三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

NHK番組の見方

2009年06月30日 | 2009年
先週金曜日の産経新聞一面は、
他の新聞とは全く異なる記事が大きくトップを埋め
ビックリしました。

NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」に対し、
視聴者8400人が集団提訴をしたというのです。
これは日本の台湾統治時代を取り上げた番組で
4月5日に放送されました。

私もこの番組を見たのですが、
昔の日本は台湾でこんなに悪いことをしていたのかと
暗澹たる気持ちになったことを覚えています。

しかし、番組放送後、制作の姿勢に問題があると批判が出てきました。
記事にはこんな見出しが並んでいます。

 NHKを8400人集団提訴
 「番組で台湾統治証言 歪曲」精神的苦痛
 責務見失う公共放送

訴状では「取材に応じた台湾人の話を、
一方的に都合よく編集して使っている」などと指摘し、
原告には約150人の台湾人も含まれているといいます。

2ヵ月ほど前のこと、高校時代の友人が
ロータリークラブの交流で台湾の嘉義市を訪れた際のエピソードを
メーリングリストで仲間に送ってきました。

「台北228記念館」を訪問した際、
館内を案内してくれた高齢のボランティアガイドが
涙ながらに「日本人の統治時代があったからこそ今の台湾がある」と語り、
胸に迫るものがあったといいます。

たった一つの場所だけの体験だったものの、
「NHKの番組が、台湾の親日的雰囲気は表面だけとした視点に疑問を持った」と
結んでいました。

5月の連休の時、私は台湾の画家の展覧会を見にいきました。
印象に残ったのが、寥修平という画家の作品です。

水墨画に色着けしたような独特の画風で
台北市内に今でも残る日本統治時代の代表的な建物を
何枚も描いています。

地元の人たちに今でも親しまれている建物だからこそ
画家は自分の作品のモチーフに選んだのだと思います。

そんなことを考えていたところ、
今朝の産経新聞「オピニオン」欄で
この問題を取り上げた「正論」(産経新聞社発行)8月号の記事が、
紹介されていました。

NHKのOBで、政治記者も務めたことのある大谷英彦さんという方が
今回の番組を見て驚愕し、「NHKを正す会」を立ち上げたのだそうです。

この記事の見出しは
「福地会長、Jデビューは本当に問題なしですか」と問うています。
ビール会社出身の福地会長が、ジャーナリズムについてどう認識されているのか、
私も是非、うかがいたいと思います。

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性差医療

2009年06月29日 | 2009年
ちょっと前の話です。

春の健康診断で、心電図の波形に異常あるといわれました。
心電図をとりなおし、
「狭心症といわれたことはありますか」との質問。
そんなこと、言われたことありません。

心電図をジッと睨みながら
「これじゃあ、『異常なし』とは書けないな~」と、
私の診断書に何か書きつけていました。

たまたまこのころ、産経新聞で
「女性の体を守れ 現場から」という連載記事を読みました。
更年期の女性に、狭心症によく似た症状の
「微小血管狭心症」が多いという話でした。

この記事で「性差医療」という言葉を知りました。
私の場合、胸に痛みを感じたこともなければ、
「狭心症」と言われたこともありません。

念のため、女性外来のある病院で、
改めて検査をしてもらいました。
その結果は「異常なし」

担当の女性医師からは
「女性の場合、心電図で特殊な波形になることがあるんです」
という説明を受けました。

「性差」によって診断が異なるということを知らなければ
無用な治療をすることになっていたかも知れません。

今日のテーマは特に女性読者にお知らせしたく、
取り上げました。

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東国原知事

2009年06月25日 | 2009年
「自民党総裁候補にしてくれるなら
次期衆院選に自民党から立候補してもよい」と
仰天の回答をした東国原宮崎県知事。
頭のいい人だと思います。

宮崎県知事選に立候補したとき、
従来のタレント候補とは違う、と感じたのは、
芸能人の応援を断ったという記事を読んだときです。

知名度抜群の石原都知事でさえ、
過去の選挙では「石原軍団」が応援に駆けつけました。
しかし、彼はあえて芸能人の経歴やネットワークに頼らず、
選挙を戦い当選しました。

マスコミを通じて知るその後の活躍ぶりを見ても、
知事として宮崎県の発展に力を注ぎ、
国政や地方自治が抱える問題について、
的確な意見を述べています。

不祥事をおこしてタレント活動を中断している間に、
早稲田大学で政治や地方自治について
真剣に勉強した裏付けがあってこその言動だと思います。

彼は、自民党総裁になること自体を目的としているというより、
「全国知事会が作成した地方分権の提言をマニフェストに盛り込む」という
条件を求めたことにこそ、注目すべきです。
それは即ち、自ら率いる宮崎県を建て直すことを目的としているからです。

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ああ、カン違い

2009年06月24日 | 2009年
年に1回、ミュンヘンオリンピック当時のマスコミ人の集まりがあります。
金メダルを獲得した男子バレーボール監督の
松平康隆さん(現日本バレーボール協会名誉会長)を囲んで
渋谷の中華レストランに顔を揃えます。

同じスポーツを担当する記者は、
お互いがライバルではあるのですが、
現場を離れると、まるで“戦友”のような意識があります。

数年前から、松平さん自ら幹事役を買って出られ、
レストランの予約から連絡役までされて、
恐縮するばかりです。

1ヵ月ほど前、携帯電話の留守電に、
「6月24日に開催しますので、ぜひ来てきてください」と
メッセージが入っていました。

数日前にも、確認の電話がありましたが、
この時も、私は電話にでられず留守電でした。

さて、夕方になってそろそろ出かけようかというときに
松平さんから電話がありました。

「三ッ谷さん、どうしたの。
昼に来なかったので、皆で今か今かと待ってたんだよ。
日にちを間違えたの?」

私はてっきり夜の会合とカン違いしていたのです。
申し訳ないことをしてしまいました。
留守電を聞いたのは、雑踏の中を歩いていた時。
よく聞こえないところもあり、
きちんと確認していなかったのが間違いのモトでした。

「何かあったわけではないんだね。
じゃあ、また来年、楽しみにしているから」と
松平さんは電話を切られました。

ホント、失礼してしまいました。
何度もお電話をいただき、
楽しみにしてくださっていたのに、
申し訳ありませんでした、松平さん!

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問題はどこに

2009年06月23日 | 2009年
久しぶりにピアノのコンサートに行ってきました。
スタインウェイの透明な音色はさすが。
生の音楽はいいですね。

5人の女性ピアニストが順番に演奏をします。
会場は小ぢんまりしたホールで、
ピアニストが間近に見えます。
肩が大きくあいたドレスが素敵です。

しかし、どうでもいい事でなのですが、
演奏中は、こちら側から見える右肩の2つの黒子や、
脇のあたりの肉付きのよさが気になったりしました。

純粋に演奏を楽しむには、
観客に雑念を持たせないような距離が必要なのかも知れません。
いえ、ドレスの問題・・・?
いえいえ、私自身の心構えの問題・・・?

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小曽根真のクラシック

2009年06月22日 | 2009年
クロスオーバー音楽が好きな私。
たとえばジャック・ルーシエの「プレイ・バッハ」はいいですね。

まだ20歳前後だったジャズピアニストの小曽根真の演奏会に、
小学生の息子を連れて聴きにいったことがあります。

現在48歳。
40歳を過ぎてクラシックの演奏もするようになりました。
「THE NIKKEI MAGAZINE」(日経新聞に時々ついてくる冊子)で
久しぶりに彼の活躍を知ることができました。

2年前に米国から日本に拠点を移し、
この5月から「ノー・ネーム・ホースィズ」というビッグバンドを率いて、
全国ツアーを始めたそうです。

普通の大学生のような雰囲気だった昔と比べると
ちょっと貫禄がつきましたが、
若さの残る表情で写真に写っていました。

4月から国立音大で、クラシックの学生にジャズを教えているそうです。
「ジャズやスイングの楽しさを教えたい」と語っています。

ジャズミュージシャンが演奏するクラシックは
クラシックの演奏家が演奏するのとは趣が異なり、
躍動感があってとても好きです。

彼のクラシック演奏をぜひ一度、聴いてみたいものです。

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パワーポイントはいらない

2009年06月19日 | 2009年
私が注目している学者の1人、野口悠紀雄さん。
大蔵官僚から大学の先生になり、
現在は早稲田大学大学院教授です。

『「超」整理法』という著作でも有名です。
いちど講演会でお話を聞いたこともあります。
「文書は分類しないで、時系列に並べておけばよい」というヒントを得て、
今でも実行しています。

先日、久しぶりに日経新聞のインタビュー欄で
刺激的な意見を読みました。
「プレゼンツールは要らない」と語っています。

「パワーポイント」のようなプレゼンテーションツールは要らない-
が、持論とのことです。
「パワーポイントを使うと、聴衆は画面ばかり見て、
自分で考えなくなる」といいます。

内容にもよるといっていますが、
私も自分でパワーポイントの原稿を作りながら、
「これでは人間、バカになるのではないか」と、よく不安にかられます。

聴衆というより、資料を作る者にとっても、
パワーポイントは実にわかりやすく便利に出来ています。

まず、何通りもあるデザインやレイアウトから好みのものを選びます。
次に「クリックしてタイトルを入れる」
「クリックしてテキストを入力」という指示どおりに文字を入れていくと、
すばらしく見栄えのする「プレゼンテーションツール」が
あっという間に出来あがります。

最初はあまりの素晴らしさに感激しましたが、
作っているうちに、
「このように平板的に次々とスライドを読み上げるだけで
こちらの意図が伝わるのだろうか」と心配になってきました。

「パワーポイント」はあくまでも手段。
本当にモノを考えるのであれば、
全体を俯瞰的に捉える視点も欠かせません。
それをどう伝えるかが、工夫のしどころです。

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本質は変わらない

2009年06月18日 | 2009年
一昨日のブログ。
22歳の時に書いた卒論について自分で評価してみたのですが、
よく考えてみると、その後、進歩が無かったともいえます。

人の考え方は、年齢と共にどのように変化するのか。
自分自身のこととして振り返ってみると、
ほとんど変わっていないことに気付きます。

社会経験を積んだことで、
モノの言い方が少し丁寧になっただけ。
本質は何も変わっていないのです。

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7000億円の使い道

2009年06月17日 | 2009年
経済産業省から“7000億円の使い道”について
18日までに回答をするようにとのメールがきました。

麻生内閣の「最後の切り札」ともいえる補正予算14兆円。
このうち「緊急人材育成・就職支援基金」(仮称)という枠に
7000億円の予算がつきました。

仕事に就いていない人に対して、
ハローワークが中心となって職業訓練をし、
再就職をバックアップしようというものです。

予算は厚生労働省となっていますが、
経産省で産業界のニーズを調査するということで
メールが回ってきたというわけです。

具体的には、人材が必要な分野とその人数、
レベルや能力を回答すればよいのですが、
随分、性急な話ではあります。

必要のない業種は回答の必要はないというものの、
14兆円もの予算の使い道が、
こんなふうにやっつけ仕事のように
短期間で決まっていくことに疑問を感じます。

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22歳の私へ

2009年06月12日 | 2009年
大学卒業時からずっと気になっていたことがあります。
卒論の成績です。
「A」という評価なのですが、
これにどうしても納得がいかないのです。

私としては、もちろん一生懸命、書いたのですが、
「この程度の卒論が『A』でいいのか」という思いがありました。
卒論というのは、もっとしっかりと書き込むものではないのかと
考えていたからです。

この4月から学生に教える立場になり、
書棚の隅にあった卒論を読み返してみることにしました。
濃紺のハードカバーで製本してある表紙は
ところどころはげて斑点模様のようになり、
卒業からの長い年月を感じさせます。

そして、私の感想。
・・・・「なかなかりしっかり書けているじゃないの」
社会に出て約40年間、膨大な量の文章を書き続け、
読んできた今の私から見て、
「視点がしっかりして、よくまとめている」論文でした。

自画自賛しているようで恥ずかしいのですが、
卒論の評価は、額面どおり「A」でよいのだと
22歳の私に伝えたい思いでいっぱいです。

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「空手スーツ」

2009年06月11日 | 2009年
イッセイミヤケといえば、有名なのは「プリーツプリーズ」。
細いプリーツ加工をした布地を使ったシンプルなデザインの服は
中年女性に好まれています。
しわにならず、軽くて着易いところが受けているようです。

さて、今朝の日経新聞の広告ページで
「イッセイミヤケの空手モード」という見出が目に飛び込みました。
ここに紹介されていたのが「空手スーツ」です。

写真のモデルは空手の全日本チャンピオン・諸岡奈央選手。
同社のクリエイティブディレクター・藤原大との
共同作業の末にこのスーツが生まれたそうです。

丈が短めのパンツとジャケット。
「肩や脚にプリーツ状の編み地が細く黒い帯となって走る」
という説明がついています。

諸岡選手はこのスーツを身に付けて、脚を大きく広げて構え、
左手の拳を前に突き出すポーズをとっています。
2月に、ファッションの本場・パリコレで発表したそうです。

近年はスポーツウエアもカラフルになってきましたが、
空手の胴衣は何年も変わらず、
ファッションから最も遠いものとして認識していました。

それが一気にファッショナブルなウエアとなりました。
試合や練習で愛用されているかどうかは不明ですが、
日々、いろいろなものと戦っている(?)私には
こんなスーツもいいかも知れません。

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注目される幸せ

2009年06月10日 | 2009年
今日は午後から笹川スポーツ財団の理事会がありました。
新理事の1人として、日本サッカー協会の犬飼会長が加わりました。
ちょうど私の隣の席だったので、
久しぶりにご挨拶しました。

土曜日のウズベキスタン戦で、
日本代表はワールドカップ出場を決めました。
「よかったですね~。
それにしても、サッカーはほとんど国ぐるみで応援してくれて、
他のスポーツの人はとても羨ましがっていますよ」と話し掛けると
「その分、プレッシャーもありますから」とのご返事。

昨日の日刊スポーツにこんな見出しの記事が出ていました。

 リュージュ原田、ボブスレー本田、スケルトン小室「L☆BS」結成
 ソリ娘写真集で 貧困にあえぐマイナー競技 貧「困」カツ!!
 誰かスポンサーになって~

ソリ系競技の場合、海外合宿に参加するには
各選手は1シーズンで50万~200万円の自己負担金を払って 
参加してきたそうです。

この日の撮影のために、
日本ボブスレー・リュージュ連盟スケルトン強化委員の井上将憲さんは
経費を自腹で工面したと、涙ぐましい努力です。

国民的人気スポーツになったサッカーですが、
同じスポーツの世界には、ほとんど注目されず
厳しい環境にある仲間がいることも、
忘れないようにしたいと思います。

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日本びいき

2009年06月09日 | 2009年
妹の友人でアイルランド人のFさんが来日中で、
急に夕食を一緒にする話がまとまりました。
トンカツなど喜ぶのではないかと思って、
目黒の「とんき」に連れていくと、シャッターが閉まっています。

あいにく火曜日は定休日でした。
夜も8時を過ぎていたのでうろつくのはやめにして、
隣のビルの「しゃぶしゃぶ」の店に入りました。

Fさんは工業デザイナーということもあり、
前回は江戸東京博物館の漆の工芸品に心を奪われたようでした。
その後、家族を連れて何回か来日し、
京都や九州などを旅行して、すっかり日本びいきになっています。

15歳のお嬢さんが着物を着ている写真を見せてくれました。
13歳の息子さんともども、日本が大好きだそうで、
家族ぐるみで日本文化に非常に興味を持っているとのことです。

週末、どこかに案内しようと妹と話していたのですが、
すでに予定があると言います。
聞くと「御岳山で滝に打たれに行く」のだとか。

ここまでくると、並みの日本人ではついて行けません。
Fさんの強い好奇心に脱帽しました。

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オペラを映画館で見る

2009年06月08日 | 2009年
先週、「METライブビューイング」を新宿ピカデリーで見ました。
「ライブビューイング」といっても生のオペラ公演ではありません。
ニューヨークメトロポリタン歌劇場で上演されオペラの映像を
見るというスタイルです。

プログラムはロッシーニのオペラ「ラ・チェネレントラ」。
童話のシンデレラを元にした物語で、
オリジナルのストーリーとは少し異なっています。

演出で意表をついたのは、
王子役が背の低い黒人だったこと。
背が高く金髪の白人美女で心優しいシンデレラは
人間性あふれる王子に恋をするのですが、
どうもスッキリしません。

ディズニーの映画などで、
シンデレラ物語は白人の美男美女が出てくるものとして
刷り込まれてしまっている私の脳は、
最後までピンとこないまま、幕が降りました。

王子が、背の低い日本人だったらどうなのか。
シンデレラが不細工の女性であったなら・・・
などと、いろいろな組み合わせが脳裏を駆け巡りました。

とはいえ、最後に一言、付け加えなければなりません。
王子役のローレンス・ブラウンリーのソフトなテノールは
さすが役にピッタリだと思いました。

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託児所つき施設

2009年06月05日 | 2009年
セミナーの続きです。
最も会場が盛り上がったのは、
福田さんが、NTC(ナショナルトレーニングセンター)に
託児室を設ける予定だと話されたときでした。

福田さんはJOC(日本オリンピック委員会)副会長として
NTCの運営も担当されています。
女子選手が出産しても競技が続けられるようにとの配慮ということです。

女性指導者にとって、子どもを抱えての指導は大変です。
増地さんの場合は、合宿にも連れて行き、
選手たちに世話をしてもらっているそうですが、
託児所があれば助かりますね。

そんな切実な問題へのJOCの対応に
会場の女性指導者たちは思わず拍手したのでしょう。
NTCといわず、女性が利用するスポーツ施設には
どんどん託児所を設置して欲しいと思います。

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