ジョンソンの出身大学だったこともあり、
バスケットボールが盛んでした。
ここで体験したのはプロスポーツを見る楽しさ。
NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)、
NFL(アメリカンフットボール)と
野球を除く3つのプロリーグのシーズンチケットを購入しての
スポーツ観戦三昧。
そこで木村さんは疑問を抱きます。
「なぜこんなに観客が集まるのか」「なぜこんなに熱狂するのか」。
そのキーワードは「田舎」。
楽しみのない田舎なので、地元のプロスポーツに大いに湧くのだそうです。
プロスポーツの本場、米国でのそんな体験が、
bjリーグの戦略につながっています。
チームの名称には企業名は出さず、地域のファンを大切にしています。
これはJリーグとも共通する方針です。
各チームの経営規模は3億円。
個人でも支援できるシステムをとっていて、
「収入に見合った経営でなければならない」という考え方です。
木村さんは、通信サービスの会社(現インボイス)を設立し、
わずか9年で東証一部に上場しました。
そんな経営者としての強い自負が感じられます。
「bjリーグの事業計画書」で、こう宣言しています。
Jリーグは開幕から10年で100億円の事業規模となっている。
⇒bjリーグも中長期的に100億円の事業規模を達成します。
株式会社日本バスケットボールリーグは株式上場を目指しているとのこと。
日本の新たなプロスポーツのビジネスモデルとなるはずです。
旧来の日本人とは全く異なるスポーツ観を持つ木村さんの今後を
大いに期待したいと思います。
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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第183回実戦ゼミ◆◇◆
「過熱する中国市場と北京オリンピックへの期待」
◇ゲストスピーカー 川口 純 氏
ぴあ株式会社取締役常務執行役員
ぴあアジアパシフィック株式会社代表取締役社長
◇会場:アーリーズテラス
◇日時:2007年2月14日(水)12:00~14:00
※オブザーバーでのご参加も可能です。
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【株式会社スポーツ21エンタープライズ】
代表取締役 三ッ谷洋子
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
http://www.sports-21.com
今日のマーケティング研究会第183回例会はbjリーグを運営している
株式会社日本プロバスケットボールリーグ会長の木村育生に
お話をしていただきました。
幼少時、喘息の薬を飲んで肥満になり、
痩せるために中学校でバスケットボールを始めたそうですが、
「別にバスケットが好きだったわけではない」とのこと。
大半をベンチウォーマーで過ごしたのですが、
3年生のときに急に上手くなり、たまたま下級生を指導する機会があって、
ばすけっとのコーチとしての面白さに開眼しました。
高校、大学でも中学や女子大などのバスケット部を指導したそうです。
卒業後に留学した米国のミシガン大学は
マジック・ジョンソンの出身大学だったこともあり、
バスケットボールが盛んでした。
ここで体験したのはプロスポーツを見る楽しさ。
NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)、
NFL(アメリカンフットボール)と
野球を除く3つのプロリーグのシーズンチケットを購入しての
スポーツ観戦三昧。
そこで木村さんは疑問を抱きます。
「なぜこんなに観客が集まるのか」「なぜこんなに熱狂するのか」。
そのキーワードは「田舎」。
楽しみのない田舎なので、地元のプロスポーツに大いに湧くのだそうです。
プロスポーツの本場、米国でのそんな体験が、
bjリーグの戦略につながっています。
チームの名称には企業名は出さず、地域のファンを大切にしています。
これはJリーグとも共通する方針です。
各チームの経営規模は3億円。
個人でも支援できるシステムをとっていて、
「収入に見合った経営でなければならない」という考え方です。
木村さんは、通信サービスの会社(現インボイス)を設立し、
わずか9年で東証一部に上場しました。
そんな経営者としての強い自負が感じられます。
「bjリーグの事業計画書」で、こう宣言しています。
Jリーグは開幕から10年で100億円の事業規模となっている。
⇒bjリーグも中長期的に100億円の事業規模を達成します。
株式会社日本バスケットボールリーグは株式上場を目指しているとのこと。
日本の新たなプロスポーツのビジネスモデルとなるはずです。
旧来の日本人とは全く異なるスポーツ観を持つ木村さんの今後を
大いに期待したいと思います。
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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第183回実戦ゼミ◆◇◆
「過熱する中国市場と北京オリンピックへの期待」
◇ゲストスピーカー 川口 純 氏
ぴあ株式会社取締役常務執行役員
ぴあアジアパシフィック株式会社代表取締役社長
◇会場:アーリーズテラス
◇日時:2007年2月14日(水)12:00~14:00
※オブザーバーでのご参加も可能です。
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【株式会社スポーツ21エンタープライズ】
代表取締役 三ッ谷洋子
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
http://www.sports-21.com