三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

サッカーも野球も

2014年05月23日 | 2014年
このブログもしばらく空白がありましたが、
「また書きたいな~」と思うようになったのは、
やはり自分の考えをより多くの人に知ってほしいからかも知れません。

この気持ちが大きくなったのは、
長い入院期間、文字から遠ざからなければならなかったからのようです。

このところ縁がなかったサッカーも、ずっと興味の対象です。
「サッカーって、いつからメジャーなの?」が、疑問の一つ。
以前も触れましたが、私はJリーグが創設された1991年(平成3年)から
17年間、理事を務めていました。

Jリーグはご存知のように日本初のプロサッカー。
私は一つの競技をバックアップする組織の理事はしません。
ただ、スポーツビジネスコンサルタントとして
「日本初のプロサッカーは勉強にもなる」と思い
理事を引き受けました。

設立当初のサッカーはマイナースポーツのひとつでメジャースポーツはプ野球でした。
組織設立パーティーでは舞台で鏡割りの役までやらされ、
「テヘヘ・・」という感じでした。

Jリーグはお手本をドイツと公言し、
ビジネスモデルの参考はまだありませんでした。
今はヨーロッパのサッカーリーグがお金と力を持っていますが、
当時はまだビジネスと考えていなかったからです。

当初のJリーグは、米国プロスポーツをビジネスの参考にしました。
紹介したのは私でした。
(ちょっと自慢ですが、いまは誰も知りません。)

そんな感じでスタートしたJリーグやサッカーが
日本でもプロ野球と二分するほどの人気を集め、
マスコミも大々的に取り上げるようになりました。

一方、野球はどうでしょうか。
以前のプロ野球は「人気のセ、実力のパ」などといわれ、
高校野球のスーパースターが望んだのはセリーグ、できれば巨人でした。

ところが、いまマスコミに注目されているダルビッシュは日ハム、
マー君は楽天と、いずれもパリーグで活躍していた投手です。
実力だけでなく、人気もパリーグに移ってしまいました。

「背が高くて運動神経のある男の子が欲しいけど、皆サッカーに取られてしまってね~」
これがスポーツ指導者の愚痴です。
以前はサッカーが「野球」を羨んだものです。

私は特に「サッカー好き」という訳でなく、
どんなスポーツにも頑張って欲しいというタイプです。
そんなことで、今はぜひ野球にガンバッテ欲しいのが本心です。
それも、とくにセリーグに。

キーワードはJリーグが掲げる「地域密着」です。
プロ野球もこのキーワードでパリーグがセリーグを逆転しました。
かつてのセリーグの人気チームは
「地域密着」を検討してみてはどうですか?

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       三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表

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