三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

注目される女性の肉体

2007年04月27日 | 2007年
ビックリです。
ビーチバレーボールで着用する新作ウエアは、何とヒョウ柄のビキニ。
スポーツウエアにヒョウ柄という発想に驚きました。

25日、ビーチバレーボール国内ツアーの開幕会見が開催され、
ベテランの浦田聖子選手と鈴木洋美選手が披露したのが
ビーチバレー史上初のヒョウ柄ビキニでした。

グラビアでも人気の浅尾美和選手のウエアは実にセクシー。
上下とも紐で結ぶデザインです。
昨日の日刊スポーツは、背中から撮影した写真を使っていました。

男性雑誌のグラビアのような大胆なアングル。
つい写真説明を読むと、撮影者は女性カメラマンのようです。
背中で結ばれた紐は長く垂れ下がり
男性でもないのに引っ張ってみたい衝動に駆られます。

今日の日刊スポーツには、ヒョウ柄ウエアの浦田選手の続報が。
ブログにアクセスが殺到して通常の40倍に跳ね上がり
4万1537件に達したそうです。

古代ギリシャのオリンピックでは、
男性の鍛えられた肉体が賛美されました。

近代オリンピックは1世紀以上を経て、
ついに女性の鍛えられた肉体に注目が集まる時代を
迎えるようです。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第186回実戦ゼミ◆◇◆
「“キッズスポーツ” 意外なニーズとその可能性」         
 ◇ゲストスピーカー 佐藤由夫 氏
   日本自由時間スポーツ研究所長
  ◇会場:アーリーズテラス                  
◇日時:2007年5月10日(木)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 
















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堤義明氏のDNA

2007年04月26日 | 2007年
今日も野球の話題です。
プロ野球西武の裏金問題に関連して、
調査委員会が最終報告書をまとめました。

読売新聞スポーツ面は「視点」というコーナーで
「社内優先した球団体質」と、その背景を解説しています。
調査委員会が厳しく指摘しているのがその点ですが、
そもそもそれが親会社・西武グループの体質だったのではないでしょうか。

グループの総帥だった堤義明氏で思い出すのが
長野オリンピック(1998年)の招致活動です。
招致活動でも多額の裏金があったとされ、マスコミでも騒がれました。

作家の田中康夫氏が長野県知事に立候補したときには
その真相を解明することを公約の1つとしていました。
しかし、「帳簿は燃やした」という担当者の苦し紛れの説明を追求することなく、
知事の座を去りました。

堤氏の方は2年前に証券取引法違反で逮捕され、
実業界からもスポーツ界からも去り、西武グループも解体しました。
その中で西武ライオンズは生き残りました。

そして球団と一緒に生き延びたのが、
堤氏の経営姿勢をDNAとして受け継いだフロント陣です。

NHKテレビは、ライオンズのニュースでは
必ずマスコット「レオ」の描かれたチーム旗の映像を挿入しています。
地に落ちたライオンズ・ブランドに、
あの世の手塚治虫も苦虫を噛みつぶしていることでしょう。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第186回実戦ゼミ◆◇◆
「“キッズスポーツ” 意外なニーズとその可能性」         
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電話取材

2007年04月25日 | 2007年
「高野連(日本高校野球連盟)がスポーツ選手の特待生制度の
実態調査をすることになりましたが、これについてどう思われますか」
昼過ぎのちょうど眠けが襲ってくる時間に、
ある新聞社からこんな電話がかかってきました。

「スポーツジャーナリストの三ッ谷さんにうかがいたい」というのです。
そういえば私の肩書きの1つは「スポーツジャーナリスト」でした。
最近、ホコリをかぶっているのですが、こう呼んでくれる人がまだいました。

「野球の世界には疎いんですが」と答えたものの、
相手はコメントを引き出すまで頑張ります。

西武の裏金問題から端を発して、
今は高校の特待生制度にまで話が広がってきました。
裏金は問題ですが、「お金をもらっている」ということだけで
特待生制度を同列で論じるのはおかしいですよね。

連日の報道で、私は意識して識者のコメントを読んだり聞いたりしています。
最も納得がいったのが玉木正之さんの解説でした。
日本には野球を統括する組織がないという指摘です。

頂点に立つプロ野球にしても、自分のチームのことしか考えていない。
日本の野球をどう普及振興していくか、と論じる組織がない、ということです。
以前もブログで紹介しましたが、
日本サッカー協会は、こんな「宣言」をしています。

JFAの約束2050 
1.サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1000万人になる。
2.FIFAワールドカップを日本で開催し、日本代表チームはその大会で優勝チームとなる。

2050年にワールドカップに優勝するのはなかなか大変なことですが
そのために日本協会は都道府県協会の組織を強化したり、
普及にも力を入れ、フットサルの日本リーグ「Fリーグ」を創設したりしています。

野球はどうなのでしょうか。
日本の野球界の人は誰ひとりとして将来ビジョンを描いていません。
巨人戦のテレビ視聴率は右肩下がりの一方で、
日本テレビでさえすでに巨人軍を見放してしまったようです。

WBCでの優勝や、高校野球で活躍した斎藤祐樹選手への熱狂ぶりに
「野球好きの日本人」の本性が見られますが、
頂点に立つプロ野球界がそれをきっかけに
日本の野球界をいい方向に持っていこうという意志が見られません。
残念なことです。

「最後に失礼ですが、お年はおいくつですか」と電話口の記者。
「え~っと、(新聞は年齢を入れるんだったけ・・・と思い出しながら)
還暦から1を引いてください。
うわ~私、59歳なんです。8月が還暦なんですよ」
照れ隠しにごちゃごちゃ説明をして電話を切りました。

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「忘れないでください」

2007年04月24日 | 2007年
以前もご紹介したことがあります。
日本緊急援助隊の活動をしているアガペ・インターナショナルからの今月の手紙。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

能登半島で地震が発生し、被害が出ているという知らせを聞いて、
日本緊急援助隊のチームはすぐに準備に取り掛かりました。
地震の1時間後には交通手段が確保されるのを確かめて
石川県の輪島に向かって出発しました。

まず、市役所に立ち寄って登録を済ませましたが、
今回も現地での救助活動を登録したのは私たちが最初でした。
チームは直ちに活動を始めました。

M7.2の被害は大きく、主だった建物の多くが倒壊していました。
被害の大きかった門前では、住民の多くがお年寄りでした。
民家のほとんどが壊れていました。

水道も出なかったので、救援車輌で一軒一軒飲み水や食料など
緊急に必要なものを配って回りました。
1人のお年寄りが22歳のメンバーに言っていました。
「ありがとうございます。お隣のためにもう一本もらっていいですか」

1987年以来、20年間災害の現地に72回出動している日本緊急援助隊チームは
いつものように最初に到着して現地で救援活動をし、最後まで留まります。

もう1人のお年寄りが言いました。
「若い人たちがここまで来てくれて私たちを助けてくれるなんて
本当にありがたいことです」

チームは今、皆さんのご支援が必要です。
救援車輌の修理が今すぐ必要です。
中に10人のメンバーが寝泊りすることが出来、
給水したりシャワーを提供したり応急手当もできます。

けれども修理の費用がなかったために今回はこの車輌が間に合わず、
小型のもので対応しなければなりませんでした。
どうか私たちの働きをご支援ください。

1万円あれば多くの救援物資を届けることができます。
5万円あると救援車輌を修理して現地に向かわせることができます。

家から家へ水や食料を配ったり、崩壊した建物を片付けたり、
避難所でお手伝いしたり、救助隊のチームは一生懸命に働いて
何とかして彼らが生活できるようにしてあげています。
こうした仕事は殆ど現地のお年寄りには出来ないことです。

(中略)
皆さんのご支援のおかげで私たちの活動は可能になるのです。
もしあなたがロータリー・クラブかライオンズ・クラブか教会に属しておられたら
皆さんにも呼びかけていただけませんか。

300棟が壊れ、1500人が避難生活をしている現状では
まだまだ多くの助けが必要です。

能登から電話がありました。
「来てくれてありがとうございました。
どうか私たちのことを忘れないでいてください」
あなたの温かいご支援をお待ちしています。
チーム一同より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

能登の地震も、イラク戦争も、次々に起こる事件や事故のニュースに押し流され、
日々の忙しさがそれを加速させて
すっかり忘却の彼方にいってしまっています。

毎月、送られてくる彼らの手紙は、不運に見舞われ困っている人たちが
世界のそこかしこにいるという現実を思い出させます。

ご関心のある方はこのサイトをご覧下さい。
http://www.jhelp.com/jpn/agape/vol.html

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委員を「やらせてやる」

2007年04月23日 | 2007年
大封筒に入ったこんな「委嘱状」が届きました。

三ッ谷洋子殿
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター業績評価委員会委員を委嘱する
委嘱期間 平成19年4月1日~平成21年3月31日

この委員は今年で3期目です。(1期の任期は2年)
スポーツ団体の委員や理事を依頼する際、
「委嘱」という言葉が使われます。

しかし、依頼される立場の私としては
「委嘱」といわれると、「ちょっと違うかな~」と思います。
「委嘱」という言葉は、お上から「やらせてやる」といわれているような
ニュアンスを感じます。
私がひねくれているせいでしょうか。

こうした仕事は基本的にはボランティアです。(車代程度は出ますが。)
会議は通常、平日の昼間なので、
仕事を放り出して出席しなければなりません。

「やらせてやる」どころか、私としてはこちらが「やってやる」
いえ、「お手伝いする」といった気持ちです。

ともかく「頼まれたから引き受ける」わけで
「委嘱する」などといわれると、違和感を抱きます。
「依頼状」ではいけないのでしょうか。

届いた「委嘱状」の用紙は表彰状のような厚手の紙が使われています。
ひょっとして、これは額に入れて茶の間に飾ったりする人がいるのかしら。

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1日の最後は講談

2007年04月19日 | 2007年
今日は午後から会議が2本続きました。

1つ目は、九段下で昨年度の調査研究事業の報告。
訂正部分がありなかなか手離れしません。
早くスッキリさせて新しい仕事に取り掛かりたいものです。

2つ目は、原宿の岸体育館にある日本スポーツマンクラブの理事会。
年に4回発行している「会報」担当理事として「記念誌」の企画を提案しました。
市販も考えているのですが、「そんなもの売れるのか~」などと
否定的な意見が出ました。

収入の目処を広告収入とするのか、販売収入とするのか、
もう少し検討する余地がありそうです。

続いて半蔵門の国立演芸場へ。第36回講談かぶら矢会。
知人が招待券を受付に用意してくれていました。
開演からすでに1時間を過ぎていて、席はほとんど埋まっています。

すでに3つ目の演目から聞きました。
こんなプログラムです。

「奉行と検校 出世くらべ」 一龍斎貞山
「葛飾区の民話より 吉宗とお花茶屋」 宝井琴星
「日暮硯 恩田木工」 宝井琴桜
「山本勘助の死」 宝井琴梅
「名工綺談 肉付きの面」 宝井琴調

講談を聞きに行くのは2回目です。
立派な人物の一代記が多く、落語の方が楽しいかな、とも思います。
疲れていたせいか、いずれの話も後半は寝てしまいました。

その後は琴調さんを囲む打ち上げに参加。
様々な人と、いろいろ話をした1日でした。

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女性言葉の不便さ

2007年04月18日 | 2007年
1日あいてしまいました。
昨日は帰宅が遅く疲れていたのと、
どうしてもテーマが見つからなかったのとで、
止むなくお休みとさせていただきました。

今は仕事を始めたばかりの時間です。
通常はブログを書く時間ではないのですが
腹の立つことがあり、ちょっと愚痴ってみようと
ブログをあけました。

というのも、仕事の相手があまりに無責任で
私もついに怒り心頭に発しています。
男だったら「ふざけるんじゃね~!いい加減にしろ!」と
怒鳴っていたことでしょう。

日本語というのは不便で、大人の女性が使うべき言葉の中に
命令形や怒りの表現がないのです。
ストレスがたまるばかりで、朝から血圧が上がっています。

「女だからって甘くみるな!
仕事なんだからまじめにやれよ!」と
心の中でつぶやきながら、怒りを抑えているところです。

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「セカンドキャリア」改め「ダブルキャリア」

2007年04月16日 | 2007年
先日の実戦ゼミで佐伯先生が話された内容で、
「文武両道」ではなく「文武一道」であることが大切だというお話がありました。
「文武一道」とは初めて聞く言葉です。

佐伯先生独特の表現なのでしょう。
「文か武か」と切り離して考えるのではなく、
切り離せない「一道」として取り組むべきだという意味です。

所謂、運動神経の優れた子どもには
「あんたは勉強ができないんだから、スポーツだけでも頑張りなさい」
と励ます親がいます。

反対に勉強がよくできる子どもには
「スポーツなんてやらなくていいから、勉強だけ頑張って」
という親もいます。

それは違う、というのです。
文武一道を追い求めてこそ、スポーツにも勉強にもプラスであり、
人生も充実するはずだといいます。

Jリーガーをはじめ、引退したアスリートのその後の人生について
「セカンドキャリア」という言葉がよく使われます。
佐伯先生は、「『セカンド』(第二)の人生とと考えるのではなく、
現役時代から将来の人生も視野に入れた『ダブルキャリア』を
考えておくことが大事だ」という説明をされました。

先日、国立スポーツ科学センターからこんなニュースが届きました。
「ノルウェーオリンピック委員会が、
競技生活と学業を両立させたいアスリート向けにカンファレンスを開催する予定」

ノルウェーでは、以前から中学・高校生レベルにおける
学業と競技の両立の重要性が指摘されていたとのことです。

今回のカンファレンスでは、講演者を各方面から招き、
今春からの進路について迷っているアスリートに
具体的なアドバイスを与えるという内容です。

エリート選手の育成に力をいれる傾向が強くなっている日本でも、
こうした対応が必要ではないかと思います。

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甘いセキュリティーチェック

2007年04月13日 | 2007年
今朝は霞が関にある経済産業省で打合せがあり、出かけました。
正門の前にくると、制服の警備員が立っています。
ここで自分の名前が分かるものを提示しなければなりません。

名刺を見せると「どちらまで?」、「サービス産業課です」と私。
玄関の前に近づくと今度は手荷物検査です。

カバンをあけると、警備の女性が中をチラと見て
「ありがとうございました」と、通してくれます。
肩からかけていたショルダーバッグはフリーパスです。

「開けなくていいんですか」と冗談で聞いてみたところ、
「いいんですよ」と首をふり、やさしい笑顔が返ってきました。

でも、こんな甘いチェックでいいのでしょうか。
近年、スポーツ大会の試合会場では
厳重なセキュリティーチェックがあります。
バッグの中に手を入れられることもしょっちゅうです。

これに比べると経産省のチェックは形だけ。
担当者はいつもすまなさそうな表情で、
カバンは開けさせるものの、のぞくだけです。

「いい加減すぎやしないか」と、いつも思います。
でも、よく考えてみるとその程度で済んでいるということは
それでも問題ないということです。

イスラエルを旅行したとき、
銀行の前に自動小銃を持った兵士が立っているのには驚きました。
甘いセキュリティーでも事件が起きていないのは
素晴らしいことといえるのかも知れません。

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今日の新聞から(4月12日)

2007年04月12日 | 2007年
「きよしとこの夜」をテレビで見ると、週末の気分になります。
普段はほとんどテレビを見ない私ですが、
氷川きよしは歌がとても上手なので気に入っています。

それはそれとして、今日は話題がないので、
久しぶりにまた新聞の話題です。

*トト最低売り上げ (日刊スポーツ)
 
 ←サッカーくじの売上が、はじめて1億円を割りました。
  これまでの最低は1億155万2千円だったのですが、
  今回は8千674万円でした。

  スポーツ振興の財源も捻出が難しくなって
  ほとんど“死に体くじ”になってしまいました。


*「企業に左右されぬ」陸上新クラブ 
  資生堂前監督「じっくり育成」 (朝日新聞)
 
  ←資生堂の陸上部を指導していた川崎学さんが
  3月末に同社を退社して、
  「セカンドウィンド・アスリートクラブ」を設立しました。

  先月21日の「女子マラソンを応援する会」でお会いしたときに
  独立されると話をしていました。
  財源の確保が大変だとは思いますが、頑張ってほしいですね。


*女の戦い 男には譲らない 人気者ダニカVS4季ぶりサラ(読売新聞)
 
  ←インディカー・シリーズに女性2人が出場するそうです。
 「女の戦い」というタイトルは、以前はよく目にしましたが、
  今の時代に合いません。


*女子プロレスラーとしてデビューする介護福祉士 
 島崎晴子さん (読売新聞)
 
 ←ビューティ・ペアに憧れた中学2年生のときに
 新人募集に応募したものの、身長が足らずに不合格になった島崎さん。
 
40歳にして、もう一度プロレスラーに挑戦するそうです。
 がんばる女性を応援します。

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母親の遺言

2007年04月11日 | 2007年
今日は、「ミズノスポーツメントール賞」「ミズノスポーツライター賞」の
表彰式がありました。
といっても私が表彰されたわけではありません。

「メントール賞」という言葉は聞きなれないと思いますが、
選手の育成や強化をしてきた指導者に贈られるものです。

両賞はミズノスポーツ振興会と
ミズノ国際スポーツ交流財団が制定しているものです。
「ミズノ」の名でお分かりのように、
支援しているのはスポーツ用品メーカーのミズノです。

会場は新高輪プリンスホテル。
賞の選考委員や受賞対象者が、スポーツ団体に縁のある人が大半なので
来場者は日本オリンピック委員会や、日本体育協会の役員など
顔見知りの人がズラリと並んでいました。

「メントール賞」受賞者の中に2人の女性指導者がいたのですが
殆どが男性ばかりの記念パーティーでした。
その中でようやく見つけた女性は
日本女子体育連盟理事長の片岡康子さんと、
副理事長の高橋真琴さん。

「私たちはずっと財団から活動資金をいただいている」とのこと。
そのキッカケは、「女性の活動にも支援するように」という、
水野正人会長のお母様の遺言だったそうです。

男性社会を変えるには、母親の遺言が一番かも知れませんね。

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スポーツ記事は「動き」を語れ

2007年04月10日 | 2007年
昨日の続きです。
蓮實重彦「スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護」には
ジックリ読み込まなければならない記述がいたるところにあります。

納得できないことのほうが多いのですが、
「監督や選手の『コメント』でゲームを語るな」という点については
「なるほど」と思います。

私も昔、試合の記事はコメントを繋げてストーリーを作っていました。
「スポーツの記事は『運動』を語らねばなりません」と、
蓮實さんはその手法を否定しています。

では、どのように記せばいいのでしょうか。
2004年2月のヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦で
バイエルン・ミュンヘンのゴールキーパー、カーンについて
「またやってしまいました――オリヴァー・カーンの失態とパリューカの救い」という
タイトルの項で、次のように説明しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「30メートルはあろうかというロベルト・カルロスの地を這うようなFKを
みごとにぽろりとやってしまったのです。
(中略)

誰が見ても、カーンはまぎれもなく「戦犯」でした。
バイエルン・ミュンヘンは、最後の最後まで勝っていた試合を
キーパーの気の抜けたプレーで落とし、
改めてアウェイでレアル・マドリードと対戦しなければならなくなったのです。

(中略)
彼は、試合の終わり近く、決まってフットボールの神様から見放される。
その動きは目に見えて緩慢になり、緊張を欠き、醜くなる。
「醜く」なる、という点が肝心です。

彼はその反復強迫により、この宿命をみずから引き寄せてしまうのです。
それがオリヴァー・カーンというキーパーの本質にほかなりません。
それは彼の動きを見ていれば、誰の目にもあきらかです。
(後略)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私はこの試合を見ていないので、カーンが動きが醜いのかどうか
わかりませんが、ここで気付いたことがあります。

「運動」というのは肉体的な動きのことで、
蓮實さんの指摘はきわめて映像的だということです。
考えてみれば、蓮實さんは高名な映画評論家ですね。

スポーツの記事は関係者の言葉を紡いでいくのではなく、
選手の体の動きに目を凝らせ、といっているのです。
これならよく分かります。

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「スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護」

2007年04月09日 | 2007年
先日、アマゾンで購入した本です。
著者は蓮實重彦。
訳あって読んでいるのですが、どうしてもよく理解できません。
たとえばこんな記述。


●「美しさ」の顕現を求めて
(前略)
人類は「運動」が嫌いなのであり、
とりわけ日本のジャーナリストたちは、
無意識のうちに「運動」が嫌いな人類の代表として振る舞ってしまうからです。

こうして彼らは「運動」好きの選手たちを
「運動」嫌いな人類の側に何とか引き寄せようとする。
結果は数字になるけれども、
「運動」は数字にならないからです。

運動にあるのは、持続にほかならず、結果としてのその軌跡には
到底還元されがたいものです。

(後略)


  どうでしょうか。
  人類は「運動」嫌い。―というのはどういう意味なのでしょう。


●「指導者論」
今後サッカーが盛んになるかどうかということで言えば、
プロ野球が落ち目であるのと同じで
サッカーも決定的には盛んにはなり得ないと思います。
日本人はスポーツが嫌いだからです。
スポーツとは無縁の「物語」をを語る人がいなければいけない。
(後略)


  「日本人はスポーツ嫌い」なんでしょうか。
  日本人は本来の意味のスポーツが嫌い、という意味でしょうか。

  よく理解できませんが、我慢してもう少し読んでみることにします。

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スポーツ情報

2007年04月06日 | 2007年
ここ数年、大学がスポーツ関連分野のコースや学科を新設しています。
「スポーツマネジメント」「スポーツマーケティング」などのほか、
仙台大学はこの4月から「スポーツ情報マスメディア学科」をスタートさせました。

国立スポーツ科学センターからのニュースによれば
この学科は、スポーツに関する情報を戦略的に取り扱うことのできる人材や
優秀なテクニカルスタッフ(含むスポーツアナリスト)、
スポーツジャーナリストの輩出を目標としているそうです。

研究所設立の構想も視野に入れられており、
トップのスポーツ競技団体の分析活動、地域スポーツの広報活動など、
広範囲の情報支援活動を研究の俎上に乗せることを想定しているとのことです。

情報をいかに読んで活用するか、ということは
私が仕事として日々、取り組んでいることでもあります。
「スポーツ情報」を専門学科として特に意識して考えたことはないのですが、
どんな内容なのか、ちょっと目配りしてみようかと思います。

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第185回実戦ゼミ◆◇◆
「日本のスポーツを根底から変える“日本スポーツイノベーション”とは」 
◇講師:佐伯年詩雄氏
    平成国際大学教授/筑波大学名誉教授 
◇会場:アーリーズテラス                  
◇日時:2007年4月4日(水)12:00~14:00            
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 



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日本スポーツイノベーション

2007年04月05日 | 2007年
昨日の第185回実戦ゼミのゲストスピーカーは
平成国際大学教授の佐伯年詩雄先生。
昨年までは「筑波大学の佐伯先生」でした。

専門はスポーツ社会学です。
私は何人ものスポーツ・体育関係の先生方を知っていますが
佐伯先生のお話は、私にとってはいつも刺激的です。

タイトルは「日本のスポーツを根底から変える
“日本スポーツイノベーション”とは」。
新年度最初は、ちょっと硬い内容でスタートです。

通常は40分くらいのお話のあと、
ランチを取りながらフリーディスカッションをします。
昨日は最初のお話がみっちり1時間。
内容が濃く1時間の授業を受けた印象でした。

日本のスポーツの成長は、経済成長の波及効果による自然成長だったため、
バブル崩壊とともにスポーツも沈滞してしまった、という説明です。
これから成長を目指すには、は意図的・計画的・組織的な
スポーツプロモーションが必要だということでした。
(内容はこんなシンプルではありませんよ。)

印象に残ったことがいくつかありますが、
1つだけご紹介します。

スポーツの仕事で海外に行ってまず感じるのが
欧米は日本にくらべてスポーツの社会的地位が高いということです。
この理由を佐伯先生はこう説明しました。

「それはコーチがアスリートを尊敬しないから。
コーチが尊敬しないものを、社会が尊敬するはずはありません」。

以前、サッカーの長沼健さん(日本サッカー協会最高顧問)が、
西ドイツ(当時)からコーチとして来日したクラマーさんに関し、
こんなエピソードを語っていました。

「最初に選手に向かって『諸君』と呼びかけたのには驚いたね。
日本では『貴様ら』なんていってたんだから」

『諸君』と『貴様』の間には大きな文化的隔たりがあります。
企業もアスリートもスポーツで社会福祉・社会貢献をすることで
スポーツの公共的意義が確立し、
文化価値・社会的地位が向上するというのが、佐伯先生のお話。

ちょっと硬い内容になってしまいましたが、
日本のスポーツ界・業界は、もう少し社会に目を向けて
積極的に発信していく必要があるということでした。

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