三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

「鍛える!」

2009年04月30日 | 2009年
仕事に追われて、ブログを書く時間がとれず
ちょっと間があいてしまい、失礼しました。

今日、小学館から1冊の本が送られてきました。
開いてみると石原都知事と
日本バレーボール協会名誉会長の松平さんの対談集です。

タイトルは「徹底討論 鍛える!」
その横に「嫌われても憎まれても果たすべき大人の役割」の
サブタイトルがついています。

中に松平さんからのお手紙がありました。
この本は、雑誌「正論」での連載対談を構成しなおし、
加筆したものだそうです。

以下、目次です。

まえがき 国家蘇生のために 石原慎太郎
第1章 わが人生の原点
第2章 敗戦日本のトラウマ
第3章 国家と戦争とスポーツ
第4章 本気と責任を取り戻そう
第5章 若者育成の極意
最終章 日本再建のために
あとがき 真のリーダーとは 松平康隆

石原さんと松平さんという異色の組み合わせですが、
生まれは石原さんが昭和7年、松平さんが昭和5年で、同世代です。
「あとがき」で、松平さんが石原さんとの共通点をこう書かれています。
「お互い不人気を覚悟しての発言、行動を貫いてきたことだ」。

石原さんの、時に高圧的な物言いは受け入れ難い時がありますが、
昔から懇意にさせていただいている松平さんと
意気投合されたようです。

松平さんが語られている内容は
ミュンヘン五輪で金メダルを獲得した男子バレーボールチームの
エピソードが多いようですが、
果たして石原さんはそれにどんな感想を述べられているのでしょう。
この休みに読んでみようと思います。

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今どきの若者

2009年04月24日 | 2009年
「マジっすか~」
「先輩っ、それってないっすよ~」
午後8時。
クラブ活動が終わったのでしょうか。
大学から最寄の駅まで、
学生に埋もれてバスに揺られながら、
不思議な気分になりました。

仕事では中年以上の男性を相手にすることがほとんどで、
若い人と話をすることはほとんどありませんでした。
ですから、若者であふれる大学のキャンパスは新鮮です。

研究室の眼下に見えるフットサルコートで、
昼休みには男女の学生が、一緒にボールを蹴っています。
「若さっていいな~」などと、改めて自分の年齢を思います。

「今どきの若者」などという言いかたがありますが、
私が授業で出会う若者は、皆、真剣に私の話に耳を傾けてくれます。
「今はネコをかぶっているだけ。そのうち本性がでてきますよ」という
ベテランの先生がいますが、それはそれで楽しみ。

最近の若者たちを見て感じたことが一つ。
美男美女で皆オシャレです。
日本人ってこんなにイケメンばかりだったのかと、驚いています。

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女性にお任せ

2009年04月23日 | 2009年
最近、ちょっと変わったツアーが人気を呼んでいるそうです。
今日の日経新聞夕刊には「大人が楽しむ国会見学ツアー」
という記事が出ていました。

60~70歳代が中心だそうで、多い時には1万人もの見学者が
訪れることもあるようです。

衆院見学とホテルのランチバイキングをパックにしたお値段は
平日5,800円、休日は6,800円です。
ちなみに男女の比率は男性4割、女性6割だとか。

お堅いテーマのツアーですが、やはり女性が多いのですね。
コンサートも展覧会も女性が大半ですが、
それにしても女性の行動力と好奇心は衰えを知りません。

落ち込みの激しい日本経済を活気づけるのは、
やはり元気なオネエサン、オバサン、オバアサンではないでしょうか。

すっかりくたびれきった男性たちにはちょっと休んでいただき、
難問の解決を女性たちに任せてみてはいかがでしょうか。

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スポーツは不滅です

2009年04月22日 | 2009年
いつものように、この時期は3月末の年度末が締切となっている
調査研究の報告書のまとめに追われています。
(期限が過ぎているのですが。)
折角の桜も、結局は窓から見るだけでした。

今日は、たまたま近所の団地の中を通り抜けて
出かける用事がありました。
あちこちの花壇には花が咲き乱れています。
30センチほど紫色のフジの花が、見事でした。

気温が20度を越すようになると、
植物が一斉に活気づいて、成長も早まるように見えます。

昨年のリーマンショック以来、
直接的な被害が最も少ない日本が、
世界で最も景気の落ち込みが激しいそうです。
気分に流れやすい気質の国民だからかもしれませんね。

西武鉄道のアイスホッケーや、NECの男子バレーボールの廃部は
とても残念なニュースですが、いくら景気が悪くなっても、
日本人の生活からスポーツが消えてしまうことはありません。

それはつまり、スポーツを支える産業が
いくら景気の波に影響されたとしても、
無くなることはなということです。
悲観的に考える必要は全くありません。

これからのスポーツ産業の方向に思いを巡らしながら、
こんなことを報告書の一行に入れようかと考えています。

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東京に欠けているもの

2009年04月21日 | 2009年
このところ連日、マスコミで詳しく伝えらたのが
IOC(国際オリンピック委員会)評価委員による
2016年夏季五輪候補都市・東京の視察。

石原都知事以下、招致活動の関係者は
評価委員会のメンバーを最大限のもてなしで迎えたようです。

新聞報道によれば、石原都知事は
「手応えがあった」「成功裏に終わった」等、自信を見せたとあります。
しかし、ここで気になることが一つ。
評価委員会による評価は、最終的な結果にはあまり関係ない、という点です。

2014年の冬季オリンピック開催都市として評価委員会が高く評価していたのは、
韓国の平昌(ピョンチャン)でした。
それを覆したのは、IOC総会の会場に乗り込んだ
プーチン大統領でした。

総会が行なわれる会場の建物に入ってきた瞬間、
ロビーの雰囲気が変わったとといいます。
それだけ存在感があったということでしょう。
施設はほとんど出来ていない状況にもかかわらず、
フランス語によるプレゼンテーションで
IOC委員に好印象を与えたと聞きます。

以前、評価委員会委員長をされていた猪谷千春IOC副会長によれば
「評価委員会が高得点をつけた都市は、
なぜか最終的には選ばれない」ということです。
評価の結果に一喜一憂する必要はない、ということですね。

とはいえ、ライバルのシカゴには、オバマ大統領という“強敵”がいます。
プレゼンテーションに出席するかどうかはわかりませんが、
東京が勝ち残るためには、
世界にアピールする人物の起用が不可欠です。

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年齢差別の国

2009年04月17日 | 2009年
ある団体の事務局で、人手が足りないというので
友人を紹介してみました。
「それは有難いことです。ところでその方はおいくつですか?」
「確か、58か59だと思います」
「・・・そうですか。一応、上司に聞いてみます」
やはり、定年ちかい年齢ではむずかしようです。

ところで日本の企業は、一般的に60歳が定年ということになっています。
一方、「日本は終身雇用の国」ともいわれています。
しかし、「終身」というからには、「死ぬまで」雇用しなくてはならないのに、
60歳になると定年退職しなければなりません。

「アメリカこそ終身雇用の国だ」と、兄はいいます。
性別だけでなく、年齢でも差別してはいけないのだそうです。
そういわれてみると、日本では年齢を基準に雇用することが
当たり前になっています。

私が大学卒業を目前に就職活動をしていた40年前は、
性別でも差別されていました。
女性が就職試験を受けられる企業の募集要項には
「女子可」の赤いゴム印が押されていました。
大学の事務室前の廊下に張り出された何十枚もの張り紙に
「女子可」はほんの数枚しかありませんでした。

その後、男女雇用機会均等法ができて
「男子のみ」とか「女子のみ」という性別の表示はなくなりました。
パート募集のチラシには「女性が活躍しています」と
暗に女性向けの職場であることが分かるような説明があったりします。

しかし、年齢については未だに公然と差別されています。
「60歳以上可」は、ビルの清掃かマンションの管理人くらい。
まさに「年齢差別」の国だと痛感します。

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F組・G組の皆さんへ

2009年04月16日 | 2009年
今日の「基礎演習」はどうでしたか?
私の学生時代は、「基礎演習」と呼ばれる授業はなく、
一体、どのように進めればいいのか、ずっと悩んでいました。

大学生に「資料の調べ方」や「レポートの書き方」を
いちいち教えるものなのか、戸惑いながらも
まずはお互いの自己紹介からと思って、
今日のような内容になりました。

ただ、私としては「スポーツ健康産業」について
サワリだけでもお話ししようと思って
2種類の資料を用意していましたが、
ちょっと時間がありませんでした。

次回はそれもお話ししたいと思います。
スポーツビジネスに関する話題に事欠きませんので、
今日のようにどしどし質問してください。

私は4月1日のこのブログで「まだ見ぬ恋人たち」と題して
皆さんのことを書きました。

私にとっては何もかもが初体験ですが、一緒に授業を盛り上げて、
実のあるる授業にしていけたらと思っていますので
よろしくお願いします。

(これからは大学のサイトを活用できるよう、
ちょっと資料をチェックしてみます。)

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荒木田さん、頑張ってますね!

2009年04月15日 | 2009年
IOC(国際オリンピック委員会)から
評価委員会のメンバー13人が来日しました。
2016年の夏季五輪会場として東京が相応しいかどうかを
視察し評価するためです。

委員長はロサンゼルス五輪女子陸上400メートルハードルに優勝した
ナワル・ムータワキルさん。
モロッコ出身でアラブ女性初の金メダリストです。

女性スポーツの推進を謳っているIOCは、
2005年までに役員の20%を女性にすると宣言したものの
いまだにその数値に達していません。

とはいえ、オリンピック候補地の視察という重要な役割の責任者として
女性を起用したことは、評価できると思います。
かつて日本を含むアジア諸国の女性陸上関係者が集まって
「是非、ムータワキルさんをIOC委員にしよう」と
活動していたことがありました。

そして今回、ムータワキルさんは各国のIOC委員を率いての来日です。
迎えた日本側には、招致委員会理事でJOC理事の
荒木田裕子さんがテレビの画面に写っていました。
モントリオール五輪の女子バレーボールで活躍した
金メダリストです。

英語とドイツ語に堪能で、
日本が誇るべき女性オリンピアンの1人です。

大半の役員が男性という組織の中で、
荒木田さんが活躍している様子に、
思わず声をかけたくなりました。

「荒木田さん、頑張ってますね!」

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驚きのアクセス数

2009年04月14日 | 2009年
このブログサイトでブログを書いている人の合計は
13日現在、121万3千361人です。
毎日、400~500人ずつ、ブロガーが増えています。

アクセスランキング1万位以内に入ると、
順位が表示されます。
私のブログの場合、サッカーの話題になると
グンとアクセス数が増えます。
特にタイムリーな話題の場合、それが顕著です。

ところが先週あたりから様子が変わってきました。
あまりサッカーの話題に触れていないのですが、
以前はほとんどが番外だったのに、
先週は8千番台が続き
昨日(13日)には一気に2千番台に上昇しました。

面白いことを書いた記憶がないので
ちょっと不思議に思っています。
もしかすると、大学の関係者が
読んでくれているのかも知れません。

毎日、話題探しに悩みながら書いているのですが、
こうして数字が表示されると、
少しだけ元気が出るものです。
(皆さん、ありがとうございます。
よろしければコメントもどうぞ!)

今日は大学の教授会がありました。
公表できるものはほとんどないのですが、
1つだけ、気付いたことがあります。

「教授会」というと、何かとても偉そうなことが
語られていると思っていたのですが、(私だけかも)
要するに「大学の職員会議」ということが分かりました。

大学運営にかかわるあらゆることが、俎上に上ります。
ビジネス関連のミーティングや、
スポーツ団体の委員会・理事会等とも異なるもので、
全てが新鮮です。

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新しいスタートの季節

2009年04月13日 | 2009年
数日前の表参道駅で。
地下鉄の乗り換えで階段を上っていた時に、
目の前の新品の黒い革靴が目に入りました。

見上げれば、ダークスーツがまだ体に馴染んでいない若者。
社会人1年生のようです。
どんな大人になっていくのでしょうか。

今朝の電車で。
男の子の泣き叫ぶ声が車内に響き渡りました。
ドアのところにいた私のところに、近づいてきます。

紺色の制服と帽子をかぶり、ランドセルを背負った男の子が
若いお母さんに「ハッパの電車じゃないよ~」と
駄々をこねています。

私の隣に並ぶように立ったので母親に「大変ですねー」と声をかけると、
「いつもの電車ではないと、いっているんです」と困った表情。
男の子に「この電車じゃないと遅れるの」といい聞かせています。

小学1年生のようです。
それまで気ままに育ってきた幼児に
時間や規則を守ることを教えるのは大変なことだと
つくづく思いました。

母子は、次の駅で降りました。
「ハッパの電車」というのは、「都営地下鉄」の車輌のことのようです。
緑色のイチョウのマーク(都の紋章)が
「ハッパ」に見えないこともありません。
ちゃんと、学校に間に合ったでしょうか。

赤の他人といえばそれまでですが、
それぞれの新しい人生も、ちょっと気になるこの頃です。

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初めての授業

2009年04月10日 | 2009年
「教える」のではなく「できるようにする」。
これが大学の教育なのだそうです。

一体、私は大学で何をどのように教えたらいいのかと
あれこれ思い巡らしていた時、
新任教員研修会で総長がこう話されました。
今の大学教育は大きく変わっています。

私の大学時代はどうだったかと記憶をたどると、
先生は一方的に講義をし、
学生たちは必死にそれをノートにとり
内容を理解しようと勉強していたように思います。

そういう授業は昔の話。
今は学生の理解度に合わせて、
様々な機材の使用も推奨されています。

今日は「女性とスポーツ」の初めての授業でした。
先週の日曜日、
JATAC(ジャパン・アスレティック・トレーナーズ協会)総会で
同じようなテーマで講演をしたばかりです。

その時に使ったパワーポイントの資料を元に
今日の授業を考えていたのですが、
初対面の学生には、まず私の経歴を話したほうがいいと思って、
そちらに比重を置きました。

途中で息抜き代わりに質問が無いかと聞いたところ、
「先生、話が長すぎます!」という声が。
思わず時計を見ると、まだ30分以上、時間が残っています。

「時間オーバーは学生に評判が悪い」と
先生をしている友人から聞いていますが、
まさか30分も早く切りあげるわけにもいきません。

1回目の授業はまだ正式な授業登録もしていないので、
他の先生はもっと早めに終わっていたのかも知れません。

午後の授業はよく寝ていたことしか思い出せない自分を思い出し、
もう少しリラックスして授業を進めた方がよいかな、と考えています。

丘の上の校舎から、山奥のような暗い道をバス停まで歩きながら
ふと上を見上げると、都心では見慣れない星がいくつも瞬いていました。

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和風で勝負

2009年04月09日 | 2009年
近くの商店街の街灯に
「2016●TOKYO」の赤いバナ―が取り付けられました。
東京は、14日に来日するIOC(国際オリンピック委員会)の評価委員会を
「歓迎」しようとムードの盛り上げに必死です。

今日の朝日新聞夕刊によれば
海外コンサルタントから「その時に日本で一番偉い人と思って
対応するように」との助言を受けているそうです。

滞在中に1回だけ許されている歓迎パーティーは
首相主催の晩餐会として、赤坂の迎賓館で行なわれます。

東京がIOCに提出した立候補ファイルは
招致のロゴマークにあわせて、徹底的に「和風」にこだわっていました。
先月の当社マーケティング研究会で
竹田JOC会長が実物を見せてくれました。

厚さ5センチほどのファイルは分冊になっていて、
それぞれ和紙に印刷され、1冊ずつ丁寧に和綴じにされていました。
それを風呂敷に包んで、IOC本部や各国のIOC委員に送ったそうです。

迎賓館は天皇や首相の賓客でないと使えない特別なところなのですが、
海外から見れば洋風建築は「ヨーロッパの模倣」でしかありません。

「東洋風すぎると、北京五輪を連想させてマイナス」との意見があったそうですが、
ファイルにあれほどこだわったのですから、
ここもひとつ純和風で勝負した方が、印象が強くなるのではないかと思います。

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蘇れ!名門クラブ

2009年04月08日 | 2009年
先ごろ、Jリーグ・東京ヴェルディの株主総会で
社長が交代しました。
退任した会長兼社長のコメントを新聞で見て
思わず目を疑いました。

未だに経営のパートナーを見つけられない状況だそうですが、
その理由は、チームの名称に企業名を出せないから、というのです。

企業名が露出できなければ、何のメリットもないという理論は、
地域で支えられるクラブ作りを提唱するJリーグの理念とは
相容れないものです。

設立当初からの読売新聞とJリーグ
(というよりナベツネさんと川淵さん)の確執が
未だに尾を引いているとは、ちょっと驚きです。

昨今の大不況で、企業チームが次々に廃部に追い込まれている現状を
どう見ているのでしょうか。
景気に左右される企業に依存することは
クラブ経営の安定にはつながりません。

「ヴェルディ愛」を貫くラモス常務取締役には
「強化アドバイザー」の席が用意されたそうですが、
営業面でも貢献したいという意向は、
受け入れられていないとのことです。

名門クラブを復活させるために不可欠なのは
クラブへの愛情と、何としてでもやり抜こうという強い意志です。
もちろん経営センスは必要ですが、
人を引きつけるのは、必ずしもソロバン勘定だけでありません。

消滅の危機を乗り越えた甲府や大分などが、それを証明しています。
そこには、いわゆる「バカ」がつくほど必死になって再建に取り組んだ
海野社長や溝畑社長に代表されるような人がいました。

人は、一生懸命、何かに取り組む人を見ると、
本能的に応援したくなる生き物だそうです。
熱血漢・ラモス氏の懸命さが空回りして見えることが、
返すがえすも残念でなりません。

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「先生」と呼ばないで

2009年04月07日 | 2009年
また1日あいてしまい、失礼しました。
昨日は大学のガイダンスがありました。
法政大学の本部は市ヶ谷ですが、
スポーツ健康学部は多摩キャンパスにあります。

京王線のめじろ台駅からバスで10分ほど。
高尾山に近い丘陵地帯の広大な敷地にあり、
ほとんど遠足気分です。
キャンパスの満開の桜が出迎えてくれました。

スポーツ健康学部のある棟は
大学のバス停からトンネルを抜けた丘の上。
小金井に移転した工学部が使っていた校舎だそうですが、
内装を新しくして、まるで新築のようです。

私の研究室は南向きの4階。
目の前には山並(丘並?)が連なり、
眼下には整備したばかりの人工芝のフットサルコート。
これだけの素晴らしい環境では、
怠けるわけにはいきませんね。

ガイダンスは午後1時から。
スポーツ健康学部は今年からスタートなので
1年生のみ160人の小所帯です。

専任教員の自己紹介や、
事務担当者から大学生活についての説明など2時間ほどでしたが、
学生はみな真剣に話を聴いているのが印象に残りました。

続いてクラス別のガイダンス。
私は基礎演習を担当する2クラス24人に学生証を渡し、
午後4時半からは3時間の教授会。

「大学の先生はいつも会議ばかりしている」というのが
大学の先生に対するイメージです。
失礼ながらダラダラとした会議かと思っていたのですが、
そうではないのですね。
とにかく検討すべき議題が多いのです。(詳細は省略。)

というわけで、私は「先生」と呼ばれて1日を過ごしたのですが、
どうも落ち着きません。
そこで、このブログを読んでくださった方(学生の皆さんも含む)に
1つお願があります。

私を「先生」と呼ばないでください。
よろしくお願いします!

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コミュニケーション能力

2009年04月03日 | 2009年
このところ目に付く言葉の一つが「コミュニケーション能力」。
「最近の子どもはコミュニケーション能力が劣る」などといったりします。

先日、NHKテレビのニュースで
企業の採用担当者が新入社員に一番に求めるものとして
「学力より何よりコミュニケーション能力が大事」と答えたアンケート結果を
紹介していました。

それは今や若者だけではなく、
最近の大人にもいえることのように思います。
道や電車の中で他人とぶつかっても、
相手を無視して何事もなかったように振る舞う人が
なんと多いことでしょう。

祖母が健在だったころ、
車椅子に乗せてよく散歩をしていました。
植木の手入れや掃除をしている人などのそばを通る時、
丁寧に頭を下げて「ご苦労様です」と声をかけるのです。

家の周りならいざ知らず、
初めて行った所で見ず知らずの人に挨拶をする様子に驚きました。
声をかけられた職人さんや工事の人たちは
驚いたような恥ずかしそうな顔をこちらに向けたものです。

祖母が年をとって分別がつかなくなってしまったのかと
恥ずかしく思ったりしたのですが、
もしかしたら昔の日本人は、いつもこうして知らない人とも
コミュニケーションをとって、
穏やかで安全な社会を作っていたのではないかと
考えるようになりました。

気持ちに余裕がなくなると、
ついつい周りに気を配るのも億劫になるのですが、
そんな時、在りし日の祖母の姿を思い出して、
これじゃいけない、と反省します。

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