三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

進化を続ける指導者

2010年01月28日 | 2010年
テニスの杉山愛元選手を育てた母の芙沙子さんが、
60歳で早大大学院の試験に合格ました。

今朝の日刊スポーツによれば
芙沙子さんは、聖心女子大時代はスキー部創設のメンバーで、
テニスは結婚後に趣味として始めたそうです。

それが99年からは世界を渡り歩く
プロの愛さんのコーチを務めてきました。

ベストランキングはシングルス8位(03年9月15日)
ダブルス1位(04年2月9日)。
文字通り娘を世界のトッププレーヤーに育てあげました。

大学院では、これまで実戦を通して身に付けた指導法を
理論として確立させたいとのことです。

芙沙子さんが指導者として素晴らしいことは
娘の成績が証明していますが、
さらに上のレベルを目指す意欲には、
目を見張らされます。

新たなセカンドキャリアの道を歩み始めた母子から
この先も目が離せません。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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人生に必要なメンター

2010年01月27日 | 2010年
成人式を迎えた若い人たちを見ると、
いつも我が身の人生をふり返ります。

一般の女性に比べると、
私は、かなりアップダウンの激しい人生を歩いてきたように思います。

人生の岐路で選んだのが、
いつも「安定」より「挑戦」だったからでしょう。
性格によって人生が決まる―と、
どこかで読んだような気がします。

とはいえ、その都度、
いろいろな人にアドバイスを求めてきました。
ある時は家族であったり、
また、ある時は社会に出てから知遇を得た
先輩方であったりしました。

自分にとって“人生の師”となるような人を
「メンター」と呼びます。

私の場合、メンターは特定の人ではなく
○○のことならAさん、
××のことならBさん、と言う具合でした。

先日、「JISS国際スポーツ科学会議」の
リズ・ニコルさん(UKスポーツCOO)の講演で
「メンター」という言葉が出てきたのは意外でした。

UKスポーツが2004年から取り組んでいるコーチ養成事業に
「エリートプログラム」があります。

そこでは、“明日のコーチ”に
「マスターコーチ」と「メンター」をつけ
OJTでプログラムに取り組むのだそうです。

コーチ養成でメンターをつけるのは、初めて聞く方法で、
とても興味を持ちました。

考えてみれば、コーチとしての知識や技術を習得するだけでなく、
コーチとしての生き方のアドバイスがあれば、
それからの人生のステップが、
より力強く踏み出せるのではないでしょうか。

この講演で、「メンター」の必要性を
さらに強く意識するようになりました。

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 三ッ谷 洋子
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もっと羽ばたける人

2010年01月26日 | 2010年
先週から心の隅に引っかかっていることがあります。
阪神の小林繁元投手急逝のニュースに関連して取り上げられた
江川卓氏のことです。

思いもよらない「空白の一日」をついて行なわれた
小林投手と江川投手のトレードは、
「日本プロ野球界の汚点」と語り継がれる
衝撃的な“事件”でした。

江川氏は訃報を聞いた後の記者会見で、
「自分の中で申し訳ないという気持ちは一生、消えないと思う」と、
その心情を語りました。

私は特に江川氏のファンではないのですが、
こんなコメントを口にしなければならない彼を
気の毒に思います。

「空白の1日」に奇策を弄してトレードに踏み切ったのは
球団(巨人軍)であって、彼ではないからです。

「プレイヤーズ・ファースト」という言葉があります。
プロスポーツ経営で大切にされるべき考え方です。
選手がいてこそのプロスポーツです。

この考え方からいえば、
選手に一生の負い目を感じさせるような判断を下した経営陣こそ
責任を痛感するべきです。

産経新聞の18日付朝刊はこう結んでいます。

 「申し訳ないという気持ちは、
 僕の中では終わっていません」
 江川氏は目を充血させながら、声を絞り出した。

「空白の1日」という“事件”がなかったなら、
引退後も、もっと大きく羽ばたける人ではないかと
思っています。

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 三ッ谷 洋子
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日英ネットシンポジウム

2010年01月25日 | 2010年
土曜日に国立スポーツ科学センターで開催された
「第6回JISSスポーツ科学会議」に顔を出してみました。

少々、風邪気味だったため午前中は休養を取り
午後の中盤からの参加となりました。
私が聞いたのは次のプログラムです。

【シンポジウム2】
「スポーツテクノロジー ―JISSの取り組み」
 慣性センサによる運動計測の可能性 市川 浩(JISS)
 映像システムの開発と練習への応用 吉田孝久(JISS)

 ⇒「eスポーツ」の将来の方向性を考えた時、
  この研究と重なる部分があるのではないかと
  興味を持って聞いていたのですが、
  肝心な部分で居眠りをしまって、
  ハッと目が覚めたら、ちょうど終わるところでした。
  (言い訳:学生時代から午後の授業は苦手ナンデス。)

 そうそう、先日、日本スポーツマンクラブで
 バンクーバー冬季オリンピックの団長を務める
 橋本聖子さんの講演がありました。

 ちょうど橋本さんからよく見える席だったのですが、
 この時もウトウトしてしまって、
 橋本さんには失礼なことでした。
 (言い訳:連日、徹夜気味だったので・・・)

 話題がそれました。

【招待講演3】
「UKスポーツ ワンチーム・ワンミッション
 ―2012年に向けて万全を期す」
 リズ・ニコル(UKスポーツ)

 ⇒1997年に英国に設立された「UKスポーツ」は
 エリートスポーツを統括する最高機関です。
 1996年のアトランタオリンピックで
 英国はメダルゼロと惨敗しました。

 これがキッカケで作られた組織ですが、
 その成果は、北京オリンピックのメダル47個、
 国別順位4位という大躍進に表れ、
 世界中から注目されるモデルとなっています。

 その仕組みの見事さもさることながら、
 女性の私として、さらに印象深かったのは
 最高執行責任者(COO)のリズ・ニコルさんが女性だったことです。

 日本では馴染みのないネットボールという競技で 
 ニコルさんは16年間、英国協会の最高責任者として
 「飛躍的な変革期に先導役を務めた」という実績があります。

 日本のスポーツ界も、
 実績を積んだ女性の起用をさらに期待したいですね。

【ネットシンポジウム】
「エリートスポーツにおけるUK 
 -日本のネットワークの可能性と成長」
(パネリスト省略)
 
 ⇒この日の会場となった北区のJISSと、
  日本スポーツ振興センター(NAASH)のロンドン事務所を
  ネットで結んでのシンポジウム。

  スクリーンに映し出されたロンドンの画像で
  2人のパネリストの間から置時計が見えました。
  時刻を見ると「8時5分前」です。
  私の腕時計は「5時5分前」。
  「なるほどグリニッジ時間だ」と納得しました。
  (どうでもいいことです。)
 
 いずれにしても、国立スポーツ科学センターが
 「国立」の威信をかけて(!)実施した
 日英を結ぶシンポジウムは、
 通信トラブルもなく無事に終了しました。

 今回が6回目の会議ですが参加者数は過去最高。
 多くの若手研究者の姿を会場で目にして、
 JISS業績評価委員としても、とても嬉しく思いました。

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 三ッ谷 洋子
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飛び火する?命名権ビジネス

2010年01月22日 | 2010年
FC東京のホームスタジアムが
「味スタ」と呼ばれるようになって7年。
今は正式名称を思い出せないくらい
この名称は定着しました。

その後、Jリーグの試合が行なわれるスタジアムは
次々に命名権を売り出し、
覚えるのも大変なほど多くの施設に
企業やブランドの名前がつけられています。

昨年、渋谷区はトイレに命名権を設定しました。
これには驚きましたが、
購入する企業があったことに、
さらにビックリしました。

先日、JR千駄ケ谷駅前など10カ所の命名権を
中田元選手が所属するPR会社・サニーサイドアップが取得しました。
とりあえず「しぶやのトイレ。」と命名し
他の企業に命名権を再販売するそうです。

日本で命名権が導入される何年か前、
米国情報に詳しい知人に資料を送ってもらったことがあります。
「こんなことに興味を持っているのは
三ッ谷さんだけですよ」といわれたことがあります。

それほど以前から関心のあるテーマなのですが、
15日の日経MJで、
またまたビックリさせられる記事にぶつかりました。

「すかいらーく メニュー命名権 販売」
ついに命名権ビジネスが、レストラン業界に飛び火したようです。
自社のレストランのメニューに
他社のブランド名をつけることになりました。

第1弾は「クラフトパルメザンサラダ」
米食品大手クラフトフーヅの日本法人と組んで
「パルメザン」を使ったサラダを
すかいらーくが開発したそうです。

違和感のない名称なので、
今後、広がるのではないでしょうか。
しばらく注目してみようと思います。

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 三ッ谷 洋子
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出会いの楽しみ

2010年01月21日 | 2010年
今日は当社の新春懇親会でした。
マーケティング研究会が休止中のため、
久しぶりに会う企業の方も少なくありません。

あらゆる情報がインターネットから引き出せる時代だからこそ、
生身の人間が直接、出会い語り合い、
刺激を与えあうことの意味の重さを、改めて実感しました。

毎年、会場として使っているレストランの支配人から、
「お持ち帰りができませんので、
皆さん、なるべく召し上がってくださいね」といわれます。

出席者が懇談に熱心なため、
食事は二の次になってしまうのです。

もったいないことですが、
それだけ出会いを楽しんでいる証拠ではないかと思い、
主催者としては満足しています。
(本当は持ち帰りたいのですが。)

また、多くの方から
「マーケティング研究会、またやってくださいね」と
リクエストもありました。

25年間、走りつづけた研究会だったので
1年間のおやすみをいただきましたが、
そろそろ再スタートしたい気持ちもでてきました。

どんなテーマで、どんな方を講師にお呼びしようか。
以前は苦痛だったことが、
少し楽しく思えてきました。

決まりましたら皆さんにもお知らせしますので
楽しみにお待ちください。

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 三ッ谷 洋子
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ミープ・ヒース

2010年01月20日 | 2010年
この名前を見て、懐かしさでいっぱいになりました。
先週、彼女が100歳で亡くなったという新聞記事を目にしました。
といっても、一般にはほとんど馴染みのない名前だと思います。

彼女はアンネ・フランクの父オットーが経営する
香辛料会社で秘書として働き、
アムステルダムで一家が隠れ家で暮らしていたときに
危険を冒して食べ物や本を届けていた女性です。

私が懐かしいと感じたのは、
実は、高校3年の記念祭(文化祭)で、
「アンネの日記」をクラスで上演したからです。

私はアンネの姉・マルゴット役でした。
他人の前で演じるなんて、と思っていたのですが、
いつの間にか役が決まってしまい
「仕方なくやった」という気持ちだったように思います。

高校3年の秋といえば、大学受験を控えた時期です。
「皆、よくやったよね」と、今ではお互いを誉めて
当時の思い出話をします。

アンネ役だったHさんは、
当時の華やかで明るい雰囲気のまま
介護支援の仕事で元気に飛び回っています。

アンネのボーイフレンド、ペーター役はO君。
病院の院長の仕事の合間に
若い頃に凝ったエレキギターを持ち出して、
バンド演奏を再開したようです。

そして、一家を支えてくれたミープ・ヒースさんも
劇には出てきました。

演じたのは、Sさん。
高校時代の仲間はよく集まるのですが、
Sさんは卒業以来、音信不通です。

Sさん。
もし、このブログを読んでいたら、連絡をください。
一度、会いたいと思っています。

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 三ッ谷 洋子
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車内でカミソリ

2010年01月18日 | 2010年
お昼前の京王線内。
高校生らしき男の子が前のシートに座りました。
この頃の若者は、昔より顔立ちが整っているように思います。
目の前の彼は、標準以上か。

髪の乱れを気にして、
何度も手をやっている仕草は女の子のようです。
そのうち布製のバッグから、ブルーのポーチを出しました。

日本サッカー協会のエンブレムにJapanの文字が白く浮き出ています。
(こんなオフィシャルグッズがあったのか・・・)
ファスナーを開けて取り出したのは大きめの四角い鏡。

さらに折りたたみ式のカミソリを出して、
眉を整え始めました。
最近は、電車でも家の中と同じ感覚で、
他の乗客は空気のようなものだと
思っている人が少なくありません。

しかし、車内でカミソリとは。
ガタンと揺れたりしたら、と思うと
目が離せなくなりました。

服装を見ると、ズボンの裾が床についてほつれています。
「腰パン」というのでしょうか。
腰の辺りまでずり下ろしているので
地面に触れる部分がボロボロになっています。

靴はかかとを潰しています。
顔やヘアスタイルに気を使う割に
この服装のだらしなさは何なのでしょう。

途中の駅で降りたこの若者は、
この先、どんな大人になるのだろうかと
他人事ながら心配になりました。

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 三ッ谷 洋子
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パワーポイントの資料

2010年01月15日 | 2010年
今日は朝から文部科学省主催「広域スポーツセンター連絡協議会」。
会場は国立オリンピック記念青少年総合センターです。

ブログを2日お休みをしてしまったのは、
講演の原稿準備に追われていたためです。

全体テーマは、
「地域スポーツ振興の拠点としての広域スポーツセンターに求められる役割」
(ちょっと固いですね。)

「広域スポーツセンター」というのは、
各地の「総合型地域スポーツクラブ」を
地域で支援している組織のことです。

参加者は都道府県の生涯スポーツ担当職員、
関連民間組織の担当者・アドバイザーなど。
250人収容の会場は最後列まで埋まる盛況ぶりでした。

私の講演テーマは「地方スポーツの未来に向けて」。
先日、読んだ「はじめて講師を頼まれたら読む本」から
早速、いくつか実行してみました。

その1つは、「パワーポイントの資料を配布しない」。
配布資料はもらった時は有り難いのですが、
私の経験でも、その後、使わないものが多いからです。

今回、パワーポイントで作成したのは58画面。
配布資料を作ると8ページとなります。
表裏に印刷しても250人分で1000枚の紙が必要となります。

印刷と製本の手間も考えると、
大変なエネルギーと資源を使うことになるわけです。
とはいえ、資料が欲しいという人もいると思われるので
レジュメの最後にメールアドレスを入れました。

前述の本には
「メールのやりとりでコミュニケーションが生まれる」とあります。
無駄なエネルギーと資源の節約にはなりましたがが
さて、コミュニケーションの結果は・・・。

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 三ッ谷 洋子
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第二の中津江村は?

2010年01月12日 | 2010年
長期不況に輪をかけた昨秋のリーマンショック。
口をひらけば「不況」の二文字が飛び交う新年ですが、
明るい話題は、はやりスポーツですね。

日本サッカー協会は2018年、2022年の
ワールドカップ招致活動を進めています。
そこで私が注目しているのが
大会の開催都市やキャンプ地です。

2002年の時は、
それこそ自治体が大騒ぎだった事を覚えていますか?

開催都市は12自治体を候補とする予定でしたが
政治的な圧力がかかって15都市まで膨らみました。
(結果的には10都市に絞られました。)

今回の立候補は8日に締め切られました。
新聞によれば前回は立候補しなかった東京が
手を挙げています。

各国チームのキャンプ地候補として名乗りをあげているのが
天童市、相模原市、松山市、北九州市など。

そんな自治体に声を大にしていいたいのは、
オリンピックと同様、大会後も
スタジアムなどの「レガシー」(遺産)を伝え、
活かしていくことです。

2002年のワールドカップで試合を開催したスタジアムや
外国チームがキャンプを張ったまち。
当時の遺産を今日まで伝えているところがあるでしょうか。

私が思いつくのは、カメルーンが滞在した中津江村くらい。
日本人は忘れっぽい人種といわれますが、
ちょっと寂しい話だと思いませんか。

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折込広告のモデル

2010年01月08日 | 2010年
最近の新聞は不況を反映して
折込広告の量も少なくなっています。

とはいえ元旦だけは盛大な分量の広告が挟まっていました。
7紙をとっているので
全てをあわせると5センチくらいの厚さになりました。

お正月なので少しのんびりして、広告も眺めてみました。
デパートの広告で気づいたことがあります。

洋服を着ているモデルが外国人ばかりなのです。
いずれも新宿エリアのデパート。
京王、伊勢丹、小田急が、全て外国人(白人)を使っています。

日本人は相変わらず白人コンプレックスがあるのかな、と
ガッカリしました。

ちなみに表参道ヒルズはモデルを使わず
服を平たく置いた写真です。
モデルを使わないのは、
予算が無いためかも知れません。

意外なモデルを見つけました。
通常の折込広告の4倍のサイズで、
商品をズラリと並べたヤマダ電機。

「新春得市」の大きな文字の真中に
笑顔で黒紋付姿の高嶋政伸。

イメージキャラクターなので当然ですが、
その下に書かれた「大好評により継続決定!」の小さめの文字の横に
タキシード姿の中村俊輔選手。

同社のコマーシャルに出ていたことを思い出しましたが、
明るい笑顔で堂々としている高嶋政伸に比べ
中村選手は恥ずかしそうに見えました。

気のせいかも知れませんが・・・。

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講演で1億円を稼ぐ

2010年01月07日 | 2010年
もちろん私のことではありません。
「はじめて講師を頼まれたら読む本」中経出版)の著者で
「年間1億円、年間300回以上の人気講師」の
大谷由里子さんという“売れっ子講師”ことです。

こんな経歴です。
1963年・奈良県生まれ。
吉本興業で故・横山やすし氏のマネジャーを務め
宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売り出し、注目を集める。
結婚退社後、91年に企画会社を設立。(後略)

こんな大谷さんが「話し方のコツ」をまとめました。
昨年9月5日に第1刷が発行され、
11月24日にはすでに第4刷発行。
多くの人が「講師を頼まれたんだけど、どう話そうか」と
悩んでいるようです。

かくいう私は、来週の金曜日に講演を控えています。
もちろん「はじめて講師を頼まれた」わけではありませんが、
工夫する余地がまだまだあるのではないかと思い、
本を手にしてみました。

帯にはこんなコツが並びます。(カッコ内は私のコメント)
・ “5分ネタ”をたくさん作る
 (そんな方法があったのか・・・)
・ 話がどんどん広がるネタ帳作り
 (時間のある時に作ってみようか・・・)

・ツカミ3分、笑わせるコツ
(落語家ではないんだけれど・・・)
・ クイズタイムで聞き手を引き込む
(すぐに実践できそう・・・)
などなど、いろいろなアドバイスが詰まっています。

そうそう、来週の講演は
文部科学省主催「広域スポーツセンター連絡協議会」で
午前中に予定されています。

対象は、地域のスポーツ振興にかかわる
行政担当者やスポーツ関係者。

午後でないだけ寝てしまう人はあまりいないと思いますが、
何とか満足していただけるようガンバリマス。

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覚えていない授業

2010年01月06日 | 2010年
このブログでは何度も話題にしているので
ご存知かと思いますが、
私は昨年の4月から大学で講義を持っています。

通常の講演とは異なり、
授業では学生の理解度を把握しながら
進めなければなりません。

毎週が試行錯誤の連続です。
そこでよく振り返るのが自分自身の学生時代。
授業の内容を思い出そうとするのですが、
ほとんど覚えていません。

友人、知人に聞いてみても、
10人中10人が「覚えていない」といいます。

それでは、学生が何も覚えていないような授業に
何の意味があるのか、ということになります。

ベテランの先生にうかがってみると、
「教え子が覚えているのは、ウチに遊びにきて、
妻が用意した食事が美味しかったことだけだと。
一体、何のために一生懸命、授業をやっていたのか。
ガッカリしちゃうよね」といわれます。

そこで私が考えたのは、講義を聞いている学生が
「では、これはどうなの?」とか、
「何故そうなるの?」と自分の頭で考えて疑問を持つように、
最後の結論をあえて言わずに、話を進めることです。

覚えることではなく、
自分で考えることに重きを置きます。

答えは、巷に溢れる本に書いてあります。
自分で探して答えを見つけらるようになれば、
社会に出ても大丈夫です。

見つける前に疲れてしまって、
意欲を失うようなことにならないように、
私の「正解」も少しずつ示していきます。

といっても、その「正解」は1つの考え方で、
別の「正解」があるかも知れないということも伝えます。

学生の解答から、時に考えてもみなかった「正解」が出てくると
新しい発見をした気分になり、とても嬉しいものです。

年明けの授業は金曜日からスタートします。
今年も多くの発見ができることを、
とても楽しみにしています。

(とはいえ、このやり方で将来、学生が私の授業の内容を
覚えてくれているかどうかは、自信がありません。)

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野球場の意外な活用法

2010年01月05日 | 2010年
アメリカ人というのは、
本当に面白いアイディアを思いつく人たちです。

1月3日の日刊スポーツによると、
アイスホッケー(NHL)の公式戦を
大リーグ・ボストン・レッドソックスの本拠地
「フェンウエイ・パーク」で開催したそうです。

米国では、アイスホッケーとバスケットボールを
同じアリーナ(屋内施設)で兼用する例はよくありますが、
野球場でアイスホッケーとはビックリ。

元日の屋外公式戦「ウインター・クラシック」は今年で3度目。
一大イベントとして定着したとのことです。

地元ブルーインズのホームリンク「TDガーデン」は
収容人数が1万8千人。
フェンウエイ・パークは満員となり、
2倍以上の3万8112人を集めました。

いつもとはスケールの違う満員の観客に囲まれ、
選手たちも大いに発奮しました。

劇的な試合展開で決勝ゴールを決めた選手は
「まだ震えが止まらない。
大観衆に囲まれ、最高の雰囲気だった」と
興奮気味に語ったといいます。

巨大スポーツ施設をどう活用するか―。
1つのヒントがここにもあるように思います。

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創業30周年

2010年01月04日 | 2010年
明けましておめでとうございます

今日は仕事初め。
といっても、仕事を始める前に
手付かずだった古い資料の整理をしました。

物置のようになっている本棚を久しぶりに開けると
変色した会社のファイルが出てきました。
「昭和55年」の文字。
会社を設立した年です。

経理のメモがありました。
すっかり忘れてしまった人や会社の名前が
いくつかありました。

あの頃は、どんな仕事をしていたんだっけ・・・と
あれこれ懐かしく思い出しました。
請求書の書き方も知りませんでした。

ある会社に請求書を送ったところ、
担当者から電話がきました。
「三ッ谷さん、銀行の振込先が書いてないですよ」
請求書に振込先を書くことを、初めて知りました。

フリーランスのスポーツジャーナリストでは
なかなか食べていけなかったということもあり、
スポーツビジネスを専門とする会社を作りました。

今年で創業30周年。
経営など何も知らない私が、
何とか会社を続けらてこられたのも、
仕事の様々な場面でご指導くださった
多くの先輩方のおかげです。

スポーツ業界は他の業界同様、
厳しい状況にありますが、
新鮮な気持ちで、また1年がんばるつもりです。

皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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