三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

最も危険なものは

2010年08月25日 | 2010年
病院にリハビリにいくには、
車やタクシーを使っているのですが、
昨日は帰りに初めて「徒歩と電車」にしてみました。

駅のエスカレーターは、
足の怪我をしている場合は使わない方がいいですね。
降りるタイミングにとても気を使います。

次はエレベーターに乗ってみました。
軍靴のような補装具をつけ、
わざとパンツの裾をたくしあげているので、
「健常者ではありません」ということが一目で分かり、
周囲の人は皆、配慮してくれます。

難しいのが電車の降車です。
早めに準備しなければならないのですが、
座っていると、揺れている電車で立ち上がるのは
なかなか難しいのです。

電車が停車してから立ち上がり
ドアに向かって歩き出すと、
降車客が少ない場合、
乗車客がどっとなだれ込んできます。

「降りま~す」と周りに声をかけながら
必死に電車を降りました。
暑かったせいもあるかも知れませんが、
患部のむくみもいつもよりあるようです。

今の私にとって最も危険なのは
怪我をしたことを忘れて、
健常者のように行動しようとする
私自身の気持ちです。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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同病相哀れむ

2010年08月23日 | 2010年
病院の話ばかりで恐縮です。
なにせ1ヵ月も監禁状態だったので、
いろいろな「発見」がありました。

その一つ。
整形外科に入院してくる人は、
スポーツ好きな人や、
活動的な生活を送っている人が多いようです。

確かに、じっとしている生活をしていれば
それだけ怪我をする機会も少ないわけです、
たとえば次のような人が同室になりました。

・ バスケットボールの部活で
膝の前十字靭帯を切ってしまった高校1年生。

・ インディアカの試合中にジャンプをして
膝の靭帯2ヵ所と腰を骨折したママさんスポーツ愛好者。

・ 町内会の盆踊りに参加するため近くの公園に行ったところ、
走ってきた小学生の男の子とぶつかり
転倒して腰を骨折したおばちゃん。

朝、洗面所で顔を洗っていると
中年の男性が髭をそりにきて、隣に立ちました。
「やっと同じ(踵の)怪我の人に会えた」と嬉しそう。
私の足首の包帯を見て「どうしたんですか?」と聞いてきました。

入院患者というのは、面白いですね。
同じ怪我の人に会うと親近感がわきます。

“髭剃りオジサン”は、高いところから落ちて踵を骨折し
一旦は治癒したものの、骨折した部分に菌が入って
再度の入院になったと嘆いていました。

私はこうならないよう祈るばかりですが、
一度、挨拶した人は「どうですか?」などと
互いの回復状況を報告して、
励ましあったりします。

同病相哀れむとは、よくいったものですね。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表


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快適な入院生活

2010年08月20日 | 2010年
8月8日の携帯メールで作成したブログをアップした後、
その前に書いた7月13日のブログを見て
ちょっと恥ずかしくなりました。

皮肉にもテーマは「健康」。
些細なことで「競争心」を駆り立てている姿に
我ながら呆れました。

ところで、救急車で深夜に病院に担ぎ込まれた翌日、
「入院診療計画書」を見てショックだったのが
「推定される入院期間は約30日」という文字。
ちょっと転んだだけで1ヵ月間の入院です。

大学では前期最後の授業が残っていました。
脱臼骨折した足首が気になりましたが、
その2日間だけでも外出したいと
院長先生に相談してみたところ
「そんなことをしたら、
足首は今の3倍くらいに腫れてきて、
途中でダウンしてしまいますよ。
僕にはキョウジュが悲鳴をあげている様子が
目に見えるな~」などといわれ
断念しました。

ということで、学生には申し訳ないことをしました。
(休講で喜んだかも知れませんが。)
2科目は「夏休みの宿題」を出し、
1科目は事務課に協力を得て期末試験をし、
ベッドの上で採点しました。
滅多にない経験でした。

病院というところはべッドにいるだけで
時間になると食事がきっちり出てきます。
和食中心のヘルシーな献立は
なかなか美味しいものでした。

1日1600余キロカロリー。
私にしてはちょっと少ないように思いましたが、
体重が減らなかったところを見れば
体を動かさない分、ちょうどよかったのかも知れません。

手術だ、検査だ、回診だ、という以外は自由時間。
長期不在でもっとも気になるのは、
新聞のスクラップです。

新聞販売店に問い合わせたところ
病院のそばの販売店が病室まで届けてくれるとのこと。
朝日、日経など5紙の配達をお願いしました。

月末にはベッドのところまで
「新聞屋さん」がちゃんと集金に現れた時は
びっくりしました。
(当たり前ではありますが。)

スクラップの後は、
普段、なかなか読めない分厚い小説を持ち込んで
読書三昧の日々。

入院生活は退屈という人が多いのですが、
私にとってはのんびり読書ができる毎日は
とても快適でした。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
コメント (2)
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8月8日作成のブログ

2010年08月18日 | 2010年
先月13日のブログを最後に、
パタリとお休みしてしまい、
申し訳ありません。

実はその翌日、駅の階段で転んで
足首を脱臼骨折し、
そのまま救急車で入院してしまいました。

全治30日と、思いもよらない重傷で今も入院中。
多くの方にご迷惑をおかけしています。

怪我については、
脱臼部分を元に戻すために、
踵に金属の串を突き通して串の両側に金具を付け、
その先に5キロの重りを付けて牽引し、
脱臼がおさまったところで、
骨折部分の手術をしました。

結局、3ヵ所の骨折で、1ヵ所はプレート、
残る2ヵ所は長いボルトで留めています。

翌日から早速リハビリが始まっています。
昔と違って、
骨折しても石膏で固めたりはしないんですね。

足首の関節が固まらないように、
グイグイ曲げます。
幸い、それほど痛みを感じないのが救いです。

初めての救急車、初めての車椅子、
初めての松葉杖。
お次は、足首を床に付けずに支える補装具です。

何もかも初体験。
いかにマスターしようかと、
それなりに楽しんでいます。

そうそう、有り余る時間を利用して、
今まで拒否していた携帯メールを始めました。
このブログは、携帯電話で書いているのですが、
いつものようなレイアウトになるかどうか、
ちょっと心配です。

退院したら、また、しっかり書いていきますので、
今しばらくお待ちください。

三ッ谷洋子
いつものようにコピーができないので、
肩書は省略します。(笑い)

追記:携帯で原稿を書いたものの、
投稿の方法がわからず、
10日もたってしまいました。
コメント (2)
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