三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

Jリーグキックオフカンファレンス

2008年02月29日 | 2008年
Jリーグのイベントは、一般のスポーツ団体とはちょっと異なる名称をつけています。
今日、行なわれた「キックオフカンファレンス」もその一つ。
わかりやすく言えば「リーグ開幕記者会見」といったところでしょうか。

これまで「プレスカンファレンス」(記者会見)といっていたのですが、
今年から名称を変更しました。
J1、J2全33クラブの監督、選手代表が、今シーズンの抱負を語ります。

案内状によれば、招待者はメディア関係者約600名。
だいぶ以前の「プレスカンファレンス」には出席したことがありますが、
どんな様子なのか、久しぶりにのぞいてきました。

会場のザ・プリンス パークタワー東京のコンベンションホールでは
横長の大きなステージが造られ、後方にはテレビカメラ、
ステージ前中央にはスチールカメラマン用スペース。
その間を埋めるように椅子がぎっしり並んでいます。

開始の午後3時にはぎっしり満員の状態。
今更ながら、Jリーグへの関心の高さを実感しました。

「第1部」は映像で2007シーズンを振り返ったあと、鬼武健二チェアマンが登場。
その「役者ぶり」には目を奪われました。
舞台の袖に立って話を始め、舞台中央まで歩きながら
シーズン総括やイレブンミリオンについて語りました。

私も舞台の上で講演をすることがありますが、
全身を観客にさらして話をするというのは、落ち着かないものです。
まして歩きながらしっかりスピーチをするというのは、
素人技(?)ではないように思います。

「圧巻」は、33チームの監督が舞台いっぱい並んだ時です。
柱谷哲二(東京ヴェルディ)、長谷川健太(清水エスパルス)、
ストイコビッチ(名古屋グランパス)、加藤久(京都サンガ)、
リトバルスキー(アビスバ福岡)ら往年のJリーガーが
監督としてチームを引っ張っていることに、改めてリーグの歴史を感じます。

「わずか」と、今では形容したくなる10クラブでスタートしたJリーグは、
今シーズンからFC岐阜とロアッソ熊本がJ2に加わり、
J1「18」、J2「15」と初期の3倍以上のクラブ数となりました。

「第2部」は全クラブのブースが設置された部屋で
監督と選手がそれぞれ取材に対応しました。

それにしても、この大掛かりな「記者会見」。
「派手ですな。金(かね)をかけ過ぎですよ」ともらすクラブの社長もいましたが、
日本のプロスポーツを牽引していると考えれば、
プロ野球以上に多くのマスコミを引き付けるこの仕掛けは
意味あるものだと思います。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第194回実戦ゼミ◆◇◆
 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
  ◇ゲストスピーカー 市原則之氏
   (日本ハンドボール協会副会長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年3月11日(火)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
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観光地域経営フォーラム

2008年02月28日 | 2008年
午後3時から「観光地域経営フォーラム」発会式が、
霞ヶ関ビルで行なわれました。
21世紀のリーディング産業として期待される観光事業を、
地域主導で興していくことを目指しています。

私は52人の「ワーキング・アドバイザリー・ボード」の1人として参加しました。
研究者やプランナー、地域シンクタンク研究員などが名前を連ねています。
地域ビジネスモデル事業を推進するために
「実践的なネットワーク組織を構築し、
本事業の推進の一翼の担っていただく」のが役割と書かれています。

この組織は、財団法人社会経済生産性本部余暇創研(※)が設立したもので、
代表幹事4人のうち、3人の基調講演がありました。
(※「レジャー白書」をまとめているところ)

 「ツーリズムの革新と新たなビジネスモデル」
 東日本旅客鉄道株式会社相談役 須田 寛氏

 「観光による地域振興について」
 福岡県知事 麻生 渡氏

 「地域経営の手法とその革新」
 多摩大学経営情報学部教授 望月 照彦氏

居眠りをしつつもおぼろげに印象に残ったのは、
麻生知事が取り上げた「産業観光」の事例で、多くの観光客を集めているそうです。
昨年の県下施設の入場者ベスト5は次のとおり。

 アサヒビール博多工場 14万7千人
 キリンビアパーク    7万3千人
 日産自動車       6万4千人
 トヨタ自動車九州    5万人
 エコタウン(北九州)  2万3千人

昨今の観光客は、伝統的なお寺や神社に足を向ける人ばかりではなく、
従来の観光地の概念では捉えきれない様々な場所に
テーマを持ってでかけることが多くなっているそうです。

以前、スポーツをテーマにしたビジネスモデルとして
当社は「スポーツの里ふたば」を福島県双葉郡に提案しました。
これを各地の特質に合わせてアレンジし新たなモデルを作ることができれば、
なかなか面白そうなことになると思います。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第194回実戦ゼミ◆◇◆
 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
  ◇ゲストスピーカー 市原則之氏
   (日本ハンドボール協会副会長)
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スポーツ指導者の心構え

2008年02月27日 | 2008年
「実は、さっきまで日本サッカー協会の田嶋さんの講演を聞いていたんですよ。
やっぱりサッカー協会のシステムはすごいですね」

田嶋さんとは、田嶋幸三専務理事のこと。
渋谷で夕食を取りながらのミーティングの席に現れたM先生は、
資料として配布された「指導者養成事業ガイド」を回覧してくれました。

黒色の地に緑のピッチとスタンドのスタジアム写真。
シックな印象の表紙。初めて目にするパンフレットです。
何度も書いていることですが、
Jリーグは日本サッカー協会傘下の別組織で、
私は協会の活動については、機関誌で知る程度です。

今夜のミーティングのテーマは、目下、取り組んでいる調査事業の一つ
「子どものスポーツ指導者について」です。
ちょうど田嶋さんの講演のテーマと重なる部分があり、
興味深くパンフレットに目を通しました。

私たちがとても感心したのは、最後のページにあるこんな言葉でした。

 私たちは、全国各地の指導者の皆さんと次の言葉を忘れずに、
 私たちの目標、夢に向かって歩んでいきたいと思っています。

 大事なのは今日の結果ではなく、
 子どもが明日どういうプレーをするかを楽しみにする気持ちを持つこと
 ――イビチャ・オシム(日本代表監督)

 学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない
 ――ロジェ・ルメール(元フランス代表監督)

 ここにいる皆さん、指導者は選手の未来に触れているのです
 ――アンディ・ロクスブルク(ヨーロッパサッカー連盟テクニカルダイレクター)

一般的に「指導者養成事業ガイド」というと、
実用的なことだけでページが埋まっているのが相場だと思いますが、
大切なのは、指導者のこのような心構えです。

これからまとめようとしている私たちの「報告書」も、
このような言葉が入れられれば、ということで意見が一致しました。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第194回実戦ゼミ◆◇◆
 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
  ◇ゲストスピーカー 市原則之氏
   (日本ハンドボール協会副会長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年3月11日(火)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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女子は男子の5分の1

2008年02月26日 | 2008年
サッカーの東アジア選手権で、
男子日本代表は2位という残念な結果に終わりました。

不甲斐ない男子を尻目に大活躍したのが女子日本代表でした。
1981年に日本代表が結成されてから初のタイトルを獲得。
大野選手が得点女王。沢選手は最高殊勲選手に選ばれました。
さらにさらに、日本チームはフェアプレー賞も受賞。
素晴らしい!!(拍手)

今朝の朝日新聞によれば、川淵会長がなでしこジャパンに
1人あたり20万円の優勝ボーナスを支給することを明らかにしたそうです。

「東アジア選手権は女子の場合、アジア選手権と同じ。男子より勝つのが難しい」と
強豪の北朝鮮や中国を破っての初タイトルを高く評価しています。
さすが川淵さん、と思ったものの、続く記述にショックを受けました。

 通常は男子の10分の1程度のところ、
 「10万円ではかわいそう。20万円出す」と話した。

Jリーグは日本協会とは組織が異なるため、
日本代表の待遇については詳しく知りませんが、
男女とも同じ大会に出場しているのに、
優勝ボーナスが「通常は男子の10分の1程度」とは・・・。

20万円に倍増しても、よく考えればそれでも男子のたった5分の1。
なぜこんなに女子の評価が低いのでしょうか。
機会があれば是非、その理由を聞いてみたいところです。

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 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
  ◇ゲストスピーカー 市原則之氏
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インタビューで語れなかったこと

2008年02月25日 | 2008年
週末にゆっくり休んだので、何とか体調は回復しました。
金曜日のブログで、函館の人には「新聞を読んでください」とお伝えしました。

まだ、実際に新聞で確認できていませんが、
その他の地域の方は、読売新聞のサイト「YOMIURI LINE」に
記事が出ていましたので、こちら(←クリックしてください)でご覧下さい。

見出しは「久生十蘭『従軍日記』・・・自筆原稿、故郷へ」です。
私が著作権を継承している直木賞作家・久生十蘭の従軍日記の原本等を
函館市に寄付をするために、函館に出かけていました。

市からは、飾る場所に困るほど大きな額入りの感謝状をいただきました。
その後、5人の記者からインタビューを受けました。
一度にこれだけの記者を相手に話をした経験は初めてです。

十蘭は昭和3年(1928年)に上京した後、二度と故郷に戻ることはありませんでした。
函館に帰らない理由を、友人の常野友哉が同人誌「海峡」にまとめた原稿や、
柴田錬三郎が十蘭を「天才と確信している」と記した葉書のコピーを資料として配り、
それなりに準備をしていきました。

しかし、終わってみれば反省点ばかりが思い出されます。
昨秋、この「従軍日記」を講談社から出版したのも、
原本を故郷の函館市に寄付をしたのも、
久生十蘭という作家をより多くの人たち、特に故郷・函館の人たちに知ってもらい、
その作品を読んで欲しいからです。

ところが、YOMIURI ONLINEの記事にあるように
私が最後に語ったのは、従軍日記の読後感でした。
十蘭の故郷の人たちに伝えるべきことをいわずに、
“自分”が出すぎてしまいました。

従軍日記のあとがき「著作権継承者として」で全ての思いを書いているので、
同じことを繰り返して言わないよう私の意識が働きました。
これが素人の浅はかさというもので、
心の準備が十分ではなかったということでしょう。

文章であれば書き直しもできるのですが、
インタビューは後で訂正したり追加することはできません。

「従軍日記」を故郷に戻して、どうにか大役は果たしたものの、
肝心なことをきちんと語れなかった自分が情けなく、
久生十蘭の広報担当としては落第点です。

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お休みします

2008年02月22日 | 2008年
雪景色の函館から戻ってきました。
日帰りでちょっと疲れ風邪気味なので
今日のブログはお休みします。

函館にお住まいの方は、新聞の朝刊をご覧ください。

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今日はこんな一日

2008年02月21日 | 2008年
昨日から「勉強会」用の資料づくり。
今朝もその続き。
お昼は10分ほどで済ませて、品川へ。

2時前に会場に着いて、資料配布。
持参したパソコンをプロジェクターに接続しているうちに
打ち合わせの時間。

3時からが「勉強会」の本番。
内容は“マル秘”でお知らせできないのが残念ですが、
私が仕切って、予定の5時に終了。

参加者の一人が「今日はナビゲートをしてもらって、よかった」との感想。
前回は打合せが不十分で、ちょっと迷走気味でした。

その後、近くのイタリアンレストランで懇親会。
ビールが美味しかった~。
他の参加者も個々の話題で盛り上がり、
懇親会も合格点をもらったと思います。

明日は日帰りで函館出張。
「松前漬けか、お菓子を買ってきて」と妹に頼まれています。

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“中東の笛”の背景

2008年02月20日 | 2008年
すっかり有名になった“中東の笛”。
昨年9月に中東寄りの判定で行なわれたハンドボールの北京五輪アジア予選が、
日本と韓国の抗議により前代未聞のやり直しとなりました。

1月末の東京での再試合では、
残念ながら日本は代表権を得ることはできませんでしたが、
中東を相手に再試合を実現させた日本ハンドボール界の交渉力に大きな注目が集まり、
連日の報道で今やハンドボールは日本リーグにファンが殺到するほどのブームを
巻き起こしています。

3月11日の第194回実戦ゼミでは
今回の交渉で中心的な役割を果たされた日本ハンドボール協会副会長の市原則之さんに、
その背景や現状、今後の課題等についてお話をうかがいます。
ご関心のある方は、是非、どうぞ。

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 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
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ところでお年は?

2008年02月19日 | 2008年
「女性に年齢を聞くなんて、失礼よ」という女性がいます。
シンポジウムや音楽会のプログラムで、
女性だけ年齢が書かれていないことがよくあります。

男性は全員、堂々と年齢が書かれています。
女性だって、堂々と年齢を公表すべきではないかと思います。

ところで最近、二度ほど新聞記者のインタビューを受けました。
最後に「ところで三ッ谷さん、お年はおいくつですか」という質問。
以前ならスラスラ答えていたのに、口ごもってしまいます。

「(ウッ・・・声は出ていない)ハハハ・・・60歳デス」
「そうですか」
(それ以上、聞いていないのに)
「そうなんです、ワハハ・・・還暦なんです」
面白くもないのに、何故か笑いながら答えています。

数日後、別の新聞の女性記者から。
「失礼ですが、お年はおいくつですか」
「・・・え~と・・・」
「生年月日でもいいですよ」
「昭和22年8月・・・(どうせ、年齢早見表で確認するんでしょ。)
1947年。そうです、60歳です。カンレキです。(フー・・・ため息)」

私としたことが、堂々と年齢を言えないなんて、予想だにしていませんでした。
「60歳。知らない人が聞いたらやっぱり年寄りだと思うだろうな~」などと
気にしています。

「今の年寄りは皆、若いから気にすることないよ」と、妹に慰められ
「そうか」と、ちょっと気持ちが軽くなりました。
それにしても、私も年齢にこだわる女性だったことがわかり、戸惑っています。

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なでしこジャパン育児サポート制度

2008年02月18日 | 2008年
すでに新聞等で報道されているので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
1月18日に行なわれた(財)日本サッカー協会理事会で承認された
「なでしこジャパン育児サポート制度」の詳細が
機関誌(JFA news)最新号(2月号)に掲載されているので、
ご紹介しましょう。

「目的」には、こう書かれています。

選手が母親になっても、なでしこジャパンの活動に参加し、
集中できる環境を整えることにより、なでしこジャパンの強化を図る。
さらに、将来的な安心や希望を女子選手たちに与え、女子サッカー全体の活性化を図る。

女性がスポーツ選手として活動を継続する場合、
男性にはない様々な障害に直面します。
結婚、出産、育児。
その度に、どちらを取るかという選択を迫られるのは、
仕事を持つ女性と同じです。

仕事か結婚か。
スポーツか結婚か。

仕事か出産か。
スポーツか出産か。

仕事が育児か。
スポーツか育児か。

その度に、多くの女性は悩み、そして仕事やスポーツを諦めてきました。
何とか続けながら、家庭や子どもを犠牲にしていいのだろうかと
事あるごとに悩む女性も少なくありません。

日本サッカー協会が、子どもを持つ女子選手への育児サポート制度を導入したことは
画期的ということができるでしょう。

「概要」は次の通りです。

なでしこジャパンの合宿・遠征に、
選手の子どもと子どもの対応をするベビーシッターを帯同させ、
それにかかる費用をJFAが負担する。

「選手の家庭環境」として、
・選手(母親)と離れて過ごすことがまだできない子どもがいる。
・子どもを置いて、なでしこジャパンの活動に参加することが不可避の事情によりできない。

子どもの年齢は「1歳6ヵ月以上3歳以下」となっています。

議論の末に決められたことなのだとは思いますが、
「1歳6ヵ月以下」はどうなのかと、気になるところです。
あまり小さい子どもについては、
合宿や遠征に連れて行くのは無理という判断なのでしょうか。

また、「3歳以上」であれば、
母親の不在について説明すれば理解できるということなのでしょう。

細かいことはさて置き、小さな子どものいる女子選手には、
ありがたい制度なのではないかと思います。
現に、宮本ともみ選手が昨秋、JFAのサポートで1歳の息子さんを
海外遠征に連れて行きました。

しかし、「女性に伝統的な役割を押し付けるものだ」と反対する人もいます。
育児は母親がするべきものと決め付けることになる、というのです。

父親が、母親と応分の役割を果たすべきだという考えも分からないではありませんが、
現実問題として、それを心の底から納得している男性が多くない(ですよね?)現状では、
負担がかかる母親をサポートしてあげるのは、よい制度なのではないかと思います。

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良心的エージェント

2008年02月15日 | 2008年
今日は「第193回実戦ゼミ」。
「スポーツ選手のマネジメントビジネス 
 -ザルツブルクで活躍する宮本恒靖選手を例に」がテーマです。

ゲストスピーカーは、宮本選手の代理人を務める大野祐介さん。
日本サッカー協会認定選手エージェントです。
2006年9月に続き2回目の登場となります

宮本選手は、オーストリア行きに際していくつかの目標を立てました。
その一つがドイツ語の習得。
移籍して1年。今では現地テレビ局のインタビューに
通訳なしで答えるまでに上達しています。
その様子を映像で紹介してくれました。

年末に日本に帰ってきた時には、入院中のオシムさんと
ドイツ語で1時間あまり話をしたといいますから、なかなかのものですね。
(ちなみに大野さんはオシムさんの代理人でもあります。)

所属するのはオーストリア1部リーグ強豪の「レッドブル・ザルツブルク」。
「レッドブル」という名称は栄養ドリンクのブランド名です。

リポビタンDを参考に開発され、年間売上は4千500億円。
ウィキペディアで調べてみると、
エナジードリンクでは世界最大のシェアを誇っています。

F1や米国メジャーリーグサッカー、アイスホッケーチームのスポンサーのほか、
エアレース・ワールドシリーズ(曲芸飛行のような飛行機によるレース)を主催しています。

「オーストリアの中で唯一、アメリカ的マーケティングを展開しているので、
居ながらにしてこれを学ぶことができる」ことも、移籍の際の大きなポイントでした。
宮本選手は日本のプロスポーツ経営にも関心を持っているそうです。

海外で活躍する日本の選手が増えてきましたが、
ピッチの外の、こうしたビジネスにまで関心を示している選手は、あまり聞きません。

先月、宮本選手は左腿の裏の靭帯を傷めて、現在はリハビリに励んでいます。
そこで痛感するのは、日本とのスポーツ医療の違い。
この経験もキャリアに活かしていこうと、全てに前向きです。

宮本選手がこんな姿勢で海外での選手生活を送ることができるのは、
大野さんのアドバイスやサポートがあるからでしょう。

「でもエージェントというのは、『悪徳エージェント』という言い方があるくらいで、
どうも語感が悪いんです。
僕は選手としてのキャリアを一緒につくっていく
『パートナー』といっているんですよ」と大野さん。

お話をうかがう限り、大野さんは選手の引退後の人生までを視野に入れながら、
選手と共にいかに充実した現役生活を送るかを真剣に考えていく、
「良心的エージェント」だと改めて思いました。
             
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あとは選手が活躍するだけ

2008年02月14日 | 2008年
今朝の日刊スポーツを読んでいたら、ナショナル・トレーニング・センターに
まつわる話題が4本も出ていました。
世界の頂点を目指して、様々なことが行なわれています。

●すっかりお馴染みになった男子ハンドボールが、合宿の様子を公開しました。
目下の注目度はメジャースポーツ並み。
バーベルのプレートを抱えて腹筋を鍛える宮崎選手の写真入りです。

●エリートコーチ養成を目的にしたナショナルコーチアカデミーが開講中で、
13日は、全7日間のうちの6日目。
各競技団体の専任コーチが、日本サッカー協会田嶋専務理事らの講義を受けました。
受講したコーチのうち、ホッケーの恩田氏は68歳、卓球の近藤氏は64歳。
いずれも日本女子代表監督を務めており、40年ぶりの講習会参加だそうです。

●陸上競技では、23歳以下の男子長距離研修会を開催しました。
14日には隣接する国立スポーツ科学センターで
体力、動作、体形、血液の測定をして、アフリカ選手との差をを比較検討する予定。
具体的には、最大酸素摂取量、モーションキャプチャーによる動作解析、
MRIによる筋肉の太さ測定などです。

●日本テニス協会が、室内コート4面を公開しました。
特に協会が力を入れた2面の赤土コートは、フランスから職人を呼び寄せて
全仏オープンと全く同じものを造ったそうです。

・・・・と、こんな具合。
立派な施設と測定機器が揃い、ソフトも着々と蓄積。
あとは選手たちが北京で活躍するのを見るだけですね。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第193回実戦ゼミ◆◇◆
「スポーツ選手のマネジメントビジネス(その2)
   ―ザルツブルクで活躍する宮本恒靖選手を例に」
  ◇ゲストスピーカー 大野祐介氏
   (日本サッカー協会公認選手エージェント、株式会社アスリートプラス社長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年2月15日(金)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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スポーツ情報マスメディア研究所

2008年02月13日 | 2008年
仙台大学が3月に「スポーツ情報マスメディア研究所」を開所することになりました。
9日付の河北新報で、昨春、開設されたスポーツ情報マスメディア学科の勝田隆学科長が
こう語っています。

「スポーツ情報の収集や加工、分析のノウハウやインフラなど、
大学の資源を使いやすい形でダイレクトに学外に提供する。
いわば大学病院のようなイメージ」

「大学病院のようなイメージ」というのが少々ピンとこないのですが、
スポーツ情報に特化した組織の設立は、大学レベルでは国内初だそうです。
国立スポーツ科学センター(JISS)や在仙マスメディア、行政など協力関係にある組織のほか、
プロスポーツや学校の運動部、総合型地域スポーツクラブなどと連携して、
次のようなテーマで研究を展開します。

(1) 映像や活字のニュース制作
(2) プロ、アマ問わず競技力向上のための情報戦略の構築
(3) 若手有望選手の発掘と育成 など

具体的には、競技力向上のため競技映像の編集や動作分析など
戦略的な活用方法をスポーツ指導者に指南する講習会を実施。
また、メディア対応や論理的思考、IT(情報技術)を使いこなす能力を
選手に身に付けてもらうプログラムの開発、提供などを想定しているとのことです。

これらの研究活動には、スポーツジャーナリストや
情報分析スタッフを志すスポーツ情報マスメディア学科の学生、教員も参加する予定で、
国内で緒に就いたばかりのスポーツ情報研究の学問的な体系化を目指すと
記事に紹介されています。

仙台大学の学長は向井正剛さん。
Jリーグがスタートする2年前、日本サッカー協会の「プロ対策本部」の諮問機関として
「アドバイザリーボード」が設置されました。
この時、メンバーとしてご一緒したのが、
当時、文部省体育局主任体育官だった向井さんでした。

同研究所が国立スポーツ科学センターと協力関係にあるのも、
学長が文部官僚だった向井さんならばこそなのだと思います。
スポーツ情報にかかわる身として、 研究所の今後には大いに注目しています。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第193回実戦ゼミ◆◇◆
「スポーツ選手のマネジメントビジネス(その2)
   ―ザルツブルクで活躍する宮本恒靖選手を例に」
  ◇ゲストスピーカー 大野祐介氏
   (日本サッカー協会公認選手エージェント、株式会社アスリートプラス社長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年2月15日(金)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com

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横井茂バレエ・リサイタル

2008年02月12日 | 2008年
チケットがあるというので、新国立劇場中ホールで開催されたバレエのリサイタルを見てきました。
「舞踊生活60周年」というサブタイトルがついています。
バレエの世界には疎いので聞いたことのない名前の人だったのですが
チラシに印刷された略歴を見て、大御所であることを知りました。

1930年 東京生まれ。父は能楽宝生流17代家元の宝生九郎。
能楽師の家に生まれたものの、18歳で小牧バレエ団に入団し、
それ以来、西洋の舞踊の世界で活躍されているようです。

現在は大阪芸術大学名誉教授、舞踊作家協会会長、全日本洋舞協会会長、東京バレエグループ主宰。
80歳近い年齢ですが、最後に舞台に出てきた姿は颯爽としていました。

肝心のバレエがどうだったかも、お伝えしなくてはいけませんね。
三本立て。映画ではないので、こうは言わないのかも知れませんが、いずれも創作バレエです。

「限りなき白へ」 曲:ヘンデル
「夕映えに」 曲:R.シュトラウス
「トロイの木馬」 曲:ベルリオーズ

どれも素晴らしかったのですが、特に最後の「トロイの木馬」は
現代に置き換えた舞台で度肝を抜く演出がありました。
5台のオートバイが轟音を立てて舞台を走り抜けるのです。
ウエストサイド物語からの着想かも知れません。

10人以上の男性バレエダンサーが登場します。
通常のバレエでは、男性はいつも女性の添え物のように1人か2人しか出てきません。
ところが、この作品では迷彩服の衣装を着た男性がズラリと並んで群舞します。

一体、どこからこれだけの男性ダンサーを連れてきたのだろうかと、
隣に座っていた兄に話しかけると
「バレエ界の大御所だから、弟子をかき集めればくらでもいるんだろう」という答え。
素人同士のオシャベリですから、勝手な想像です。

素人はさらにどうでもいいような細かい事が気になります。
数人の男性が眼鏡をかけて踊っているのです。
「眼鏡をかけてバレエを踊るのを、初めて見た!」と、妙なところに感心してしまいます。

そんなことはともかく、しなやかな身のこなしと華麗な踊りは、さすがバレエのダンサー。
幕が下りた時は、前2作を凌ぐの拍手の嵐でした。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第193回実戦ゼミ◆◇◆
「スポーツ選手のマネジメントビジネス(その2)
   ―ザルツブルクで活躍する宮本恒靖選手を例に」
  ◇ゲストスピーカー 大野祐介氏
   (日本サッカー協会公認選手エージェント、株式会社アスリートプラス社長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年2月15日(金)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
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添付ファイルが読めません

2008年02月08日 | 2008年
3連休を前に、ちょっと忙しい仕事が入っています。
それに関連して、届いたメールの添付ファイルを開けると、
文字化けしています。

使用中のウィンドウズ2000ではまずいのかと思い
XPの入っている別のパソコンで再度、トライしようとしたのですが、
ウィルスバスターのバージョンアップをしていなかったため
更新にかなりの時間がかかってしまいました。

ようやくバージョンアップして、あらためてメール受信をして
添付ファイルを開けたのですが、文字化けは変わりません。
諦めて、別の方法で送ってくれるようメールを送りました。

文字で説明すると大したトラブルではないと思われるかも知れませんが、
生産性のないこのような作業は疲れるものですね。

週明けからは会議ばかり続く日々。
楽しいことを見つけたいと思います。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第193回実戦ゼミ◆◇◆
「スポーツ選手のマネジメントビジネス(その2)
   ―ザルツブルクで活躍する宮本恒靖選手を例に」
  ◇ゲストスピーカー 大野祐介氏
   (日本サッカー協会公認選手エージェント、株式会社アスリートプラス社長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年2月15日(金)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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