三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

「ごみ拾い」もスポーツ

2010年03月05日 | 2010年
「日本スポーツゴミ拾い連盟」(東京都渋谷区)。
一瞬、目を疑いました。

社団法人スポーツ健康産業団体連合会が設けている
「地域・スポーツ振興賞」の佳作に選ばれた4つの団体の1つです。

資料にはこんな説明があります。
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「スポーツで街をきれいにする!」
「スポーツごみ拾い」は従来のごみ拾いに
スポーツのエッセンスを加え、
今までの社会奉仕活動を社会奉仕競技へと変換させた
新しいスポーツである。

「スポーツごみ拾い」は、街を競技エリアとし
スポーツとしてごみ拾いを競います。
参加者はチームでエントリーしていただき、
予め決められたエリアの中、
タイムトライアルでごみを拾う。

ルールは「競技中走らない」
「小さなごみを見逃す行為は減点」
「ごみの分別ができていないと減点」
「審判の注意を無視すると退場」等である。

「スポーツ」と「環境」の刺激的な融合により、
「同じ目標に向かう」「皆で力を合わせる」
「助け合い」「達成感」「悔しさ」「爽快感」など
スポーツが持つ特有の素晴らしいキーワードが
競技者(参加者)自信のごみへのイメージを一新させる。

「スポーツごみ拾い」は、
発足と同時にこのスポーツ自体が
なくなることを目標としている。

2010年は横浜市、三島市、鶴岡市、
お台場海浜公園、湘南海岸などから
オファーをいただいている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なかなか面白い発想ですね。
発足と同時にこのスポーツがなくなることを
目標としているんですか。
確かにごみはないのが理想です。

次のような選考委員のコメントがあります。
「社会奉仕型競技」というコンセプトは
江戸時代大川端の町内会対抗川さらえにも似た
ユニークな活動」

スポーツの原点は「楽しむこと」。
しぶしぶやらされているお掃除も
発想を変えれば楽しくできそうですよ。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
コメント
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