三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

勝利への2つの秘策

2009年11月30日 | 2009年
この週末、石川遼ブームで沸く男子ゴルフに負けず劣らず
女子ゴルフも白熱した試合が行なわれました。

「LPGAツアー選手権リコー杯」で
横峯さくらが5打差の5位から急浮上して優勝。

年間獲得賞金も約1億7千500万円と、
史上最高額の記録を打ち立て
初の賞金女王の座も獲得しました。

今朝の日刊スポーツの記事の中に、
興味深い“勝利への2つの秘策”を見つけました。

①玄米・野菜中心の食事
 管理栄養士を雇って、
 4年前から玄米と野菜中心の食事をしています。

②毎朝の瞑想
 杏林予防医学研究所の山田豊文先生の指導で
 毎朝、5分ほど深呼吸しながら瞑想をしています。

今年から“キャディー兼コーチ”としてついている
ニュージーランド人のジョン・ベネット氏のサポートも
大きな力になっているようです。

とはいえ、競技力向上というと、
とかく技術面ばかりに目を向けがちですが、
横峯プロの秘策に見るように
食事やメンタル面にも十分に気を配ることが
重要ではないかと思います。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部代表
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コメントに感謝

2009年11月27日 | 2009年
一度に3人の方からコメントをいただきました。
(嬉しいです~!!)

●murakiさん、何年もかけて作られた「スポーツ名言」は
心に沁みるものばかりですね。
中村俊輔の「察知力」からの引用がいくつか目を引きますね。

ブログで紹介したことがあるのですが、
まだ、読んでいません。
是非、読んでみたいと思います。

●ベンさんのご注文の写真、是非、欲しいですよね。
当日は、夜景が突然、現れた格好だったので、
カメラを構える間もありませんでした。

夜、お台場のあたりを車で通る方がいらしたら、
是非、写真を撮って送ってください。
(但し運転中は危険ですから、助手席の方にお願いします。)

●ゆうへいさん、心温まるエピソードありがとうございます。
(男性のようなお名前ですが、
ラスティさんのお嬢さんと試合をされたということで、
女性ですよね!)

「カノコギママ」と呼ばれていたことは初めて知りました。
ラスティーさんはとても広い心をお持ちの方でしたね。

ミッキーマウスといえば、ご自身がお好きなんですよね。
ミッキーのメモパッドなども使われていました。

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 三ッ谷 洋子
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感動ものの夜景

2009年11月26日 | 2009年
東京の夜景が、
これほど美しいものかと驚きました。
先週末、たまたま夜の8時少し前に、
お台場から芝公園のあたりを車で通りました。

最初に目に入ったのが葛西臨海公園の観覧車。
カラフルな糸車のようです。
それを過ぎると、夜のとばりに白く浮かぶレインボーブリッジ。

その先にもう一つ観覧車。
右手にはお馴染みの東京タワー。
最近は上部の先端がひときわ明るくなっています。

8時の時報が鳴ると、
それまで鉄骨をオレンジ色に染めていた照明が消え、
クリスマスツリーのように頂上から下まで
等間隔の明かりが一斉に点いて、
レースのようにも見えます。

昼間は雑踏ばかりが気になる東京ですが、
夜景は感動するほど素晴らしいことを知りました。
ライトアップを世界に広めた石井幹子さんの作品群です。

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 三ッ谷 洋子
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女子柔道の母が天国へ

2009年11月25日 | 2009年
手紙を書かなければと気になっていたのですが・・・。
「女子柔道の母」と呼ばれたラスティ・カノコギさんが
21日に骨髄腫のためニューヨークの病院で亡くなりました。

男性に交じって出場した柔道の試合に優勝したものの、
女性だと分かってメダルを剥奪されたという経験を持っています。
その後、独力で第1回世界女子柔道選手権の実現に奔走し
1980年にニューヨークのマジソンスクエアガーデンで開催しました。

私が初めて彼女に会ったのは、その3年後。
以前も書いたことがありますが、
ワシントンでのWSF(米国女性スポーツ財団)第1回年次総会の時です。

私がWSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)の機関紙に
彼女の記事を取り上げたことを知っていて
「あなただったのね、ありがとう」とお礼をいわれました。

それからしばらくして、
女子柔道のオリンピック正式種目採用の運動を広げるため、
日本の女子柔道選手の署名を集めて欲しいと
手紙が届きました。

全日本柔道連盟の事務局にお願いにいったのですが、
「すでに女子採用は決まっていること」と、断られました。
仕方なく国際柔道連盟の松前重義会長に掛け合い、
東海大学柔道部を中心に署名を集めることができました。

88年のソウルオリンピックの時
たまたま選手村でバッタリ会い、
「今度のバルセロナオリンピックから正式競技になるの」と
満足そうに話していたことを思い出します。

ニューヨークで熊本出身のご主人・量平さんと共に、
「九州」という名の道場を開いて、
子ども達に柔道を教えていました。

数年に一度、来日した時には、
一緒によく食事をしました。
「ヨウコ、日本の女性スポーツはどう?」と
いつもWSFジャパンの活動について心配してくれていました。

彼女の叔父(伯父?)は、
米国20世紀を代表する画家ジャクソン・ポロックです。
彼女が著作権継承者となっていて、
各地で開催される展覧会や映画の話など、
話題はつきませんでした。

女子柔道を世界に広めた功績で
昨年、旭日小綬章を受章しました。
体調がすぐれず来日はかないませんでした。

今春、ニューヨークで彼女に会ったYさんから
「かなり痩せてしまって、
人にはあまり会いたくないようだった」と聞き、
手紙を書こうと思いつつ月日が過ぎてしまいました。

「うちのワイフはすごいんですよ」と
初めて会った私に最高のほめ言葉で妻を自慢していた量平さんは
どうされているのか、気になります。

それにしても、残念です。
女性スポーツ推進運動の“同志”は天国に旅立ちました。

これからは天国から励ましの言葉をかけてもらっていると思いながら
ガンバリマス、ラスティさん。
合掌

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 三ッ谷 洋子
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驚きのアクセス数

2009年11月24日 | 2009年
皆さんは、私のこのブログを
どのように見つけられたのでしょうか。
日曜日のアクセス数が「2,696」と過去最高を記録しました。

2千696人の方が読んでくださったということです。
全132万8千470ブログのうち、アクセスランキングは45位。
我ながら驚いています。

私が急に有名になったわけではなく、
ブログの文章にある固有名詞に
多くの方が関心を持たれたのだと分析しています。

20日(金)にある「Jリーグ」や「川淵チェアマン」が、
キーワードとして検索で引っかかったのではないでしょうか。

「オシム監督」や「我那覇選手」について書いたときも
アクセス数が急上昇しました。
それだけ多くの人がサッカーやJリーグに
高い関心を寄せているということだと思います。

最近はサッカーの話題が少なめですが、
「へえ~、こんな考え方もあるのか」
「こんな面白いエピソードがあったのか」というような話を
これからも書いていきたいと思います。

新しい読者の方へ。
これからもよろしくお願いします。
質問、コメントも大歓迎です。

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 三ッ谷 洋子
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友に捧げる講義

2009年11月20日 | 2009年
社会に出て2年目のころ。
朝食をしながらテレビを見ていたときです。
車椅子に乗った高校の同級生だったO君が
道路や信号をチェックしている様子が画面に映っていました。

東大に進学したO君が、
学生運動のウチゲバで校舎から転落して脊髄を損傷し
車椅子の生活をしていることは
友人たちから聞いていました。

「車椅子の人は、ちょっとした外出も大変そう」
そんな感想を持ったことを覚えています。

それから数年後の1976年。
モントリオールオリンピックを迎えるカナダを
西のバンクーバーから東のニューファンドランド島まで
列車で横断しながら町の様子を取材しました。

あちこちで見かけたのが車椅子の人です。
「なぜカナダは足の悪い人が多いのかしら」
(日本の町が車椅子で歩き回るようには
なっていなかっただけの話ですが。)

そして10年以上たった1990年。
米国ニュージャージーのメドウランド競馬場を訪問した時のことです。

車椅子専用のエレベーターに乗って着いたフロアは
広々としたレストランになっていました。
「車椅子専用エレベーター」があることに驚きましたが、
「車椅子専用レストラン」の存在には大きな衝撃を受けました。
フロアには馬券売り場も設置されています。

それ以来、スポーツ施設の車椅子スペースが気になり始めました。
日本はどうなの?と、調べてみると、
たとえば東京ドームは2階コンコースの部分に
わずか7人分の車椅子用スペースがあるということでした。
事前に予約が必要です。
まるでお話にならない“貧しさ”です。

「もし日本のサッカーがプロ化するのであれば、
スタジアムは車椅子の人も観戦できるようにするべきだと思います」
日本サッカー協会が設置したプロ化検討委員会の
アドバイザリーボード会議で私が提案をしたのも、
こんな経験があったからです。

1993年5月15日のJリーグ開幕を前にした理事会で、
川淵チェアマン(当時)は、各クラブの社長に注文を出しました。
「スタジアムを所有している自治体には、
スロープを設置するようにお願いして欲しい。
できない理由を並べても意味がない」
この時、国立競技場でさえバリアフリーではありませんでした。

その後、各地に新設されるスタジアムには
必ず車椅子用のスペースが設置され、
バリアフリーを考えた設計がなされるようになりました。

「でも、利用者から見たらまだ不十分」というのが、
山崎泰広さんでした。

昨春、高校時代の同級生O君を囲む会がありました。
以前は車椅子バスケットボールの選手として活躍したほどですが、
体の自由が利かなくなっていました。

それでもサッカーの試合くらいは見られるのではないかと思い、
「もう少し暖かくなったら、J リーグの試合に招待しますよ」と誘うと、
嬉しそうでした。

その約束を果たす機会がないまま
彼はあの世に旅発ちました。

それから1年。
私は授業でこんなエピソードを学生に話してから、
山崎さんの講義に移りました。

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 三ッ谷 洋子
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ユニバーサルデザインは自己満足

2009年11月19日 | 2009年
「スポーツイベント論」の講座に
アクセスインターナショナル 代表取締役の山崎泰広さんをお招きしました。

10年前、「スポーツ21マーケティング研究会」の講師として
「高齢化社会に活かす身障者スポーツのノウハウ」のテーマで
講演をお願いしたことがあります。

数年前、静岡県都市公園懇話会で久しぶりにお会いした時、
「三ッ谷さん、サッカー場の車椅子席は、
まだまだ改良の余地があるんですよ」と熱心に話されていました。

これからのスポーツイベントを考えるとき、
会場となる施設だけでなく、プログラムにおいても
バリアフリー、ユニバーサルデザインの考え方が必要です。
そんな内容をお願いしました。

ちなみに山崎さんはこんな方です。(山崎さん個人のサイトより)

 障害者と高齢者の自立支援を目指して、
 車椅子をはじめとする自立支援機器に関する
 コンサルティングとセミナーを全国で開催すると共に
 ユニバーサルデザインの考えを基に
 リフォームから街づくりまで
 様々なコンサルティングを行なっている。

高校時代、米国に留学中に転落事故で脊髄を損傷し
以後、下半身麻痺で車椅子生活をされていますが、
1992年のバルセロナ・パラリンピックに平泳ぎで6位に入賞。
スキューバダイビングでは日本初のダイブマスターとして
障害者や高齢者にダイビングの指導をするスポーツマンでもあります。

講義は、「日本はいかに障害者に対する考え方が遅れているか」
「日本のバリアフリー、ユニバーサルデザインは設計者の自己満足」など
当事者ならではの鋭い指摘が盛り込まれ、
学生たちのこれまでの理解を打ち破る、刺激的な内容でした。

こんなテーマを取り上げたキッカケについては、
また、あした。

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さらなる飛躍のために

2009年11月18日 | 2009年
休日でもないのに、
2日続けてブログをお休みしてしまいました。

深夜までパソコンに向かっていたのですが、
気になりながらもテーマが見つからず、
疲れてもいたのでサボってしまい失礼しました。

このブログは毎日、アクセス数が表示されます。
更新していない日でも多くの方々が
律儀に(?)アクセスしていただいている様子が、
数字から想像できます。

本日現在、Gooには132万5948ブログあり、
私のブログは7051位となっています。

さて、今朝の気になったニュースの一つが、
Jリーグの大分トリニータ。
「経営破綻に近い状態」だそうで、
Jリーグが公式試合安定基金から
6億円の融資をすることが決まりました。

Jリーグには「経営諮問委員会」なるものがあり、
経営に問題があるクラブがあると、
直接、委員が出かけていって指導しています。

にもかかわらず、
何故ここまで厳しい状況に陥ってしまったのでしょうか・・・。
一方、存続の危機にあったヴェルディは
来季につながる兆しがみえたようで、まずはホッとしました。

ここに来てJリーグにはいろいろ問題が出てきました。
1991年に組織がスタートして19年目。

紆余曲折を経験することが、
一段上のレベルへの足がかりと考え、
歯を食いしばって頑張ってほしいと思います。

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 三ッ谷 洋子
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「グリーンウィッチ」こと「グリニッジ」

2009年11月13日 | 2009年
先日、出かけたロンドンオリンピックの会場のひとつ
「The O2」(オーツー)。
建物手前の看板には「Greenwich Peninsula」の文字がありました。
「グリーンウィッチ半島」・・・。

「オーツー」の元の名称「ミレニアムドーム」の記事では、
確かグリニッジ半島に建設されたという記述がありました。
でも「Greenwich」は「グリーンウィッチ」としか読めませんよね。

念のため、グリニッジ標準時の綴りを調べてみると
「Greenwich Time」

「Greenwich」の語尾「ch」は、
何故「チ」でなく「ジ」と読むのでしょうか。

検索してみると同じ綴りで
「グリーンウィッチ」と読むものもあります。
ヘッジファンド情報会社や、シドニーのカレッジ、
イタリアの手帳を作っている会社など。

いずれにしても、「オーツー」のあるとことは
「グリニッジ」だということが分かりました。

ふと、こんな川柳を思い出しました。
「ギョエテとはおれのことかとゲーテいひ」
ちなみに「ゲーテ」の綴りは「Goethe」です。

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「大きな声で!」

2009年11月12日 | 2009年
小学生の頃、私はいつも通信簿に「無口」と書かれていました。
中学生になったら「心を入れかえよう」(?)と
毎日、教科書を音読することから始め、
授業ではなるべく手を挙げるようにしました。

「語尾がはっきりしませ~ん」
「聞こえませ~ん」
一生懸命、答えた私に
離れた席の人からこんな反応が返ってきたシーンが
何故か記憶に鮮明に残っています。

それからウン十年。
座談会や委員会の録音テープを聞くと、
私の声が一番ハッキリ聞こえます。
少しはマシになったようです。

今、大学の授業では、
学生に大きな声で話すことができるよう、
あれこれ取り組ませています。

先週はボイストレーニングを体験させてみました。
指導してもらったのは、歌のボイストレーナーをしているIさん。
学生はトレーニングをする前と後で、
自分の声の大きさが全く違っていることを実感できたようです。

今日は、他の授業で外部講師を呼んで質問に答えさせましたが、
声がほとんど聞き取れませんでした。
難しい質問だったので、自信がなかったのかも知れません。

とはいえ、いずれ社会に出て行くのであれば
こちらの学生にも、
大きな声でしっかり話せるようになって欲しいのですが、
ボイストレーニングをする時間がありません。

何とか方法はないものか、思案しています。

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読み書きのエネルギー

2009年11月11日 | 2009年
先日、お世話になった先輩に
久生十蘭の単行本をプレゼントしようとしたら
「もう、本は読まないから」と、
やんわり断られてしまいました。
視力が落ちているからだそうです。

以前、入院していた時にベッドに新聞を広げて読んでいたら、
同じ病気の女性たちは
「三ッ谷さん、よく新聞なんかよめるわね」と感心していました。
彼女たちは「とても読む気力なんかない」といいます。

活字を読むには、エネルギーが必要だと分かりました。
私の伯母は、老人ホームで分厚い本をよく読んでいます。
片目は何年か前から失明し、
もう片方の目も時々、見づらくなるそうです。

それでも、読むことを止めません。
もっと素晴らしいのは、手紙をよく書くことです。

先月、ロンドンから絵葉書を出しました。
帰国して数日後には、もう返事が届きました。

「ロンドンからのお便りありがとう。
懐かしいウエストミンスターの面影は、
変わっていませんね。
寒かった?」

こんな書き出しで、
葉書はいつものように几帳面な文字で埋まっています。
伯母は50年ほど前に
何年かロンドンに住んでいたことがあります。

8月の白寿のお祝いでは、
お寿司を美味しそうに食べていましたが、
その後、食道に食べ物がつかえるようになり
「器官の衰えを感じました」とありました。

「どんな旅行でしたか。
私も話を聞きたいです」と、まだまだ好奇心旺盛。

読み書きのエネルギーは
もしかしたら、好奇心から生まれるのではないでしょうか。

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 三ッ谷 洋子
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東京オリンピック招致に欠けていたこと

2009年11月10日 | 2009年
東京都の石原知事が
2020年夏季オリンピックの招致を明言しました。

落選した2016年大会の招致を決めた当初は、
次の2020年招致も想定しての立候補だったと記憶しています。
それが、いつの間にか「2016年」一本槍になってしまいました。

また、いつの間にか大会名に「パラリンピック」が追加され、
「2016年東京オリンピック・パラリンピック」となりました。

今年3月の「スポーツ21・マーケティング研究会」で
JOCの竹田恆和会長に招致活動についての講演をしていただきました。
講演の後の質疑応答で、出席者から
「パラリンピックをもっとアピールしたら」という提案がありました。

その後の東京の招致活動を伝えるテレビや新聞の報道を見た限りでは
「パラリンピック」について言及されることはなく、
最後まで取ってつけたような印象はぬぐえませんでした。

超高齢化社会の最先端をいく日本です。
年齢を重ね身体機能が衰えた高齢者の体は、、
パラリンピックの選手たちの身体機能と、
重なり合うものも少なくありません。

そんな人たちが、オリンピックを契機に、
日頃から楽しくスポーツができる環境を整備するとすれば、
世界に高齢社会のお手本を示すことができます。

これは社会福祉の充実でもあります。
こんな視点を加えれば、
「スポーツより福祉を」と考える人々も
招致活動の輪の中に迎えることができるのではないかと
考えています。

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日本一に相応しい選手づくり

2009年11月09日 | 2009年
今回の川崎フロンターレの選手たちの無作法な振る舞いで思い出したのが、
1972年のミュンヘンオリンピックの男子バレーボールチーム。
金メダルを獲得した全日本チームの松平康隆監督は
「金メダルに相応しい選手づくり」を旨としていました。

海外遠征では、一流のものに触れさせるために、
美術館などにも熱心に足を運びました。
チームに負け試合が続くと、
「男子は物見遊山ばかりしているから勝てない」と
マスコミは書き立てました。

それでも“物見遊山”を止めなかったのは
世界一に相応しい選手づくりを目指していたからです。

「日本一のチーム作り」ではなく、
「日本一に相応しい選手づくり」。
その結果、日本一のタイトルを手にする・・・。

私には、とても納得のいく指導者の考え方です。

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 三ッ谷 洋子
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松井選手をお手本に

2009年11月06日 | 2009年
米大リーグのワールドシリーズで
ヤンキースが松井秀喜選手の活躍でフィリーズを破って優勝。
松井選手が日本人初のシリーズMVPに選ばれました。

近年は左手首の骨折に始まり、右ひざ、左ひざを手術。
今年2月のキャンプは別メニューでスタートしたとの報道に、
選手生命も先が見えてきたのか、などと勝手に考えていたのですが、
このビッグニュースです。

松井選手は試合に出られない辛い状況にあっても、
インタビューではいつも丁寧に答えています。
体が資本のスポーツ選手にとって
怪我や故障は大きなショックのはず。

それを表に出さず、真摯に野球と向き合い
野球選手としての姿勢を貫く姿に
プロとしての確固たる信念と覚悟を感じます。

スポーツ選手の見事なお手本を見て感動したところに、
サッカーの川崎フロンターレの選手たちが
ナビスコカップの表彰式に礼を失した態度で望み、
クラブが準優勝の賞金5千万円を返還するという記事が
目に飛び込みました。

私も表彰式の際はスタンドにいたのですが、
選手がメダルを受け取らなかったり、
座り込んでいたところは見えませんでした。

もし私の前でそんな光景を目にしたら、
鬼武チェアマン同様、激怒していたことでしょう。
以前、川淵さんが「2位の選手たちは大抵ふてくされているので、
メダルの授与はいつも気分が重い」といっていたのを、思い出します。

「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」
“日本サッカーの父”クラマーさんのこんな言葉があります。

Jリーグは、傍若無人の子どものような選手を、
松井選手のような大人の振る舞いができるプロ選手にする取組が必要です。

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ザンビアからのメール

2009年11月04日 | 2009年
ブログ愛読者というザンビア在住のAさんから
メールをいただきました。

今は、雨期の前の非常に暑い時期で、
インターネットへのアクセスもままならない厳しい環境で
仕事をされています。

伝統的な土壁の「マッシュルームハウス」が建ち並んだ地域にも、
必ずといっていいほどサッカーグラウンドがあり、
木組みの鳥居のようなゴールが設置されて、
夕方になる人々が集まりってサッカーを楽しんでいるそうです。
生活の中にサッカーが溶け込んでいる様子が目に浮かびますね。

 「スポーツが、草の根ベルでのコミュニケーションの手段として、
 宣伝や学習、啓蒙、様々な媒体となってくれています。
 アフリカで仕事をしてから、地域社会の文化や慣習と共に、
 スポーツの可能性について改めて考えさせられています」

Aさんはメールをこう結んでいます。

スポーツは、他の文化にはない特長を持っています。
その特長を活かし、よりよい世界をつくっていける大きな可能性が、
スポーツにはあると考えています。
私がスポーツにこだわる理由も、ここにあります。

「勝ったか、負けたか」ではないスポーツの話題は
多くのことを考えさせてくれます。
Aさん、メールありがとうございました。

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