三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

マスコミ報道は正しいか?

2014年06月26日 | 2014年
日本の多くのスポーツファンは、サッカー日本代表が
予選で敗退したことでガッカリしていることでしょう。
私は若いころテニスをしていたのですが、
国別対抗戦(デ杯やフェド杯)に日本が負けても
ガッカリする日本人は見たことがありませんでした。

サッカーワールドカップは4年に一度という希少性と
このスポーツの持つ意外性が、人々を熱狂的にしているようです。
日本はJリーグができたことで世界サッカー界の実状を知り、
ワールドカップのアジア代表にもなれたのではないかと思います。

私はJリーグにしても日本代表にしても、
勝ったり負けたりしながら強くなっていくと考えています。
ずっと勝ち続けて強くなることはあり得ません。

人も仕事も同じです。
そんな意味で今回の敗退は残念ではありますが、
これも経験のうちだと思います。

以前も書きましたが、私は新聞に目を通さないと1日が終わりません。
スポーツ新聞は1紙だけで、全国紙や経済紙に目を通しています。
スポーツからモノを見るのでなく、社会や経済、世界情勢などから
スポーツについて考えたいからです。

とはいえ、このところサッカー関連のニュースや試合に釘づけでした。
そこでは日本代表に対する大きすぎる(!)期待を感じました。
「負けてからそんなことを言うなんて」と突っ込まれそうですが、
これはマスコミ報道に対する私のスタンスです。

社会での第一歩が新聞記者だったせいかも知れません。
目下、急に注目されるようになった東京都議会のセクハラ問題も同様です。
女性だからといってみな同じ考えではありませんが、
そもそも「セクハラだ」と報道しているマスコミこそが、男性社会なのです。

その典型の一つが新聞社です。
新聞社に女性部長や取締役は何人いるのですか?
テレビのニュースキャスターはなぜ若い美人ばかりなのですか?

そんな会社が紙面を作り評論家を起用しています。
こうした事実を私たちは絶対に忘れてはなりません。

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       三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表

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