先週の雨から、東京は涼しい日が続いています。
夏休みということで、読書に精を出すのもいいかもしれませんね。
今日は、ここ数か月で私が読んだ本(仕事以外の本)を
順番にご紹介します。
東海林さだお『おにぎりの丸かじり』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(一)
東海林さだお『そうだ、ローカル線、ソースかつ丼』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(二)
佐々木紀彦『米国製エリートは本当にすごいのか?』
東海林さだお『おでんの丸かじり』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(三)
今泉耕介『帰ってきた「はやぶさ」』
ジャレド・ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』(上)
私の乱読ぶりを知る友人は
「いったいどういう嗜好の人なんだ」と呆れています。
山崎豊子は社会派の作品を書く小説家であることは知っていましたが、
読むのは初めてです。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
『沈まぬ太陽』の主人公は、日本航空の社員がモデル。
舞台となっているのは「殿様体質」の日航です。
今から10年以上前に書かれた小説ですが、
現在の経営破綻が予見できる体質が、
そのまま書かれています。
山崎豊子は毎日新聞の学芸部記者として、
上司で後に作家となる井上靖にしごかれたそうです。
先日、読み終わった第三部は
ジャンボ機墜落事故がテーマでした。
墜落現場でバラバラになって散在していた遺体の惨状や、
遺族が遺体に面会する光景が緻密な取材をもとに記され、
当時の報道からはうかがい知ることのできなかった
多くのことを伝えています。
ノンフィクションでは伝えきれないものを伝えられるのが
フィクションだと改めて思いました。
ここでいう「フィクション」とは単なる「創作」ではなく、
事実をつなぎ合わせ、
それを「より真実に近づけるために創作した作品」という意味です。
今更ながら山崎豊子という小説家の力量に感心しながら読んでいます。
電車で読み始めると、よく乗り越してしまいます。
近くの本屋さんで品切れの第四部、第五部も楽しみです。
上記の本の全てコメントすると長くなりますので
もうひとつだけお勧め。
東海林さだおデス!
親戚の病気見舞いに買ったのですが、
その前に読んでみたら、これが傑作。
東海林さだおはもともと漫画家なのですが、
漫画より数倍も面白いのがエッセイです。
発想の意外さ、大胆さ。
奇想天外とは彼のことか--。
とにかく、「そんな見方があったのか」と驚くばかり。
頭が固い人、視野が狭い人には、是非、お勧めします。
もちろん「普通」だと自認している人にも。
(最近、会う人ごとに勧めています。)
面白すぎて、つい笑ってしまうので、
電車の中で読むときは注意した方がいいかも知れません。
もし、面白くない1日だったら、
寝る前に東海林さだおを読むと楽しい気分で寝られます。
===========================
三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
夏休みということで、読書に精を出すのもいいかもしれませんね。
今日は、ここ数か月で私が読んだ本(仕事以外の本)を
順番にご紹介します。
東海林さだお『おにぎりの丸かじり』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(一)
東海林さだお『そうだ、ローカル線、ソースかつ丼』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(二)
佐々木紀彦『米国製エリートは本当にすごいのか?』
東海林さだお『おでんの丸かじり』
山崎豊子『沈まぬ太陽』(三)
今泉耕介『帰ってきた「はやぶさ」』
ジャレド・ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』(上)
私の乱読ぶりを知る友人は
「いったいどういう嗜好の人なんだ」と呆れています。
山崎豊子は社会派の作品を書く小説家であることは知っていましたが、
読むのは初めてです。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
『沈まぬ太陽』の主人公は、日本航空の社員がモデル。
舞台となっているのは「殿様体質」の日航です。
今から10年以上前に書かれた小説ですが、
現在の経営破綻が予見できる体質が、
そのまま書かれています。
山崎豊子は毎日新聞の学芸部記者として、
上司で後に作家となる井上靖にしごかれたそうです。
先日、読み終わった第三部は
ジャンボ機墜落事故がテーマでした。
墜落現場でバラバラになって散在していた遺体の惨状や、
遺族が遺体に面会する光景が緻密な取材をもとに記され、
当時の報道からはうかがい知ることのできなかった
多くのことを伝えています。
ノンフィクションでは伝えきれないものを伝えられるのが
フィクションだと改めて思いました。
ここでいう「フィクション」とは単なる「創作」ではなく、
事実をつなぎ合わせ、
それを「より真実に近づけるために創作した作品」という意味です。
今更ながら山崎豊子という小説家の力量に感心しながら読んでいます。
電車で読み始めると、よく乗り越してしまいます。
近くの本屋さんで品切れの第四部、第五部も楽しみです。
上記の本の全てコメントすると長くなりますので
もうひとつだけお勧め。
東海林さだおデス!
親戚の病気見舞いに買ったのですが、
その前に読んでみたら、これが傑作。
東海林さだおはもともと漫画家なのですが、
漫画より数倍も面白いのがエッセイです。
発想の意外さ、大胆さ。
奇想天外とは彼のことか--。
とにかく、「そんな見方があったのか」と驚くばかり。
頭が固い人、視野が狭い人には、是非、お勧めします。
もちろん「普通」だと自認している人にも。
(最近、会う人ごとに勧めています。)
面白すぎて、つい笑ってしまうので、
電車の中で読むときは注意した方がいいかも知れません。
もし、面白くない1日だったら、
寝る前に東海林さだおを読むと楽しい気分で寝られます。
===========================
三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表