三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

Jクラブと地域密着

2006年08月31日 | 2006年
昨日はJリーグ、ジェフ市原対川崎フロンターレの試合を見てきました。
試合前、淀川社長から阿部選手と巻選手に花束贈呈のセレモニー。
VIP席はアナウンスが聞きづらく、いったい何のお祝いかと思っていたら、
サポーターが掲げる横断幕に「阿部200、巻100」とあり、
両選手の出場試合数らしいことがわかりました。

せっかくの記念すべき試合でしたが、残念ながらジェフは1-2で負け。
「このところホームでは3連敗なんですよ」と、淀川社長は肩を落としていました。
応援も人数が少ない川崎の方が、声も大きく元気があったように思います。

今回、私が試合の勝敗以上に関心を持っていたのはスタジアムです。
実はフクアリ(福田電子アリーナ)の建設に当たっては設計コンペがおこなわれ、
私はある建設設計会社の企画に、かかわっていました。

残念ながら我がチームは負けてしまいました。
ですから、優勝チーム(コンペの当選チーム)が一体どんなスタジアムを造ったのかを
是非、自分の目で確かめたてみたいと思っていました。

JRの蘇我駅で降りて商店街の道を進むと、
前方に工場が見えてきます。その左横にスタジアムがありました。
川崎製鉄の工場の一部が公園として整備され、
そこにスタジアムが造られたのだそうです。

午後6時半、試合開始。
すでに太陽は沈み、グリーンのピッチが照明に映えます。
スタンドの最上段をぐるりと囲むように柱が並んでいます。
屋根を支えているこの柱は上部が間接照明で照らされ
なかなか美しいデザインだと思いました。

ただ、最上部に造られたVIPルームからの眺めは
予想以上にピッチから遠い印象を受けました。
サッカー専用スタジアムなので、
下方の一般席は目の前がピッチで選手のプレーが間近に見られます。
次回は一般席で是非、観戦したいと思いました。

驚いたのはトイレです。
ドアを開けると、本来は壁であるところがガラス張りで、
ピッチを見渡すことができます。
(勿論、トイレの個室はガラス張りではありませんよ。)
設計後に急遽トイレを設置したようにも見えます。

本日の入場者数は1万1千433人。
オシム前監督がと巻をはじめとする選手が日本代表入りしたことから
注目率が一気に高まり、観客数が増えたそうです。

「今日は空いているところがありますから、
もっと沢山着て欲しいですね」と、観客増をさらに期待する淀川社長です。

私はJリーグホームタウンで試合を見るたびに
いつも創設時のころを思い起こします。
そしてJクラブの地域への浸透ぶりに
「たった10年余でよくぞここまで」と、深い感動を覚えます。

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  代表取締役 三ッ谷洋子
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8月19日のコメントへのお答え

2006年08月30日 | 2006年
「日本サッカー協会が目指すもの」

ブログには、ご存知のように読者が気軽にコメントを書き込める機能がついています。
私の編集画面では、コメントに書き込みがあると
「メールが届いています」という表示がでます。

そのたびにコメントの下に自分の回答を書き込んでいます。
しかし、書き込みについてはブログの本文には出てこないので、
気付かない読者もいらっしゃるかと思います。

8月19日の私のブログに対して、
「。ヨダロハさん」からコメントが届きました。
今回はその回答をここに書くことにしました。

コメントの要旨は「川淵さんが、ワールドカップの結果について、
協会としてきっちり分析・反省をして発信せよ」ということです。
多くのサポーターやファンがそう思っているのではないでしょうか。

川淵さんの「失言会見」以降、川淵さんがテレビや新聞を通して語っている内容では、
ちょっと物足りないように私も思います。
日本サッカー協会の強化委員会等で分析がまとまったら、
その結果を是非、川淵さんから公表して欲しいと思っています。

ワールドカップ後の日本代表の試合についても、
オシム監督が変則的なメンバー発表をしたことで、
これまた「協会よ、何をやっているんだ」という印象が強いようです。
しかし、日程はワールドカップ前から決まっていたものです。

以前も書きましたが、試合日程を作るのは非常に大変な作業です。
今月のJリーグ理事会で日本協会の田嶋専務理事は
「日程については、全ての人に満足してもらうことは不可能なんです。
マッチメイク委員会では『何とかお願いします』『ごめんなさい』という
台詞の連続なんです」と、説明しました。

毎年、Jリーグのカレンダー作りは、
次のような大会を365日の中に押し込むのに苦労しています。

*J1リーグ戦
*J2リーグ戦
*ヤマザキナビスコカップ
*ゼロックススーパーカップ
*天皇杯
*A3チャンピオンズカップ
*アジアカップ予選
AFCチャンピオンズリーグ
*インターナショナルマッチデー
*世界クラブ選手権

来年はこれに加えて、さらにオリンピック予選が入ります。
日本代表の試合日程こんな状況の中で決まっていくことを
知っていただければと思います。

多くのサッカーファンの目が日本代表の動向に向くのは当然ですが、
日本のサッカーをより強くしていくためには、
頂点の日本代表の強化だけでなく、
底辺まで視野に入れた長期展望に立つ普及と強化が不可欠です。

川淵さんが「代表が負けただけで、会長がそのたびに辞任するのはおかしい」と
いわれるのは、そういう意味です。

お時間がありましたら、日本サッカー協会(JFA)のサイトをご覧ください。
今年初めに「JFA2005宣言」を発表しました。

*JFAの理念
*JFAのビジョン
*JFAの約束2015
*JFAの約束2050

このうち「約束2015」は次のような内容です。
「2015年には世界のトップ10の組織となり、
サッカーを愛する仲間が500万人になる。
日本代表チームは世界でトップ10のチームとなる」。

さらに「約束2050」では
「2050年にはサッカーを愛する仲間が1000万人になる。
ワールドカップを日本で開催し、日本代表チームは優勝チームとなる」。

JFAは、愛好者の拡大を日本代表チームの強化と並ぶ車の両輪のように位置付けています。
「宣言」を実現するための「キャプテンズ・ミッション」も掲げています。
ここではタイトルだけを記述します。

M1.「JFAメンバーシップ制度」の推進 ~JFAメンバー200万人構想に向けて
M2.施設の確保・活用
M3.「JFAキッズプログラム」の推進
M4.中学生年代の活性化
M5.エリート養成システムの確立
M6.女子サッカーの活性化 ~競技人口の拡大
M7.フットサルの普及推進
M8.リーグ戦の推進と協議会の整備・充実
M9.地域/都道府県協会の活性化
M10.中長期展望に立った方針策定と提言

日本代表の活躍の背景には、
このように幅広い協会の活動があることを知っていただければと思います。
僭越ながら、日本サッカー協会の広報に(勝手に)なりかわり、Jリーグ理事が理解している範囲で、ご説明させていただきました。

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肥満大敵

2006年08月28日 | 2006年
このところあちこちで「メタボリックシンドローム」という言葉を耳にしますね。
何でもウエストサイズを規準にするそうです。
男性なら85センチ以上、女性なら90センチ以上の人で、
高血糖、高血圧、高脂血症のうち2項目以上に当てはまる人は、
生活習慣病にかかる比率がグンと高くなるとのこと。

もし全ての項目に該当するようなら、心筋梗塞や狭心症にかかるリスクは
何も無い人に比べて30倍以上になります。
中高年になったら、まずは「油断大敵」ではなく「肥満大敵」ということですね。

肥満は日本だけの問題ではありません。
英国では、深刻化する国民の肥満問題を解決するために、
特命ポストとして「フィットネス担当相」を新設しました。

時事通信によると、何も対策が講じられない場合、
2010年までに成人男性の33%が肥満になると予想されています。
ロンドン夏季五輪が開催される2012年をめどに、
国民の間に健康的な食生活や身体活動を普及させることを目指すそうです。

メタボリックシンドロームの4つの項目を眺めてみると
今のところ私は1つも該当する項目がありませんので、
自分とは関係ない「ひとごと」と考えています。

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ミュンヘンまでの2900日

2006年08月27日 | 2006年
昨日のつづきです。
ストーリーが分かると書いたのは、以前のブログにも書きましたが
私はサンケイスポーツでバレーボール担当の記者だったからです。

番組のタイトルにある「2900日」とは、
1964年の東京オリンピックから1972年の
ミュンヘンオリンピックまでの足跡ということでしょう。

東京オリンピックで、松平さんは全日本男子のコーチとして銅メダルを獲得しました。
このとき痛感したのが、世界一を目指すには大型化が不可欠だということでした。
当時は「ウドの大木」などと呼ばれた190センチ台の選手をアタッカーに起用しました。

まだ無名だった大古、横田、森田の3人です。
9メートルの距離を逆立ちで歩かせるなど、ユニークなトレーニングで強化し、
8年後のミュンヘンで監督として金メダルを手にするのです。

その経過はテレビの人気アニメにもなったほどドラマチックですが、
実は、松平さんの半生はそれに負けないくらい波乱の連続です。

私は、男子バレーが金メダルを取った直後から
松平さんの生い立ちを26回の連載記事にまとめました。

東京・初台のマンションに何度も足を運んで取材を重ねたのですが、
今でも覚えているのは、原稿をまとめるのがとても楽だったことです。
試合直後などの記者会見もそうですが、
松平さんの話し方は言葉が明瞭で内容がよく整理されています。

時に客観的なコメントまで自分で入れられるので、
こちらは話をそのまま文字にするだけという感じでした。

弁舌さわやかな理由をこの取材で知りました。
母親が盲目だったからです。
松平さんには、自分の意思を明確にし語尾をはっきり話すようしつけたそうです。
母親のしつけの大切さを痛感したエピソードでした。

当時のスクラップを開いてみたら
最後のページにこんな感想が書いてありました。

3度目の部長賞(5,000円)をもらう。
話がたくさんあったので、あと10回くらいは続けられたと思う。
でも、ゴルフページが出来たため、やむなく最後の方ははしょって
大急ぎで終了してしまった。

連載が終わってすぐに「アマチュア問題」で松平さんが辞任。
何だか変な幕切れに、後味がよくない。
(昭和47年12月1日記)


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雑記(8月26日)

2006年08月26日 | 2006年
●Jリーグ、横浜Fマリノスの岡田監督が辞任しました。
勝利への執着心が薄れたということですね。
選手のバーンアウト(燃え尽き症候群)は耳にしたことがありますが、
監督からのこのような台詞は初めて聞いたように思います。

●全日本なぎなた連盟の副会長をされていた大井幸枝さんから
手紙をいただきました。
3月に副会長を辞任されましたが、34年の役員生活だったそうです。

大井さんに初めてお会いしたのは、10年以上も前でしょうか。
時々、スポーツ関係者の会合でお会いし、
年賀状をやり取りするお付き合いです。

24日付の産経新聞のなぎなたの記事の中で、大井さんの名前を見つけました。
なぎなたの最高位、師範の資格を持つことを、初めて知りました。
「なぎなたを通じて、気高い凛とした姿の女性になっていただくことが
最終目標です」と語る姿は、背筋を伸ばして若々しいと書かれていました。

82歳の尊敬すべき日本女性です。

●本日午後11時10分よりNHKのBS1で
「スポーツ大陸 金メダル2900日のプロジェクト」が放送されます。
数日前、バレーボールの松平康隆さんからの手紙で
「ご覧くだされば幸いと、お知らせします」とありました。

ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得した
男子バレーの8年間の物語です。
我家のテレビはBSが入らないので、甥に録画を頼みました。
ストーリーは想像できます。

その理由は、明日に。

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ミツトヨ・ショック

2006年08月25日 | 2006年
唐突ですが、ミツトヨという会社をご存知ですか。
世界有数の精密機器メーカーです。
この会社は仏教を経営理念とし、
売上高の1%を仏教伝道協会の活動資金として出資しています。

会社経営の目的は「仏教の普及にある」と公言しているユニークな会社なのです。
会社経営といえば、亡くなった父が会社の経営者ではありましたが、
経営のことについてはほとんど何も教わりませんでした。

作ったばかりの小さな会社を、どのように経営していこうかと考えていた時に
新聞でミツトヨのことを知りました。
今でも覚えているのは、同社が仏教聖典を無料で国内外のホテルに
配布しているということでした。

創業者で熱心な仏教徒である沼田智英さんが、
海外のホテルの客室に必ず聖書が置いてあることを知り、
この活動を始めたとのことでした。

当時の私は「経営とは、まず利益を追求し、会社として一人前になった時に、
はじめて利益の社会還元をしていくものだ」と思っていました。
しかし同社の企業理念を知り、利益の追求と同時に
できる範囲の社会還元もしていこうと決めました。

そして会社を設立した翌年の1981年に 
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)

スタートさせました。
「仕事で世話になっているスポーツ界の発展のために
特に欠けている女性をめぐる環境の改善に寄与したい」というのが、
私の思いでした。

ミツトヨが会社として素晴らしいと思ったのは、
沼田さんが本業でも「世界一を目指す」という大目標を掲げ、
着実に業績をあげていることです。

WSFジャパンの活動を成功させるためには
私も本業で一流を目指し会社経営をしていかなければならないと
肝に銘じました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この文章は私が1995年7月のWSFジャパン・ニュースに書いたものです。

今日の夕刊を手にした瞬間、真っ先に目に飛び込んできたのが
一面の「ミツトヨ」の文字でした。

ミツトヨ社長逮捕
核開発に転用可能な測定機 不正輸出の疑い
イラン系商社も捜索

社長が逮捕された・・・?! 
無許可で核開発に転用可能な三次元測定機を、マレーシアに輸出していたのだそうです。
私がお手本としてきた会社が、こんなことをしていたなんてショックです。

冥王星が惑星の仲間からはずれるというのもがっかりでしたが、
このニュースは私にとって、さらに追い打ちをかける週末の激震でした。

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コメント歓迎します

2006年08月24日 | 2006年
昨日のブログは、「阿部」選手のことを「永井」と間違えて書いてしまい、
読者から早速ご指摘のコメントが入り、訂正しました。
Jリーグ理事なんだから、しっかりしろ!というお叱りのニュアンスが強く伝わってきました。

スポーツ記者をしていたとき、いつも上司からうるさくいわれていたのが
固有名詞と数字(記録)には特に注意を払うように、ということでした。
このブログも毎日、何度も読み直し手を加えながら書きあげています。

昨日はジェフのホームページで選手名も確認したのですが、間違えていました。
睡魔に負けて、ぼーっとしていたのかも知れません。
これからは気をつけます。

お叱りのコメントはそのまま消さずに残してあります。
ちょっと格好悪いかな、とも思うのですが、
ブログを読んでコメントまでいただけるのは、有り難いことだからです。

いつもは虚空に向けて発信している感覚で
読者の存在はアクセス数という数字だけで把握しています。
コメントがあって初めて読者を実感することができます。

読者の方には賛否両論、辛口も大いに結構、
いろいろコメントを書いてくださることを期待しています。
よろしくお願いしますね。

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フクアリ

2006年08月23日 | 2006年
来週の水曜日にフクアリ(フクダ電子アリーナ)で開催されるJ1の試合、
ジェフユナイテッド市原・千葉対川崎フロンターレの試合を見に行きます。
ホームチームのジェフの淀川社長に連絡をしたところ、すぐに招待状が届きました。

昨年10月にオープンしたばかりのフクアリは、もともと千葉市蘇我球技場という名称です。
「ネーミングライツ」(命名権)を福田電子が取得したため、こう呼ばれています。
医療機器メーカーとスタジアムとはあまり結びつきませんが、
サッカーファンの間での知名度は一気に高まったはずです。

収用人数は1万8千500。
J1のスタジアム規準は1万5千以上ですから、規準は満たしています。
しかし、2002年のワールドカップ用に造られた鹿島や新潟などのスタジアムが
4~5万というサイズなので、どうしても小ぶりな印象を持ちます。

しかし、この地域の人口を考えれば無理のない規模です。
サッカー専用スタジアムとして、評判もなかなかいいようです。
そんなことで、以前からこのスタジアムを見てみたいと思っていました。

もちろん試合も楽しみです。
ジェフの監督だったオシムが日本代表監督になったり、
巻のほか阿部、羽生、佐藤勇人なども代表に召集されて人気が出てきて、
ジェフの試合は観客が倍増しているそうです。

地味だった千葉のチームに注目が集まるのは、結構なことです。
連敗が続いていますが、A3で蔚山現代(ウルサン・ヒュンダイ)と
試合をした時のような勢いのあるプレーを期待しています。

対戦相手の川崎は3位と好調。
武田社長とは昨年、ドイツのコンフェデレーションズカップ応援ツアーの際に
一緒にデュイスブルクの「スポーツシューレ」を視察した仲です。
フクアリで会ったら「等々力(川崎のホームスタジアム)にも来てくださいよ」と
いわれそうです。

理事としては、どちらのチームにも頑張てもらって、
ファンに楽しんでもらえる試合を見せて欲しいと思っています。

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五輪招致の行方

2006年08月22日 | 2006年
JOC(日本オリンピック委員会)は、
2016年の夏季オリンピック招致に名乗りをあげている東京都と福岡市の
開催計画を比較する評価報告書をまとめました。

内容は「東京都優位」だそうで、30日の選定委員会で決まります。
オリンピックを主催するIOC(国際オリンピック委員会)では、
2008年秋に評価委員会を設置し、現地視察を経て2009年7月に開催都市を決定します。

開催都市に関する資料はBig Bookという5千ページにもなる分厚いものです。
3年後の話、ということになりますが、
実はその前に日本招致の可能性を左右する重要な会議があります。

来年7月7日のIOC総会です。
ここで2014年冬季オリンピックの開催都市が決まります。
立候補しているのは平昌(ピョンチャン=韓国)、ソチ(ロシア)、
ザルツブルグ(オーストリア)の3都市。

平昌はその前の大会に立候補したのですが、バンクーバーに敗れました。
“2度目の正直”にかける意気込みは、相当なもののはずです。

もし2014年冬季大会が平昌に決まった場合、
2年後の2016年夏季大会に日本が選ばれる可能性は、まずないでしょう。
オリンピックが連続してアジアで開催することは考えられません。

オリンピック招致活動にはそんな流れがあることを考えると、
2016年の大会だけでなく、次の2020年大会も視野に入れた活動を
覚悟しておく必要があります。

一度の落選で退散するようなら、立候補などやめたほうがいいですね。
それこそ税金の無駄です。

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2日がかりの決勝戦

2006年08月21日 | 2006年
高校野球は早実の初優勝。
ピンチに陥っても表情を変えず、淡々と投球する斎藤選手の精神力に脱帽です。
4連投を前に「体が軽い」といっていた強靭な体力も凄いですね。
ピッチングが素晴らしいのは勿論です。
 
時折、汗を拭くブルーのハンドタオルは丁寧にたたまれ、
几帳面な性格を思わせます。
決勝戦が翌日に持ち越された試合として、
37年前の三沢高校と松山商業の試合が引き合いにされていましたね。

当時の熱戦の様子を思い出してみたい方は、
スポーツジャーナリストの白髭隆幸さんが書いている
Sports Classicをお読みください。

夜9時のNHKのニュースでは、
今日の決勝戦について街でインタビューをしていました。
若い女性はなぜか妙な化粧をしている子ばかり。
ディレクターの好みなのでしょうか。
思わずチャンネルを替えたくなりました。

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まだ禁酒ですか

2006年08月20日 | 2006年
会う人ごとに「禁酒してるんだって?」と聞かれます。
ブログに書いてしまったので、少しづつ広まったのかも知れません。
「まだ、(禁酒を)止めないの?」と、不満そうな友人もいます。

これまで「食事と病気」に関する本を何冊も読んできました。
説得力がある本になかなか出会えなかったのですが、
最近のベストセラー「病気にならい生き方」(新谷弘実)は、とても説得力のある内容でした。

私が購入した3カ月前は、帯に「50万部突破」とありましたが
最近の新聞広告では「100万部突破」だそうです。

著者は胃腸内視鏡外科医という専門の立場から30万例以上の胃腸を診て、
その結果「よい食べ物、悪い食べ物」の説明をしています。

見出しをいくつか並べてみましょう。

*40年間、私が死亡診断書を書かなかった理由
*肉を食べてもスタミナはつかない
*日本人の胃がん発症率はアメリカ人の10倍

*本当のことは体に聞かないとわからない
*抗ガン剤でガンが治らないのはなぜ
*牛乳を飲みすぎると骨粗しょう症になる

*「ヨーグルト神話」に疑問を感じるこれだけの理由
*マーガリンほど体にわるい油はない
*白米は死んだ食べ物である

*「酒」と「たばこ」は最悪の食習慣である
*臓器別医学は医者をダメにする
*人間が生きていけるのは微生物のおかげ

この見出しは、どれもかなりインパクトがありますよね。
「臓器別医学は医者をダメにする」などは、私の考えと共通するものです。
しかし、牛乳やマーガリンの話は驚きです。

ヨーグルトは私の朝食の定番でしたが、翌日から止めました。
何しろ30万人の裏付けがあるのです。

「たばこ」が体に悪いことは当然ですが、
お酒は泥酔するほど飲まなければいいのではないかと考えていました。
ところが「最悪の食習慣」と書かれています。

お酒を毎日飲む人の血管は、たばこと同じように収縮してしまい、
栄養物や老廃物の吸収・排泄ができなくなり、
体内に大量のフリーラジカル(とくに活性酸素)を生み出してしまうそうです。

ならば仕方ないかな~、というわけで人生で初めての禁酒に取り組むことにしたのです。
「でも、毎日、少しのアルコールを飲むのは体にいいんじゃないの」
「赤ワインはポリフェノールがいいのよね」
そういわれていますが、やっぱりやめときます。

先週の金曜日(18日付け)の読売新聞の人物欄に
この新谷先生が登場していました。
記事の中で、先生はこういわれているのを知りました。

「お酒もタバコも飲み過ぎは体に悪い」。
あれっ、「飲酒の習慣」が悪いと著書にはありましたが、
「飲み過ぎ」が悪い?

ということは、飲み過ぎなければいいんですか?
少しの違いのようですが、私にとてはとても大きな違いです。
一体、どっちなんですか!

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Jリーグ理事会より

2006年08月19日 | 2006年
「ブログは仕事に役立つ」などとインターネットコンサルタントにアドバイスされて
始めたのですが、本当でしょうか。
このブログは本名を明かしているので、人の悪口も書けません。

原稿書きも本業の1つですから、「原稿料をもらえないブログなんて」と
時々、ふてくされたりもしています。
それでも、挨拶代わりに「読んでますよ」といわれれば、
読者をがっかりさせてはいけないな~と、パソコンに向かいます。

連日、身辺雑記ばかりでは申し訳ないので、
他では得られない「特ダネ」もたまにはご披露しましょう。

今週火曜日にあったJリーグ理事会の内容から。
JFA(日本サッカー協会)からの新理事3人が決まって初の理事会です。
議長は新チェアマンの鬼武さん。

議事はこれまで2時間だったのですが、「鬼武ルール」で90分となりました。
サッカーと同じですね。ただし前半と後半の間の休憩はありません。
その後、30分のフリーディスカッションの時間を設けます。
いろいろな意見や考えを述べるように、ということです。

この日は、JFAの田嶋幸三専務理事が日本代表にまつわる話をしました。
私がJリーグの理事をしているというと、
日本代表の動向等についてもよく知っているのではないかと思われるのですが、
皆さんと同様、ほとんどマスコミ情報だけです。

ですから、ワールドカップ終了まで強化委員長だった田嶋さんから
直接、お話を聞けるというのは、とても意義ある機会でした。
この中から少しだけ内容を紹介しましょう。

まず、今回のワールドカップについて。

「オーストラリアについては、プレミアリーグをはじめとして
ヨーロッパリーグで活躍している選手が120人以上います。
日本はヒデでさえ、試合に出たり出なかったりの状況。
ベスト16が精一杯と予想していました」

オーストラリアのレベルがこれほどだったとは初耳です。
緒戦は簡単に勝てそうな予想が飛び交っていましたよね。
何を根拠にした予想だったのでしょうか。

オシム監督が日本代表監督に決まるまで。

「去年の11月からワールドカップ後の新監督を検討していました。
4月からはオシム監督の名前も出ていたし、ジーコも次のクラブを探していました。
Jリーグ監督の場合、シーズン途中になってしまうのはやむを得ないことです。

5月にジェフにいって淀川社長、祖母井GMのもとでオシム監督に会いましたし、
ワールドカップの時も、向こうで淀川社長と一緒に会いました」

大会直前の新聞報道で、私はどの新聞も次期の監督はオシムだと確信しているような
扱いだったことを覚えています。
取材記者たちは、以前から予想していたと思います。
それが川淵さんの思わぬ失言があって、「芝居」などとマスコミが報じたことから
サポーターやファンが騒ぎ出してしまったのではないでしょうか。

私のこれまでの体験では、川淵さんは大事な会議で根回しもしない人です。
そんな人物が記者会見で「芝居を打つ」とは、とうてい考えられません。

さて、オシム監督の指導はどうなんでしょうか。

「トレーニングは質が高く、意図が良くわかります。
試合直後に90分のトレーニングをすることもあります」

いやはや凄い監督ですね。

ところで、これまでJリーグとJFAは対立しているように見えましたが、
田嶋さんは予定の10分を8分オーバーしての説明で
「日本代表とJリーグは車の両輪である」と2度も口にしていました。

私たちJリーグの理事も、JFAの動きを知る機会が得られるようになり
両輪が同じ方向に進める体制は、整ったように思います。

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パソコンで花火

2006年08月18日 | 2006年
パソコンの壁紙を、「スバル天文台からの風景」から「夕焼け」に替えました。
先週の火曜日、千葉方面から東京に向かう京葉線から
金色の夕日と真っ赤な夕焼けが見えました。
素晴らしい夕焼けにずっと見入っていたのですが、ご覧になりましたか?

15年ほど前、フィリピンのピナツボ山が大爆発したときも
火山灰が日本の上空も覆って夕焼けがとても赤かったことを思い出しました。
そんなことで、壁紙を「夕焼け」にしてみました。

ついでに、熱帯魚が泳ぐスクリーンセーバーも替えたいと思い、
先ほどからトライしているのですが、
アクセスするとエラーメッセージが出て
インターネットへの接続ができなくなります。

欲しいのは「花火」の映像です。
明日は多摩川の花火大会のようですね。
ベランダから見えるかも知れません。

パソコンに取り込める花火には3D映像もありますが、
これは有料なのでやめました。
これからまた、フリーソフトを探してみます。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 
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写真の整理

2006年08月17日 | 2006年
今週は夏休みです。
自然が満喫できるような場所に出かけたいところですが、
どこも混雑していそうなので、たまった写真の整理をしています。

最近のもので最も多いのが、Jリーグ役員海外視察ツアーのものです。
ワールドカップ、コンレデレーションズカップ、オリンピック、A3など
ほとんど毎年、ツアーが実施されています。

大会での日本代表の応援はもちろんですが、
私にとってとても勉強になるのが各国のスポーツクラブや
ナショナル・トレーニングセンターの視察です。
実際に足を運ぶことで様々な発見があり、それが大きな財産となっています。

夕方までに一応の分類は済んだので、あとは100円ショップでファイルを買ってきて
ツアーごとにまとめるだけです。
それにしても写真の整理というと、ついつい見入ってしまいますね。

「このころの川淵さんは、お兄さんのような感じで若かった」とか
「毎回、私の服は同じ」だとか、「これは誰の奥さんだったかな~」とか。

この前まで、3年前に亡くなった叔母のアルバムを整理していました。
一番困るのが不要な写真の処分でした。
私が死んだら、息子はこれらの写真を見て何を思うのでしょうか。
「仕事でチョー忙しいなんていってたけど、案外、楽しくやってたんだ」と
思ってくれれば本望です。

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ベランダにカボチャ?

2006年08月16日 | 2006年
ベランダのプランターからツル性の植物が、
窓枠に結んだ紐を頼りに上に向かって伸びています。
気温が25度以上になると、1日に10センチくらいのスピードで成長します。

葉と茎の間に1輪ずつツボミが付いていて、
今朝、一番下の一番大きく膨らんだツボミが開いて、黄色い花が咲いていました。
野菜屑を堆肥にした土を使っているため、種が勝手に芽を出したのです。

カボチャの花は黄色でしたよね。
だとしたら地面に這わせなければなりません。
宙づりのカボチャなんてありませんよね。

野菜といえば、ニラが白い小さな花をつけています。
花瓶にさすと涼しげですが、花の部分の茎も、
切るとニラの匂いがするんです。
当たり前といえば当たり前ですけれど。

三ツ葉もありますよ。
お正月に買った根三ツ葉の根っこを植えました。
元気に夏を過ごしているのですが、
太陽を沢山浴びると葉が固くなります。
マリーゴールドのプランターから、
グレープフルーツもいくつか芽を出してきました。

以前、大葉の鉢植えを100円で買ってきたことがあります。
大葉はスーパーで10枚をゴムでまとめて、一束100円で売っていますよね。
実家の庭には雑草のように沢山はえていたので、
この値段にはどうしても納得がいきません。

そこで自分で育てることにしたのです。
100円の鉢から11枚以上の葉が収穫できれば、
スーパーの大葉を買うより得するわけです。
しかし、5枚ほど葉を収穫した時に出張が入り
枯らしてしまって、悔しい思いをしました。

近所の農家の畑の脇に大葉が無造作に生えています。
これは、果たして農作物なのか雑草なのか。
いつも複雑な気持ちで前を通り過ぎています。

畑の中に収まっていれば問題ないのですが、
成長して道路にはみ出してくると気持ちが乱れます。
雑草なら抜いても構わないはず、と思いながら
恨めしげに横目で見る自分の姿に、思わず苦笑しています。

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