三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

新聞のレイアウト

2007年02月28日 | 2007年
近年、新聞のレイアウトが大胆になってきました。
デジタルで処理をしているせいでしょう。
今朝の日刊スポーツ9面には驚きました。

紙面の真中に大きく「母」の文字が書かれています。
記事のテーマは、文字通り母。

母は強し! 出産、育児に専念していた女子柔道48キロ級の
五輪女王谷亮子(31=トヨタ自動車)が、
4月の全日本女子体重別で2年ぶりに復帰する。

また、女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(33=英国)は
1月に出産し、今夏の大阪世界選手権に向けて本格練習を再開した。
ママさん選手の2人が再び世界の頂点を極めれば、
競技生活と子育てを両立する新たな女性アスリート像が確立されそうだ。

こんな前文で、「母」の文字の上にも見出しが並びます。
左側の縦の線上には
「3カ月後復帰1年で自己ベストも マラソン ラドクリフ」

右側の縦の線上には
「産休期間短ければ早期練習再開も 柔道 谷亮子」
横の一番目立つ線上には
「出産、育児後は成績UP!! 女王2人が北京で頂点に立つ可能性高し!!」

さらに「母」の文字の中にある2つの点も凝っています。
上の点は「一月に出産ラドクリフ」、下の点は「谷亮子本番へ練習急ピッチ」と
それぞれの写真が入っています。

この記事は「女性スポーツ」の項目にファイルする予定ですが、
困るのが「母」の形に切り抜かなければならないことです。

たまに○(丸い形)に囲まれた記事があり、
直線を切るのに向いているカッターを使って苦労するのですが
まさか「母」の文字を切り抜かなければならないとは・・・。
「切り抜き」というより、これはもう「紙切り」ですね。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第184回実戦ゼミ◆◇◆
「1万人のボランティアが支えた東京マラソンの舞台裏」         
◇ゲストスピーカー 佐藤紫朗氏
    笹川スポーツ財団企画部長 
◇会場:アーリーズテラス                  
◇日時:2007年3月7日(水)12:00~14:00            
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 




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サン・ジャックへの道

2007年02月27日 | 2007年
フランスからスペインへ1500キロ。
世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう心の旅。
3月10日から旅立ちのロードショー!

こんなチラシが日本ウオーキング協会の機関紙と一緒に
封筒に入って届きました。

同協会は毎月1日に機関紙「あるけあるけ」を発行しています。
タブロイド版の新聞はオールカラーで16ページ。
全国各地のウオ-キング大会の予定が毎月ぎっしりです。

各地の大会チラシも何枚もついてくるのですが、
3月号には初めて映画のチラシが同封されていました。

「サン・ジャックへの道」
笑いと涙で現代人のストレスを吹き飛ばす
ハートウォーミングな人間賛歌の誕生!

聖地サンティアゴ(サン・ジャック)まで、
1500キロもの巡礼路を一緒に歩くこと・・・。
それが遺産相続の条件と知らされて、無神論者の上に歩くことなど大嫌い、
仲も険悪な三兄弟が、物欲の炎を燃やしつつ、遥かな旅路の第一歩を踏み出した。

2カ月はかかる長旅の連れとなるのは
母親のためにイスラムのメッカに行くと思い込んでいるアラブ系少年や
ワケありな女性など個性的な面々。
それぞれの事情を背負って歩き始めた彼らを待っているものは・・・?

と、簡単なあらすじが書かれています。
聖地サンティアゴ(フランス語でサン・ジャック)は、
スペイン北西部に位置する中世の面影を残す街。
9世紀にキリスト十二使徒の1人である聖ヤコブの墓がこの地で見つかったとされ、
エルサレム、ローマと並ぶキリスト教三大聖地の1つとなっています。

この巡礼路はヨーロッパでも最も人気が高く、
宗教を超えて多くの人が歩いているそうです。
1993年に世界遺産に登録され、
紀伊半島の熊野古道と姉妹道となっていると説明があります。

「姉妹都市」という言葉はありますが、「姉妹道」という言葉もあるのですね。
チラシの下にこんな見出しが。

観たら歩きたくなる ウォーカーにとって魅力満載の映画がいよいよ公開!
ウォーキング協会会員、限定特典!!
劇場窓口で会員証をご提示いただくと、当日一般1,800円(税込)のところ
1,300円(税込)でご覧いただけます。

会員証をお持ちの方、いらっしゃいますか~?

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韓国の冬季五輪招致活動

2007年02月26日 | 2007年
東京マラソンの成功で、2016年の東京オリンピック招致活動に
弾みがついたように見えます。
国内のスポーツ関係者は、そんな気持ちを抱いているように思います。

目下、最強のライバルは米国(ロサンゼルスかシカゴ)といわれていますが
その前に目配りしておかなければならないのが、
14年の冬季オリンピック開催地です。

昨年3月、マーケティング研究会例会でIOC(国際オリンピック委員会)副会長の
猪谷千春さんがこう話されていました。
「もし、14年の冬季オリンピックの開催地が韓国の平昌(ピョンチャン)に決まれば、
16年の夏季オリンピックのアジアへの招致はむずかしい」。

その後、猪谷さんは開催地の評価委員長に就任しました。
現在、冬季オリンピックの候補地を順番に視察しています。
23日にはロシアのソチ市の視察を終えました。

韓国の全国紙「中央日報」は「ソチ相手に“判定勝ち”の雰囲気」と、
平昌の優位を伝えています。
その根拠は、ソチに対する猪谷委員長のコメントです。

昌視察後に行った記者会見では「住民たちの熱烈な歓待に感謝する」と
印象を話したのですが、ソチでは「ロシアは冬季五輪に強い」という程度の
儀礼的なコメントばかりだったからです。

ということは、つまり16年の東京オリンピック招致の可能性は
遠のいたといえるかも知れません。
開催地の決定は今年の7月4日。
冬季オリンピックの平昌開催が決まるかどうかに注目しましょう。

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ウィンブルドンとウーマンリブ

2007年02月23日 | 2007年
テニスのウィンブルドン選手権で、
女子の賞金がようやく男子と同額になることが決まりました。
4大大会で最後まで男性優位を堅持してきたのが、このウィンブルドンです。

テニスで男女の賞金格差について初めて異議を唱えたのは、
米国のトップ選手だったビリー・ジーン・キングです。
4半世紀前、ウーマンリブ運動(懐かしい!)が盛んだった頃のことです。

男子賞金が2万5千ドルに対して、女子はたったの2千ドル。
この格差を解消するために大会をボイコットしたり、
独自で女子ツアーをスタートさせたりしました。

このような行動に対して、世間は「反逆者のツアー」と呼んで批判的な立場をとります。
この時、キングはこう主張しました。
「男性より優位に立ちたいわけではなく、
均等な機会と公正な配分を望んでいるだけです」

4大大会で最初に男女の賞金を同額にしたのは、全米オープンでした。
さらに全仏、全豪も追随したのですが、
全英(ウィンブルドン)は長くその姿勢を変えませんでした。

今朝の読売新聞によれば、「男子が5セットマッチなのに対し、
女子は3セットという試合方式の違い」などが、格差の根拠だったそうです。

それがようやく男女同額へ。
「女子選手の士気を高め、テニス界、ウィンブルドンのために適切な時期の決定をした」と、
大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クロッケークラブの
フィリップス会長が語ったとのことです。

ウィンブルドン選手権は1877年に男子の英米対抗戦で始まりました。
7年後に女子のカテゴリーが出来ますが、そこに至るまでには、
「女子過激派」がセンターコートに放火するという騒ぎもありました。

そんな女性運動の歴史を持つ大会が、ついに男女の平等を受け入れたわけです。
今年の記念すべき女子チャンピオンの栄冠は誰の手に・・・・。

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モノ言うスポーツウーマン

2007年02月22日 | 2007年
オリンピックに出場した女子選手の会があります。
トータル・オリンピック・レディース、通称TOLといいます。
1984年10月に、東京オリンピック20年を記念して
大会に出場した60人が集まった「同窓会」が
組織設立のキッカケとなっています。

昨年、会長が小野清子さんから木原光知子さんに変わりました。
小野さんといっても、若い方はご存知ないかも知れませんね。
東京オリンピックの体操選手で、現在は参議院議員を務めています。

木原さんは東京オリンピックの水泳選手です。
引退後は、タレントとしてテレビドラマなどに出ていましたが、
その後、スイミングクラブやフィットネスクラブを運営する会社の
経営者として活躍しています。

先日、何年かぶりで機関誌の「TOLだより」を見せてもらいました。
80ページもある立派な読物になっているのに驚きました。
以前は、オリンピック前に日本選手団の女子選手たちへの励ましの言葉を
まとめて薄い冊子を作成したりしていました。

「TOLだより」のページを繰ってみると、内容もなかなか充実しています。

日本女子プロゴルフ協会会長の樋口久子さんと木原さんの対談。
かつての新体操選手で今はスポーツライターの山崎浩子さんが
フィギュアスケートで活躍しトリノオリンピックの技術委員を務めた
平松(旧姓:上野)純子さんにインタビューをしています。

ソウルオリンピックの柔道で銅メダルを獲得した北田(旧姓:持田)は
同じ柔道の吉田秀彦さんと「セカンドキャリア」をテーマに対談。
さらに、女性オリンピアンズ(オリンピック出場選手)のキャリア調査結果という
興味深い内容のリポートもあります。

20年前は、「女性が集まって何をするんだ」といぶかしく思われる時代でした。
そんな背景からか、TOLは年に1回、女子選手の同窓会を開催する団体という
イメージが強くありました。

それが年月を経て女性を取り巻く環境も変わったことで
かつての女子選手たちが自分の意見をしっかり主張するようになっています。

トップスポーツの世界でも、確実に女性の社会的意識が高まっていることを感じます。

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札幌ドームの新たな試み

2007年02月21日 | 2007年
来年の冬季国体の会場が決まらないという、
後ろ向きの話題で注目されているスキーですが、
前向きの話題もあります。

明日22日から札幌で始まるノルディックスキーの世界選手権です。
49カ国から選手・役員1,100人が参加して、
3月4日まで11日間に渡ってジャンプやクロスカントリースキーで
熱戦が繰り広げられます。

私が興味を持っているのは、試合会場です。
新庄人気で盛り上がったあの「札幌ドーム」です。
雪が運び込まれ、クロスカントリーのスタートとゴールを
スタンドから観戦することができます。
世界選手権史上初の屋内コースだそうです。

「札幌ドーム」は、東京ドーム、大阪ドーム、福岡ドームと並ぶ
屋根付きの巨大スポーツ施設です。
2002年のサッカー・ワールドカップの会場となり、
現在は、Jリーグ・コンサドーレ札幌とプロ野球・日本ハムファイターズの
ホームスタジアムとなっています。

サッカーのピッチと野球のグラウンドの両方を備えています。
用途によって引き出しのように出し入れして対応する特殊な構造で、
採算性の高いことでも知られています。

地域住民の日常生活圏内にあることが、大きな理由の1つです。
さらに今回、スキー会場という新たな使い方が追加され、
施設の価値を高めました。

スポーツニュースでは、選手の活躍だけでなく、
会場の様子にも目配りするつもりです。

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子どものスポーツ

2007年02月20日 | 2007年
現在、子どものスポーツに関する調査研究に取り組んでいます。
具体的には、スポーツ団体を対象にしたアンケート調査とヒアリング調査をベースに
スポーツ人口拡大の方法論を構築するというものです。

アンケート調査は、子どもにスポーツをさせている親に聞くものです。
今回、特徴的なのはヒアリング調査という名目で開催した「情報交換会」です。

「ヒアリング」というと、こちらから出かけていって担当者から話を聞くのですが、
スケジュール的に余裕がないこともあり、
担当者に集まってもらい、「子ども対象のスポーツ事業」について
発表してもらうことにしました。

「情報交換会」には次のような団体に出席してもらいました。

日本テニス協会
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)

ニッポンランナーズ
日本ジュニアゴルファー育成協議会
地域総合スポーツ倶楽部ピボットフット
湘南ベルマーレ

日本ボウリング場協会
日本フィットネス産業協会
日本テニス事業協会
全日本ゴルフ練習場連盟

一般の人に一体、どんな団体なのか、分かりづらいかも知れませんね。
名前を見ただけで分かるのは、日本テニス協会とJリーグくらいでしょうか。
あとはマラソンの指導者として有名な金哲彦さんが理事長を務める
ニッポンランナーズと、J2クラブの湘南ベルマーレもご存知かも知れませんね。

情報交換会の場で特に強い印象に残ったことがあります。
それは外遊びができず、また社会性や人間性を学ぶ機会のない
子どもが増えており、それを救えるのはスポーツだということを、
担当者が強く意識していることです。

たとえば、Jリーグが2002年から取り組んでいる「Jリーグアカデミー」。
対象は5歳から21歳までですが、特に力を入れているのが
スポーツにふれあうようになる5歳から12歳までの子ども達です。

当初、長期的展望に立った選手育成を主旨としていたのですが、
子ども達の危機的状況を何とかしなければ、ということで
現在ではスポーツと人間教育を通じて子ども達の心身の健康を促すことを
目的としています。

日本ジュニアゴルファー育成協議会も同様の取組みです。
宮里愛などの活躍で、小さい頃から自分の子どもにゴルフをさせる親が増えています。
しかし、成長期にある子どもにゴルフだけをさせるのは間違いで、
体をねじる動作を繰り返すゴルフは、成長期の子どもの体に悪影響を与えます。
そこで、小学生には様々なスポーツをするように勧めています。

サッカーも、ゴルフも、当該スポーツだけではなく、
様々なスポーツをさせることが大切だと主張しています。
ニッポンランナーズは「土曜スポーツ探検隊」というコースを作って
10種目のスポーツを体験させています。

情報交換会は「子どものスポーツ」をテーマに、活発な意見が飛び交いました。
種目の枠を越えたこのような場の存在は、
スポーツ産業の新たな流れを生み出すのではないかと、
密かに期待しています。

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冬の写真撮影

2007年02月19日 | 2007年
昨日は冷たい雨の中、「東京マラソン」を見てきました。
というより、「せっかくなら写真を撮ってきてくださいよ」と頼まれてしまい、
一気に取材モードでの出陣となりました。

取材許可はもらっていませんから、特別な場所を確保することはできません。
大都会のマラソンの光景で私がまず思い浮かべるのは、
マンハッタンに架かるブルックリン橋(?)を無数のランナーが埋めつくしている
ニューヨークマラソンのポスターです。

都庁の高層ビルの上から、広場を埋めるランナーが一気に
新宿の町に駆け出していくのもいいかな、と考えましたが、
ビルへの入場規制があるかも知れません。

東京らしい背景を考え、皇居の緑が見える日比谷交差点から
銀座通りのあたりでレースを撮影することにしました。
雨の上、気温もかなり低いので、防寒下着を着て、ストッキングの上に
さらに毛糸のソックスを履いて出かけました。

地下鉄で日比谷駅を降りると、
すでに地下鉄の構内には応援と思しき人で溢れています。
地上に出るとコースに沿って警官やボランティアたちが
「横断歩道は使えません」などと声をからしています。

午前10時少し前。冷たい雨が降り続いています。
先頭集団は品川に向かっているはすですが、
後続集団が途切れることなく日比谷交差点を通過していきます。

皇居の緑は、雨雲を背景に黒っぽく見えます。
これではきれいな写真は望めません。
銀座4丁目に移動することにしました。

品川の折り返し点から戻ってきたランナーは、
この交差点から銀座通りを日本橋方面に向かっていきます。
シックなこげ茶色の街路灯にくくりつけられた水色の東京マラソンのバナーが
雨に打たれています。

沿道に並んだ応援の人々は、時々「がんばってー」などと声をかけています。
ランナーの友人や家族、職場の同僚などと思しき人たちもいれば、
「3万人も走るというので、見に来た」という人も、少なくないようでした。

私は銀座4丁目交差点から京橋、日本橋まで歩きながら、
1時間半ちかく写真を撮りつづけました。
寒くて手袋をしていない右手がかじかんで、
デジカメの切替ボタンが押せないほどになりました。

都心の気温は5度ということでしたが、
同じような経験をしたことを思い出しました。

新聞記者2年目に体験した1972年の札幌オリンピック。
リュージュの取材で早朝にコースに登った時は
雪道に足元をすくわれて手をついたら、
雪が解けてすぐに凍りつきました。

1978年12月。旧ソ連の取材をした時は
2年後のモスクワオリンピックのサッカー会場となるスタジアムの取材で
旧ウクライナ共和国(現ウクライナ)の首都キエフを訪れました。

強豪クラブのディナモキエフで、地元のオジサンたちのサッカーを撮影していたら、
10分もしないうちに手が凍えてフィルムを交換することができず
ロシア人の通訳に手伝ってもらいました。

そんな光景と共に、若かったころの仕事に対する新鮮な気持ちを
懐かしく思い出しました。

ところで東京マラソンの撮影は、ゴール会場の東京ビッグサイトでも
続けましたが、ここで電池切れとなり終了しました。

史上最大規模の交通規制をしたものの、大会の成功で不満も消されたようです。
回を重ねることで、東京マラソンは東京都民の新たなお祭として
きっと定着することでしょう。

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東京マラソン

2007年02月16日 | 2007年
今度の日曜日、都心を舞台に「東京マラソン」が行なわれます。
交通を7時間もストップさせての“大イベント”。
ラジオの交通情報では、長時間の交通規制について
連日、お知らせを流しているので、ご存知の方も多いと思います。

これまでも「東京のマラソン」はありました。
11月が女子の「東京国際女子マラソン」、
今の時期には男子の「東京国際マラソン」です。
しかし、いずれもトップランナーを対象とした大会でした。

ニューヨークやロンドンなど、世界の主要都市でのマラソンは
多くの市民も参加するもので、同様の大会を東京で開催することは
日本のマラソン関係者や愛好者の“悲願”でした。
募集人数3万人に対して、9万5千という応募者数がそれを物語っています。

3万人が都心を駆け抜ける光景は、さぞ壮観でしょう。
スタートは新宿の都庁。靖国通りに出て皇居の横を通り、
日比谷から南下して品川で折り返して北上。
銀座、日本橋を通って浅草でまた折り返し、
銀座4丁目の交差点から東京湾に向かい
お台場の東京ビッグサイトがゴールです。

「東京マラソン」が実現まで長い年月がかかったのは、
大会を主催する日本陸上競技連盟と警視庁の間で
「公道を使ってのマラソンは3時間を限度とする」という“約束”があったからです。

今回、それを大幅に緩和させることができたのは、
ひとえに石原都知事の強力なリーダーシップによるものです。

時としてその強引さに辟易することもありますが、
警視庁をして7時間もの交通規制の実施に踏み切らせた知事の「力」に
今回だけは素直にお礼をいいたい気分です。

ちなみにこのマラソンには、車椅子のほか視覚障害者、知的障害者、
臓器移植者も参加することができます。
私は、野次馬かたがた沿道でがんばる市民ランナーの応援をしようと思っています。

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明日の日経夕刊

2007年02月15日 | 2007年
日本経済新聞の夕刊で、13日から新しい連載が始まりました。
「まちに助っ人 やってきた」というタイトルです。

疲弊する地域を元気づける力の源は、
地元で知恵を絞り行動する人の営みだ。
同時に、外の力が役立つことも少なくない。
助っ人と地域の交わりを描く。

第1回の記事の最後に、連載の意図がこう記されています。
本日までに取り上げられた“助っ人”は2人です。

1人目は、国内最大の炭鉱、三井三池の歴史を映画にした
映像ジャーナリストの熊谷博子さん。
2人目は、秋田県仙北市の劇団「わらび座」社長の小島克昭さん。

明日、3人目として紹介されるのが、何と(!?)私です。
「スポーツによるまちおこし」の“助っ人”として登場します。

「地域の活性化をテーマにあちこち回ってみたところ、
スポーツへの関心が高いことがわかりました。
一度、是非お話を聞かせていただけませんか」

編集委員の山形健介さんから電話をいただいたのは
12月半ばのことでした。

それから2回、計4時間ほどインタビューを受けました。
私もかつては新聞記者です。
「同業者ですね」と親近感を持っていただいたようで、話も弾みました。

夕刊の「ひと」というページに掲載されます。
この面は「ひと」とあるように、人にターゲットを当てた記事で埋められています。

最も目立つ記事は一番上の「人間発見」。
その下に、私が取り上げられる記事がくるはずです。
どのようにまとめられたのかちょっと心配ですが、
明日の夕方、覚えていたら新聞を広げてみてください。

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社会主義国・中国とオリンピック

2007年02月14日 | 2007年
今日は当社マーケティング研究会の第183回実戦ゼミ。
「過熱する中国市場と北京オリンピックへの期待」というタイトルで
 ぴあアジアパシフィック株式会社代表取締役社長(ぴあ株式会社取締役常務執行役員)の
川口純さんにお話をしていただきました。

ひとくちに人口13億といいますが、13億人の市場というわけではありません。
貧富の格差が大きく、国民の70%が年収6万円の農民。
ぴあがターゲットとしているのは、大卒で外資系企業に勤めるような高収入の人たちです。
所得階層でいえばトップの5%で、月収6万~7万5千円以上の国民だそうです。

同社はのビジネスモデルは、音楽や芸能、スポーツなどに関する
エンターテインメントの雑誌を出版し、関連チケットを販売するというものです。

ところが、中国ではぴあのビジネスの基本である出版事業は、
外国企業には認められていません。
実際には「指導・研修」という名目での仕事なのだそうです。

「改革開放」政策ですっかり世界経済の中心になった中国ですが、
政治体制はいまだに社会主義です。
資本主義の日本との違いの1つは、政府が独裁的な権力を持ち
新聞や雑誌、テレビなどの言論機関を管轄下に置いていることです。

一昨年7月のサッカー・アジアカップで、日本チームのサポーターが
中国の観客からゴミなどを投げつけられるという騒ぎがありました。

北京オリンピックを開催する国として、
このような過激な反日行動がマイナスになると判断した中国政府は
30万人の兵士を動員して、インターネット上の「反日」「抗日」の書き込みを
徹底的に削除して、反日キャンペーンを封じたそうです。

社会主義国のオリンピック。
1980年のモスクワに次いで北京は2回目となります。
経済成長の著しい中国が、社会主義とオリンピックビジネスを
どう両立させていくのか、注目すべきテーマです。


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岩村選手の英語会見

2007年02月13日 | 2007年
ヤクルトから大リーグのデビルレイズに移籍した岩村昭憲内野手。
9日の入団会見の様子を伝える新聞記事がなかなか面白かったので
冒頭部分をご紹介ましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●産経新聞(=共同)
タイトル:岩村 オールで英語でバースデー会見

米大リーグ、デビルレイズの岩村昭憲外野手が9日、
本拠地であるセントピーターズバーグのトロピカーナフィールドで
入団会見に臨み、英語で自己紹介した。

●朝日新聞
タイトル:岩村、「地道に全力」誓う

「生涯で最高の誕生日」――。
28歳になった9日、デビルレイズの一員として歩み始めた岩村昭憲内野手。
背番号1のユニホームを着た入団会見で、新天地での躍動を誓った。

●日刊スポーツ
タイトル:岩村 スラスラ入団会見 
     英語で「私の誕生会に来てくれてありがとう」

デビルレイズのニューヒーロー誕生だ。
岩村昭憲内野手が、28歳の堪能日となった9日(日本時間10日)に
本拠地トロピカーナフィールドで入団会見。
さわやかな笑顔、流暢な英語、完璧に着こなしたスーツとユニホーム姿で
マドン監督、米メディアをべたぼれにさせた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上記の3つの記事のうち朝日だけは
英語で会見をしたことは一切、触れていません。
産経(共同)は本文も含めて5回も「英語で」と書いています。
さらに日刊スポーツでは、英語のスピーチに対訳をつけて載せています。

これを読むと、岩村内野手の英語の会見は、
大リーガーの第1歩として大きな意味があったことが推察されます。

サッカーの中田(元選手)や小野選手らが流暢な外国語を話すことに
刺激を受けたのかどうかはわかりませんが、
最近、野球選手も英語でスピーチをするようになってきました。

岩村選手の英語力はなかなかのように見受けられます。
ご参考までに、日刊スポーツの英語のスピーチをそのまま載せます。
ここではあえて訳を省きます。

皆さんの英語力はどうですか。岩村選手と比べてみてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Hello everyone!
Thank you all for coming to my birthday party.
My name is Akinori Iwamura.
But you can just call me AKI.

I’m from UWAJIMA JAPAN which is known for tangerins and yellow tails.
My favorite word is the spirit of NANI-KUSO.
It means NO PAIN NO GAIN.
1’ll work very hard and I hope that I can help the team win more games this year.
This is my best birthday of my life, thank you.

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第183回実戦ゼミ◆◇◆
「過熱する中国市場と北京オリンピックへの期待」         
 ◇ゲストスピーカー 川口 純 氏
   ぴあ株式会社取締役常務執行役員
   ぴあアジアパシフィック株式会社代表取締役社長  
  ◇会場:アーリーズテラス                  
◇日時:2007年2月14日(水)12:00~14:00            
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
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日本サッカー協会の決意表明

2007年02月09日 | 2007年
2月28日に予定されている「アジア男子サッカー2008 2次予選」
(北京オリンピック2008 2次予選)の案内が届き、
招待状と一緒に1枚のカード入っていました。
ブルーの地に白抜きのこんな文字が並んでいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<表>
2010年は、やってくる。
幾多の強国を相手に、国際試合を積み重ねていくA代表も。
北京オリンピックへと挑むU-22や、U-20ワールドカップ、
U-17ワールドカップを戦う代表も。
すべての選手が2010FIFAワールドカップのニッポンの力になる。

その舞台にかける彼らのかたくなな意志と、
彼らを奮い立たせるサポーターたちの情熱。
そのすべてが、これからのニッポンを強くする最大の原動力だ。

さぁ、ニッポンよ、前へ進もう。
チーム、選手、サポーター、スポンサー、メディア・・・、
サッカーを愛するすべての人の思いをひとつにして。

攻めることも。守り抜くことも。走ることも。考えることも。
叫ぶことも。励ますことも。悔いることも。泣くことも。
耐えることも。挽回することも・・・。
すべては、2010年のためにある。

ALL FOR 2010 !

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<裏>
ALL FOR 2010 ! とは、
2010FIFAワールドカップ出場をめざす、
すべての日本代表の活動にあたり、
日本代表のスローガンとすることに決定いたしました

各カテゴリーの日本代表も、日本代表チームを応援してくださる
ファン、サポーター、メディア、スポンサーも、
2010FIFAワールドカップという日本サッカー最大の目標を達成すべく、
一丸となって進んでいることを意味しています。

(日本サッカー協会のロゴマーク)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これは日本サッカー協会が、次のワールドカップ(南アフリカ)に向けての
決意をしたためたものですね。

他のスポーツ団体では、決意表明といってもせいぜい記者発表どまりです。
日本サッカー協会では、折に触れてこのようにスローガンをアピールして
「有言実行」でいこう、ということのようです。

注目度に比例して、プレッシャーも高まるはず。
次回のワールドカップではドイツ大会の二の舞を演じないよう、
頑張らねばなりません。

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楽天家の人生

2007年02月08日 | 2007年
31歳で事業に失敗。
34歳で再び事業で敗北。
35歳で愛する人を失う。
36歳で神経症、5回も選挙で敗北。
56歳で副大統領になれず、58歳で再び選挙に敗れる。
そして60歳で米国大統領に選出される。

これはリンカーンの経歴だそうです。
以前もこのブログでご紹介したかもしれませんが、
弁護士の米川耕一さんから時々ファクスが送られてきます。

タイトルは「もっと幸せに 楽しい人生への道しるべ」。
1~2ヵ月に1回、送られてくるファクスの内容はなかなか刺激的です。
ご自身の体験をもとに、幸せな人生を送る方法を紹介しています。

たまたま仕事の先が見えない不安を感じていたときに
ファクスで送られてきたリンカーンのこの経歴を読んで、
急に気分が晴れました。

「な~んだ、リンカーンだって
還暦まで厳しい人生を生きていたんだ」と。

米川さんは、どんなに困難なことがあっても、
それを客観的に見直すことで気持ちが落ち着き、
危機的状況を脱して大喜びする場面を想定すると、
人生は必ず好転すると結論づけています。

これは米川さんが何度も使った心理学的技法だそうです。

楽天家の私の性格も、幸せな人生を送るには悪くないようです。

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“知らないオバサン”の親心

2007年02月07日 | 2007年
朝、駅に向かって歩いていると、
横断歩道を渡ったところで、中学生くらいの男の子が地図を広げています。
時間に余裕があったので声をかけてみると、
都立高校に願書を出しにいくとのこと。

地図を見ると全く反対の方向にきています。
振り出しの駅にもどるしかありません。
目指す高校の場所をよく知らないのですが、
不安そうな中学生をそのまま放り出すのも可哀相なので
「駅前には交番があるので、そこで聞くといいですよ」と答えて、
一緒に歩き始めました。

最近は中学生と話す機会など、ほどんどありません。
せっかくなのでいろいろ話しかけてみました。
「お住まいはどこ?」
「試験のもう準備はできましたか?」
「私も高校は都立だったの。都立大附属って知ってますか」

試験は23日だそうです。
入試の季節は欠席が多くて、授業にならないことを思い出しました。
「そうなんです、半分くらいしか出席してなくて」と、
“知らないオバサン”に共通の体験があることを知って
ホッとしたような表情になりました。

高校生になるんだったら、一言いいたいことがあります。
「ズボンをずり下ろして、お尻が見えるような格好はしないでね」
「アハハ、大丈夫です。僕も好きじゃないから」
「あ~、よかった」

駅が見えてきました。
「じゃあ、試験がんばってね」と、交番を教えて分かれました。
改札の前まできて振り返ると、彼は別の方向に歩いています。

交番の中を見ると、誰もいません。お巡りさんは不在のようです。
「だったら商店街のお店の人にでも聞いてみたら」といいたい気持ちを抑えて
そのまま改札の中に入りました。

手取り足取り教えることが、中学生の彼ためになるわけではありません。
「お巡りさんがすぐに戻ってこないようなら
“知らないオバサン”のいうことはひとまず忘れて、自分で探してみてね」。
そんな気持ちでラッシュアワーの電車に乗り込みました。

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