三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

チャイナネット

2008年08月29日 | 2008年
昨日はちょっと疲れていて、1日お休みをしてしまい失礼しました。

さて、北京オリンピックを評価する情報をチェックしていたら、
面白いサイトを見つけました。
中国政府の広報サイト「チャイナネット」です。

こんな項目が並んでいます。
「政治・安全」「経済・貿易」「社会一般」「文化・科学」
「映画」「観光」「北京五輪」「政府白書」「記事一覧」

「北京五輪」をクリックしてみると、
「2008年8月北京五輪 全人類の盛会」という大きなタイトル。
(ちょっと日本語がヘンですが。)

最新の記事は「共同通信など海外メディア 『北京五輪は成功』」という見出しで、
日本の共同通信はじめフランスのAFP通信、
海外のメディアが「幅広く称賛している」と伝えています。

「長野の聖火リレー」の記事を見てみると、
写真は福原愛と星野仙一が聖火を掲げている光景でした。
中国国旗が林立している写真は、さすがに遠慮したようです。

チベット問題についての記事もありますが、
やはり政府の公式見解に沿った論調です。

「中華料理にチャレンジ」というコラムもあります。
今日のトップは「クラゲと大根の和え物」

「中国語講座」もあります。
「第十六課」は「お茶を楽しむ」
「名所」を動画で見ることもできます。

各コラムの最後には、
「この話題についてあなたはどう考えますか」という質問があります。

「考えさせられる」「役に立つ」「興味深い」
「誰かに教えたい」「びっくりした」
という項目について、1から5までの段階で評価する仕組みです。
広報戦略に役立てるのでしょうか。

中国という国の体制を頭に入れた上で、
あちこちのページを見るのは、暇つぶしに最適です。

そうそう、“お見合いコーナー”もあります。
ズラリと並んだ若い女性の写真は美人ばかり。
まるで北朝鮮?

写真の上に「婚約中」という文字が貼られているものもあります。
婚約したのなら削除すればいいのに・・・。
お見合いコーナーの実績を示したいのでしょうか。

動画映像も見られます。
まさか悪質ダミーサイトではないですよね、
裸の女性なんか出てこないですよね、とドキドキしながらクリックすると
普段着姿の女性が立った姿勢で、こちらに向かって何かしゃべっています。
自己紹介のようで、安心しました。

それにしても、中国は国家公認のお見合いコーナーまで作るのかと驚きました。
先ほどの評価の項目であえて評価すると、こんな感じです。

「考えさせられる」:回答不能
「役に立つ」:信憑性に疑問
「興味深い」:5
「誰かに教えたい」:5
「びっくりした」:5

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 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第199回実戦ゼミ◆◇◆
    「北京オリンピック報道の舞台裏
         ―プレスアタッシェとして経験したこと」    
  ◇ゲストスピーカー:竹内浩氏
     (日本オリンピック委員会理事/
      北京オリンピック日本選手団プレスアタッシェ)
  ◇会場:アーリーズ・テラス(外苑前)               
  ◇日時:2008年9月3日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:9月1日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
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オリンピックの余韻

2008年08月27日 | 2008年
私が仕事で接するスポーツ界やスポーツ業界の人たちは、
挨拶代わりにオリンピックの感想を言い合っています。

*陸上競技関係者「全く成績が残せなくて、皆、白けてますよ」
 男子400メートルリレーの銅メダルはすごかったですよね。
 
 「あんなもん、強いところが失格したから取れたようなもんで、
  普通だったら日本は予選落ちですよ」
 
*水泳関係者「とにかくチケットを取るのが大変でしたよ。
  どこにも売っていないんですから。こんな大会初めてです」

*フリーライター「今回はじめてIDカード(取材許可証)なしで仕事をしたんだけど、
  あれがないとオリンピック公園にも入れないんだよね。
  競技場にタクシーでいけば、2キロくらい手前で降ろされて、
  とにかく大変だった」

*スポーツ用品メーカー担当者「リオデジャネイロのオリンピック招致活動は
  大量のTシャツをばらまいていました。東京もあれくらいやらないと。
  あまりおとなしくやっても効果はでないと思いますよ」

*フリーライター「運良く開会式のチケットが手に入って、3階で見たんだけど
  まあ、とにかく暑くて大変だった。
  それに行進だけで2時間なんて、時間がかかりすぎ。
  僕は一般市民と一緒に入ったんだけど、2時間前から待たされて、
  えらい大変だった」

テレビに映らなかったそんなエピソードをサカナに、
今日は日本スポーツマンクラブ特別号「スポーツマンイズム」の打ち上げでした。

残念ながら、この本の売れ行きはイマイチです。
オリンピックやスポーツの舞台裏の話が盛りだくさんです。
会員100人が筆者となっています。是非お読みください。

  「スポーツマンイズム」(日本文化出版)
   日本スポーツマンクラブ会報特別号
   1,500円(税別)です。

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妻と同じ色のメダル

2008年08月26日 | 2008年
オリンピックの話題は何度も取り上げてきましたが、最後にもう一つ。
陸上男子400メートルリレー。
私が注目していたのが朝原宣治選手。
妻はシンクロナイズドスイミング銅メダリストの奥野史子さんです。

2人の付き合いは同志社大学時代にさかのぼります。
奥野さんは1992年のバルセロナオリンピックで
ソロとデュエットの2種目で銅メダルを獲得しました。

メダリストになったことで周囲の人の接し方が変わりました。
しかし、朝原選手だけは以前と同様に接してくれたと語っています。

ところが、実は朝原選手自身、メダリストの奥野さんに対して、
同じアスリートとしてメダルを取っていないことを、
とても気に掛けていたといいます。

男としての面子、夫としての面子でしょうか。
若さがモノを言う短距離種目では、今回の36歳の挑戦が最後です。

米国など強豪チームが失格するアクシデントもあり、
日本チームは理想的なバトンの受渡をして
悲願の銅メダルを獲得しました。

日本陸上界にとっては、男子トラック競技初の歴史的メダルですが、
朝原選手にとっては、ようやく妻と同じスタートラインに立てた
安堵のメダルだったのではないかと、勝手に想像しています。
他人事ながら、これからの朝原家安泰のためにも、よかったと・・・。

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 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第199回実戦ゼミ◆◇◆
    「北京オリンピック報道の舞台裏
         ―プレスアタッシェとして経験したこと」    
  ◇ゲストスピーカー:竹内浩氏
     (日本オリンピック委員会理事/
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  ◇日時:2008年9月3日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:9月1日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
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ワンセグテレビ

2008年08月25日 | 2008年
土曜日の午後、新宿に向かう埼京線で
空席だった私の隣に座った人がいました。
何か騒々しいと思ったら、ゲーム器のようなものでサッカーを見ています。

若い男性がイヤホンを耳にさしているのですが、音が洩れています。
というより、車内に実況放送がそのまま流れているのです。
ご本人はそんなこととは知らずに、画面を食い入るように見つめています。

私は新聞を読みながら、音が気になります。
男性の肩を叩いて、知らせることにしました。
驚いたような様子で、慌ててイヤホンをはずし、
何事かとこちらに顔を向けました。

「あの~、音が聞こえていますよ」
「えっ、おかしいな~」といいながら、イヤホンの差込口を確かめます。
ちゃんと差し込まれています。

私は、おせっかいにも手を出して、
差し込まれていることを確認しました。
「もしかしたら、この差込口はイヤホン用ではないかも知れませんよ」
「30分前に買ったばかりで、
まだ、使い方がよく分からないんです」

男性は裏側をひっくり返して、イヤホン機能のスイッチを見つけました。
「このスイッチを切り替えるようです。ありがとうございます」

初めて見る機器だったので、聞いてみました。
「これは小型パソコンですか?」
「ワンセグテレビです。FMとAMラジオも聴けます。録画もできるんです」

「うわ~、録画ができるんですか、すごいですね。メーカーは?」
「ソニーです。インターネットでいろいろ調べたら、
これが一番、評判がよかったんです」

ちょうど手の平に乗るコンパクトなサイズで、画像も鮮明。
「BRAVIA」とブランド名がついていました。
「さっきのサッカーは何の試合ですか?」
「オリンピックの決勝、アルゼンチンとナイジェリアです」

「どっちが勝ちましたか?」
「・・・え~と、アルゼンチンです」

「そうですか・・・日本男子は情けなかったですよね」
「力を出しきれなかったようで・・・」

「なでしこは素晴らしい試合をしていましたよね」
「そうそう・・・」

「陸上の400メートルリレーには、感激しました」
「あれは凄かった・・・」

男性がそわそわしはじめました。
次の池袋で降りるようです。
テレビをカバンにしまって立ち上がり、
「失礼します」といって出口に向かっていきました。

オリンピックのお陰で、知らない人と会話が弾みました。
アメリカだったら、ここでニッコリして
「お陰で楽しい時間を過ごすことができました。よい一日を!」などと
返事をしたかも知れませんが、ここは日本です。

勘違いされないように笑顔も作らず、頭を下げて男性を見送りました。
でも、ちょっと無愛想すぎたかも、と反省しました。

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死力を尽くして戦う姿勢

2008年08月22日 | 2008年
今日はどこにいっても、ソフトボールの話題です。
準決勝から3連投の上野由岐子選手の気迫のこもった投球に、
思わず見入ってしまいました。

ソフトバンク・王監督のコメント。
「すごいね、上野は2日で何球投げたの?
うちの投手は投げ込みが足りないんじゃないか。
一度呼んで話をしてもらわないといけないな」(産経新聞)

初のベスト4に進出したサッカーのなでしこジャパンも
ドイツに敗れたものの、立派な試合ぶりでした。

「コンディションがどうのとか言っている場合じゃない。
ここを逃して一体どこで頑張るのよ」
ドイツとの戦いを前に宮間選手はこう語ったそうです。

不甲斐ない結果だった男子の柔道、サッカー、バレーボール。
彼女たちが死力を尽くして戦うアスリートとしての姿勢に、
彼らは何を感じたでしょうか。

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IOC選手委員選挙

2008年08月21日 | 2008年
15日のブログに書きましたが、
ハンマー投げの室伏選手が立候補していた「IOC選手委員選挙」の
投票結果が発表されました。

時事通信によれば、室伏選手は29人中15番目で
残念ながら落選したとのことです。
同じ陸上競技から立候補してライバルと目されていた
110m障害の劉翔(中国)も選ばれず、
結局、陸上競技からは誰も当選しませんでした。

19人の委員のうち4人が改選され、次のオリンピアンが選ばれました。

水泳:アレクサンドル・ポポフ(ロシア)
テコンドー:文大成(韓国)
フェンシング:クラウディア・ボーケル(ドイツ)
バレーボール:ユミルカ・ルイザ(キューバ)

有効投票数7216のうち、最高得票数は韓国の文大成で3220票。
室伏は908、劉翔は1386でした。

スポーツ界での韓国の政治力が、この数字に表れているようです。

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ブログ通信簿(その2)

2008年08月20日 | 2008年
1日あいてしまい、失礼しました。

連日、テレビのオリンピック応援でちょっと疲れ気味。
ブログのテーマを探すのも億劫になり、
また「ブログ通信簿」をもらってみました。

◆ブログ性別:男性
 「どこが~」

◆ブログ年齢:23歳
 「若く思われるのはいいこと」

◆主張度:3
 「前回は『2』だったので、少しマシ」

◆気楽度:3
 「文章のスタイルがちょっと硬いからかも知れません」

◆マメ度:4
 「以前は『3』と判定されました。
 何も変えていないのに『4』に上昇しました」

◆影響度:3
 「前回と同じ。コメントやトラックバックの数からの判断でしょうか」

◆通信欄:あなたは「図書委員」タイプです。
 そのマメさでどんな仕事もこなせるでしょう。
 よく話題にしているスポーツの知識や経験を活かして
 スポーツ選手を目指しましょう。
 
 「オットット、『図書委員』とは。
  『どんな仕事でもこなせる』のは嬉しい評価です。
  でも、『23歳の男性』と判定されているわけで
  仮にこの年齢だとすると、スポーツ選手を目指すなんて、ちょっと無理。

  単なる“遊び”の通信簿にしても、かなり無茶ですよね。
  評価ソフトを手直ししたほうがいいのでは・・・などと
  つい提案したくなりました」

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“鳥の巣”は人々のために

2008年08月18日 | 2008年
北京オリンピックのメインスタジアム“鳥の巣”の建設過程を取り上げた
ドキュメンタリー映画を見てきました。

2年前のドイツ・ワールドカップの会場となった
ミュンヘンの「アリアンツ・アレーナ」を設計した
ヘルツォーク&ド・ムーロンが手掛けた施設です。

5年前のコンペで当選し、
正式式な契約を交わさないまま建設がはじまりました。
途中で予算を34%も削られ、
上部に設置する予定だった開閉式屋根は断念しました。

“巣”を形作る鉄骨をプラスチックにしては、という
とんでもない代案は受け入れませんでした。
様々な商習慣の違いを乗り越え、
複雑な構造のスタジアムは彼らの期待以上の建築技術で
完成しました。

座席数8万。(オリンピックでは臨時席を入れて9万1千)
日本最大の日産スタジアムが7万ですから
それを更に一回り大きくした施設です。
南北320m、東西297.3mと書けば
その巨大さが少しはお分かりいただけるでしょうか。

映画は主にインタビューで構成されていたため
スタジアムの内部など施設的なことはあまり分かりませんでした。
パンフレットによれば、レストラン、バー、ホテル、
店舗などが設置されているようです。

この映画で特に印象深かったのは、
彼らが、設計する地域の文化を深く理解しようとする姿勢です。
ヘルツォークとド・ムーロン(いずれもスイス人)の2人が
設計に当たって最も重視したのは、中国の歴史と文化、
そしてスタジアムが建設される地域(つまり北京)の人々の日常生活でした。

中国の古い壷にインスピレーションを得、
朝から町のあちこちで太極拳やダンスなどを楽しむ市民のために
あの奇抜で巨大なスタジアムを設計しました。

意外だったのは、
プロジェクトのアドバイザーとして参加した
国際的中国人アーティスト、アイ・ウェイウェイが、
「国家的事業としてのオリンピックには全く興味がない」と断言していたことです。

「100年来の夢だった」と、国の威信をかけて開催するオリンピックを
ここまで否定していいものかと、おせっかいながら心配してしまいました。

彼らが国家のためでなく、人々のためにと建設した“鳥の巣”は、
連日、中国という国の威信を世界にアピールする
絶好の場となっています。

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室伏、もう一つの戦い

2008年08月15日 | 2008年
オリンピックでは、後半の陸上競技が始まりました。
2連覇を目指すハンマー投げの室伏選手は
難なく1回で予選を通過して、期待が膨らみます。

ところで、室伏選手は今回、もう一つの戦いをしています。
IOC(国際オリンピック委員会)選手委員の改選があり、
これに立候補しているのです。

JOC(日本オリンピック委員会)は、英語、フランス語など
5カ国語でパンフレットを作成し、
日本各地で直前合宿を行っている外国選手にアピールしています。

北京時事によれば、今回から選手委員は1競技1人に限られることになりました。
強力なライバルは、同じ陸上競技から立候補している中国のスーパースター、
男子110メートル障害の劉翔選手です。

選手委員は参加1万1400余人の選手の投票によって選ばれます。
IOC委員はオリンピック開催地の投票権を持ち、
東京が立候補している2016年大会の開催地決定等も行ないます。

投票はすでに5日から行われており、締め切りは20日。
21日には結果が発表されます。

競技結果が大きく報道される中で、こんな地味な話題も、
実は大きな意味があるのです。
22日は、室伏選手のもう一つの戦いの結果にも注目してみてください。

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Jリーガーのお手本は

2008年08月14日 | 2008年
「三ッ谷さんには悪いけれど、
ヨーロッパのサッカーを見てしまうと、
日本のサッカーはレベルがまだまだで見る気がしませんね。
スポーツはやっぱり世界レベルが面白いですよね」

「それはそうですけれど、そんなこといったら、
世界レベルにないスポーツは、
全て見る価値がないということになりますよね」

「そうですね・・・・」

「でも、それではスポーツは成り立ちません。
いろいろなレベルがあっていいんです」

「でも、見るスポーツとしては、
やはりJリーグよりプレミアリーグです」

「まあ、それも分かりますが、
それなら何故、プロ野球よりレベルの低い高校野球に
皆あれだけ関心を持って見るんでしょう。

 試合を楽しむのは、単にレベルが高いからというだけではないと思います。
たとえば、自分の母校や出身県のチームであれば、
応援にも力が入り、楽しく見られますよね」

「そう言われれば、そうですね」

「要するに、自分のアイデンティティーと共通するチームがあれば
それなりに楽しめるものだと思います。
 Jリーグはチームの呼称に地域の名前を入れていますが、
それは地域の人に支えてもらうという意味なんです」

「自分たちの地名であれば、愛着も湧くわけですね」

「ただし、応援に値するチームには、ひた向きさが必要です。
Jリーグがスタートした当時の選手はひた向きで、
とに角、必死にプレーをしていました。
 だから“Jリーグ・バブル”などといわれるほどのブームになったんです」

「チケットがなかなか取れないこともあったみたいですね」

「ところが、最近はそのひた向きさが感じられない試合が多いんです。
選手たちのマナーにも問題があります。
 試合が終わった後に、相手選手や審判に挨拶しない選手が増えたと、
指摘する人もいます」

「そんな選手ではリスペクトもされないし、サッカー文化も育ちませんよね」

「水泳の北島選手は、今日の200m平泳ぎにも優勝しましたが、
盛んに支援してくれた人たちへの感謝の言葉を口にしていました。
まさに“アスリートの鏡”といってもいいですね」

「ところでオリンピックの男子サッカーは、残念でしたね」

「1勝もできないなんて、情けないですね。
でも、女子を見て下さい。
 シドニー五輪金メダルの強敵ノルウェーを5-1で圧倒して、
2大会連続の決勝トーナメントに進出です」

「男子の分まで頑張ってもらいたいですね」

「日本サッカーの歴史で、女子は新参者です。
そのせいか、いつも男子の陰に隠れて存在が薄いのですが、
選手たちのひた向きさにおいては、男子に負けていません。
 だから私は、Jリーガーが見習うべきは、なでしこリーガーだと思っています」

「そうなんですか」

「明日の準々決勝では、中国と対戦します。
男子と比べてボールのスピードが・・・などといわないで、
同じ日本人として、応援してください。
きっといい試合をしてくれるはずです」

(最近の知人との会話を基に、
ブログ読者からのお手紙の内容も入れてまとめてみました。
Tさんありがとうございました。)

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ああ“偽装大国”

2008年08月13日 | 2008年
感動した北京オリンピックの開会式。
ところが、次々にその「偽装」が明らかになっています。

開会式で革命歌を歌った9歳の少女は、実際には「口パク」で、
歌声は別の7歳の少女でした。

本人の歌声を流して「口パク」をするのは、
有名歌手のコンサートでも行なわれているようですが、
まさか別人の歌声とは・・・。

アサヒコムによれば、歌の選考では7歳の楊沛宜ちゃんが一番よかったのですが、
9歳の林妙可ちゃんは見た目がより可愛らしかったためだそうです。

責任者は「対外的なイメージと国益を考えて採用した方法だ」と
説明しています。

“鳥の巣”に向かう「巨人の足跡」の花火も、実はCGでした。
過去の花火の映像を合成したもの。

昨日の朝日新聞夕刊に、五輪関係者のコメントがありました。
「生中継する際、失敗しないために合成映像を使うことは
普通にあることだ」

そんなカラクリがあったなどとは、想像だにしませんでした。
中国製と見たら、どんなものでもまずはニセモノと思え!?

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 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第199回実戦ゼミ◆◇◆
    「北京オリンピック報道の舞台裏
         ―プレスアタッシェとして経験したこと」    
  ◇ゲストスピーカー:竹内浩氏
     (日本オリンピック委員会理事/
      北京オリンピック日本選手団プレスアタッシェ)
  ◇会場:アーリーズ・テラス(外苑前)               
  ◇日時:2008年9月3日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:9月1日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー
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オリンピックを支える企業努力

2008年08月12日 | 2008年
オリンピックでの選手の活躍の裏には
様々な形で支援する企業の姿があります。

日本のレスリングと柔道の選手のために、
JOC(日本オリンピック委員会)が北京市内に設けた
「選手専用トレーニング場」が用意されています。

北京時事によれば、ホテル内の体育館にレスリングのマットが置かれ、
柔道用には168枚の畳が敷き詰められています。
日中の市内は、大掛かりな警備でトラックの乗り入れが制限されているため、
マットや畳の搬入には四苦八苦だったそうです。

それを担当したミズノは、シドニー、アテネ五輪で自社製畳が採用されましたが、
今回は中国メーカーの畳です。
他社製品を設置する気持ちは、
水着の契約をしている水泳の北島選手に
スピード社のレーザーレーサー着用を認めた心境に通じるものでしょう。

それでも日本選手のため、企業の論理を封印して
トレーニング場の設置に奮闘したとのことでした。
そんな苦労もいつの日か、別の形で報われんことを。

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ロシアとグルジアの友情

2008年08月11日 | 2008年
オリンピックが開幕した8日、
ロシアのグルジア攻撃が始まりました。
グルジア政府は北京オリンピック選手団の引き上げをせず
選手は落ち着かない気持ちで試合に臨んでいます。

オリンピック3日目の射撃女子エアピストル。
ロシアのナタリア・パデリナ(ロシア)が銀メダル、
グルジアのニーノ・サルクワゼ(グルジア)が銅メダルを獲得し、
2人は表彰台では抱き合い、互いの健闘を称えました。

彼女たちは、かつて同じ「ソ連」の選手として、
国際大会に出ており、その時からの親友であったといいます。

ソ連という国があった1980年。
モスクワオリンピックを3ヵ月後に控えた5月に、
私はグルジアの首都トビリシを取材で訪れました。

当時、グルジアはソ連邦の一つの共和国でした。
モスクワの中央政府が強大な力で治めていたはずですが、
意外にもロシア語教育が強制ではないことを知りました。

現地の記者に聞いてみると、
「皆、小さい頃からテレビを見て、
いつのまにかロシア語を覚えてしまう」といいます。

オリンピックの銅メダリスト、サルクワゼ選手も、
きっとそうしてロシア語をマスターし、
ロシア人のパデリナ選手と語り合っているのではないかと想像しています。

彼女たちの友情が国同士の争いで傷つくことなく、
長く続いて欲しいと思います。

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素晴らしい開会式の意味

2008年08月09日 | 2008年
北京オリンピックの開会式を最後まで
4時間以上、見入ってしまいました。

中国4千年(ホント?)の歴史をベースに、
孔子の言葉を入れながらの古代楽器を使ったパフォーマンスや
複雑な三次元的動きを繰り広げる集団演技は、
これまでのオリンピックの開会式をはるかに凌ぐスケールと内容でした。

さすが、映画の世界で活躍する張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「作品」と、
思わずうなりました。
テレビの解説では準備に2年半をかけたとのことでした。

同じ社会主義の国、ソ連が開催した1980年のモスクワオリンピック。
ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して、
米国を初めとする西側諸国がボイコットをしたことで、
寂しい開会式でした。

スタンドに描かれた絵文字には
可愛らしい大会マスコット、小熊のミーシャが
大きな涙をポロリと落とす場面がありました。

そんな素朴な演出が陳腐に感じられるほど
北京の開会式は芸術的にも洗練された素晴らしい演出でした。

北京オリンピック「第1幕」。
まずはプロパガンダとしても大成功といえるでしょう。

(そうそう、日本選手団の服装は良かったですね。
シャツとパンツを白で統一。
黒(に見える)のジャケットでスッキリまとめていました。
いつもは「予選落ち」のデザインですが、
今回は「金メダル」をあげてもいいかも。)

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編集部員募集

2008年08月07日 | 2008年
【資格】四十歳くらいまでの経験者
【待遇】力量次第で朝日、日経並み
【応募方法】履歴書(写真添付)
職務経歴書を下記へ郵送してください。
書類選考の上、面接日を連絡します。
応募秘密は厳守いたします。
なお、応募書類は返却しません。

私が愛読している「選択」の今月号に、
こんな募集広告が掲載されていました。

待遇が「朝日・日経並み」というのは、
「かなりの給与」ということですよ。
私があと20歳若かったら、応募したいくらいです。

この雑誌の講読を勧めてくれたのは、新聞記者時代の先輩です。
20年以上も前のことだったと記憶しています。
「新聞社のデスクが書いた原稿もボツになる雑誌なんだよ」と
そのレベルの高さに注目していました。

キャッチフレーズは「3万人のための情報誌」。
「高級誌」を目指しているということですね。

毎号、興味を引かれる記事がコンパクトに整理されています。
7月号で私が読みたい記事はこんな見出しです。

<WORLD>
*「黒人」オバマは勝てるか
*「核戦略の心臓部」直撃した四川地震

<政治>
*北朝鮮に乗っ取られたサミット

<経済>
*三菱商事―資源高騰で空前の荒稼ぎ
*「排出権ビジネス」に精出す中国

<社会・文化>
*プロゴルファー杉原輝雄―「80」切れずに現役にこだわる
*亡国の「大学院教育」―「科学技術創造立国」の看板が泣いている
*都立松沢病院 荒廃する「精神科の総本山」

すっかり「選択」のPRとなってしまいましたね。
ただ、毎号、残念に思うことが一つあります。

「私の選択」というページで紹介する読者のコメントが、
男性ばかりなのです。
実際に、女性読者が少ないのかも知れませんが。

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