三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

金属探知機

2010年12月31日 | 2010年
大晦日になると、何故か1年を振り返ってみたりします。
私にとっては、やはり今年の最も大きな出来事は、
足首の骨折です。

7月中旬の突然の入院。
前期の最後の授業を残していたので慌てました。
何の予告もなく30日間もの入院生活。

退院してからは酷暑の中の通院が続きました。
その間、手術で切開した皮膚の一部が感染症になりかけ、
再手術したもののなかなか治りませんでした。

それもようやく、ここ1週間ほど前から
体液もほとんど出なくなりました。

今朝、「キズパワーパッド」の張替えの際にデジカメで撮影して
K先生にメールで送って「診断」していただいたところ、
「表皮が完全に出来上がっていないようなので、
あと1~2週間は被覆しておいた方がよい」とのことでした。

手術をしていただいたO先生には悪いのですが、
K先生はまるで主治医のようで、
有難いことと感謝しています。

ところで足首には、折れた骨を繋ぐボルト2本と
プレート1つが入ったままです。

ずっと気になっていたのが、飛行機の搭乗時にくぐる
「金属探知機」のゲート(?)です。
今週の火曜日に徳島出張がありました。

「体内に金属を持っています」と
申告しようかどうか迷いながら
ドキドキしてゲートをくぐりました。

「ブー」とも「ピー」とも鳴らず、
安心しながら、その反面、拍子抜けしたというのが
正直なところです。

あの機械はベルトのバックルにも反応するものですよね。
男性がベルトを外しているのを見たことがあります。

踵のボルトとプレートを合わせると
並のバックルより金属量が多いのではないかと思うのですが、
反応しませんでした。

ちなみにプレートもボルトもチタン製です。
皮膚で覆っていると、
反応しないのかも知れませんね。
それともチタン自体、反応しないのでしょうか。

いずれこれらは体内から取り出す手術をしなければなりません。
とはいえ、まずはめでたく傷口が塞がる見通しがつきました。

ご心配してくださった多くの皆様に感謝しつつ、
新しい1年を迎えたいと思います。

皆様にとって新たな1年が幸せに満ちた年でありますよう
お祈りしています。

ブログの更新頻度が少なくなっていますが、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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そろそろ仕事収め?

2010年12月23日 | 2010年
17日に冬休み前の私の授業が終わりました。
やっと一息、入れることができます。

というのも一旦、授業が始まると、
毎週、次週の授業の準備に追われ、
自転車操業のようになってしまうからです。

毎回、授業の最後に学生に感想を書かせるのですが、
それを読んで次の授業のストーリーを決めます。
ということで、去年の授業進行のメモも
あまり役立ちません。

先生稼業2年目といっても、
まだまだ余裕はなく、
「必死」という感じで取り組んでいます。

先週は後期全体の授業について
感想を書いてもらいました。

「後期でいちばん役に立つ授業だった」
「スポーツについて深く考えることができた」
「楽しい授業だった」など
ちょっと嬉しいコメントがありました。
学生からのプレゼントだと思っています。
(皆さん、ありがとう。)

でも、何度、注意してもオシャベリが続く授業では
強い無力感に襲われました。
これまでの長い人生で経験したことのない
「感情」が噴出してきて、我ながら驚きました。

ところで、骨折した足首の傷口は
まだ絆創膏を貼っています。

傷害保険の適用期間は180日だそうです。
最初の手術から180日以内であれば、
再手術もカバーしてくれるということです。

手術が7月中旬だったので、
入院していたK病院のO先生とは
年末かお正月明けに、
骨を固定しているボルトを取り出しましょうと
話していました。

ところがまだ傷口が完治していないので
時期を延ばすことにしました。

すっかり治さないと、
O先生にも顔向けできませんしね。
(先生が勧めていない治療法を
とっているのですから。)

大学が休みに入ったとはいえ、
私の会社はまだ休みではありません。
やるべき仕事も山積み。
零細企業の社長は、なかなか休めないのです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
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元気で忙しくしています!

2010年12月06日 | 2010年
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
11月はついに1回もブログを書きませんでした。

山のような仕事がいつまでたっても片付かず、
深夜のブログ書きを遠慮していたところ
1ヶ月以上の空白となってしまいました。

「その後、足はどうした?」と、
ご心配をおかけしているようですね。

このブログに初めて掲載した写真の「夕食」を
運んでくれた院長先生の治療がイマイチで、
手術の跡がまだ完治していません。

バンドエイドの「キズパワーパッド」という絆創膏を
貼っているのですが、皮膚の再生がナカナカ。

大学のK先生から「1~2ヵ月かかっても治りますよ」と
アドバイスされて、少しほっとしているところです。

そうそう、最近、読んだ本。
蓮池薫さんの「半島へ、ふたたび」
無駄のない文章を書く人です。
上手ですね。

今の日本人なら使わない「ハッスル」という言葉を見つけて
蓮池さんの数奇な人生を思いました。

もう1冊。
遠藤周作の「沈黙」

切支丹禁制の鎖国日本に布教のため潜入した
若いポルトガル司祭の話です。
ずっと気になっていた小説ですが、
ようやく本屋で見つけて読んでみました。

遠藤周作は初めてですが、
予想以上に力量のある作家でした。

もう深夜です。
今週も怒涛の1週間となりそうです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
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産学協同研究会

2010年10月21日 | 2010年
25年間の活動に一応の区切りをつけお休みしていた
「スポーツ21・マーケティング研究会」を再開しました。

今回、再開するに当たって考えたのは、
研究会を「産学協同」のスタイルにすることです。

といっても、私が大学で担当していゼミと
スポーツビジネスに関心を持つ学生のサークル
「Sports Business for 22」との共催ですから
そう大げさなものではありません。

記念すべき“第1回”を
昨日、法大市ヶ谷キャンパスで開催しました。

会場は中央線から見える26階建てのモダンなビルの9階。
法政大学の草創期に多大な貢献をしたボアソナード博士の名前をとり
「ボアソナードタワー」と呼んでいます。

私が所属しているスポーツ健康学部は多摩キャンパスにあるのですが
高尾山に近い場所で一般参加者にとっては遠すぎるため
都心に近い市ヶ谷キャンパスにしました。

今回のタイトルは
「日本が提案する2022年“次世代ワールドカップ”とは」。
講師には電通・サッカー事業室国際プロジェクト推進部長の
伊地知直亮さんをお招きしました。

伊地知さんは、同大会日本招致委員会実行本部の
シニアアドバイザーでもあることから、
「際どい話は無理です」ということでしたが、
本物の(!)立派な招致ブック(企画提案書)を持ってきていただき、
招致活動を身近に感じることができました。

出席者は一般社会人と学生あわせて30人ほど。
学生には「予行演習」として事前に勉強の機会を持ち、
FIFA(国際サッカー連盟)に関する基礎知識や
2002年の日韓共同大会についての話をし、
質問の練習もしました。

その甲斐あってか、
質疑応答では学生から積極的に質問が出て、
進行役をしながらとても嬉しく思いました。

つづく懇親会は、近くのイタリアンレストラン。
伊地知さんや社会人を囲む学生たちの表情は活気に溢れ、
授業では見せない熱心さで楽しそうに話をしている様子に、
「産学協同研究会」として生まれ変わった研究会の
新たな可能性を感じることができました。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
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松葉杖の効用

2010年10月10日 | 2010年
なかなかブログを更新できず申し訳ありません。
通院に長時間とられ、
仕事や授業の準備にも追われて、
まだ通常のペースに戻っていません。

とはいえ、ブログをお休みしている間も
いろいろなところに出かけています。
皆さんが関心を持たれるお話を一つ。

先週火曜日(5日)は、帝国ホテルで
日本サッカー協会・Jリーグの新役員披露パーティーがありました。
サッカー関係の方々とは最近お会いしていないので、
久しぶりに出かけてみました。

松葉杖(1本)姿なので、出会う人ごとに
「どうしたんですか~」と質問攻め。
「飲酒歩行で駅の階段でコケて、足首骨折しました」が
挨拶代わりとなりました。

思わぬ人気者状態でしたが、
ヴァンフォーレの海野社長のように
「どうした」と聞かない人も。

心配もしてくれないのかと思ったら、
「骨折のこと、ブログで読んだよ」と。
(あッ、そうでしたか。)
「ご愛読、ありがとうございます」

肝心のパーティーは不景気の昨今には珍しく
550人もの招待者で会場はごった返していました。

ステージ上方の、手描きのカラフルな看板が目に留まりました。
通常なら立派な書体で「○○○パーティー」と書かれているものですが、
茶系をベースした秋らしい配色のフリーハンド文字は、
どこかの子どもに描かせたような自由さ。

立派な文字より温かみがあって洒落ているかも―。
などと考えていたら、
日本サッカー協会新理事の画家・日比野克彦さんの
作品であることが分かりました。
(失礼しましたッ。)

司会はうじきつよしさん。
何度か国立競技場で応援しているところを
見たことがあります。

ステージから降りてきたところで目があったので
「こんにちは」と挨拶してみると
気さくな様子で返事をしてくれました。

名刺を渡すと、オフィスの住所を見て
「僕は世田谷の祖師谷育ちです」と
隣の町内会の話題になりました。

さて、肝心の小倉新会長(日本サッカー協会)や
大東新チェアマン(Jリーグ)にご挨拶。
川淵さんご夫妻とも久しぶりに雑談をしました。

こんなパーティーでは、
多くの人に顔を見せておくことが大事です。
忘れられないための秘訣です。

今回は松葉杖のお陰で
より強く印象を残せたようです。
怪我も悪いことばかりではありませんね。

追記:足首の回復状況ですが、
平地では普通に歩けるものの、
関節の可動域が十分でないため、
下り階段はうまく降りられません。

傷口はまだふさがらず、
こちらはちょっと時間がかかるようです。

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 三ッ谷 洋子
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後期開始

2010年09月27日 | 2010年
今どきの大学は、休日返上で授業をしています。
私が担当している授業のひとつは、
23日の秋分の日が後期の初日でした。

雨、風、雷の悪天候の中、キャンパス内のシャトルバスから
ずぶ濡れになりながら、教室に向かいました。
松葉杖で傘をさし、資料を抱えて移動がタイヘンです。

ところで何故、休日も授業をするのでしょうか――。
文部科学省の基準で、
大学の授業は前期、後期とも
15回の授業をしなければならないことになっているのです。
休日を休んでいては、
授業数を確保できないというわけです。

さて、後期のスタートの授業。
私は気合を入れて臨んだのですが、
皆、眠そうな顔ばかり。
夏休み疲れなのかも知れませんね。

「基礎演習」という授業では、
私の貴重な骨折体験を“教材”にして
レントゲン写真を回覧してみました。

骨折した部分に取り付けられている
チタン製のボルト2本とプレートが白く見えます。
アスレティックトレーナーを目指す学生には
少しは役立つのではないかと思ったのですが、
どうだったでしょうか。

現在、大学の授業と仕事の合間を縫って、
リハビリと手術跡の消毒のために通院を続けています。
毎回、3~4時間も待たされるので
その後、仕事モードに変えるのに
難儀している日々です。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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バリアフリーは掛け声だけ

2010年09月23日 | 2010年
前のブログの写真、クリックすると大きくなりますので
よかったら院長先生の「心づくしの夕食」を確認してみてください。

さて、骨折した足首の骨の回復は順調です。
皮膚の方はまだ完全治癒とはなっていないので、
歩行する際につけている補装具の着装時間を
なるべく長くしないよう気をつけています。

ミーティングでは、周りの方には失礼して補装具をはずし
包帯の部分をむき出しにして、
蒸れないようにしています。

2週間ほど前から、
打合せなどで、地下鉄を使って都心に出かけていますが、
松葉杖使用者には本当に不便なまちですね。

今日も銀座線の青山一丁目駅で降りたのですが、
ホームから地上に出るまで10分かかりました。
事前に駅に電話してエレベーターの設置について聞いたのですが、
私が降りた浅草行きホーム側のエレベーターは
現在、工事中で来年6月に完成するということでした。

「どうしてもエレベーターを使いたい場合は、
隣駅の赤坂見附まで行って渋谷行きの電車に乗り換え
そこから戻ってきていただければ、
エレベーターがありますよ」

アンマリですよね。
インターネットで駅周辺を調べてみると、
エレベーターマークがついた出入口が一つだけありました。

帰りにそこから地下に降りてみました。
改札階で降りると、そこは都営大江戸線の改札。

上方の表示を見ると、
銀座線の黄色いマークの横に
「改札はあちら」の文字と、その先には上り階段が。


大学の授業で、車椅子利用者が街でいかに移動に苦労しているかを
山崎泰広さんに講義していただき、
頭では理解しているつもりでしたが、
実際に松葉杖で歩き回ってみると、
いかにバリアばかりのまちであるかを痛感します。

タイヘンといえば、バスの昇降もかなり苦労します。
「ノンステップバス」といっても、
ステップがあります。

車椅子使用者のように歩道から車内まで板を渡してくれると、
松葉杖使用者だけでなく、
乳母車や大きな荷物を持っている人にとっても
大助かりだと思います。

先日、気づいたことなのですが、
東京メトロは、ホームに優先席マークがついていません。
それほど費用がかかるものではないはず。

京王線や小田急線のように
優先席の位置が分かるだけでも安心なのですが・・・。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
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豪華な夕食

2010年09月15日 | 2010年
O院長、手術の準備をしながら
「局所麻酔でやりますけど、
痛かったらいつでもいってくださいね」
私「はい、了解です。あれっ、この音楽は何ですか?」

看護士Aさん「麻酔担当の先生がいつもかけているんです」
私「クイーンはありすか?」
Aさん(CDレコーダーのところに行って)
「ありますよ。2~3曲くらいですけど」
私「じゃあ、それをかけていただけませんか?」

Aさん「いいですよ」
私「We are the champions 入ってますか?」
Aさん「ええ、ありますよ」

私「手術のBGMっていうのも、リラックスできていいもんですね。
大学の授業の最初の時間に、クイーンの曲をかけて
音楽もスポーツも文化だ、なんて話をしているんですよ」
Aさん「そうなんですか~」

O院長「へえ~、古い言い方ですけど、
キョウジュはナウいんですね」
私「好きな曲を聴きたいだけです」

O院長「では麻酔をします。少し痛いかもしれませんよ」
私「全然、痛くありません」

骨折した右足首の手術跡が化膿してしまったため、
その部分を手術してもらうことにしたのです。
といってもほんの1センチ程度なので、
切って縫うとしてもそれほど大きな手術ではありません。

先週土曜日。1日2泊の再入院となりました。
O院長は盛んに「キョウジュに痛い目に遭わせるのは申し訳ないですから、
下半身麻酔にしますか、それとも全身麻酔にしますか」と勧めるのですが、
私は麻酔を控えめにして欲しいので、
局部麻酔にしてもらいました。

ですから手術中でも私の意識はしっかりしています。
肩の辺りにこんもりした覆いがかけられてしまい
残念ながら手術の様子を見ることができません。

O院長「キョウジュ、痛くないですか?」
私(足にメスが入ったようですが)「全然、痛くありません」
O院長「キョウジュは我慢強いですね」
私「そんなことありませんよ。痒くも何ともありません」
(本当に痛くない。)

(看護士Aさんは、クイーンの曲が終わったので
またクイーンに戻すため手術台を離れる。
手術中にこんなことしていいの?)

私「今度、ボルトを取り出す手術の時は
自分のCDを持ってきていいですか?」
O院長「ええ、いいですよ。
患者さんが好きな音楽をかけるというのは、
いいかも知れないな~」

私「今は傷口を縫い合わせているのですか?
ホッチキスですか?(これは取るときに痛い)」
O院長「強く縫い合わせなければならないので
ナイロン糸を使います」

そうこうしているうちに手術は終了。
クイーンを5~6曲、聞いているうちに終了した感じです。

私「お腹が空きました」
(手術開始が4時の予定が午後7時に延びて、
昼食も夕食もとっていないのです。)
O院長「そうでしたか…。
(看護士に)厨房に夕食が残っていないかどうか、聞いてみて」

看護士Bさん「もう片付けてしまったそうです」
私「病院の前のお蕎麦屋さん、美味しいんですよ。
出前、頼んでもいいですか?」(半分、冗談)
O院長「他の患者さんの手前、そういうわけにも…いかないですね。
じゃあ、お菓子くらいしかありませんが、後で届けます」

私「そうですか、ありがとうございます」
病室のベッドで待っていると、
何と手術着姿のままのO院長自ら
大きめのお盆にいろいろ載せて運んできてくれました。

「お菓子くらい」どころか、
サンドイッチ、ミルクティー、ピーチゼリー、野菜ジュースお茶のほか、
梨、マドレーヌ、クッキーなど盛りだくさん。
(冒頭の写真です。)

診察と手術の一日でお疲れの中、
精一杯の厚意に感謝しながら、
「豪華な夕食」をありがたくいただきました。

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 三ッ谷 洋子
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大東チェアマン

2010年09月09日 | 2010年
「Jリーグ理事」から「Jリーグ参与」になって最も変わったのは、
Jリーグの情報が全く入らなくなったことです。

理事退任後、3年間は「参与」という肩書があるのですが、
会議に出る機会もないので、
情報は一般の方々と同じレベルです。

少し前の話ですが、Jリーグの4代目チェアマンに
鹿島アントラーズ社長の大東和美さんが就任したニュースは
ちょっとした驚きでした。

大東さんとは、Jリーグ役員の海外ツアーで
何度かご一緒したことがあります。
今でも覚えているのはスタジアムでの小さな出来事です。

確かフランクフルトだったと思いますが、
試合前のビジネス用ラウンジは、
地元スポンサーや関係者でごった返していました。

私たちもそこでいくつかのテーブルに陣取り、
ビールを飲みながら施設の豪華さや
サービスの素晴らしさなどについて
感想などを述べあっていました。

ドイツではビールは背の高い大きめのグラスで持ってきます。
丸いお盆にビールを注いだグラスをいくつも並べて運ぶ様子は
こちらがハラハラするほどです。

たまたま私たちのテーブルにビールを運んできた若い女性が
グラスを倒して大東さんの服にビールをかけてしまいました。
顔色をかえて謝る女性に
「いいよいいよ、大したことないから」と
おおらかに対応した大東さん。

しばらくすると、その女性がワインのボトルを持って来ました。
“お詫びの印”のようでした。
「そんなことしてくれなくてもいいから。
これは僕からあなたにプレゼントします」
笑顔でボトルを女性に差し出す大東さんに
彼女は困惑した様子でした。

このとき、大東さんはあまり細かいことは気にしない方だという印象を持ちました。
ただ、この場合は店の謝罪の気持ちを受け入れる姿勢を示すために
ボトルは受け取ってあげたほうがいいのではないかと思ったりしました。

こんなエピソードはさておき、
すでに報道されているように
大東さんがラグビーの日本代表として活躍されたことに
私は大いに注目しています。

日本ラグビーフットボール協会の評議員も務めているとのこと。
2019年の日本でのワールドカップ開催に向け、
ラグビー界は、スタジアムを埋めるファンの開拓も大きな課題の一つです。

サッカーの世界での経験をラグビーの世界にも伝えて欲しいと
期待しています。
サッカーに負けないくらいラグビーが好きな
私の願いです。

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 三ッ谷 洋子
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酷暑は大敵

2010年09月01日 | 2010年
退院したものの本調子でないため
なかなかブログ執筆まで手が回りません。

骨折した足首のリハビリは順調なのですが、
手術で切開した皮膚の一部が膿んでいたため、
補装具をつけて歩行している間に蒸れてしまい、
感染症にかかって赤く腫れてしまいました。

抗生物質の点滴などで何とか回復に向かっています。
「骨はいいけれど、皮膚が問題」という状態です。
リハビリのスケジュールは、
術後何週間ということで計画が立てられます。

7月20日に手術をした私は
6週間目となる昨日から、骨折した踵を地面につけての
歩行練習を始めることになっていました。

昨日の傷口の状況はわずかに1センチほどですが、
まだ若干の膿が出ています。
歩行は補装具を着けることになり、
ちょうど傷口の部分に当たって負担がかかります。

ところが主治医は、
「また傷口が赤く腫れたら治療しますから大丈夫」といいます。
果たして、本当に大丈夫でしょうか。

感染症は「蜂窩織炎」(ほうかしきえん)と呼ばれるもので
インターネットで治療法を調べてみると、
「安静にして冷やす」とあります。

補装具をつけて歩くことは
治療法の正反対のことをすることになり
私としては納得がいきません。

リハビリ担当のT先生(理学療法士)も同様の考えで
二人して悩んでしまいました。
病院の治療というのは、
主治医がすべての方針を決定するようですが、
「骨も大事だけれど、皮膚のことも考えて!」と
いいたい心境です。

「夏というのは、特に感染症が多い季節なんです。
お客さん、皮膚の感染症というのは骨折より怖いですから、
まずは傷口をしっかり治すことが大事ですよ」

リハビリの帰りに乗ったタクシーの運転手さんは
前職が医療関係だったそうで、
私が最も聞きたかったアドバイスをくれました。

骨折の話題ばかりで面白くないですよね。
次回はJリーグの大東チェアマンについて取り上げます。
少しお待ちください。

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 三ッ谷 洋子
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最も危険なものは

2010年08月25日 | 2010年
病院にリハビリにいくには、
車やタクシーを使っているのですが、
昨日は帰りに初めて「徒歩と電車」にしてみました。

駅のエスカレーターは、
足の怪我をしている場合は使わない方がいいですね。
降りるタイミングにとても気を使います。

次はエレベーターに乗ってみました。
軍靴のような補装具をつけ、
わざとパンツの裾をたくしあげているので、
「健常者ではありません」ということが一目で分かり、
周囲の人は皆、配慮してくれます。

難しいのが電車の降車です。
早めに準備しなければならないのですが、
座っていると、揺れている電車で立ち上がるのは
なかなか難しいのです。

電車が停車してから立ち上がり
ドアに向かって歩き出すと、
降車客が少ない場合、
乗車客がどっとなだれ込んできます。

「降りま~す」と周りに声をかけながら
必死に電車を降りました。
暑かったせいもあるかも知れませんが、
患部のむくみもいつもよりあるようです。

今の私にとって最も危険なのは
怪我をしたことを忘れて、
健常者のように行動しようとする
私自身の気持ちです。

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同病相哀れむ

2010年08月23日 | 2010年
病院の話ばかりで恐縮です。
なにせ1ヵ月も監禁状態だったので、
いろいろな「発見」がありました。

その一つ。
整形外科に入院してくる人は、
スポーツ好きな人や、
活動的な生活を送っている人が多いようです。

確かに、じっとしている生活をしていれば
それだけ怪我をする機会も少ないわけです、
たとえば次のような人が同室になりました。

・ バスケットボールの部活で
膝の前十字靭帯を切ってしまった高校1年生。

・ インディアカの試合中にジャンプをして
膝の靭帯2ヵ所と腰を骨折したママさんスポーツ愛好者。

・ 町内会の盆踊りに参加するため近くの公園に行ったところ、
走ってきた小学生の男の子とぶつかり
転倒して腰を骨折したおばちゃん。

朝、洗面所で顔を洗っていると
中年の男性が髭をそりにきて、隣に立ちました。
「やっと同じ(踵の)怪我の人に会えた」と嬉しそう。
私の足首の包帯を見て「どうしたんですか?」と聞いてきました。

入院患者というのは、面白いですね。
同じ怪我の人に会うと親近感がわきます。

“髭剃りオジサン”は、高いところから落ちて踵を骨折し
一旦は治癒したものの、骨折した部分に菌が入って
再度の入院になったと嘆いていました。

私はこうならないよう祈るばかりですが、
一度、挨拶した人は「どうですか?」などと
互いの回復状況を報告して、
励ましあったりします。

同病相哀れむとは、よくいったものですね。

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快適な入院生活

2010年08月20日 | 2010年
8月8日の携帯メールで作成したブログをアップした後、
その前に書いた7月13日のブログを見て
ちょっと恥ずかしくなりました。

皮肉にもテーマは「健康」。
些細なことで「競争心」を駆り立てている姿に
我ながら呆れました。

ところで、救急車で深夜に病院に担ぎ込まれた翌日、
「入院診療計画書」を見てショックだったのが
「推定される入院期間は約30日」という文字。
ちょっと転んだだけで1ヵ月間の入院です。

大学では前期最後の授業が残っていました。
脱臼骨折した足首が気になりましたが、
その2日間だけでも外出したいと
院長先生に相談してみたところ
「そんなことをしたら、
足首は今の3倍くらいに腫れてきて、
途中でダウンしてしまいますよ。
僕にはキョウジュが悲鳴をあげている様子が
目に見えるな~」などといわれ
断念しました。

ということで、学生には申し訳ないことをしました。
(休講で喜んだかも知れませんが。)
2科目は「夏休みの宿題」を出し、
1科目は事務課に協力を得て期末試験をし、
ベッドの上で採点しました。
滅多にない経験でした。

病院というところはべッドにいるだけで
時間になると食事がきっちり出てきます。
和食中心のヘルシーな献立は
なかなか美味しいものでした。

1日1600余キロカロリー。
私にしてはちょっと少ないように思いましたが、
体重が減らなかったところを見れば
体を動かさない分、ちょうどよかったのかも知れません。

手術だ、検査だ、回診だ、という以外は自由時間。
長期不在でもっとも気になるのは、
新聞のスクラップです。

新聞販売店に問い合わせたところ
病院のそばの販売店が病室まで届けてくれるとのこと。
朝日、日経など5紙の配達をお願いしました。

月末にはベッドのところまで
「新聞屋さん」がちゃんと集金に現れた時は
びっくりしました。
(当たり前ではありますが。)

スクラップの後は、
普段、なかなか読めない分厚い小説を持ち込んで
読書三昧の日々。

入院生活は退屈という人が多いのですが、
私にとってはのんびり読書ができる毎日は
とても快適でした。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
コメント (2)
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8月8日作成のブログ

2010年08月18日 | 2010年
先月13日のブログを最後に、
パタリとお休みしてしまい、
申し訳ありません。

実はその翌日、駅の階段で転んで
足首を脱臼骨折し、
そのまま救急車で入院してしまいました。

全治30日と、思いもよらない重傷で今も入院中。
多くの方にご迷惑をおかけしています。

怪我については、
脱臼部分を元に戻すために、
踵に金属の串を突き通して串の両側に金具を付け、
その先に5キロの重りを付けて牽引し、
脱臼がおさまったところで、
骨折部分の手術をしました。

結局、3ヵ所の骨折で、1ヵ所はプレート、
残る2ヵ所は長いボルトで留めています。

翌日から早速リハビリが始まっています。
昔と違って、
骨折しても石膏で固めたりはしないんですね。

足首の関節が固まらないように、
グイグイ曲げます。
幸い、それほど痛みを感じないのが救いです。

初めての救急車、初めての車椅子、
初めての松葉杖。
お次は、足首を床に付けずに支える補装具です。

何もかも初体験。
いかにマスターしようかと、
それなりに楽しんでいます。

そうそう、有り余る時間を利用して、
今まで拒否していた携帯メールを始めました。
このブログは、携帯電話で書いているのですが、
いつものようなレイアウトになるかどうか、
ちょっと心配です。

退院したら、また、しっかり書いていきますので、
今しばらくお待ちください。

三ッ谷洋子
いつものようにコピーができないので、
肩書は省略します。(笑い)

追記:携帯で原稿を書いたものの、
投稿の方法がわからず、
10日もたってしまいました。
コメント (2)
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健康のため

2010年07月13日 | 2010年
久しぶりに会った知人が、
ちょっと痩せたりしていて
びっくりさせられることが最近おおくなりました。

たいてい病気をした、という話になります。
脳梗塞だ、動脈瘤だと
深刻な病名を告げられます。

外出できるほどに元気になっているので
まずは安心するのですがが、
このような話題が増えて
「これが年をとることなのか」と
改めて実感します。

わが身はどうなのか。
平坦な道を歩いていて誰かに抜かれると
若い男性なら「まあ、いいか」。
若い女性なら大きく離されないよう
がんばったりします。

とはいえ、大学内にある急傾斜の「近道」は
肩で息をするほどでハードに感じます。

さらに4階にある私の研究室までは
70段の階段を上らねばなりません。

エレベーターはあるのですが、
普段、ほとんどスポーツをしていない私にとって
これが運動がわりです。

1階に下りてから
忘れ物を取りに研究室に戻らなければならない時は
エレベーターの誘惑を断ち切るのが大変です。

このところは、蒸し暑いので汗びっしょり。
それでも「スポーツ健康学部なんだから」と
妙な(?)理由をつけてガンバルのは
ちょっと滑稽かも知れません。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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